コーディングの勉強方法を解説!初心者におすすめの学習サイトや独学のコツ

コーディングの勉強方法を解説!初心者におすすめの学習サイトや独学のコツ
「コーディングを勉強したいけど、何から始めたら良いか分からない」という方はいませんか? コーディングはプログラミングスクールで学べるほか、本や学習サイトで独学することも可能です。 この記事では、スクールに通うメリット・デメリットや、勉強に使える学習サイト、独学で挫折しない方法を紹介します。コーディングを習得するとコーダーやWebデザイナーへの道が拓けるので、これから勉強を始める方はぜひご覧ください。

1. コーディングとは

これからコーディングの勉強をする方に向けて、そもそもコーディングとは何なのか基礎的な知識を紹介します。

コーディングとは

コーディングとは、プログラミング言語を使って「ソースコード」と呼ばれる文字列を記述する作業を指します。私たちが日々ブラウザ上で目にするすべてのウェブサイトは、ソースコードから制作されています。

コーディングの具体的な作業内容は、Webデザイナーが作成した仕様書に従い、HTML・CSSなどの骨組みを作成するプログラミング言語を用いてWebサイトを制作することです。また、JavaScriptというプログラミング言語を使えれば、アイコンが画面のドラッグに追従して移動するなど、動的な処理を施せます。

コーティングとプログラミングの違い

コーディングとプログラミングはよく混同されますが、厳密には異なる概念です。
プログラミングは、制作物の設計とコーディング、その後の動作チェックまでプログラム開発のすべての工程を指しています。
一方でコーディングは、その工程の一部分であるソースコードを記述するステップを指します。つまり、コーティングはプログラミングの作業の一部ということです。

コーディングの適性

コーディングの勉強を始める前に、コーディングがどんな人に向いているかを確認しましょう。

一人で黙々と作業することが好き

コーディングは、PCと向き合ってひたすら一人で作業する時間が多い仕事です。そのため、にぎやかな環境で働くよりも、静かに黙々と作業がしたい人に向いているでしょう。

負けず嫌い

プログラムは、少しでもロジックが通っていない箇所があると正しく動作しません。何度も失敗と修正を繰り返し行う根気強さが求められるため、「途中で絶対に諦めたくない」という負けず嫌いの人に適性があります。

勉強に対して苦手意識がない

IT業界は、技術や流行の移り変わりが非常に速い世界です。一つのプログラミング言語を習得しても、状況によって新たな言語を習得する必要が出てくるでしょう。
コーディングを勉強してIT系の仕事に就く場合、就職後も最新の技術や情報をインプットしなければ、長く活躍するのは難しくなります。勉強を続ける姿勢は、コーディングに携わる仕事だけではなく、すべてのエンジニア職に求められる要素です。

2. コーディングの勉強方法

コーディングを行うためは、主に以下のプログラミング言語を扱うスキルが必要です。
 

  • ・HTML

    ・CSS

    ・JavaScript


コーディングをどうやって習得すれば良いのか迷う人は、これから紹介するプログラミング言語の勉強方法を確認しましょう。

プログラミングスクール

プログラミングスクールでは、一人ひとりのレベルに合わせて実践的なカリキュラムを提供しており、約半年から1年でコーディングスキルを身につけられます。

プログラミングスクールのメリット・デメリット

プログラミングスクールは講師にすぐに質問できるので、一人で疑問を抱えなくてすむのがメリットです。最近では、受講方法をオンラインとオフラインから選択できるスクールも多く、自分の都合に合った学習スタイルを選べます。
ただし、プログラミングスクールのデメリットは費用の高さです。スクールの費用は平均で20〜40万円ほどと独学に比べると高額で、経済的なハードルが高い勉強方法といえます。

そんな費用面の負担を解消するため、レバテックはエンジニアを目指す大学生や大学院生向けに、入会金無料・月額29,800円(税込)でコーディングを含むプログラミングについて学べるレバテックカレッジを運営しています。レバテックカレッジでは、現場で活躍するエンジニアが考案した「確実に成長できる」オリジナルカリキュラムを提供。コーディング未経験者でも、3カ月でWebサービスの開発に必要なスキルを身につけられます。

また、教室には成長するベンチャー企業のエンジニア内定者を中心としたメンターが常駐しており、分からないことをいつでも気軽に相談できます。リーズナブルな価格で、就活に役立つプログラミングスキルを身につけたい人におすすめのプログラミングスクールです。

学習アプリ

学習アプリを活用することで、プログラミングを独学する方法もあります。アプリによっては無料で勉強を始められるため、まずはプログラミングを体験してみたい、自分の適性を試したいという人には良い選択肢でしょう。
しかし、無料で勉強できる範囲は基礎中の基礎であることが大半です。実践的な内容は有料会員になる必要がある点にはご注意ください。

書籍を活用してプログラミングを学習する方法もあります。書籍はレベル別に多くの種類が販売されているため、初学者から上級者まで幅広い層の独学に向いています。

ただ、本での学習は、ソースコードを入力する実践的な学習ができない、内容や用語が難解だと深く理解できない、という問題が起こりやすいのがデメリット。コーディング初心者の場合、ただ本を読むだけではなく、必ず実際にコードを記述しながら勉強を進めていく必要があります。

本選びのポイント

プログラミング初心者が本で学習する際は、理解しやすく情報が新しい書籍を選ぶことが大切です。たとえば、サンプルプログラムなどが入ったCD-ROMつきの書籍は、初心者に分かりやすくおすすめできます。また、文字だけの本を読むのが苦手な人は、図やイラストによる解説がある本を選ぶと良いでしょう。

本を選ぶ際は出版年の確認も忘れないようにしてください。古い本には、今は使われていない文法などが掲載されている可能性があり、実践的な知識を習得するには不向きです。

学習サイト

初心者が手軽にコーディングの勉強を始めるには、学習サイトを使う方法もおすすめです。
コーディングを学べる主なサイトをまとめたので、参考にしてください。

Udemy

Udemyはアメリカのオンライン学習プラットフォームで、ITを含む幅広い分野のオンラインビデオコースが展開されています。
サブスクリプション型ではなくコンテンツを買い取る方式で、一度購入したビデオは何度でも視聴できる仕組みです。

Progate

Progateはオンラインプログラミング学習サービスです。Progateでの学習スタイルは、スライドで学習した後、実際に手を動かしてコーディングを行うというもの。コードを書いてすぐに結果が確認できるので、効率的にコーディングを勉強できます。

ドットインストール

ドットインストールは3分間の動画によってコーディングを勉強できるサービスです。すべてのレッスンが3分以内の動画で提供されているので、隙間時間を活用して勉強したい方におすすめできます。

Schoo

Schooは無料のオンライン生放送授業を配信するサービス。授業は双方向型で、講師の問いかけにユーザーがコメントしたり、ほかのユーザーの意見を聞けたりするのが特徴です。

CODEPREP

CODEPREPは、穴埋め形式の問題を解きながら、直感的にプログラムを理解できる学習サービス。穴埋めに慣れたら、自由編集モードを使ってコーディングをしたり、編集したコードをダウンロードして自分の環境で動かしたりできます。

Solo Learn

Solo Learnは完全無料でプログラミングを学習できるサイトです。学習のスタイルは解説を読んだうえで対応する問題を解くというもの。
サイトは英語のみに対応しているので、英語で勉強できる方、プログラミングと同時に英語のスキルを高めたい方におすすめです。

Programming Hub

Programming Hubは、幅広いプログラミング言語に対応した学習サイトです。イラストやクイズ、パズルを使って勉強でき、各コースの修了時には電子証明書を取得できます。

3. 初心者が独学でコーディングを勉強するのが難しい理由と対処法

コーディング初心者であっても、本や学習サイトを使って独学することは可能です。ただし、独学は分からないときに質問できる人がいなかったり、一緒に勉強する仲間がいなかったりして、モチベーションを保つのが難しい面があります。
独学を成功させるには、以下の方法を試してみましょう。

書籍と学習サイトを併用する

書籍を使って必要な知識をインプットしたら、実際にコーディングを行える学習サイトを使ってアウトプットを行いましょう。
学習サイトを使えば自分で開発環境を準備する手間が省けるうえに、サイトによっては講師やほかのユーザーに分からない点を質問できます。

目標設定をする

勉強のモチベーションを維持するには、目標設定を行うことが大切です。まず、自分が何のためにコーディングを勉強するのか、最終的に何をつくれるようになりたいのかを明確にしましょう。
大きな目標を最初に決めると、そのために今何をするべきかが分かり、モチベーションを維持しやすくなります。

4. コーディングを勉強するときの注意

これからコーディングの勉強を始める方に向けて、学習時の注意点を紹介します。

小さなミスでも振り返りを行う

コーディングは一箇所でも間違いがあるとエラーにつながってしまいます。もし、チームで仕事をしていればほかのメンバーに迷惑をかける恐れもあるので、細かなミスにも気をつける習慣をつけましょう。
ミスをしたらメモして振り返りを行うと、再び同じ間違いを繰り返すのを防げます。

コードが反映されるか確かめる

コーディングを行った後は、ソースコードが正しく動作するか確認しましょう。仕事でコーディングを行う場合、記述したコードが意図した通りに動くかチェックすることが求められるからです。
最近は、スマートフォンやパソコン、タブレットなど異なる端末に対応するレスポンシブデザインがサイト制作の主流になってます。ブラウザやOSによってレイアウトの差異が生じていないか確認すると良いでしょう。

エラーが起きた理由を把握する

エラーが起きてしまったときは、その原因を探して把握しましょう。エラーにぶつかって勉強を挫折する人は多いですが、エラーの原因を探って対処することでコーディングスキルが上がります
エラーの原因が分からないときは、エラーメッセージを検索したり、プログラミング用の質問サイトを活用したりするのがおすすめ。独学が難しいと感じたら、プログラミングスクールの利用も検討してください。

5. コーディングを勉強することで目指せる職業

最後に、コーディングを勉強すると将来的に目指せる職業を紹介します。なお、それぞれの平均年収はレバテックキャリアの募集を参考にしています。

コーダー

コーダーとは、Webデザイナーが制作した仕様書を元にコーディングを行う職業です。HTML・CSS・JavaScriptなどのプログラミング言語を用いてソースコードを記述し、Webサイトをブラウザ上に構築します。コーディングのほかにも、SEO(検索エンジン最適化)、CMS(コンテンツ管理システム)の知識があるとなお良いです。

コーダーの平均年収は、約300〜400万円です。国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は約433万円であるため、平均と比較するとやや低い水準であることが分かります。
これは、コーダーが担当できる仕事の範囲が限定的であることが原因だと考えられます。ただ、コーダーは新卒・未経験者が就職しやすい職業といわれており、経験を積んでスキルアップしたり、スキルを活かせる職種にキャリアチェンジすれば、給与アップの可能性が出てくるでしょう。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、Webサイトの見た目をデザインする職業です。PhotoshopやIllustratorを使ってデザインを作成することに加え、最近ではHTML・CSSを用いてWebサイトの構築を行うまでが業務範囲になっています。コーディングに加えてデザインの勉強をすることで、コーダーからWebデザイナーを目指せるでしょう。

Webデザイナーの平均年収は、約300〜400万円です。こちらもやや低い水準ではありますが、Webデザイナーは経験やスキルによって給与に幅が出やすい職種です。

関連記事:新卒でWebデザイナーに?年収、適性、主な就職先について解説

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアとは、Webサイト・サービスにおいて「フロントエンド」と呼ばれるユーザーが実際に閲覧・操作する部分を開発する職業です。HTML・CSS・JavaScriptなどのプログラミング言語のほか、UI・UXデザインやコミュニケーション能力など、幅広い知識とスキルが必要になります。

コーダーの上級職とも呼ばれるフロントエンドエンジニアの平均年収は、約500〜600万円です。必要なスキルが多いため、コーダーやWebデザイナーと比較すると高い水準となっています。

関連記事:未経験の新卒がフロントエンドエンジニアとして採用されるには?

6. まとめ

コーディングの勉強では、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を学びます。主な勉強方法は、プログラミングスクールと独学の2つで、スクールでは分からない点を講師に直接質問できるのがメリットです。ただ、独学に比べて費用が高額になるため、一人で勉強する場合は本や学習アプリ・サイトをうまく活用して学習しましょう。
独学で挫折するのを防ぐには、最終的な目標設定を行い、今の段階で何を習得するべきか考えることがポイントです。
コーディングができるようになると、Webデザイナーやフロントエンドエンジニアの就職に有利になるため、学生のうちから勉強を始めると良いでしょう。

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