就活生がおさえておきたいIT業界のトレンドキーワード

就活生がおさえておきたいIT業界のトレンドキーワード
IT業界は就職先として人気が高い業界のひとつです。しかし、IT業界と一口に言ってもさまざまな分野があり、仕事内容も多岐にわたります。そのため、就職活動においては、IT業界を幅広く理解し、興味のある分野を突き詰めることが欠かせません。 本記事では、IT業界を知る上で押さえておきたいトレンド技術・キーワードを紹介します。 各分野にはどのようなタイプが向いているのか、どんなスキルが求められるかも解説しますので、IT業界への就職を目指している方はぜひ参考にしてください。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

1.就活生が知っておきたいIT業界のトレンド技術・キーワード

IT業界への就職を目指す就活生が知っておきたい、トレンドキーワードや技術について解説します。

AI(人工知能)

2023年現在、IT業界の大きなトレンドはやはりAIです。文章作成に強い「ChatGPT」や、驚くほど精細なイラストを作成する「Midjourney」など、AIによるサービスを目にする機会が増えました。今後も、AIを活用した多くのサービスがリリースされ、日常生活に浸透していくと予想されます。

AIやAIに関連する技術は、日々進化を続けています。そのため、AI関連のエンジニアには「新しいことにチャレンジしたい」という好奇心旺盛な方が向いているでしょう。ただし、AI開発のエンジニアにはITに関する高度な技術力や、数学への理解が求められるため、情報工学部の大学院出身者が多い傾向があります。

一方、「AIを使って新たなサービスを生み出す」仕事であれば、情報系出身者以外でも目指しやすいでしょう。新たなサービスを生み出すためには「世間のニーズを読み解く力」と「AIを含むITに関する幅広い知識」が求められます。

関連記事:AIとは?メリット・デメリットとこれからの活用法について

IoT(Internet of Things)

IoT(Internet of Things)とは、さまざまなモノがインターネットにつながる仕組みです。最近では、冷蔵庫・エアコンなどの家電が、インターネットに接続できるようになりました。スマホでエアコンを操作して帰宅前に部屋の温度を快適にできるなど、IoT化された家電には多くのメリットがあります。

IoTが活用されるのは家電にとどまりません。工場の生産機器や病院の医療機器・農業機器など、さまざまな分野のあらゆる機器がインターネットにつながり、遠隔で操作・確認できるようになっています。IoT化のトレンドは今後も続き、さらに発展していくでしょう。

IoT関連のエンジニアの仕事は、大きく「企画」と「実装」に分けられます。企画を考えるエンジニアの役割は、「モノをインターネットにつなげて意味があるのか」「意味があるとして、どんなサービスを提供すべきか」などを考えることです。

一方、IoTを実装するエンジニアは、通信機器の設置スペースなどの物理的な制約や、リソースを最小限に抑えるためのコスト的な制約を多く受けます。そのため、さまざまな工夫を施して課題を解決するスキルが必要です。

関連記事:学生向け | IoTとは?活用事例や求められるスキルについて解説

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

クラウドサービス

近年では、通信網の整備や通信速度の高速化によりクラウドの利便性が高まり、多くの企業がクラウドサービスを活用しています。なかでも私たちがよく目にするのは、企業が公開しているHPです。企業のHPの多くは、クラウド上のサーバーを利用して制作されています。

勤怠管理やスケジュール管理などにもクラウド上のサービスがよく使われています。インターネットに接続していれば、スマホやタブレットなどから手軽にスケジュールを登録・確認できる点がメリットです。

さまざまな場面でクラウドサービスを利用する企業が増えており、このトレンドは今後も続いていくと予想されます。

クラウドサービスを提供する側のエンジニアには「だれがどんなことで困っているか」を考えるスキルが必要です。

一方、クラウドサービスを利用する側のエンジニアであれば、多くのサービスをさまざまな観点から比較検討し、最適なものを選定するスキルが求められます。また、サービスの導入後は、利用するにあたっての細かなセットアップや、緊急時の対応などを行います。

5G(第5世代移動通信システム)

高速・大容量の通信企画である5Gもトレンドのひとつです。5Gは2020年にサービスが開始されましたが、さまざまな社会情勢により普及が遅れていました。とはいえ、5Gの利便性を考えると、今後は急速に普及が進むはずです。

5Gによる高速の通信網が普及すれば、自動運転技術・IoT・Webサービスなど、さまざまな分野での技術革新が期待されます。

通信インフラのエンジニアは、物理的な配線や機器の設置などを行うこともあります。また、通信プロトコルといった深い知識も求められるでしょう。機械を触るのが好きな方におすすめの職種です。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

DX(デジタルトランスフォーメーション)・X-Tech(クロステック)

DX(デジタルトランスフォーメーション)やX-Tech(クロステック)とは、IoT・AI・ビッグデータなどのさまざまな技術を組み合わせて、これまでにない価値を生み出す試みです。

それぞれに明確な境界はありませんが、一般的には、企業の業務改善の分野では「DX」が、農業・医療・物流など幅広い分野での技術革新には「X-Tech」が用いられています。

DXやX-Techで新たなサービスを生み出すためには、世の中のさまざまなことに関する興味や洞察力が必須です。また、IT全般に関する幅広い知識も求められます。

関連記事:DXとは?DXの定義とメリット、関わる職業について徹底解説

メタバース

バーチャルな空間でユーザー同士がコミュニケーションを取るのがメタバースです。ゲーム分野で多く活用されてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で活用範囲がビジネスにも広がり、バーチャルでの会議なども実施されています。

メタバースは、世界観を演出することも重要なポイントです。そのため、エンジニアにはUIやUXに関するスキルや知識が求められます。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

XR(クロスリアリティ)

ゲームで話題となったAR(拡張現実)やMR(複合現実)を組み合わせたものがXR(クロスリアリティ)です。

小型・高解像度のヘッドマウントディスプレイといったハードウェアの進化や、5Gなどの通信技術の進化に伴い、まったく新しいサービスが生まれることが期待されています。また、前述のメタバースにもXRは欠かせない技術です。

XRのエンジニアは、ハードとソフト両方の知識を備えていることが重要です。さらに、新しい技術をどんどん取り込んでいこうとする柔軟さも求められます。

ローコード・ノーコード開発

ローコード・ノーコード開発とは、ドラッグ&ドロップなどを利用し、プログラムを極力書かない(ローコード)か、まったく書かない(ノーコード)で開発を進める手法です。プログラミング言語の進化に伴い、プログラミングのハードルは大きく下がりつつあります。

これまでITエンジニアには、プログラミング力が必須でした。しかし今後は「IT技術を利用してどんなサービスを提供するか」を考える能力が求められるようになるかもしれません。

サイバーセキュリティ

ここまで紹介してきた技術は、ネットワークに接続されていることが前提です。ネットワーク上では、多くの情報がやり取りされます。そうした背景から、サイバーセキュリティの重要性はますます高まっています。

サイバーセキュリティの分野は、日々目まぐるしく進化するため、セキュリティ系エンジニアはITの最先端で働きたい方におすすめです。また、セキュリティ上の重大な問題が見つかれば、素早く対応しなくてはなりません。精神的・肉体的なタフさも重要です。

関連記事:新卒でセキュリティエンジニアに就職できるのか?

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

2.今のトレンドだけでなくIT業界の今後にも目をむける

IT業界は、トレンドが目まぐるしく変化します。革新的な技術の登場により新たなムーブメントが生まれることもあれば、これまでのトレンドが急激に陳腐化することもあります。

IT業界への就職を目指すのであれば、技術的なトレンドだけではなく、IT業界全体の動向にも目をむけておきましょう。業界全体の大きな流れを掴んでおくことで、今後どのような分野でエンジニアの需要が高まるのかなど、傾向が見えてきます。

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

\ITエンジニア特化の就活支援サービス/

レバテックルーキーに登録する

3.就職活動では「興味」も重要

先述のとおり、IT業界と一口に言っても幅広い分野があり、仕事内容もそれぞれ大きく異なります。

そのため「トレンドだから」という理由だけで就職先を検討することはおすすめできません。志望動機の作成で苦労するほか、内定を得られても就職後にミスマッチを感じるおそれがあります。

情報収集を行う上では技術的なトレンドに目をむけることも大切ですが、就職先を検討する際には自分自身の「興味」を明確にすることが重要です。興味がある分野であれば、スキル習得のハードルは下がります。また、興味を持って習得したスキルは、技術の流行り・廃りに影響されにくいものです。

ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー

レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

就活アドバイザーに相談してみる

レバテックカレッジ 就活まで支援するエンジニア志望学生のためのプログラミングスクール