就活は何から始めればいい?時期別の就活準備スケジュールを解説!

就活は何から始めればいい?時期別の就活準備スケジュールを解説!
就活を意識し始めた大学2年~3年生の中には、「就活っていつからやるの?」「就活って何から始めたらいいの?」と不安に思う人も多いと思います。就活では志望する企業の本選考の前に自己分析や企業分析、インターンシップへの参加など逆算して準備しておくことがとても多いです。自分の第一志望の企業に内定をもらい、スムーズに就活を終わらせるにはやはり事前の準備がとても大切になってきます。 本記事では就活でやるべきことや時期別の就活スケジュールなどを紹介しています。就活の全体像を把握して後悔のない就活に向けて準備を開始しましょう。

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就活は何から始めればいい?必ずやるべきこと7選!

そろそろ就活を始めようとしている学生に向けて、まずは就活で必ずやるべきこと7選を紹介します。

  • 1.自分の就活スケジュールを立てる

    2.就活サイトやアプリに登録する

    3.自己分析をする

    4.業界・企業研究をする

    5.インターンシップへの参加やOBOG訪問をする

    6.企業にエントリーする

    7.書類選考や面接を受ける

自分の就活スケジュールを立てる

就活をスムーズに進めていくにあたって大切になるのは、就活のスケジュールを決めることです。企業の選考は志望する業界や会社によってスケジュールが変わるため、同じタイミングで就活を始めても終わるタイミングは人それぞれです。まずは就活全体の流れを把握して、「いつまでに内定をもらいたいのか」という点から逆算して自分の就活スケジュールを立てましょう。
就活の大まかなスケジュールは以下のとおりです。詳しくは2章で解説しています。

 
時期 やるべきこと
大学2年12月まで 就活スケジュールを決める
大学2年1月〜3月 自己分析をする
大学3年4月〜5月 業界・企業分析をする
大学3年6月〜7月 インターンシップの準備・エントリー
大学3年8月〜11月 インターンシップの参加・OBOG訪問
大学3年12月〜3月 面接や筆記試験対策
大学3年3月〜大学4年4月 志望企業にエントリー・説明会参加
大学4年5月〜6月 面接・本選考・内定

関連記事:就活はいつまで続く?スケジュールや終わらせる目安時期、長期化しないコツを伝授

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就活サイトやアプリに登録する

就職活動を始める際、まずは就活サイトやアプリへの登録を行いましょう。登録は無料のものがほとんどです。
これらのサービスは、求人情報の検索、企業とのマッチング、イベント情報の提供など、就職活動に必要な情報を豊富に発信しています。ほとんどの就活サイトやアプリは、業界別、職種別、地域別など、様々な条件で求人を検索できるため、自分の希望に合った仕事を見つける事ができます。
また、これらのサービスは履歴書や職務経歴書の作成支援、面接対策、キャリアアドバイスなど、就職活動の各段階で役立つ機能を提供しています。特に、キャリアアドバイザーによる個別の相談サービスは、自分の強みやキャリアプランを明確にするのに有効です。

自己分析をする

次にやるべきことは就活でもっとも重要となる「自己分析」です。自己分析とは「自分自身と向き合い、自分についてより理解を深める」ことを指します。具体的にいうと自分の強みや弱み、将来どんな仕事をしたいのか、価値観などを知ることです。
自分自身を知ることによって自分が目指したいあるいは向いている業界や職種が見えてきます。しっかりと自己分析をし、就活の軸を明確することで入社後に企業とのミスマッチが起きる可能性も抑えることができます。時間をかけて過去を振り返り、自分について知る時間をつくるようにしましょう。

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業界・企業研究をする

自己分析が終わると自分自身の就活の軸が決まるので、その軸にそって自分が興味のある業界や企業を探していきましょう。
業界・企業研究で調べることはその業界の構造や業界内での各企業の位置付け、サービスの特色などです。実際に調べてみると「興味がある」と思っていた業界も自分の就活の軸と合わない場合もあります。その場合は反対にどのような業界・企業が自分にあうのかを探していくのが必要になります。自分にあった業界・企業を見つけられるように、最初は調べる業界を絞り込みすぎずに広く探していくのがポイントです。

インターンシップへの参加やOBOG訪問をする

自分の行きたい業界・企業が決まってきたら、企業が主催しているインターンシップに参加したり、OBOG訪問を行ったりしていきましょう。
インターンシップとは実際の職場にて就業体験を行うことです。実際にオフィスで働くことで、企業のHPや求人サイトではわからないリアルな現場の雰囲気や業務内容を知ることができます。インターンシップの期間は1日〜3日、1週間、1ヶ月など企業によって異なりますので学業との兼ね合いも考えながら参加しましょう。

OBOG訪問は志望する企業で実際に働いている先輩社員を訪問して話を聞くことです。直接話を聞くことによってより現実に近い企業の情報を得ることができます。志望度の高い企業の場合は事前にOBOG訪問をして企業理解を深めておくようにしましょう。

【ポイント】ここまでに必要な就活アイテムの準備を!

就活ではスーツ、シャツ、ネクタイ、革靴、かばん、証明写真などそろえておくべきアイテムがいくつかあります。これらのアイテムが必要になるのは、インターンシップやOBOG訪問のタイミングからなので、ここまでに揃えておくのが良いでしょう。

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企業にエントリーする

インターンシップやOBOG訪問が終わり、選考を受けたい企業が絞り込めてきたら、実際に企業にエントリーしていきましょう。
エントリー方法は登録している就活サイトやアプリ、企業のHPなどからできます。エントリーには締め切りがあるので、選考を受けたい企業の情報はしっかり把握しておきましょう。
また、エントリー時に課題を出す企業もあれば、エントリーシートだけの企業もあったりと企業の色が出る部分です。時間のかかる書類などは早めに着手するようにしましょう。

書類選考や面接を受ける

エントリーの後は提出した書類の選考や筆記試験、面接を受けていきます。
筆記試験はSPIや玉手箱、性格診断などさまざまなパターンがあります。どの企業の筆記試験でも対応できるように、参考書は2種類以上やりこんでおきましょう

また、就活の面接は3〜4回程度あります。面接は回数をこなして場慣れすることが重要なので、第一志望の企業が初めての面接にならないように調整しておくと良いです。大学のキャリアセンターなどが実施している面接練習などを積極的に受けるのもおすすめです。

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時期別の就活スケジュール

つづいては時期別の就活スケジュールを紹介します。就活は一般的には【大学3年生の4月ごろ】までには始めておくと心の余裕も生まれます。
ただ、いろんな企業のインターンシップに参加しようとする場合にはもう少し早い時期から始めておくといいでしょう。今回は【大学2年生の12月ごろ】に就活を始めた場合のスケジュールを紹介します。

【大学2年12月まで】就活スケジュールを決める

就活を始める前にまず就活のスケジュールを立てることが大切です。就活は自己分析や企業研修、エントリー書類の作成、面接準備などやらなければいけないことがたくさんある上に、それぞれ期限があるので計画的に進めていかなければいけません。

就活スケジュールを決めるときのポイント
  • 1.希望の内定時期から逆算して考える

    2.本選考の時期は選考に集中できるようにする

    3.スケジュール管理ツールも検討する


まず就活スケジュールを組むときは、希望の内定時期から逆算して考えるのが鉄則です。「大学4年の6月までに内定をもらえればいい」という人もいれば、「大学4年は学業に専念したいので大学3年生のうちに内定をもらいたい」という人もいるので人によってさまざまです。

また、スケジュールを決める際は本選考を受ける時期に自己分析や企業分析、インターンシップなどがかぶらないように注意しましょう。ベンチャー企業などは大手企業に比べて選考が早いので、自己分析や企業分析が間に合わない状況で本選考が進んでいく場合もあります。そうすると大事な面接準備も中途半端になってしまいます。

さらに、就活のスケジュールを管理するのには手帳がおすすめです。今ではスマホアプリなどで管理することも多いですが、スケジュール確認やメモをする際にスマホをさわることになるので面接時やインターンなどの企業の採用担当者がいる場面ではあまりおすすめできません。紙の手帳の方が印象が良いのでスケジュール管理ツールとしては手帳が良いでしょう。

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【大学2年1月〜3月】自己分析をする

大学3年生の夏からはさまざまな企業でサマーインターンシップが実施されます。インターンに参加するのにも面接に合格しなければならないことが多いです。それを見越して、大学3年生になる前までに自己分析は終わらせるようにしておくと良いでしょう。
前述の通り、自己分析は自分の強みや弱み、価値観を知ることによって就活の軸を定めていくために大切なことです。しっかり時間をかけて過去から振り返りましょう。

自己分析の方法は主に以下の5つあります。

  • ・経験の深掘りをする

    ・自分史を作る

    ・マインドマップを作る

    ・ライフラインチャートを作る

    ・適性検査を受ける


自己分析をする上で基本となるのが「経験の深掘り」になります。これまでの自分が置かれた環境やその中で選択してきたこと、経験してきたことについて「なぜそうしたのか?」「その時どう感じたのか?」「次にどんな行動をしたのか?」など細かく分解・分析していくことで自分がもっている価値観や強み、弱みなどを明らかにしていきます。
この「経験の深掘り」をすることは自己分析の基本ですが、それ以外にも「自分史を作る」「マインドマップを作る」「ライフラインチャートを作る」「適性検査を受ける」などさまざまな方法があります。ひとそれぞれでやりやすさが異なるので、自分にあった自己分析の方法を試してみるのが良いでしょう。
関連記事:自己分析とは?5つの方法と就活に役立つポイントを解説

自己分析をする際のポイント
  • 1.過去の辛い経験に囚われない

    2.浅い自己分析をしない

    3.短所ばかりに目を向けない


自己分析を始めて過去の経験を振り返っていくと辛い経験を思い出したり、自分の短所ばかりを見つけてしまいがちです。辛い経験はその経験自体にとらわれるのではなく、そのあとに「どのように対峙したのか」「どのように克服したのか」「なぜ行動できたのか」などプラスに転じるような分析をするようにしましょう。
また、自己分析は自分がどのような特徴を持っているのかを知ることなので短所だけではなく、長所や強みもしっかり言語化するようにしましょう。

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【大学3年4月〜5月】業界・企業分析をする

インターンシップに参加する企業を選ぶためにも、自己分析が終わったら自分の行きたい業界や企業についてしっかり調べましょう。
業界・企業研究をする目的は「自分の就活の軸とマッチした会社かどうかを知ること」です。誰もが知っているような有名企業は就活市場でも非常に人気ですが、その会社が自分の就活の軸に合っていない場合は本来エントリーするべきではありません。しっかりと自分の軸にあった業界や企業を探すようにしましょう。

業界・企業分析のポイント
  • 1.最初から業界を絞り込みすぎない

    2.企業研究は業界内で複数社比較する


業界分析をするときの一番大事なポイントは「最初から業界を絞り込みすぎない」ことです。就活の軸が定まったらなんとなく行きたい業界が思い浮かんでいると思いますが、まだ知らない業界もたくさんあるので最初は広くさまざまな業界について調べることをおすすめします。
また、企業研究は業界内のトップ企業だけではなく、複数社を分析すると良いでしょう。就活では同じ業界内で何社も受けるため、各社の強み・弱みなどを明確にしておくのが大事です。情報収集の手段は就活情報サイトや大学のキャリアセンター、OBOG訪問などさまざまあるので活用してみてください。

関連記事:IT業界研究のポイントを徹底解説|就活生必見

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【大学3年6月〜7月】インターンシップの準備・エントリー

大学3年生の夏前には企業のインターンシップの募集が始まります。行きたい企業のインターンシップをピックアップしてエントリーをしていきましょう。インターンシップに参加するには面接を通過する必要があります。学生にとってこのインターンシップの面接が初めての企業の面接になることも多いので、緊張すると思いますがしっかり準備して臨みましょう。

インターンシップの面接のポイント
  • 1.この面接までに自己分析を終わらせる

    2.「自己PR」「インターン参加の目的」をしっかり言語化する


インターンシップの面接で聞かれることは主に「自己PR」と「インターン参加の目的」です。「学生がどんな人物なのか」「どんなことを頑張れる人なのか」「どういう判断軸を持っている人なのか」など、学生の人となりを知ることができるのが「自己PR」です。企業にしっかりと自分のことを伝えられるように準備しましょう。
また、インターン参加への熱意も企業にしっかりと伝えられると良いです。近年インターンは学生の中で「参加経験がその後の就活に有利だから」や「みんな参加しているから」という理由で「とりあえず参加したい」と考えている学生も多くいます。企業としてはインターンを通して自社で採用できるような学生と出会いたいという気持ちがあるので、学生がインターンへの参加に対して熱意や意義があることがとても大切になってきます。

関連記事:インターンシップのメリットとは? 探し方や注意点も解説

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【大学3年8月〜11月】インターンシップの参加・OBOG訪問

インターンシップは日程がかぶらなければ複数の企業のものに参加しても問題はありません。行きたい企業がインターンシップを行っている場合にはできるだけ参加するようにしましょう。実際に企業で働くことでその会社にいったときに「どのような働き方になるのか」「どういう能力やスキルが求められるのか」などより理解が深まります。

また、企業研究の1つとしてOBOG訪問にも積極的に行きましょう。OBOG訪問をする際には研究室の先輩や大学のキャリアセンターなどで紹介してもらうことができます。また、最近はOBOG訪問用のマッチングアプリなどがあるのでそれを活用する人も増えています。

OBOG訪問のポイント
  • 1.質問内容は事前に用意しておく

    2.連絡やお礼は丁寧に早く返す


OBOG訪問では必ず質問内容を用意しておきましょう。社会人として忙しく働いている先輩方の時間をもらうことになるので有意義な時間になるように準備しましょう。「成長できる環境なのか」「入社前後のギャップはあるか」「やりがいを感じるときはどんなときか」など前向きな質問ができると良いです。ただ、面接官ではないので実際に面接時には聞きづらいことなどを聞いてみるのも良いでしょう。
また、先輩への連絡やお礼などはできるだけ早く丁寧に返すようにしましょう。連絡が早いことはそれだけで好印象があります。選考と関係ないOBOG訪問であっても良い印象を残せるように努力しましょう。

関連記事:OB / OG訪問とは?メリット・デメリットや流れを紹介!

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【大学3年12月〜3月】面接や筆記試験対策

大学3年生の冬ごろには、面接および筆記試験対策を行います。
面接対策はビジネスマナーの習得、想定問答の作成、自己分析、業界・企業研究などのほか、身だしなみ、入室や退室、お辞儀の仕方、姿勢などのマナーも身につけます。
実際の面接準備については面接官から投げかけられる質問を予想してその回答を用意しておけば、スムーズに答えられます。また、面接に臨む際の自信にもつながります。

また、筆記試験対策は、SPIをはじめとする適性試験の勉強を行うことです。問題の難易度は高くないものの、出題形式や内容に慣れておかないと、制限時間内に回答するのは難しいです。

面接準備のポイント
  • 1.面接練習は何度も行う

    2.身だしなみは徹底的に整える

    3.自分なりの言葉で話す


面接は場数を踏むことで徐々に緊張しなくなったり、話し方を工夫できるようになったりと1歩ずつ成長できます。そのため、可能な限り何回も面接練習を行うことをおすすめします。
また、面接での受け答えは原稿の丸暗記のようなものではなく、自分なりの言葉で伝えることがとても重要です。面接で話すエピソードはその人の人となりが伝わってくるようなリアルな内容が好まれます。テンプレートのようなものではなく、あなた自身が経験したことをあなた自身の言葉で話すことでエピソードの温度感を伝えることができるでしょう。

関連記事:面接対策はいつから始める?就活での準備や想定質問・練習方法も伝授!

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【大学3年3月〜大学4年4月】エントリー・説明会参加

まずは志望企業へエントリーを行い、説明会へ参加しましょう。説明会に参加して、その企業を受けたいのであれば、エントリーシート、履歴書などの必要書類を提出して応募します。エントリーは就活サイトを通して行われることが多いため、企業の募集状況をこまめに確認するようにしましょう。

エントリーシートを書くときのポイント
  • 1.結論ファーストで簡潔に書く

    2.できるだけ具体的な内容を書く


エントリーシートを書く際には結論ファーストで簡潔に書くことが一番大切です。採用担当者は本選考の時期に膨大な量のエントリーシートを確認します。そのため、できるだけ簡潔にわかりやすく書かれていると採用担当に伝わりやすいです。
また、自己PRやガクチカなどはできるだけ具体的なエピソードを記載しましょう。「何をどのように頑張ったのか」「なぜそれができたのか」「その経験を通して何を学んだのか」など小さなことでも自分の言葉で具体的に書くようにしましょう。
関連記事:エントリーシート(ES)の自由記述欄に書くべき内容とは?注意点・担当者の目を引くコツを解説

【大学4年5月〜6月】面接・本選考・内定

就活の最大の関門が本選考です。選考の種類としては、書類選考、筆記試験、グループワーク、人事担当者による面接、役員面接、社長面接などがあります。面接は回数を重ねるごとに自信がついて緊張しにくくなるので、失敗しても次を見据えて気持ちを切り替えることが大切です。大学のキャリアセンターで面接練習を行い、アドバイスを受けるなどの対策も行いましょう。
選考通過者には電話やメールなどで内々定が出され、その後書面による労働契約を交わすことで内定獲得となる流れです。選考スケジュールの早い業界でも上記の流れは変わりません。

関連記事:就活の面接で聞かれる質問とは?回答例もあわせて対策方法を紹介
関連記事:就活の準備は何からスタートすべき?やっておくべき対策などを紹介

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企業によって異なる選考時期・フロー

実際の企業の選考スケジュールは企業ごとに異なります。行きたい企業の選考スケジュールを正しく把握して管理するようにしましょう。また、企業の選考スケジュールはおおむね経団連に属するような「大手企業」と「それ以外の中小・ベンチャー・外資系企業」の2つに分かれます。ここではそれぞれの選考スケジュールについて解説します。

大手企業

経団連に属する日本の代表的な企業は現在1,512社あり、これらの企業の場合は経団連のルールに沿って新卒採用の選考を行っています。
大手企業は会社説明会が3月1日解禁、本選考(1次面接開始)が6月1日解禁となっているので比較的準備に時間があります。ただし、志望する企業が大手企業ばかりの場合は6月1日から面接が一気に始まるため、日程が被ってしまって受けられない企業もいくつか出てきます。そのため、「企業の志望度はしっかりと定めて面接を受ける」もしくは「むやみにエントリーしない」というのが大事です。

中小・ベンチャー企業・外資系企業

中小・ベンチャー企業・外資系企業の場合は、期間を定めない「通年採用」や大学2〜3年生が参加するインターンなどで内定を出す企業も多いです。そのため、大手企業よりも早く内定を取ることができます。ただし、選考が早いことから大手企業と同じようなスケジュールを見込んでいると「気づいたらエントリー期間が終わっていた」など取り返しがつかない状況になることもあります。
そのため、早めの段階で業界・企業分析を行い、志望する各企業の選考スケジュールを把握しておくことが大切です。

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結局、就活はいつから始めればいいの?

結論、就活は大学2年生の12月から始めましょう
就活は大学4年の3月から始めても、内定をもらうこと自体は可能です。ただ、準備期間が短いので、第一志望の企業に内定をもらえるかは難しい場合があります。なぜなら、人気の企業は学生も入念に準備して選考に臨んでいるため、準備の段階で差がついてしまうからです。

就活は準備も含めて、始めるのに早すぎることはありません。また、就活の準備をすることは「自分を知る」「社会やビジネスを知る」ことにもつながるので、じっくり準備していきましょう。

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余裕をもった就活ができるように事前にやっておくべきこと

就職活動は計画的に進めることが成功の鍵です。特に、心と時間に余裕を持って就活に臨むためには、就活に入る前の事前の準備が非常に重要です。
ここでは就活に入る前にやっておくべきことを3つ紹介します。

卒業に必要な単位は3年生までに取る

卒業に必要な単位は、大学3年生までのうちにとっておくと就職活動に余裕が持てます。就活を始めると、書類の準備や企業研究、面接準備など一気にやることが増えていくので、
授業に参加できなかったり、課題をやる時間がなくなったりします。
そのタイミングで単位が足りないと、就活と単位取得を並行して進めなければならず、時間的にも就活に全力を注げなくなる可能性があります。
はやいうちに単位を確保しておくことで、インターンシップへの参加や業界研究、企業説明会への参加など、就職活動に必要な活動に余裕を持って取り組むことが可能になります。

また、単位を早めに取得することは、万が一の事態に備える意味でも重要です。何らかの理由で卒業が遅れるリスクを減らし、就職活動に専念できる環境を整えるためにも3年生までに単位を確保することをおすすめします。

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就活用のお金を貯める

就職活動には意外とお金がかかります。スーツの購入、交通費、履歴書や証明写真の準備など、さまざまな出費があります。そのため、就活用のお金を早めに貯金し始めることが重要です。アルバイトやインターンシップで少しずつ貯金をすることで、就職活動時の金銭的なストレスを軽減できます。
近年はオンラインでの面接も増えているので、交通費は以前よりもかからないことが多いですが、地方の学生で東京での就職を考えている人は東京への遠征費などを多めに準備しておくと良いでしょう。

就活の情報にふれる

就職活動を始める前に、業界や企業、職種に関する情報を収集することは非常に重要です。これによって「自分が何を求めているのか」「どの業界や企業が自分に合っているのか」を明確にすることができます。情報収集は、企業研究、業界研究、先輩の就職活動体験談のヒアリング、キャリアセンターでの相談など様々です。
早期から情報に触れることで、就職活動の方向性を定めやすくなり、効率的な就活計画を立てることができるようになります。また、情報収集を通して自己分析を深めることもでき、面接などで自己PRを行う際にも役立ちます。就職活動の成功には、早めの情報収集とそれに基づく計画的な行動がとても大切です。

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就活準備に困ったときの対処法

就活の準備を進めるなかで「自己分析がうまく進まない」「企業研究しても企業の違いがわからない」などうまくいかないことも多くあると思います。そんなときにどのように対処すればいいのかについて3つご紹介します。

  • 1.就活を終えた身近な先輩に話を聞く

    2.新卒向けの就活エージェントに相談する

    3.大学のキャリアセンターに相談する

就活を終えた身近な先輩に話を聞く

就活についての悩みはすでに就活を終えた先輩に聞くのが良いでしょう。できるだけ自分が志望する業界や企業に近い会社に内定をもらってる先輩だとよりリアルに相談できるのでおすすめです。
話を聞く人は1人だけではなく、複数人に聞くのが良いでしょう。就活は人それぞれのやり方や軸があるので、色んな人の意見や経験を聞くことによって自分の視野も広がっていきます。

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新卒向けの就活エージェントに相談する

就活エージェントとはプロの目線で自己分析の深掘りや面接対策、企業紹介などの就活支援をしてくれるサービスです。就活生は無料で利用できるのでおすすめです。
応募企業の進捗管理や面接日程の調整など細かい部分もおまかせできるので、学業が忙しい人にはぴったりです。

大学のキャリアセンターに相談する

どの大学にもキャリアセンターがあり、学生の就職支援を行っています。キャリアセンターでは就活の個別相談や面接対策をしてもらえたり、先輩たちの就活体験記を読めたり、OBOG訪問の調整をしてくれたりとさまざまな支援があります。また、大学に直接求人を出している企業もあるのでよくチェックするようにしましょう。

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まとめ

本記事では就活の流れ、時期別の就活スケジュールについて詳しく解説しました。就活では自己分析や業界研究、面接対策などさまざまな準備・対策をしなければならないのでできるだけ早く準備を始めるのが良いでしょう。また、就活は一人で黙々と進めるよりも先輩や友人、就活エージェントなどさまざまな人を頼って進めていくほうが進捗が早くなります。周りに頼りながら満足のいく就活をしていきましょう。

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