新卒でインフラエンジニアになれる?インフラエンジニアの仕事内容や職種を徹底解説

新卒でインフラエンジニアになれる?インフラエンジニアの仕事内容や職種を徹底解説
ITインフラは、近年ますます活用が広がるITシステムを支えています。ITインフラに携わるインフラエンジニアの需要は高く、新卒や未経験でも募集がある職種です。専門的なスキルを持つ重要なポジションであるため、将来性も高いといえるでしょう。 当記事では、インフラエンジニアを目指す新卒向けに、インフラの基本やインフラエンジニアの職種と仕事内容、新卒で任される仕事内容、必要とされる知識・スキル、学生時に学んでおくべき内容と勉強方法などについて解説します。

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1. インフラエンジニアとは

インフラとはインフラストラクチャーの略で、日本語では「下部構造」の意味です。たとえば生活インフラでは、水道・電気・ガス道路などの設備や施設のことを指します。IT業界においては、ITシステムを支えるIT技術のことを指します。

ITシステムは通常、さまざまなサービスを提供するアプリケーションとインフラで成り立っており、インフラはさらにハードウェアと基本ソフトウェアなどの構成要素に分けられます。
インフラエンジニアは、インフラ技術を使ってITシステムを支える基盤システムを構築し、サービスを安定・継続して提供するために、インフラの運用・保守などを行います。

インフラ技術の構成要素

インフラを構成するさまざまな技術要素を紹介します。

ハードウェア

ハードウェアとは、サーバー・ストレージ・ネットワークなどのことです。ITシステムは主にこれらの機器で構成されています。

基本ソフトウェア

基本ソフトウェアは、OSやミドルウェアなどのことを指します。OSはLinuxやWindows Server、ミドルウェアは仮想化システム・データベース・Webサーバーなどです。

クラウド

クラウドは、近年インフラとして徐々に取り入れられている技術で、AWSやAzure・Google Cloudが有名です。顧客のサーバールームにはインフラの機器は置かずに、インターネットで繋がったクラウドシステム上にあるインフラを利用します。

新卒でもインフラエンジニアを目指せる理由

新卒のインフラエンジニアと聞くと、高い技術力を駆使するエンジニアをイメージするかもしれません。しかし、新卒未経験からでもインフラエンジニアを募集している企業は存在しています。

その理由は、日本全体でITエンジニアが不足していることにあります。
経済産業省の資料「IT人材育成の状況等について」によると、IT人材の不足は深刻で、需給ギャップは2030年には最大79万人にも達すると予想されています。インフラエンジニアも、クラウドやセキュリティを中心に需要が高まっており、新卒でのインフラエンジニアの募集もあります。

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2. インフラエンジニアの職種と仕事内容

次に、インフラエンジニアの職種と仕事内容について解説します。

インフラエンジニアの中には、主に以下のような職種が含まれますが、業務内容や詳細な区分は企業によって異なる場合があります。そのため、就職活動の際には、各企業の募集要項や業務内容をきちんと確認しておくことをおすすめします。

インフラエンジニアの職種

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、ITシステムの要となるサーバーを担当します。サーバーには業務サーバー・データベースサーバ・ファイルサーバ・Webサーバーなどさまざまな種類があります。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、サーバーやパソコン、LAN・WAN・外部インターネットなどさまざまな機器・環境を繋ぐネットワークを担当します。

関連記事:新卒でも活躍できる?ネットワークエンジニアのキャリアを解説

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースといわれる、顧客・売上・人事などのさまざまなデータを格納するシステムを担当します。データの管理は重要な役割です。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、ITシステムを外部のサイバー攻撃から守るため、セキュリティソフトウェアやファイアウォールを使ってさまざまなセキュリティ対策を行います。

関連記事:新卒でセキュリティエンジニアに就職できるのか?

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、クラウド上にあるサーバーやストレージなどにインターネット経由でアクセスして、インフラを担当する職種です。近年、クラウドサービスの普及に伴い、この分野の需要は増えています。

インフラエンジニアの仕事内容

設計

インフラエンジニアは、通常はシステムエンジニアと共同でシステムに対する要望を顧客にヒアリングします。そして、ヒアリング結果を要件定義書としてまとめ、インフラシステムの設計を行います。具体的には、システムの性能や容量などを見積り、ハードウェアや基本ソフトウェアを選択して構成や配置などを決定します。

構築

構築フェーズでは、ハードウェアの設置や、OSやミドルウェアなどの基本ソフトウェアのインストール・各種パラメーター設定・動作確認・性能テストなどを行い、インフラを稼働させます。

運用・保守

稼働後はインフラが安定稼働し、ITシステムがサービスを継続して提供できるように、運用・保守を行います。具体的には、稼働状況の監視・バックアップ・トラブル対応・ハードウェアの定期点検・OSのアップデート対応などを行います。

関連記事:システムの保守・運用とは?新卒向けに徹底解説

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3. 新卒で任される仕事内容

新卒でインフラエンジニアとして就職した場合、まずは比較的難易度が低い、稼動後の運用・保守でのインフラの稼働状態の監視や、軽微なプログラムの修正、ユーザーからの質問に対応するヘルプデスクなどを任されることが多いです。
設計や構築などの工程には高い知識・スキルが必要とされるため、新卒で任されることはほぼないでしょう。

また、まずプログラマーとして経験を積んだあと、インフラエンジニアにステップアップするケースもあります。

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4. インフラエンジニアに求められる知識・スキルと学生時に学ぶべきこと

ここでは、インフラエンジニアに求められる知識・スキルと、学生時に学ぶべきことや勉強方法について解説します。

インフラエンジニアに求められる知識・スキル

ハードウェア

サーバーやストレージ・ルーター・ファイアウォール・ロードバランサーなど、主にサーバーやネットワーク機器に関する知識・スキルが求められます。

基本ソフトウェア

Windows Server・LinuxなどのOSや、仮想化技術・データベースなどのミドルウェアの知識とスキルが必要です。

クラウド

代表的なクラウドシステムであるAWS・Google Cloud・Microsoft Azureなどの知識・スキルがあるとよいでしょう。

セキュリティ

セキュリティ対策ソフト・ハッカー対応などの知識とスキルが求められます。

学生時に勉強すべき内容と方法

勉強すべき内容

学生時に勉強すべき技術分野は、インフラのベースとなるサーバー・ネットワーク関連です。とくにサーバーは、クラウドやセキュリティ・データベースなどでもベース技術となるため、まずはこの分野を勉強しましょう。そしてこれから需要が高まると予想される、クラウドやセキュリティの知識を身につけておくと役に立つはずです。

勉強方法

勉強方法は、主に「独学」と「スクール」の2つあります。

独学は、書籍やオンラインサイトで手軽に学べる点がメリットです。無料で利用できるオンラインサイトも多く、「Schoo」「Progate」「ドットインストール」などが有名です。とくに「Progate」は、Webだけで演習環境を用意できるため、サーバー環境を触ってみたい人におすすめです。

独学には継続して学び続ける精神力が必要なので、自信がない場合には、スクールの利用がおすすめです。コストはかかりますが、短期間で確実に知識・スキルが身につきます。カリキュラムに沿って学習を進められるほか、現役エンジニアなどのプロの講師にその場で質問できるため、挫折もしにくいでしょう。なかでもレバテックカレッジは、リーズナブルで提供サービスも幅広くおすすめです

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5. 就活ではエージェントの利用も有効

最後に、就活でエージェントを利用する有効性について解説します。

IT業界は活況で求人も多いため新卒は歓迎されますが、情報が多く、どの会社に応募すればよいか判断に迷うこともあるでしょう。そこで効果的なのが、就職エージェントの活用です。ITエンジニアの就職に特化したエージェントもあるため、ぜひ検討してみましょう。

エージェントでは就活先の紹介に加えて、職務経歴書の添削や、面接のアドバイスなども行ってもらえるため、就活がスムーズに進むはずです。

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