まだ世の中に広く普及していない領域へ。 未成熟な技術の難題に熱量高く向き合うWebエンジニア

まだ世の中に広く普及していない領域へ。 未成熟な技術の難題に熱量高く向き合うWebエンジニア
大学2年生の時に独学でプログラミングを始め、周囲にエンジニアを目指す仲間がいない環境から長期インターンへと飛び込んだ矢野さん。1日の中で時間を忘れて没頭できる対象は何かを自問し、自身の生活に最も密着したWeb業界でキャリアを築くことを決意します。

レバレジーズ株式会社へ入社後は、新人研修の期間中でありながら、「新人賞を獲りたい」という想いをもとにシステム本部長へ直接アプローチ。その後、事業部長とタッグを組みながら、社内AI議事録ツール『Yanoni』を企画・実装し、その有用性が認められて社内展開へと導いた実績を持ちます。

そして現在は新規事業部にて、世の中に広く普及していない未成熟な技術と向き合い、タレントマネジメントシステムのデータ基盤構築PoC(※)を主導しています。 ※新しいアイデアやシステム、技術の実現可能性や費用対効果を本開発の前に小規模で検証するプロセスのこと

入社間もない頃から挑戦した新規ツールの企画開発、新規事業の現場で直面した初めての壁、そして現在挑んでいる未知の領域の難題——。優秀な先輩たちに支えられながら、彼がいかにして真の課題解決に熱狂するエンジニアへと成長していったのか。矢野さんが歩んできたその軌跡を伺いました。
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■企業情報
レバレジーズ株式会社
「社会課題の解決」を軸に、IT、医療/ヘルスケア領域をはじめとした人材事業・SaaS事業、M&Aコンサルティング事業など、国や業界をまたいだ様々な領域で60以上のサービスを展開。2005年に創業以来、黒字経営を継続し2025年度は年商1700億(※)を突破しました。業界を絞らないポートフォリオ経営と、各分野のスペシャリストが集うインハウスの組織体制で、時代を代表するグローバル企業を目指します。※会計基準変更後



■お話を伺った人
矢野貴大(やのたかひろ)さん
レバレジーズ株式会社
Webエンジニア
関西大学システム理工学部卒業。大学2年生の時にプログラミングの独学を開始し、フロントエンドを中心にスキルを磨く。大学3年生の秋からITミドルベンチャーでの長期インターンを経験。

レバレジーズ入社後は、内定者インターンを経てシステム本部へ配属。エンジニア研修の受講と並行して、社内AI議事録ツール『Yanoni』をゼロから企画・開発し、全社展開する。その実績が高く評価され、後に新規事業部へ配属。現在は同事業部にて、データ基盤の構築プロジェクトを主導している。


若手の意思決定の多さを肌で感じた面談。作り手がプロダクトを牽引する姿に憧れて入社

Q. 学生時代はどんなことに取り組んでいましたか?

小学校5年生から硬式テニスを継続しており、高校時代も3年間部活に打ち込んでいました。その結果、当時の高校にとっては数十年ぶりの快挙となる、四国大会5位入賞を果たすことができました。


大学は理系の数学科に進学したのですが、正直なところ学業自体にはあまり熱中できず、単位をギリギリで取得するような状態でしたね。大好きなテニスを続けるためにサークルへ加入し、テニスや飲み会に明け暮れながら大学生活を楽しんでいました。


ただ、大学2年生の時に独学でプログラミングを始めたことをきっかけに、次第にそちらへのめり込んでいくようになりました。そして一人での学習に限界を感じるようになり、3年生の秋頃からはミドルベンチャー規模のIT企業で、エンジニアの長期インターンとして実務経験を積むようになりましたね。

Q. 独学でプログラミングを始めようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

きっかけは大きく2つあります。1つは、IT企業の社長を取り上げたテレビドラマを観て、強い衝撃を受けたことです。主人公が黒い画面に向かって高速でコードを書きながら、革新的なITサービスを世に送り出していく姿を目にして、純粋に「かっこいい、自分もやってみたい」と興味を惹かれました。


もう1つの決定打となったのは、母親から送られてきた、資産形成やキャリアについて解説された実用書を読んだことです。その本の中で「エンジニア」という職種の構造的な強みが紹介されていました。


エンジニアは、自身のスキルや成果が複利的に積み上がる「ストック型」の仕事であるということ。そして、Webアプリケーションを1つ作れば、自分が動いていない時間であっても、継続的にお客さんに価値を届け、同時にお金を生み出し続けるビジネス構造を持っているという内容でした。


この「継続的に価値を生み出す仕組みを、自らの手で創ることができる」という職種の魅力に深く納得し、実際に勉強をスタートしました。

Q. 独学では具体的にどのように勉強を進め、どんなことを習得されたのですか?

数学科であったことに加え、サークルの友人も文系が中心だったため、周囲にプログラミングを学んでいる人やエンジニアを目指す人がゼロという、仲間がいない環境でのスタートでした。


そのため、最も苦労したのは「分からないことやエラーが発生しても、誰かに質問して解決できない」という点でした。検索エンジンや公式ドキュメントだけを頼りに、すべて自分一人で解決するしかない大変さをよく味わっていました。


それでも時間を忘れて没頭し、最初にWebページの基本であるHTML/CSSやJavaScriptを習得しました。その後、当時トレンドとなっていたフロントエンドのフレームワーク「React」の学習へとシフトしていきましたね。


最終的には、ただ既存のコードを模倣するだけでなく、自力でエラーをハンドリングしながら、ToDoアプリやカレンダーアプリといった動的な成果物をゼロから形にできるレベルまで到達しました。


ただ、ある程度のものを一人で作れるようになったからこそ、困った時に自分だけで抱え込む孤独感やつらさを強く感じるようになり、実際の開発現場で経験が積める長期インターンへ挑戦したいと考えるようになりました。

Q. 実際にどのようなインターンに参加されましたか?

ミドルベンチャーのIT企業で、フロントエンド開発を中心に約1年間、長期インターンを経験させてもらいました。


開発現場では、フロントエンドを主軸としながらもマルチな経験を積むことができました。具体的な業務としては、まずその会社が展開していたSEOサービスにおいて、Vue.jsを用いたフロントエンドの新機能開発・実装を担当しました。


また、社内の開発効率を向上させるためのデザインシステムの共通コンポーネント開発にも従事しましたね。さらに、将来的にプロダクトマネージャーに挑戦してみたいという自分の想いを伝えていたため、ユーザー体験(UI/UX)の改善案を考案する実務研修の場も用意していただくなど、幅広く取り組んでいました。

Q.そのインターンを通して得られたことは何ですか?

一番大きかったのは、「何を作るか」という視点の重要性に気づけたことです。独学の頃は、どうしても「どのように実装するか・コードを書くか」という手段ばかりに焦点がいっていました。


しかし実際の現場に身を置いたことで、プロの開発では「何を作るか」、すなわち「どうやったらお客さんに価値を届けられるか」という部分に焦点が当たっている事実に気づかされました。


当然、当時の自分は技術的なスタックも全く足りていませんでしたが、それ以上に「お客さんに価値を届けるための要件や要求」という、もっと上段のところまで自分から手を伸ばしていかなければ、エンジニアとして本当にお客さんに価値を届けるところまでいけないのだと学んだんです。


同時に、時間を忘れてプロダクト開発に没頭できるこの環境が、そのまま仕事になったら最高だなという確信を得ることができました。


それまでは社会に出て働くことに対して、どこか辛いもの、苦痛なものというネガティブなイメージを持っていたのですが、インターンを経てさらに「これが仕事になったら最高だな」と思えるようになり、エンジニアを目指す意志がはっきり固まりました。

Q. エンジニアを志望しつつも、最終的にどのようにWebエンジニアに絞られたのでしょうか?

最初からWeb業界一本に絞っていたわけではなく、サマーインターン期にはハードウェア業界や、品質管理を担うQA・テスター職など、多様な領域の選考にも参加していました。


その中で最終的にWeb業界へ絞った理由は、自身の日常を振り返って「自分が1日の中で最も時間を忘れて没頭している対象は何か」を自問した結果、自身が一番楽しみ、利用しているのがYouTubeやTikTokといったWeb上のサービスだと気づいたからです。


この業界こそが、自分の情熱を注ぐべき道だと確信しました。

Q. 本選考ではどのような企業を受けられていましたか?

エンジニアとして圧倒的に成長するため、「若手の裁量権が大きいこと」「幅広くスキルを獲得できる環境」「優秀なスペシャリストの存在」「適切なフィードバック文化があること」の4つを企業選びの基準にしていました。


特に技術を磨くだけでなく、ビジネスやプロダクトを牽引できる視座の高いエンジニアになりたかったため、高い専門性を持つ優秀なスペシャリストが社内にいるかどうかを重視していましたね。


そのため、これら4つの基準を高いレベルで満たしていると感じた大手Webサービス企業、ITベンチャー、そしてレバレジーズの3社のみにエントリーを絞って本選考に臨んでいました。

Q. レバレジーズの選考で印象的だったことはありますか?

大きく2点あり、1つ目は若手が下せる意思決定の多さ、つまり挑戦の機会が他社よりも圧倒的に多いと肌で感じられたことです。 社員面談で出会った2〜3年目の先輩たちが、プロジェクトマネジメントやプロダクトマネジメントを当たり前のように兼任していました。


2つ目は組織のカルチャーと働く人の人柄ですね。長年テニス部に打ち込んできた自分にとって、チーム全員で明るくポジティブに同じ目標へ向かっていく空気感が、非常に自分と合うと感じられました。

Q. 入社の決め手になったものは何かありますか?

選考の中で出会った、3年目の優秀な先輩エンジニアの存在です。その先輩はエンジニアからプロダクトマネージャーにキャリアを広げており、エンジニアリングへの深い理解を武器に、自らプロダクトを牽引しているような存在でした。


その姿が非常に尊敬でき、「自分もそんな風になりたい」と将来の自分の姿がはっきりとイメージできたため、入社を決めました。

Q. 内定者インターンがあると伺いましたが、そちらはいかがでしたか?

内定後に、エンジニア向けのQ&Aサイトを運営する『teratail(テラテイル)』事業部に配属されました。インターンの終盤には、「ログインしなくなるユーザーを減らす、退会率を減らす」といった施策に対して、「自分で企画を立ててリリースまでやってみる」というタスクを任せてもらいました。


自分で企画した内容をベースに、上長やチームメンバーにフィードバックをもらいながら開発を進めるという、企画から実装までの一連のプロセスを初めて経験できたのも非常に良かったですね。


内定者である自分に対してもプロダクトを動かすような上段のフェーズを任せてくれたことで、「事前に聞いていた通り、本当に若手にチャンスをくれる会社なんだ」と入社前から身をもって実感できました。

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「新人賞を獲りたい」という熱意から始まった挑戦。『Yanoni』の企画からリリースまでの道のり

Q. 入社してから現在に至るまでの、どのようなことをされてきましたか?

入社直後は2ヶ月間のチーム開発を含めたエンジニア研修を受講しました。実はこの研修と並行して、AIで議事録を作れる社内ツール『Yanoni』を企画・開発したのですが、実際に事業部で導入してもらう成果を上げたんです。


この実績から「ゼロから最後までやり切れる人間」と評価いただき、研修明けの1年目後半からは新規SaaS『NALYSYS(ナリシス)人事評価サービス』の立ち上げに参画しました。プロダクトマネージャー兼エンジニアとして、要件定義や実装だけでなく、社外の顧客へのユーザーヒアリングや商談まで幅広く経験させてもらいましたね。

Q. 研修期間中に、社内ツールの開発を行うことになったのは、どのような経緯だったのでしょうか?

先輩が社内の新人賞を受賞した姿を間近で見て、「自分も絶対にあの賞を取りたい」と強いモチベーションが湧き、システム本部長のもとへ「新人賞を取るにはどうすればいいか」と直接アドバイスを求めに足を運んだ ことがきっかけです。


本部長から「社内に落ちている課題を見つけ出し、それを解決して組織にインパクトを与える成果を出せばチャンスはある。そのために適した良い人を紹介するよ」と助言をいただき、その場で紹介されたのが『NALYSYS』の事業部長でした。そこで意気投合し、2人で社内の課題解決に向けたプロジェクトをスタートさせました。


Q. 事業部長の方とタッグを組んでから、具体的にどのようにして解決する課題を決めていったのですか?

当時、NALYSYS事業部が「商談の議事録作成に手間がかかっている」という課題を抱えていました。「他の事業部でも同じように困っているのではないか」という仮説を立て、実際に『レバテック』や『レバウェル』など、社内のさまざまな事業部の営業現場に直接足を運び、ヒアリングを行っていきました。


詳しく話を聞く中で、多くの社員が日常的に行う議事録の作成や、面談後のメール送信が一番のボトルネックであると判明したんです。困っている人の量が多く、影響を与えられる範囲も広い深さのある課題だったため、この領域へアプローチしようと決定しました。

Q. そこから、実際のツール開発や全社へのリリースはどのように進行していったのでしょうか?

課題解決に向けたツールの方向性について、事業部長と何度も壁打ちを重ねながら仕組みをブラッシュアップしていきました。設計が固まった後は、実質1ヶ月強という短期間で、AI議事録ツール『Yanoni』のシステムを一気に実装して作り上げました。


ツールが形になった段階で、今度は事業部長と一緒に社内の4〜5つの大きな事業部の責任者のもとへ直接足を運び、「こういうのを作ったので、ぜひ使わせてほしい」と泥臭く売り込みに行ったんです。その結果、それぞれの現場でツールの良さが認められ、自然と社内で広まっていきましたね。

Q. 実際にツールがリリースされ 、反響はいかがでしたか?

社内の色々な人から「すごく便利だよ」「『Yanoni』のおかげで本当に議事録作成が減ったよ」と直接声をかけてもらえるようになりました。


最初は「自分が何か大きな成果を残したい」という想いから始まった開発だったのですが、自分の作ったエンジニアリングの力によって、実際に目の前の多くの人たちが喜んでくれるという体験そのものに、純粋な嬉しさと大きなやりがいを感じることができましたね。

Q. その後、一緒にタッグを組んでいた事業部長の事業部に配属されたそうですね。そこではどのようなことをされたのですか?

『Yanoni』をやり切った実績を評価され、研修明けに『NALYSYS』を展開する新規事業部へ配属となりました。新しく社外向けの人事評価SaaSを立ち上げるタイミングで、開発初期フェーズから参画することになったんです。


参画当初から開発に留まらず、事業部長が社外の顧客へ行うユーザーヒアリングの場にも実際に一緒について行き、直接ユーザーの話を聞くなどの経験を積ませてもらいました。

Q. 『Yanoni』の開発時と比べて、配属後の新規SaaS開発で違いや難しさを感じた部分はありましたか?

社内向けと社外向けの開発におけるギャップですね。社内向けの『Yanoni』はある種おおまかな進め方も許されましたが、社外向けのプロダクトはお金を対価に使っていただくことになります。そのため、セキュリティや品質において一切の妥協が通用せず、開発に対する責任感の重さが全く違いました。

Q. その新規サービス開発の中で、特に大変だったのはどのようなことでしたか?

社外ユーザーヒアリングをした時ですね。実際に「どんな課題を抱えていますか?」と直接お話を伺う際にも、どういう風に質問を重ねていけばいいのかが分からず、とても緊張しましたし、社外のリアルな声を丁寧に引き出すことの難しさを痛感しました。


また、デザイナーとの細かな相談や、社内の人事から業務プロセスを詳しく聞き出すなど、多様な職種を巻き込む要件定義にも難しさを感じ、常に試行錯誤の状態でした。


この壁を乗り越えられたのは、周囲の手厚い環境のおかげです。優秀なプロダクトマネージャーや先輩エンジニアたちが、困った時にはいつでも納得感のあるフィードバックをくれました。


周囲に支えられながら泥臭く要件定義を重ねてリリースまでやり切れた経験は、自身の大きな成長と達成感に繋がっています。

Q. 新規SaaS立ち上げの経験を経て、現在はどのようなお仕事に携わっているのでしょうか?

幅広い経験を積む中で「技術への深い理解を武器に、プロダクトを主導できるエンジニアになりたい」という想いが強くなり、現在は同じ部署のまま、タレントマネジメントシステムのデータ基盤を構築するプロジェクトに携わっています。


技術的な意思決定や実装において主導的な役割を担い、責任を持って基盤開発の実証を進めている段階です。

Q. 現在携わっているデータ基盤の開発はどのようなフェーズにあり、矢野さんご自身はどのような想いで取り組まれているのでしょうか?

正解が決まっていない中で手探りの検証を繰り返す、まさに研究開発のようなフェーズです。この課題を解決できたら、これまでのHR SaaSの常識が覆るような革新的なものになると確信しており、心の底から熱狂していますね。


また、プロジェクトで扱っているのは、世の中にまだ広く普及していない未成熟な技術への挑戦でもあります。難易度は高いですが、だからこそこの取り組みを通じて、自分自身のエンジニアとしての独自性を広げていけるのではないかという想いを持って、日々熱量高く向き合っています。

Q. 入社してから現在に至るまで、仕事の中で最も嬉しかったことや楽しかったことを教えてください。

自分がゼロイチの立ち上げに関わった『NALYSYS人事評価サービス』が、初めてお客さんに受注されたと聞いた時が一番嬉しかったです。


実は受注が決まる前に現在の研究開発チームへ異動してしまったため、最後までその瞬間を直接見届けることはできなかったのですが、受注した時には一緒に立ち上げたメンバーと喜びを分かち合いました。


無料で使える社内ツールの『Yanoni』とは違い、社外のお客様からお金を払ってもらえるレベルの価値を自分の手で生み出せたことに、エンジニアとして深い感動と喜びを感じ、大きな原体験となりましたね。

Q.矢野さんの今後の展望や挑戦したいことなどの未来像について教えてください。

将来的なキャリアイメージはまだ明確に固定しておらず模索中ですが、これから先も「自分が熱狂できる課題なのか」という軸だけはブレずに持っていたいと考えています。


今もエンジニアリングは時間を忘れて没頭できる大好きな領域ですので、これからも手を動かし続けながら面白い課題の解決に挑んでいきたいです。


また、現在の研究開発において直接顧客へ提案やヒアリングに赴く中で、「本当に困っている人を自分の技術で助けたい」「あなたのおかげで解決したと言われたい」という強い想いが芽生えました。


まずは今携わっているHRテックの領域で、目の前のユーザーに喜んでもらえるプロダクトを愚直に作り込んでいきたいですね。

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「その課題に熱狂できているか?」真の価値を発揮するために問い続ける理由

Q. 矢野さんが仕事をする上で、大事にしてることはありますか?

常に「今、自分たちは何の課題を解決しているのか」に焦点を当て続けることです。エンジニアをやっていると、どうしても「どの技術を使うか」「どうやって実装するか」という手段の話に終始してしまいがちです。


しかし、技術はどこまでいっても課題を解決するための道具に過ぎません。常に「今、本当はどのような課題を解決しようとしているのか」という本質を自分に問い続けることで、ブレずに正しいソリューションへたどり着くことができると考えています。

Q. どんな人がWebエンジニアに向いていると思いますか?

大きく2つの要素があると考えています。1つ目は、「本当にこれでいいのか」を問える、批判的な思考(クリティカルシンキング)を持っている人です。エンジニアはどうしても、「この技術は面白そうだから使いたい」「こういう方法で解決したい」と、目の前のソリューションに飛びつきがちになってしまいます。


しかし、そこで「本当にそのアプローチでお客さんは喜ぶのか」「それが一番早く、最大の価値をお客さんに届けられる方法なのか」「他に選択肢や代替案はないのか」を常に自問できることが重要です。自分の考えや使いたい技術に対して、良い意味で一度立ち止まって「本当にそうなのか」を問える批判的な思考ができる人が、最終的にお客さんに大きな価値を届けられるエンジニアに向いていると考えています。


2つ目は、技術の移り変わりに対応できる、成長意欲や好奇心が高い人です。Webの業界は特に技術のトレンドの移り変わりが非常に速い環境にあります。昨日まで一番流行っていると思われていた技術が、新しい技術の登場によって今日にはもう廃れてしまっている、ということはよく起こります。


そのため、人から言われるのを待つのではなく、自分から進んで新しい情報をキャッチアップしにいけるような高い成長意欲が必要です。さまざまな領域に対してアンテナが立っており、いろんなところに興味を持って自発的に動ける好奇心旺盛な人は、Webエンジニアとして向いていると感じます。

Q. 矢野さんが思うWebエンジニアの魅力や仕事の面白さは何ですか?

技術を通じて、非常に多くの人たちへ影響を与えられることです。Webエンジニアという仕事の一番の面白さは、自分の作ったものが影響を与えられる人の数が圧倒的に多いという点にあります。


現在の社会において、スマホやパソコンは誰もが手軽に扱えるものになっており、Webは誰でも、どこからでもアクセスできる環境が整っています。


日常的に使われる身近な仕組みだからこそ、自分が作ったプロダクトによって、多くのユーザーへ驚きや価値をダイレクトに届けられる。それこそが、この職種ならではの大きな魅力だと考えています。

Q. 最後に、Webエンジニアを目指す学生の皆さんへメッセージをお願いします。

「今、自分が取り組んでいる課題は何ですか? そして、その課題に熱狂できていますか?」 を、常に自分自身に問いかけ続けてほしいなと思います。


学生時代のアウトプットや就活のためのインターンは、どうしても「良い企業に就職するための手段」としての成果物づくりになりがちです。しかし、真に価値を創造するエンジニアとは、就活のテクニックとしてコードを書く人ではなく、社会や身の回りの人が「本当に困っているリアルな課題」に目を向け、それをエンジニアリングの力で泥臭く解決できる人です。


エンジニアのスキルも、プロダクトの価値も、一朝一夕で魔法のようにすぐに成果が出るものではありません。一発で上手くいかなくても、地道にユーザーの声を聴き、プロダクトの要件を何度も改善し、新しい技術を貪欲に取り込み続けることでしか、良いエンジニアにはなれないと感じています。


だからこそ、就活の枠を超えて、自分が心の底から「解決したい」「この人を助けたい」と思える本質的な課題に巡り合い、そこに自らの技術を全て注ぎ込んで熱狂できるような、そんなエンジニアが一人でも多く増えることを願っています。また、そうした熱量を持つ方と、ぜひこれからのレバレジーズで一緒に未来のプロダクトを創っていきたいですね。


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