AIとは?メリット・デメリットとこれからの活用法について

AIとは?メリット・デメリットとこれからの活用法について
近年、AI技術が発展したことでIT業界や私たちの生活が大きく変化しています。これからますますAIの活用の幅は広がっていくことが予想されますが、そのような社会にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。また、これからどのような職業の需要が高まっていくのでしょうか。ここではIT業界を志望する学生向けに、AIとは、AIのメリット・デメリット、AIの活用事例、そしてAIに関連する職種について解説します。

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1.  AIとは

AIとは、Artificial Intelligenceの略称であり、「人工知能」のことを指します。人工知能とはその名前の通り、人間の脳が行う情報処理とその情報を元にした判断・推測をコンピュータによって再現する技術です。ただし、現時点では人工知能の厳密な定義は存在せず、研究者・研究機関によって解釈や認識に相違があります。AIの研究開発は1950年に始まり、そこから70年経った現在、生活やビジネスの様々な場面で活用される技術になりました。

2.  AIのメリット・デメリット

次に、AIのメリットとデメリットについて解説します。

メリット

業務の効率化により労働不足が解消する

企業がAIを導入することにより、従来は人がやっていた業務の一部をAIに任せることができるようになります。特に労働力不足の問題を抱えている企業にとっては、大きなメリットであると言えるでしょう。

人間は経験・スキルやそのタイミングの体調・精神状態などで業務の質にばらつきが生まれますが、AIの場合は常に業務の質を一定に保ちながら人以上に働くことができます。したがって、人は人にしかできないクリエイティブな業務に集中することが可能です。

また、AIは危険・過酷な労働環境における仕事を行うことで人間へのリスクを低減させるというメリットも近年注目されています。

高度なデータ分析・予測が可能になる

AIは大量のデータを分析し、予測する業務を特に得意とします。企業はAIを活用することで、従来人にはできなかったレベルのデータ分析・予測が可能になります。近年、AIによって分析されたデータを企業の経営戦略・マーケティングに活かすことで、業績を大幅に高めることに成功した企業が数多く存在します。

生活の利便性が向上する

AIの発展は企業の業務や経営を手助けすることに限らず、私たち個人の生活の利便性を向上させるというメリットもあります。例えば、スマートフォンキーボードの予測変換、YouTubeのおすすめ動画の表示、Amazonのおすすめ商品の紹介などの機能は、全てAIを活用することで実現しています。また近年さらに普及しているスマートスピーカーなどもAIを導入した代表的な商品の例です。これらの商品・サービスが今後さらに発展することにより、私たちの生活はますます便利なものになっていくでしょう。

デメリット

既存の雇用が減少する

上述した通り、AIには業務を効率化することで労働力不足を解消するというメリットがある一方で、これは裏を返せば「既存の雇用が減少する」というデメリットでもあります。一般事務員、コンビニ店員、タクシー運転手などの仕事に関わっている人は、近い将来AIが代替することによって職を失うという未来が予測されています。

しかし、決して全ての仕事がAIに奪われるわけではありません。AIが関わることができない創造性が求められらるクリエイティブな仕事や、AIそのものの開発や運用に関わる仕事などはかえってニーズが高まっていくでしょう。AIに関わる仕事に関しては、最終章で詳しく解説します。

情報漏洩のリスクが高まる

AIを活用する際、顧客情報などの機密情報はネットワークを利用して取り扱うことになります。したがって、外部からハッキングされたり、情報が漏洩する危険性があります。なお、悪意を持った外部のハッカーに限らず、企業内の人間が意図せずに情報を漏洩させてしまう危険性もあるため、AIを導入・活用する場合は専門知識を持った人材を常駐させることが必要です。

責任の所在が曖昧になる

最後に、AIは責任の所在が曖昧になるというデメリットがあります。例えば、AIを活用した自動運転の車が事故をした場合、それはその車を製造したメーカーの責任なのか、乗車していた人の責任なのかが簡単に判断できません。このような問題に関して一つ一つ丁寧に法律で定めていかない限り、トラブルが発生する度に大問題になってしまう危険性があります。

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3.  AIの活用事例

次に、AIの活用事例を3つご紹介します。

AIタクシー

AIタクシーとは、時期・時間帯によって乗客の位置や数を予測することができるAIを実装したタクシーです。必要なところに必要な台数の車が用意されることで乗客とタクシーの行き違いを削減し、タクシーの業務効率化向上や、ドライバー不足などの問題を解消することができます。

顔認証ゲート

顔認証ゲートとは、人工知能の画像認識機能を活用することによって、カメラで撮影した顔画像と記録された顔画像データを照合して顔認証を行うシステムです。特に空港で活用されており、本人確認が素早くが行えるようになったことで審査官の負担が大幅に削減され、出入国の審査がスムーズになりました。

チャットボット

チャットボットとは、チャット上で人から送られた質問や依頼などにAIが自動で受け答えをし、コミュニケーションを取るシステムです。企業側は労働力を削減することができ、ユーザー側は即座に必要な返答をもらうことができるというメリットがあります。

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4.  新卒向け | AI関連の職種

最後に、新卒向けのAI関連の職種3選について解説します。

AIエンジニア

AIエンジニアとは、クライアントから依頼を受け、その要望に沿ったAIを設計・開発するエンジニアです。プログラミングスキルに加え、電気・電子回路、機械工学などのハードウェアに関する知識も求められます。

AIエンジニアになるためには、システムエンジニアやデータベースエンジニアなどから転職・社内異動するという方法と、新卒から目指すという方法があります。しかし新卒の場合、大学・大学院で専門的な知識・技術を身につけているということが前提になります。AIエンジニアの平均年収は、約500~600万円です。

データサイエンティスト

データサイエンティストとは、ビッグデータを分析し、企業の経営判断などに役立つものを抽出する仕事です。AIを活用することによって収集できる情報量は増えますが、実際に企業にとって有益なデータはどの情報なのかを分析し、取捨選択しなければ活用することができません。そこで、データサイエンティストが活躍するということです。

データサイエンティストには、プログラミングスキル、統計学、数学など多岐に渡る専門的な知識・技術が求められます。データサイエンティストになるためには、AIエンジニア同様、他のエンジニア職から転職するという方法と、採用枠は狭いですが新卒から目指すという方法があります。平均年収は、約500~600万です。

営業・コンサルタント

営業・コンサルタントとは、AIを導入していない、または活用しきれていないクライアントに対して自社のAI技術を売り込むことや、アドバイスをする仕事です。クライアントからニーズを引き出した上で、自分の提案を納得させるだけの高いコミュニケーション能力や、どんな質問にでも返答できるITへの幅広い知識と自社製品への深い理解が求められます。

営業・コンサルタントは、新卒・文系でも比較的目指しやすい仕事です。平均年収は、約400~500万円です。

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5.  まとめ

AI(人工知能)の研究開発が始まってから約70年経った今、AIは世の中の様々な場面で活用される技術となりました。しかし、これからの時代を築き上げていく技術とはいえども、メリット・デメリットの両方があることは事実です。IT業界を志望するにあたって、その両方を理解しておくことは重要です。

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