一生その会社で働くつもりがない場合、正直に伝えても良いですか?【IT就活一問一答】

一生その会社で働くつもりがない場合、正直に伝えても良いですか?【IT就活一問一答】
「こうした方がいいと見た」「これは良くないと聞いた」けど、「実際どうなの?」ともやもやしていることはありませんか?

今回は、将来的なキャリアアップとして転職を見据えて就職する場合、面接で話しても良いかどうかという悩みに対し、IT就活の支援経験が豊富なキャリアアドバイザーが解説します!
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Q. 将来的なキャリアアップのための転職を視野に入れています。一生その会社で働くつもりがない場合、面接で正直に伝えても良いでしょうか?

現在、自作プロダクトの開発や技術の習得に力を入れており、将来は自社開発企業でエンジニアとしてステップアップしていくことを目指しています。


終身雇用が当たり前ではない時代だからこそ、将来的な転職やキャリアチェンジを視野に入れて就活を進めているのですが、面接で「一生同じ会社で働くつもりはない」と伝えると「すぐ辞めてしまいそう」とネガティブに捉えられないか不安です。


面接で将来のキャリアプランについて聞かれることもあると思うのですが、面接官にはどこまで正直に伝えるべきでしょうか?

A. 「将来転職します」と直接的に伝えるのはNGですが、将来的な挑戦やスキルアップを見据えた方向性を伝えること自体は問題ありません。

終身雇用が前提ではない現代、特に自社開発機企業においては「個人の市場価値を高めたい」「将来的により難易度の高い挑戦をしたい」というキャリア志向自体は高く評価されます。


大切なのは、単なる「転職前提の就職」と伝えるのではなく、「貴社で圧倒的な成果を出し、事業に貢献した上で自身の市場価値を高めていきたい」という、【企業への事業貢献×自身の成長】を両立させたプロフェッショナル志向のアピールへと変換することです。

転職前提でも評価されるか否かは、伝え方がとても重要

自社開発企業において「一生同じ会社で働く」と考えている若手社員は多数派ではなく、企業側もそれを十分に承知しています。


そのような状況下でにおいて、企業が恐れているのは「将来的に転職すること」そのものではなく、採用や育成にコストと時間を費やしたのに、「お互いに十分な成果や価値を生み出す前段階で離職してしまうこと」 です。


そのため、「在籍期間中にどのような価値を生み出し、その結果としてどう成長したいのか」という貢献するストーリーを示すことが重要になります。

「スキル目当て」「早期離職リスク」と捉えられてしまうNGな伝え方

学生時代から開発経験を積み、成長意欲が高い就活生ほど、自己成長への意欲が先行してしまい、志望度が低く見られてしまうケースがあります。面接官に利己的な印象を与えてしまう、代表的なNGパターンを整理しておきましょう。

1. 目的が「スキル習得」のみになっている

「貴社で最新の技術スタックを学んで、次のキャリアに活かしたい」といった伝え方は、会社をスキル獲得のためだけの場のように捉えている印象を与えてしまいます。企業は社員を共に事業成果を生み出す仲間として迎え入れている、という前提を忘れてはいけません。

2. 具体的な貢献期間や成果のイメージがない

「2〜3年でスキルをつけたら転職したいと考えています」と期間だけを提示するパターンです。どれだけの成果を出し、どのように事業へ貢献するのかという視点が抜け落ちているため、「一方的に技術だけを吸収してすぐ辞めていくのでは」という懸念を強く抱かせてしまいます。

面接官を納得させる「将来のキャリアプラン」のロジカルな伝え方

「一生働くつもりはない」という前提であっても、プロ意識と高い貢献意欲を感じさせるキャリアプランへ変換するには、明確なロジックの組み立てが必要です。自分の将来像と企業の事業成長を切り離して語るのではなく、「貴社の事業を伸ばすプロセスそのものが、自分の目指す将来像への最短ルートである」という不可分な関係性を提示しましょう。

【伝え方の型】

ステップ1(将来の展望)

目指したい将来像(プロダクトマネージャー、起業、特定領域のエキスパートなど)を提示する


ステップ2(事業貢献とのリンク)

その将来像に達するためには、貴社の〇〇という事業課題を解決し、具体成果(ユーザー増・売上貢献)を出す経験が不可欠であると定義する


ステップ3(ファーストステップのコミット)

したがって、まずは貴社で◯年以内に開発をリードし、数値目標を達成することに全力を注ぐと誓う

【伝え方の具体例】

「将来的に自ら事業を牽引するプロダクトマネージャーを目指していますが、そのためには『エンジニアとして技術を磨く』だけでなく、『技術を用いてプロダクトの数値を動かし、事業を成長させた実体験』が必要なステップだと考えています。

そこでまずは貴社において、◯年以内に主要機能の開発・改善をリードし、〇〇の課題解決を通じてユーザー数向上(事業成果)に直接貢献することを第一目標としています。貴社の事業を伸ばすという成果を徹底的に追求し切ることが、結果として自分の目指すキャリアの第一歩になると捉えています。」

自社開発企業が「意欲ある新卒エンジニア」に求めていること

自社開発企業の多くは、数年間で優れたアウトプットを出し、プロダクトを大きく伸ばしてくれる人材を求めています。そのため、高い視座を持って自走できるエンジニアは、企業にとっても非常に魅力的な存在です。


そこで目指すべきは、「この成果を出せるなら、次のステップでも応援したい」「あるいは、より魅力的なポストを用意して引き留めたい」と企業側に思わせるような「成果に対する強いコミットメント」を示す姿勢です。


企業との関係を「雇う・雇われる」ではなく、「成果と成長を互いに提供し合うパートナーシップ」として捉え直しましょう。

企業への事業貢献こそが、確かな市場価値とキャリアを形成する

将来的な転職やキャリアアップを視野に入れること自体は、エンジニアとして市場価値を高めていく上で健全な考え方です。ここで重要なのは、「いつ辞めるか」に軸を置くのではなく、まずは就職する企業で「どんな価値を生み出せるか」に全力を注ぐ姿勢を見せることです。


自分の将来的な展望と企業への事業貢献をしっかりとリンクさせ、目の前の選考で堂々とエンジニアとしての高い視座とキャリアプランを語っていきましょう!

この質問の回答者

回答者プロフィール:CA本田

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