研究では得られなかった「チームで成し遂げる経験」。量子ビットの研究から、大規模システムの最前線へ

大学院で量子ビットの研究に没頭していた二俣さんが、ファーストキャリアに選んだのはNTTデータグループのシステムエンジニア(SE)でした。「ITコンサルタント等の上流工程を目指しているが、最初はSEとして現場の知見を身に着けたい」——。その決意から3年、彼は現在、中央省庁の大規模システム刷新プロジェクトの最前線に立っています。
華やかさとは真逆の地道な作業の積み重ねに時には苦心しながらも、二俣さんは研究職では得られなかった「チームでゴールへ突き進むこと」や「構想が形になる手応えと喜び」を見出していました。
「SEの仕事は何をやっているか分かりにくい。でも、だからこそ働きながら自分の道を探していける」。
宇宙や海外への好奇心を胸に、SEという道を歩み始めた二俣さんのキャリア。彼がなぜ、ITを丸ごと担う仕事に魅力を感じて上流工程の職種を目指したのか。そのリアルな軌跡に迫ります。
華やかさとは真逆の地道な作業の積み重ねに時には苦心しながらも、二俣さんは研究職では得られなかった「チームでゴールへ突き進むこと」や「構想が形になる手応えと喜び」を見出していました。
「SEの仕事は何をやっているか分かりにくい。でも、だからこそ働きながら自分の道を探していける」。
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世界70カ国以上でITサービスを展開する、日本発のグローバルITイノベーター。官公庁、金融、製造、流通など、社会のあらゆる基盤となる大規模システムの構築・運用を担う。単なるシステム開発に留まらず、ビジネスパートナーとして顧客の事業変革(DX)を技術面からリードする。近年では、宇宙開発、量子コンピューティング、AIなど、最先端領域への投資も加速させており、高度な専門性を持つ人材が活躍するフィールドが広がっている。
■お話を伺った人
二俣 晃(フタマタ コウ)
株式会社NTTデータ 公共社会事業本部 パブリックサービスデザイン事業部
システムエンジニア
大学院にて物理学を専攻。量子ビットの研究では、Pythonを用いた数値計算シミュレーションツールの作成、および実験結果との比較検証を行う。2023年、新卒でNTTデータに入社。入社後は、省庁向けの大規模なシステム刷新プロジェクトに参画。現在は移行チームにて、旧システムから新システムへデータを変換・移行する仕組みの設計に加え、テスト工程のリーダー業務や後輩のトレーナーも担う。
研究活動の一環として、代々受け継がれてきた古いソースコードを読み解き、必要に応じて今の解析に合うように書き換える、といったことも行っていました。その過程で、当時出始めたばかりのChatGPTなどのAIツールを補助的に活用しながら、自作の解析ツールを組み上げることもありました。
実際の現場でも、テストデータを見て「なぜこの結果になるのか」を分析し、仮説を立てて解決策を探るという動きが頻繁に求められます。研究で培った「データから本質を見抜き、筋道を立てて解決に導く」というスタンスは、まさに今の仕事の現場でそのまま生きている実感があります。
また、研究室での活動を通じて、学内外で発表の機会が増えたことも大きな経験でした。SEの仕事は、意外と資料をまとめたり、進捗を報告したりといったタスクが多く発生します。「何を、どのタイミングで、どう報告すれば相手に正しく伝わるか」という、研究発表で磨いたアウトプットの仕方は、チームで動く現在の環境において、非常に有用なスキルになっています。
そもそもこの業界に対して特に魅力を感じたのは、顧客の幅広さでした。なぜこのようなところに魅力を感じたかというと、私には高校時代に「宇宙が好きだから」という理由で物理学の道を志した背景があるのですが、「これだけ対象が広ければ、もしかしたら宇宙に関連する事業にもITという切り口で携われるかもしれない」と考えたからです。
一つの業界に特化するよりも、多様な業界にITという武器を持って関われる方が、自分の視野を広く保てて面白いのではないか。そう思い至り、12月頃にはNTTデータを含めた大手ITサービス企業数社に志望を絞り込みました。最終的にエントリーシートを提出したのは、コンサルティングファームを含む大手ITサービス企業の5社ほどでした。
研究職は、基本的にもくもくと1人で作業を進める時間が大半を占めます。目指すべきゴールは非常に大きいのですが、そのゴールがいつ達成できるか見えない中で、たった1人で試行錯誤し続けなければなりません。もちろんそれが研究の醍醐味ではあるのですが、私にとっては少し孤独に感じてしまう部分がありました。
一人で深める研究の面白さも知った上で、それでも「仲間と一緒に一つのものを作り上げる」実感を求めて、この道を選びました。
また、就職活動の面接で具体的に何ができるのかを質問された際、自分の経験をベースにしっかりと回答できたのも大きかったです。インターンシップでも、コードを少し読み解くような場面で周りの参加者をフォローすることができたことで、企業へのアピールだけでなく、チームの役に立てたという手応えを得ることもできました。
それまでは、SEという職業にどこか華やかなイメージを持っていたのですが、実際にお会いした皆さんは「実はコツコツとした泥臭い作業の繰り返しだよ」と、あえて良い面以外も包み隠さず話してくれたんです。その誠実な姿勢に信頼を覚えましたし、「トラブルが起きてもみんなで協力して成功に持っていこう」という熱意を持って仕事をしている人が多く、非常に魅力的に映りました。
2つ目は、事業領域が格段に広いことです。NTTグループとしての強固な連携や豊富なリソースがあるため、関われるフィールドが他社と比べても非常に広いと感じました。私が興味を持っている「量子コンピュータ」や「宇宙」の領域は、公共分野との関わりが非常に深い分野です。公共領域に圧倒的な強みを持つNTTデータであれば、自分が本当にやりたいことに最も近づけるのではないかと考えました。
3つ目は、海外展開に積極的であることです。もともと学部時代はバックパッカーとして各国を旅するほど海外が好きで、その気持ちは就活生になっても変わっていませんでした。数あるITサービス企業の中でも、特に海外支社の比率や成長率が高いNTTデータであれば、将来的に活躍の場を世界に広げられる可能性があると思い、入社の決め手になりました。宇宙や海外など、ITという武器を携えてさまざまな場所に手を伸ばせる環境があることが、最終的な決断の理由になりました。
私たちが手がけているのは、国民の皆さんが申請を行うフロントシステムと、その申請内容を省庁の職員の方が審査するためのバックエンドシステムです。中でも、長らく使われてきた古いシステムを、最新のプラットフォームへ刷新するという非常に大きなプロジェクトに携わっています。
配属当時はちょうど要件定義が終わる頃でしたが、現在はテスト工程が完了しようとしている段階まで進んできました。
国の重要なシステムですから、顧客の業務を1分1秒たりとも止めることは許されません。安全に、かつ確実に移行するためには何が必要かを考え、移行ツールの作成からテストまで一貫して行います。時には顧客に直接レビューをいただき、仕様を詰めていくこともあります。
今期からは自分自身が「トレーナー」として後輩の指導を任されるようになり、同時に各テスト工程を牽引するチームリーダーという立場にもなりました。現在は後輩であるトレーニーとパートナー(BP)さんの両方をまとめるポジションにおり、単に自分の手を動かすだけでなく、チーム全体の進捗管理やメンバーのフォローを行うことが中心になっています。
初めてリーダー的な役割を本格的に担う中で、チームを動かして一つの目標を達成する難しさと面白さを実感しているところです。
私たちが扱うような巨大なシステムでは、設計書だけでも数百本に及びます。もしその中で一つでも不備が見つかれば、影響範囲を特定するために、関連するすべての設計書を網羅的にチェックし直す総点検が始まります。私は一時的にその全件チェックを担当するチームにアサインされたのですが、約1ヶ月の間、ほぼ一日中設計書と向き合い続けるような日々が続きました。
この膨大な作業を乗り越える中で、一緒に点検にあたっていた先輩2人が、毎日「完了に向けて頑張ろうね」と声かけをしてくれ、進捗確認をしながら3人で作戦会議もしました。心が折れそうになった時も、支えになる先輩が横にいたことで、何とか最後までやり切ることができました。
入社前に先輩から聞いていた「地道で泥臭い仕事」というのはこういうことか、と身をもって実感した出来事でもありましたが、この経験を通じて、SEの仕事は一人ではなく、チームで助け合いながらゴールを目指すものだと強く実感しました。
後編はこちら▶▶▶
「構想する楽しさ」を味わえる仕事。大規模システムSEが語る、ITサービス企業で働く魅力と醍醐味。
世界70カ国以上でITサービスを展開する、日本発のグローバルITイノベーター。官公庁、金融、製造、流通など、社会のあらゆる基盤となる大規模システムの構築・運用を担う。単なるシステム開発に留まらず、ビジネスパートナーとして顧客の事業変革(DX)を技術面からリードする。近年では、宇宙開発、量子コンピューティング、AIなど、最先端領域への投資も加速させており、高度な専門性を持つ人材が活躍するフィールドが広がっている。
■お話を伺った人
二俣 晃(フタマタ コウ)
株式会社NTTデータ 公共社会事業本部 パブリックサービスデザイン事業部
システムエンジニア
大学院にて物理学を専攻。量子ビットの研究では、Pythonを用いた数値計算シミュレーションツールの作成、および実験結果との比較検証を行う。2023年、新卒でNTTデータに入社。入社後は、省庁向けの大規模なシステム刷新プロジェクトに参画。現在は移行チームにて、旧システムから新システムへデータを変換・移行する仕組みの設計に加え、テスト工程のリーダー業務や後輩のトレーナーも担う。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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研究で培った力を活かし、多様な業界へアプローチする道へ
Q. 学生時代に力を入れたことは何ですか?
大学院では物理学を専攻し、量子ビットの研究に取り組んでいました。もともと学部時代にWebページの作成や簡単なアプリ制作を経験したことがきっかけで、プログラミングやIT分野への興味は持っていました。大学院の研究でも、実験で得られたデータに対し、Pythonを用いて数値計算シミュレーションを行い、実験結果と比較検証するという「プログラムを組む機会」が多々あり、それがさらにITへの関心を深めることにつながったと思います。研究活動の一環として、代々受け継がれてきた古いソースコードを読み解き、必要に応じて今の解析に合うように書き換える、といったことも行っていました。その過程で、当時出始めたばかりのChatGPTなどのAIツールを補助的に活用しながら、自作の解析ツールを組み上げることもありました。
Q. 研究活動によって得たもので、現在の仕事に活きていることはありますか?
物理の研究を通して得られた「考え方」そのものが、今の仕事に直結していると感じます。研究活動では、まず事象を観察し、「どこが一番重要な数値なのか」を分析した上で仮説を立て、それをもとに発表するという一連の流れがありました。この、論理を組み立てて検証していくプロセスは、SEの業務、特にテスト工程において非常に役立っています。実際の現場でも、テストデータを見て「なぜこの結果になるのか」を分析し、仮説を立てて解決策を探るという動きが頻繁に求められます。研究で培った「データから本質を見抜き、筋道を立てて解決に導く」というスタンスは、まさに今の仕事の現場でそのまま生きている実感があります。
また、研究室での活動を通じて、学内外で発表の機会が増えたことも大きな経験でした。SEの仕事は、意外と資料をまとめたり、進捗を報告したりといったタスクが多く発生します。「何を、どのタイミングで、どう報告すれば相手に正しく伝わるか」という、研究発表で磨いたアウトプットの仕方は、チームで動く現在の環境において、非常に有用なスキルになっています。
Q. 就職活動全般について、どのように動きましたか?
本格的に活動を始めたのは、大学院1年生の夏からです。初期の頃は「IT業界に進みたい」という方向性は決めていたものの、具体的な業態までは絞り込めていない状態でした。そのため、秋頃までは視野を広げるために、さまざまな企業のインターンシップに幅広く参加しました。その中でIT業界の中でもSIerが良いなと考えるようになりました。そもそもこの業界に対して特に魅力を感じたのは、顧客の幅広さでした。なぜこのようなところに魅力を感じたかというと、私には高校時代に「宇宙が好きだから」という理由で物理学の道を志した背景があるのですが、「これだけ対象が広ければ、もしかしたら宇宙に関連する事業にもITという切り口で携われるかもしれない」と考えたからです。
一つの業界に特化するよりも、多様な業界にITという武器を持って関われる方が、自分の視野を広く保てて面白いのではないか。そう思い至り、12月頃にはNTTデータを含めた大手ITサービス企業数社に志望を絞り込みました。最終的にエントリーシートを提出したのは、コンサルティングファームを含む大手ITサービス企業の5社ほどでした。
Q. 研究職は考えなかったのですか?
大学院での2年間、研究に全力で取り組む中で、「これを一生の仕事として続けていくのは難しいかもしれない」と感じたからです。研究職は、基本的にもくもくと1人で作業を進める時間が大半を占めます。目指すべきゴールは非常に大きいのですが、そのゴールがいつ達成できるか見えない中で、たった1人で試行錯誤し続けなければなりません。もちろんそれが研究の醍醐味ではあるのですが、私にとっては少し孤独に感じてしまう部分がありました。
Q. その中でエンジニアという職業を選んだ理由は?
何より「チームで取り組む仕事」だからです。研究とは対照的に、エンジニアのプロジェクトは明確なゴールが決まっています。そのゴールに向かって、チームのメンバーと密にコミュニケーションを取りながら着々と進めていく。自分たちが今どこにいて、完成に向かってどう前進しているかという「手応え」や「実感」を日々得られる環境の方が、自分の性格には向いていると確信しました。一人で深める研究の面白さも知った上で、それでも「仲間と一緒に一つのものを作り上げる」実感を求めて、この道を選びました。

Q. SEになるために、あえて準備したことはありますか?
正直なところ、SEになるために新しく何かを始めたということはありません。ただ、研究を通じて「プログラムを組む経験」を積んでいたことは、結果的にやっておいて本当に良かったと実感しています。具体的には、GUIの作成やLinuxのコマンドを叩くといった経験です。これらは、もし未経験のまま入社していたら、最初の一歩で躓きやすいポイントだっただろうなと思います。また、就職活動の面接で具体的に何ができるのかを質問された際、自分の経験をベースにしっかりと回答できたのも大きかったです。インターンシップでも、コードを少し読み解くような場面で周りの参加者をフォローすることができたことで、企業へのアピールだけでなく、チームの役に立てたという手応えを得ることもできました。
Q. 最終的に、NTTデータへ入社しようと思えた決め手は何ですか?
選考を通じて、大きく3つの決め手がありました。1つ目は、一緒に働く「人」に一番惹かれたことです。学生時代にさまざまなアルバイトを経験したことで、「何をやるか以上に、誰と働くかが仕事の質を左右する」と強く感じていました。そこで、大学院の先輩を介して、入社1〜5年目くらいの年次の近い社員の方々にお会いし、入社直後の様子などを具体的に伺いました。それまでは、SEという職業にどこか華やかなイメージを持っていたのですが、実際にお会いした皆さんは「実はコツコツとした泥臭い作業の繰り返しだよ」と、あえて良い面以外も包み隠さず話してくれたんです。その誠実な姿勢に信頼を覚えましたし、「トラブルが起きてもみんなで協力して成功に持っていこう」という熱意を持って仕事をしている人が多く、非常に魅力的に映りました。
2つ目は、事業領域が格段に広いことです。NTTグループとしての強固な連携や豊富なリソースがあるため、関われるフィールドが他社と比べても非常に広いと感じました。私が興味を持っている「量子コンピュータ」や「宇宙」の領域は、公共分野との関わりが非常に深い分野です。公共領域に圧倒的な強みを持つNTTデータであれば、自分が本当にやりたいことに最も近づけるのではないかと考えました。
3つ目は、海外展開に積極的であることです。もともと学部時代はバックパッカーとして各国を旅するほど海外が好きで、その気持ちは就活生になっても変わっていませんでした。数あるITサービス企業の中でも、特に海外支社の比率や成長率が高いNTTデータであれば、将来的に活躍の場を世界に広げられる可能性があると思い、入社の決め手になりました。宇宙や海外など、ITという武器を携えてさまざまな場所に手を伸ばせる環境があることが、最終的な決断の理由になりました。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
身をもって実感した、SEの仕事の地道さ。大規模システムならではの苦労も
Q. 入社してからこれまでの、具体的な業務の移り変わりを教えてください。
入社後、公共社会事業本部のパブリックサービスデザイン事業部に配属され、現在まで一貫してある省庁の大規模なシステム刷新プロジェクトに携わっています。私たちが手がけているのは、国民の皆さんが申請を行うフロントシステムと、その申請内容を省庁の職員の方が審査するためのバックエンドシステムです。中でも、長らく使われてきた古いシステムを、最新のプラットフォームへ刷新するという非常に大きなプロジェクトに携わっています。
配属当時はちょうど要件定義が終わる頃でしたが、現在はテスト工程が完了しようとしている段階まで進んできました。
Q. 入社当初は、どのような仕事からスタートしたのでしょうか?
最初は、基本設計を担当するチームに配属されました。顧客が実現したい要望に沿って、アプリケーションの具体的な機能を定義していくフェーズです。基本設計から詳細設計の完成まで、いわゆるSEとしてのメインストリームの仕事にじっくり携わることができました。当時はトレーナー役の先輩がマンツーマンでついてくださり、その方の指導のもとで作業者として半年ほどかけて設計の基礎を身に着けられました。Q. その後、現在の「移行チーム」へ移られたのですね。
はい。設計に目処がついた頃、旧システムから新システムへデータを移し替える移行チームへ異動しました。ここでの主な役割は、単にデータを移すだけでなく、システム刷新に伴って変わるデータの定義(テーブルデータの構造など)を、いかに正確に新システムへ変換して取り込むかという仕組みづくりです。国の重要なシステムですから、顧客の業務を1分1秒たりとも止めることは許されません。安全に、かつ確実に移行するためには何が必要かを考え、移行ツールの作成からテストまで一貫して行います。時には顧客に直接レビューをいただき、仕様を詰めていくこともあります。
Q. 現在の仕事内容や、チーム内での役割についても教えてください。
入社以来携わっている大規模なシステム刷新プロジェクトにおいて、現在は移行テストの最終局面を担っています。非常に大きな規模のため、テスト完了から実際のリリースまで半年もの準備期間を要するようなプロジェクトですが、入社3年目を迎えた私自身の役割も大きく変化しました。今期からは自分自身が「トレーナー」として後輩の指導を任されるようになり、同時に各テスト工程を牽引するチームリーダーという立場にもなりました。現在は後輩であるトレーニーとパートナー(BP)さんの両方をまとめるポジションにおり、単に自分の手を動かすだけでなく、チーム全体の進捗管理やメンバーのフォローを行うことが中心になっています。
初めてリーダー的な役割を本格的に担う中で、チームを動かして一つの目標を達成する難しさと面白さを実感しているところです。
Q. これまでの業務の中で、特に苦労したことや大変だったことはありますか?
大規模システムならではの苦労だと思うのですが、膨大な設計書の総点検を任された時期は本当に大変でした。私たちが扱うような巨大なシステムでは、設計書だけでも数百本に及びます。もしその中で一つでも不備が見つかれば、影響範囲を特定するために、関連するすべての設計書を網羅的にチェックし直す総点検が始まります。私は一時的にその全件チェックを担当するチームにアサインされたのですが、約1ヶ月の間、ほぼ一日中設計書と向き合い続けるような日々が続きました。
この膨大な作業を乗り越える中で、一緒に点検にあたっていた先輩2人が、毎日「完了に向けて頑張ろうね」と声かけをしてくれ、進捗確認をしながら3人で作戦会議もしました。心が折れそうになった時も、支えになる先輩が横にいたことで、何とか最後までやり切ることができました。
入社前に先輩から聞いていた「地道で泥臭い仕事」というのはこういうことか、と身をもって実感した出来事でもありましたが、この経験を通じて、SEの仕事は一人ではなく、チームで助け合いながらゴールを目指すものだと強く実感しました。
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「構想する楽しさ」を味わえる仕事。大規模システムSEが語る、ITサービス企業で働く魅力と醍醐味。
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