プログラミングの勉強はどうする?独学手順や必要な時間・注意点を解説

プログラミングの勉強はどうする?独学手順や必要な時間・注意点を解説
プログラミングを勉強したいと思っても、何から始めればよいか分からない人が大半でしょう。 この記事では、プログラミングの勉強方法をステップごとに詳しくまとめました。 独学で学べるのか、どれくらいの時間がかかるのか、どの言語を学べばよいのかなど、プログラミング学習に関するさまざまな疑問を解説しています。これからプログラミングを学びたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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1. 初心者でもプログラミングは独学で勉強できる

プログラミング未経験の初心者でも、独学でスキルを身につけることは可能です。
 

  • ・プログラミングに興味はあるけどスクールに通わないといけないの?

    ・どのプログラミング言語を学べばよいの?

    ・プログラミングを学ぶのにかかる時間は?


プログラミングを勉強したい人は、さまざまな疑問や悩みがあるでしょう。現在は、無料の動画サイトやWeb上の学習サイトも充実しているため、無料かつ独学でプログラミングを学習できる環境が用意されています。

以下ではプログラミングを独学で勉強する方法に関して、必要な準備や実際の進め方を紹介しているので、順番に読み進めて全体像を把握しましょう。

プログラミングは文系でも習得できる

プログラミングは理系・文系に関係なく習得できます。

なぜなら、プログラミングにおいて高度な数学的知識が求められることはあまりなく、論理的な思考力や継続して学習する意欲があれば問題ないからです。

IT人材白書2020(190p)」によると、現在、AIやIoTなどの先端IT領域に携わる人材の最終学歴は、文系学部出身者が30.2%という結果でした。IT・情報系だった人の割合は36%で、文系出身者が2番目に多い結果となっています。

実際に、IT業界では文系出身のエンジニアも数多く活躍しているため、文系理系に関係なくプログラミングは習得できるのです。

関連記事:システムエンジニアには文系出身者もなれる?就職するのに必要な知識を解説

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2. プログラミングの習得に必要な勉強時間の目安

プログラミングの習得に必要な勉強時間に関しては、習熟度や目指す目標などもあるため一概にはいえません。一般的にいわれている学習時間をまとめました。
 

  • ・プログラミングの基礎を習得するのに必要な勉強時間:250~300時間

    ・実務で必要なスキルを習得するのに必要な勉強時間:1000時間ほど


なお、独学とスクールでは、スクールのほうが勉強時間を短縮できることもあります。

これからプログラミングを勉強する場合、上記の時間を一つの目安にするのがおすすめです。1日や週単位の学習時間を定めれば、習得までのスケジュールも具体的になるでしょう。

実際、新卒は入社後の研修でプログラミングを学べることが多く、入社時に実務レベルのスキルを求められることは少ないです。新卒採用ではコミュニケーション能力や人柄などのヒューマンスキルを重視する企業が多いため、現時点で高度なプログラミングスキルがなくても、これから勉強すれば間に合うでしょう。

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3. プログラミングスキルを活かせる職種

プログラマーは、開発内容に応じていくつかの種類があり、扱う言語も異なります。

ここでは、代表的なプログラマーの種類をまとめたので、学びたい言語や就職を考える参考にしてください。

Webプログラマー

Webプログラマーは、企業のサイトやECサイトなど、さまざまなWebサイトやWebシステムの開発を行います。

Webプログラマーが主に使用するプログラミング言語は以下のとおりです。
 

  • ・HTML/CSS

    ・JavaScript

    ・PHP など


複雑な処理をするようなアプリケーション開発ではなく、インターネット検索してヒットするWebサイトなどの制作をメインで扱うイメージと捉えておきましょう。

関連記事:Web業界の市場規模は急速に拡大中!活躍できる職種&トレンドを紹介

アプリケーションプログラマー

アプリケーションプログラマーは、パソコンやスマートフォンで動作するアプリケーションの開発を行います。
 

  • ・LINE

    ・Facebook

    ・Amazon

    ・楽天


アプリケーションプログラマーが開発するのは、SNS系のアプリやECサイト系のアプリがメインです。これら以外にも、業務用も含むさまざまなアプリの開発を行います。

主に使用するプログラミング言語は以下のとおりです。
 

  • ・Java

    ・Swift

    ・C++ など


スマホアプリとブラウザアプリの違いによっても扱う言語が異なるため、自身が制作したいアプリを踏まえて学びたいプログラミング言語を決めましょう。

関連記事:学生が独学でアプリ開発をするために必要なこととは?

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汎用系プログラマー

汎用系プログラマーは、人事や販売管理、生産管理などの業務で使われるシステムの開発に携わります。

汎用系プログラマーが主に使用するプログラミング言語は以下のとおりです。
 

  • ・Java

    ・C

    ・Python など


汎用系プログラマーが開発する業務システムはあらゆる企業や公共団体が利用していることから、プログラマーの中でも需要の高い職種といえます。

組み込み系プログラマー

組み込み系プログラマーは、家電製品や車などに組み込まれているプログラムの開発を行います。

組み込み系プログラマーが主に使用するプログラミング言語は、「Java」「C++」などです。

開発する身近なものは以下が挙げられます。
 

  • ・スマートフォン

    ・エアコン

    ・カーナビ など


近年ではIoT化が進んでおり、あらゆる家電にプログラムが搭載されるようになっているため、組み込み系プログラマーも需要の高い職種といえるでしょう。

関連記事:組み込みエンジニアに新卒で就職するには?仕事内容や年収も紹介

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4. プログラミングの勉強を始める前に用意すべきもの

ここから、プログラミングを独学で学ぶ方法や手順について順番に解説していきます。

まず初めに、準備段階としてプログラミングの勉強をするための環境を用意しなければなりません。ここでは、学習前に用意すべきものを3つ解説します。

プログラミングをするためのパソコン

プログラミングの勉強をするには、パソコンがなければ始まりません。既にパソコンを持っている人は敢えて購入する必要はありませんが、性能がイマイチで動作が重たい場合は買い替えたほうがよいでしょう。

なお、WindowsとMacのどちらがよいか迷う人が多いかもしれませんが、Macのほうがプログラミングをするのに向いているとされています。
 

  • ・Apple製品向けのアプリ開発には必須

    ・操作に慣れていなくても直感的に扱える

    ・仮想環境でWindowsを扱える


パソコンを購入する際のスペックとしては、以下を一つの参考にしてみてください。
 

  • ・CPU:i5以上

    ・ストレージ:256GB以上

    ・メモリ:8GB以上


なお、Windowsユーザーの場合でも無理してMacを用意する必要はないので、自身の予算に合わせてパソコンを選定しましょう。

接続の安定したインターネット環境

ストレスなくプログラミングの勉強をするには、インターネット環境の用意も欠かせません。

高速回線を用意しておけば、快適な環境のなかでプログラミングに集中できます。なお、通信速度を安定させたい人は、ポケットWi-Fiなどではなく、固定回線を自宅に導入することをおすすめします。

プログラミングの勉強を進めるなかで不明点を検索する機会が何度もあるため、自宅にインターネット環境を用意できていない人は準備をしましょう。

プログラムを開発するための環境構築

プログラミングを勉強するにあたって、開発環境の構築をしておく必要があります。

プログラミング言語によって必要なソフトウェアは異なるため、勉強したい言語にあったソフトウェアをインストールしましょう。

ほかにも、プログラムコードを記述する「テキストエディタ」も必要です。

開発環境を用意すると勉強の下準備が整います。

関連記事:プログラミングを勉強するなら何から始めるべき?学習ステップを解説

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5. プログラミングは何から始める?作りたいものを決めよう

プログラミングの勉強を始める前に、作りたいものはあらかじめ決めておきましょう。

目標物がないとどのプログラミング言語を選べばよいかわからず、選んだ言語では本当に作りたいアプリを作れない可能性があるため注意が必要です。

マラソンにゴールがないとどこまで走ればよいかわからないのと同じで、目標を定めることで用意すべきものや対策を立てられます。

作りたいアプリはできるかぎり具体的にして、開発に必要な言語を調べて学習の方向性を明確にしておきましょう。目標が明確になれば、プログラミングの学習は効率よく進められます。

おすすめのプログラミング言語と勉強時間

ここでは、おすすめのプログラミング言語と独学での勉強時間を紹介します。

なお、紹介する勉強時間は、簡単なプログラムの読み書きができるようになるレベルを目安としています。

HTML/CSSの勉強時間の目安

HTMLは、Webページのタイトル・見出し・段落・箇条書きなどの文章構造を記述するプログラミング言語です。

Webサイトを作成する際に必須とされるため、Web関連の仕事を目指す人におすすめできます。

CSSは、Webページのスタイルを指定して装飾を施すプログラミング言語です。

ほとんどの場合HTMLとセットで使用され、HTMLがWebページ文章構造を記述する一方で、CSSは記述した文章をどのように装飾するかを指定する役割を担います。

HTML/CSSは、ほかのプログラミング言語に比べて習得が簡単で、習得までの勉強時間は50時間程度が目安です。

次の章で具体的な学習手順を解説しますが、プログラミング初心者の方はHTML/CSSから学ぶことをおすすめします。HTML/CSSで基礎を身につけた上で作りたいアプリに合わせたプログラミング言語を学ぶと、比較的スムーズに理解できるでしょう。

関連記事:HTML入門者がまず知っておきたい基礎知識を徹底解説!

PHPの勉強時間の目安

PHPは、オープンソースのスクリプト言語です。

HTMLにテキストで埋め込めるため、テキストエディタさえあれば手軽にプログラムを書けます。サーバーサイドでのWebアプリケーションの開発言語として、データベースなどを比較的簡単に扱え、初心者でも扱いやすい言語です。

なお、アプリ開発は大きく「フロントエンド」「バックエンド(サーバーサイド)」の2つに分けられます。フロントエンドはアプリの見た目部分を扱い、バックエンド(サーバーサイド)は裏側のロジック部分を扱う点に違いがあります。

PHPはサーバーサイドで使う代表的なプログラミング言語で、Web系エンジニアの求人も比較的多いことも含めておすすめです。

PHPの習得には、目安として150時間から250時間程度の勉強が必要です。

関連記事:学生向けPHPの入門方法!環境構築や基本構文を紹介

Pythonの勉強時間の目安

Pythonは、Webアプリケーションや汎用システム、AI開発などに幅広く利用され、ここ10年ほどで非常にポピュラーになったプログラミング言語です。

文法がシンプルで記述しやすく、利用者が多いことからコミュニティを通じて比較的簡単に情報を入手できます。

Pythonの習得には、200時間から300時間程度の勉強時間が必要といわれています。

関連記事:Pythonと他言語の難易度比較!学ぶべき理由とおすすめ学習方法を解説

Javaの勉強時間の目安

Javaは汎用系のプログラミング言語であり、業務システムの開発で幅広く使用されています。

OSに依存せずに動く点や、コンパイラ言語であるため処理速度が速い点が特徴です。

Javaが書けるようになるまでには、200時間から300時間程度の勉強時間が必要といわれています。ただし、Javaは奥が深く、業務で使いこなすにはさらに時間を要するでしょう。

Javaは多くの企業で扱われる代表的なプログラミング言語であり、求人も多いです。ただし、学習のハードルがやや高い傾向にあることは覚えておきましょう。

関連記事:勉強するならやっぱり本|独学におすすめの最新Java入門書5選

JavaScriptの勉強時間の目安

JavaScriptは、Webページに動きをつけるプログラミング言語です。

JavaScriptを使うと、ブラウザ上でユーザーのアクションに応じたコンテンツを表示できるようになります。

たとえば、ユーザーがボタンを押すと次のアクションとしてポップアップウィンドウを出したり、もっと見るボタンを押すと新たに商品の画像を表示したりする機能を実装できます。

JavaScriptは、アプリのフロントエンド開発でよく使われるプログラミング言語です。デザインに対する一定程度の素養があると、より楽しみながら勉強を進められるでしょう。

JavaScriptは参考にできるサンプルコードの情報が多く、基本的なスキルの習得に必要な勉強時間は50時間程度が目安です。

関連記事:JavaScriptとは?できることや将来性・勉強方法を解説

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6. 初心者向けのおすすめプログラミング勉強手順

具体的なプログラミングの勉強手順を解説します。

なお、そもそも開発したいもの・アプリによって扱うべきプログラミング言語は異なるため、本記事では、以下を前提として勉強手順を紹介しています。
 

  • ・最初にHTMLとCSSを学習して基礎を固める

    ・開発したいアプリに合わせたプログラミング言語を学ぶ


どのようなアプリを開発したいか具体的にイメージしたうえで、勉強手順を参考にしてみてください。

プログラミングの学習方法を決める

まずはプログラミングの学習方法を決めましょう。プログラミングの主な独学方法は以下が挙げられます。
 

  • ・書籍

    ・無料動画

    ・Web上の無料学習サイトやアプリ


この3つで学習する際のメリット・デメリットは以下のとおりです。

学習方法

メリット

デメリット

書籍

・体系的に学べる
・オフラインでも学べる

・発行年が古いと最新の情報を反映されていない可能性がある
・実際に操作できない

無料動画

・イメージしやすい
・気軽に学習できる

・情報の信ぴょう性に注意が必要
・体系的に学べるかどうかは動画次第

Web上の無料学習サイトやアプリ

・ゲーム感覚で学べる
・スキマ時間を使える

・実務的なパソコン操作は学べないこともある
・学べる内容は基礎的

自身の学習スタイルや勉強しやすい方法に合わせて選びましょう。

初学者はHTMLとCSSから学ぶ

学習方法を決めたら、HTMLとCSSの学習を進めます。

自身が開発したいアプリで扱うプログラミング言語を早く学びたいかもしれませんが、初学者の場合はHTMLとCSSを学習することで、結果的に学習効率が上がります。

特に、JavaScriptを学びたい場合、HTMLとCSSに対する理解が欠かせません。HTMLとCSSはWebサイト制作やアプリ開発の土台になるスキルなので、最初に学習を進めましょう。

HTMLとCSSを通じて、プログラミングがどのようなものか体感することが重要です。

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基本的な文法を理解する

プログラミングの学習を進めるにあたっては、基本的な文法をざっくりと理解することから始めましょう。

いずれの学習方法を選んだとしても基本的な文法は触れているはずなので、順番どおりに勉強を進めれば問題ありません。

基本的な文法を学ぶ際は、内容を読み進めるだけではなく、実際にパソコンでプログラムを書くようにしましょう。教材を見たり読んだりするだけでは内容が定着しないため、解説している内容通りの挙動をするか、手を動かしながら学習を進めるのがポイントです。

すべて暗記する必要はないので、「この時はこの構文を使えばよい」という程度の理解をして、その都度調べながらプログラムを書けるようになれば問題ありません。

サンプルのWebサイトを制作する

プログラミングの基礎を学んだら、HTMLとCSSで作れるサンプルのWebサイトを実際に制作しましょう。
 

  • ・学習サイトで紹介されている練習問題に取り組む

    ・サンプルコードをそのまま自分で打ってみる

    ・サンプルで紹介されているWebサイトを自分でコーディングする


プログラミングの学習効率を飛躍的に高めるコツは、「どれだけ手を動かせるか」という一点です。

上記を中心に、手本を参考にしながら自分の手でサンプルサイトの完成を目指しましょう。なお、完成度の高さを求めるというよりは仕組みの理解に重きをおいて、プログラミングの全体像の把握を重視することが大切です。

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凝った作りのWebサイトを制作する

サンプルサイトの制作ができたら、次はワンランク上のWebサイト制作を実践して、もう一歩理解を深めましょう。
 

  • ・制作済みのサンプルサイトをカスタマイズする

    ・少し凝ったデザインのWebサイトを模写する


開発の現場では、既存アイデアの形を変えて仕様を実現することの連続です。自分の頭で考えて応用を効かせる力が求められるため、制作したサイトにオリジナリティを加えてプログラミングに慣れていきましょう。

なお、ここまでがHTMLとCSSを学習するフェーズで、本来開発したいアプリで使用するプログラミング言語が別にある人は、凝った作りのWebサイト制作はスキップしても構いません。
 

  • ・制作したサンプルサイトにJavaScriptでアニメーションをつける

    ・PHPでお問い合わせフォームを作成する


これらのアレンジを加えることで少し発展的なプログラミング学習もできるので、目標に合わせて勉強の進め方を調整していきましょう。

オリジナルサービス開発に向けて学習する

HTMLとCSSの学習を一通り終えたら、オリジナルサービスの開発に向けた学習を進めます。

なお、プログラミング初心者の場合、PHPとPythonなどのように複数のプログラミング言語で開発するものではなく、一つの言語で開発できるオリジナルサービスにしましょう。初めての開発であれば、以下のどれかに取り組んでみるのがおすすめです。
 

  • ・電卓

    ・ToDoアプリ

    ・Web掲示板


学習の進め方自体は、HTMLやCSSと同じです。基本文法や構文を順番に理解したうえで、オリジナルサービスに求める仕様を満たすようにプログラミングを進めていってください。

オリジナルサービスの開発にあたっては、「フレームワーク」の使用もおすすめです。フレームワークは「プログラムのテンプレート」のようなもので、開発の効率化に欠かせません。

プログラミング言語によって使用できるフレームワークが異なるため、選んだ言語で利用できるものを調べてみましょう。

関連記事:フレームワークとは?概要やプログラミング言語別の種類について

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7. プログラミングの勉強に役立つ5つの学習・質問サイト

プログラミングの勉強に役立つ学習サイトや質問サイトを5つ紹介します。

プログラミングの習得にかかる勉強時間を少しでも減らすには、自分に合った学習の進め方を見つけることが大切です。以下で紹介しているサイトを有効活用してみてください。

Schoo(スクー)

Schooは、動画を使ったプログラミングの学習サービスです。

Schooは生放送の動画が配信されているのが特徴で、リアルタイムの講義を受講しながら不明点をその場で質問できます。

動画学習は、プログラミングに触れる初期段階としておすすめです。動画の内容を見て真似しながら勉強できるのは、学習ハードルを下げられるため挫折防止にもつながります。

Schooの講義内容を踏まえて、自分で手を動かしてコードを書いて実践的なスキルを身につけましょう。

Progate(プロゲート)

Progateは、オンラインでプログラミングを勉強できる代表的なWebサービスです。

可愛らしいキャラクターとともに、スライド形式の学習が用意されています。穴埋め形式で文法を理解する問題や、各章の終わりにも問題が出されるため、ゲーム感覚でプログラミングを勉強できるのが特徴です。

学べるプログラミング言語も豊富で、一例として以下が挙げられます。
 

  • ・HTML/CSS

    ・PHP

    ・Python

    ・Ruby/Ruby on Rails

    ・JavaScript など


プログラミング学習の進め方に迷った場合は、Progateから始めてもよいでしょう。

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ドットインストール

ドットインストールは、短尺の動画でサクッと学べるプログラミング学習サイトです。

Progateと同様のプログラミング言語をカバーしており、幅広い学習ニーズに対応できるのが特徴です。

ドットインストールは基本的に無料で学べますが、教材や機能の一部に制限がかかる点はネックといえます。

有料プランは全教材を利用できるだけでなく、講師への質問もできるため、無料で使用して学びやすいと思った場合は課金して学んでもよいでしょう。

taretail(テラテイル)

taretailは、ITエンジニア特化型のQ&Aサイトです。

プログラミングの学習にエラーはつきもので、わからない点を質問できる環境の用意が欠かせません。

taretailにはプログラミングに関する質問と回答が多数寄せられているため、詰まった内容のヒントを見つけられるでしょう。もちろん、実際に質問して回答を求めることも可能です。

エラーを解決できない状態が続くと挫折する原因になるため、質問サイトは積極的に活用しましょう。

Qiita(キータ)

Qiitaは、プログラミングに関する知識を記録し、共有できるサービスです。

Qiitaの場合は質問に答えてもらうというより、自身のプログラミング記録や忘備録をつける意味合いが強く、その学習過程からヒントを見つけるアプローチといえます。

知識のインプットとして使うのはもちろん、実現したい仕様を解決する方法を調べることもできます。

teratailと併用しながら、疑問点を調べる際の参考にしてみてください。

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8. プログラミングの独学を効率的に進めるコツ5選

プログラミングの独学を効率的に進めるにはいくつかコツがあります。

ここでは、独学を効率的に進めるために押さえておきたいコツを5つ紹介します。

目標は細かく設定する

プログラミングを独学する際は、目標をスモールステップで設定するのがポイントです。

開発したいアプリを明確にすることは大切ですが、あまりに高い目標設定はモチベーションを維持しづらく、挫折するリスクもあります。

大きな目標を掲げたうえで、実現するためのステップを細分化して、毎月・毎週・毎回の目標を設定するようにしましょう。

毎日少しでも勉強を続ける

プログラミングは、少しでもよいので毎日勉強を続けるのが習得への近道です。

プログラミングは継続が何より重要で、1日でも学習しない日を作ると、理解した内容を忘れてしまう可能性がグッと高まります。

独学を成功させたいなら、1日30分だけでも学習しましょう。
 

  • ・通勤や通学途中

    ・昼休みの30分間

    ・夕食後のダラダラとした時間

    ・SNSを見ている時間


1日の行動を見直すと、なんとなく過ごしていた時間が見つかるはずです。

Progateなどの学習アプリを使えばスキマ時間でも学習できるので、学習習慣を身につけて毎日コツコツと勉強を続けましょう。

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実際に手を動かしながら学ぶ

プログラミングを効率よく習得したいなら、実際に手を動かしながら学ぶことが大切です。
 

  • ・サンプルサイトを制作する

    ・基本文法を実際に記述して動作を確認する

    ・練習問題を実際に解く


方法はさまざまですが、プログラミングの実践的スキルは手を動かさない限り身につきません。

素振りをしたことがないのに、野球でホームランを打てることがないのと同じです。コードの作成経験を繰り返して、まずはプログラミングに慣れていきましょう。

質問や相談ができる人を確保する

プログラミングの独学を成功させたいなら、質問や相談できる人・メンターを確保するのもおすすめです。

プログラミングではエラーがつきもので、エラーへの対応力はエンジニアのスキルの一つともいえます。

エラーを自分で調べて試行錯誤するのも大切ですが、ある程度リサーチしてわからなかった場合は質問したほうが効率的です。その際、質問に答えてくれる人の存在は、独学を進めるうえで大きな助けになります。

オンラインでプログラミングのメンターを探せるサイトもあるため、質問できる環境を用意して学習効率を高めましょう。

勉強仲間を作る

プログラミングの学習を成功させたい場合は、勉強仲間を作るのもおすすめです。

意思が固い人は独学でもコツコツ学習できるかもしれませんが、勉強仲間の存在は時に大きな味方になります。
 

  • ・困ったときに相談できる

    ・教える経験を通じて理解が深まる

    ・お互いに切磋琢磨できる

    ・情報共有や交換ができる


勉強仲間は必ずしもオフラインで見つける必要はないため、SNS経由やオンラインコミュニティに参加するなどして、丁度よい距離感で刺激になる勉強仲間を探しましょう。

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9. 初心者がやりがちなプログラミングのNG勉強法5選

初心者がついやりがちなプログラミングのNGな勉強方法を5つ紹介します。

これからプログラミングを勉強する人はもちろん、既に学習を始めている人は、当てはまらないように気をつけましょう。

参考書を読んで満足してしまう

プログラミングの学習で特にやりがちなのが、参考書を読んで満足してしまうパターンです。参考書に限らず、動画を見ただけで満足するのも同様です。

「参考書を読んだだけ」「動画を見ただけ」ではプログラミングの理解につながるわけではなく、実際に手を動かして初めて身につきます。

プログラミングの学習を進める際は、インプットとアウトプットはワンセットにしましょう。

実際にコードを書いて、挙動を自分で確かめるようにするだけで、プログラミングの理解度は向上します。

理解しないままサンプルコードをコピーペーストする

実際にコードを書いて手を動かすのは大事ですが、単純にコピーペーストするだけの学習方法も効果が薄いです。

インターネットで調べるとサンプルコードは多数出てきますが、どのような内容が書かれているか、ロジックを理解しないままでは応用を効かせられません。

実務において、サンプルコードをそのまま利用できるシーンはむしろ少なく、仕様に合わせたカスタマイズが必要な場面がほとんどです。

単なるコピーペーストで勉強を進めるのではなく、どのような書き方をすればよいのか必ず押さえておきましょう。

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プログラミング言語を複数学ぼうとする

プログラミングの学習初期においては、複数の言語を学ぶのも避けたほうが無難です。

プログラミング言語間の違いは方言程度であることが多く、まずは一つの言語を習得することに時間をかけましょう。

同時並行で学習するとどっちつかずになる可能性も高く、理解できないまま挫折して勉強しなくなることもあります。

なお、開発の現場において、メインで扱える言語が一つだけのエンジニアもいるため、学習初期から欲張る必要はありません。

まずは一つの言語習得を目指し、必要に応じて学習する言語を増やすのがおすすめです。

コードをすべて暗記しようとする

プログラミングの勉強をする際は、コードをすべて暗記しようとしないでください。

サンプルコードのコピーペーストがうまくいかないことに関連しますが、アプリ開発のシーンでは、必要に応じてカスタマイズする応用力が求められます。

コードをすべて暗記してもそのまま使えるわけではなく、適切な条件分岐やパターン分けなど、部品を組み合わせて仕様を満たしていくのがエンジニアの仕事です。

プログラミングを勉強する際は、文法や構文の書き方をさまざまなパターン別で概要を覚えるようにしましょう。

「この書き方でいける気がする」という足がかりがあれば、調べながらプログラミングできるうえ、エラーに対応する際も、知識としての引き出しを増やしておくことが大切です。

エラーが出るとすぐに諦めて正解を探す

初心者がついやりがちなのが、エラーが出た際に考えることなく、すぐに正解を探してしまう学習スタイルです。

プログラミングをするうえで、エラーが一つも出ないままアプリ開発できることはないでしょう。むしろ、エラーを一つずつ解消した結果、実現したい仕様を構築できるのが普通です。

エラーの原因を自ら考える癖がつくと、自分の中で傾向と対策をパターン化できます。

エラーの解消はプログラミングの学びを深める大きなきっかけになるため、すぐに正解を探すのではなく、何が問題なのか考えるようにしましょう。

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10. 初心者が知っておきたいプログラミングへの向き合い方

プログラミングを学習するにあたって、初心者の人が備えておきたいマインドを紹介します。

学習を進める際に苦労する場面は多いですが、プログラミングへの正しい向き合い方を知っていることで挫折するリスクを下げられるでしょう。

思うようにコードを書けないのは当たり前

プログラミングのコードをスラスラと書けるようになるのは、実務を何度も経験してからが普通です。

思うようにコードを書けないのは当たり前で、初歩的な内容を何度も調べることもあるでしょう。

プログラミングは英語学習と似ており、アウトプットは数をこなさないとできるようになりません。英語を学び始めてすぐにネイティブと英語で会話できる人はごくわずかでしょう。

コードを記述したりエラーを解消したりする実践を何度も重ねてはじめて、思うようにプログラミングできるようになります。

プログラミングは調べながら記述するもの

プログラミングに対しては、暗記するものではなく都度調べるものと捉えましょう。

プログラミング技術は日々進歩しており、開発するサービスやアプリの種類によって扱う言語も異なります。そもそも暗記するのは不可能で、「道具の使い方を理解する」という視点が重要です。

最近では、AIを使ってプログラムの書き方を調べられるようになりました。調べられるようになったとしても、自身に適切な知識がなければAIに指示できません。つまり、プログラミングに関するエッセンス・引き出しを増やすことが重要なのです。

プログラミングは調べながら仕様の実現を目指すものと捉えると、学習のハードルも下げられるでしょう。

100点を目指さなくてOK

プログラミングを暗記するのは不可能であり、100点を目指すこともできません。

開発したいサービスやアプリに関して、まずは「動くこと」が最低限求められます。この状態を60点とすれば、サクサクと動くようになれば80点、シンプルで可変しやすい記述にできればさらに加点できるでしょう。

一方、「完璧」といわれる状態はそもそも存在せず、状況によって最適解は都度異なるため、ある程度の理解ができていれば十分なのです。

そのため、学習初期においては完璧な理解を求めず、制作したアプリやサービスが動くことを一つの目標にしましょう。コードの内容やクオリティは、実務者レベルで磨けば問題ありません。

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11. プログラミングを活かした仕事に就くためにできること

プログラミングを勉強する背景には、Web系の企業に就職したい意図がある人も多いでしょう。

ここでは、プログラミングを活かした仕事に就くためにできることを紹介します。

顧客をイメージしてオリジナルサービスを開発する

プログラミングのスキルを客観的にアピールするなら、リアルな顧客をイメージしたオリジナルサービスを開発しましょう。

サンプルサイトや簡易的なアプリ・サービスではなく、実際のユーザーニーズを踏まえたサービス開発にチャレンジすることで、即戦力レベルのスキルを身につけられます。

なお、完全なオリジナルである必要はなく、既存のサービスに独自の視点を追加するものでも構いません。

実生活に即したアプリやサービスの開発スキルは、就職・転職時の大きなアピールポイントになるでしょう。

ポートフォリオに開発したサービスなどをまとめる

プログラミングの学習を通して開発したサービスやアプリなどは、ポートフォリオとしてまとめておいてください。

ポートフォリオとは、自身の成果物をまとめた名刺代わりのようなものです。

エンジニアやデザイナーなどが実績や能力を客観的にアピールするためには欠かせないため、開発の経緯などを含めてまとめておきましょう。

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GitHubで自分のプログラムを公開する

ポートフォリオの作成とは別で、自分で開発したサービスやアプリのプログラムは「GitHub (ギットハブ) 」に公開するのもポイントです。

GitHubは、プログラムコードを保存・公開できるソースコードの管理サービスです。世界中のエンジニアがあらゆるサービス・アプリのコードを共有しており、そのコードを参照して自身の開発に活かすこともできます。

GitHubに自分が書いたコードを公開することで、企業の採用担当者も閲覧できるようになり、スキルレベルを客観的にアピールできます。

IT関連の資格を取得する

Web系企業への就職に必須ではありませんが、IT関連の資格取得を目指してもよいでしょう。

資格を取得することで、ITやネットワークなどに関する基礎を理解していることのアピールにつながる可能性があります。
 


IT関連の資格として有名なものは上記のとおりなので、資格取得を目指すのもおすすめです。

関連記事:プログラミング資格を大学生が取得するメリットは?おすすめ5選を紹介

クラウドソーシングサイトで受託開発案件を受注する

Web系企業への就職を目指す前に、クラウドソーシングサイトで受託開発案件を受注して実際の業務を経験しましょう。

現在は仕事の受発注をマッチングするクラウドソーシングサイトが複数あるため、募集されている案件を見て、対応できそうなものがあれば応募してみてください。
 
  • ・実案件を通じてスキルアップできる

    ・実際に報酬がもらえる

    ・開発経験を企業にアピールできる


実際の案件にジョインすることで、プログラミングへの理解は飛躍的に向上します。経験が自信につながるため、実践的なスキルを身につけたい人はチャレンジしてみましょう。

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12. プログラミングの勉強はスクールの活用もおすすめ

プログラミングを独学で勉強する自信がない場合や独学がうまくいかなかった場合は、プログラミングスクールの利用がおすすめです。

プログラミングスクールを利用するメリットをまとめました。
 
  • ・カリキュラムに沿って確実にプログラミングスキルを身につけられる

    ・疑問点があればその場で講師に質問できる

    ・プログラミング初心者にとって効率的に勉強できる


一方、それなりのコストがかかるため、予算に合わせて最適なスクール選びが大切です。

レバテックは、エンジニアを目指す大学生や大学院生向けに、月額29,800円でプログラミングを学べるレバテックカレッジを運営しています。現場で活躍するエンジニアが考案した「確実に成長できる」オリジナルカリキュラムで、未経験者でも3ヶ月でWebサービスの開発に必要なスキルを習得できます。

教室にはベンチャー企業のエンジニア内定者を中心としたメンターが常駐し、分からないことをいつでも気軽に相談できます。

リーズナブルな価格で、就活に役立つスキルを身につけたい人はレバテックカレッジがおすすめです。

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13. まとめ

プログラミングの勉強は、目標を明確に定めたうえで手順を守って進めることが大切です。
 
  • ・開発したいアプリやサービスを決めて学習したい言語を選ぶ

    ・実際に手を動かしながら勉強する

    ・暗記をするのではなく、エッセンスの理解に努める

    ・独学が難しい場合はスクールも検討する


プログラミングの勉強は、1日30分でもよいので毎日継続しましょう。コツコツと勉強を続ける習慣を身につけて、プログラミングの習得を目指してみてください。

プログラミングスキルはプログラマーやエンジニアへの就職に役立つので、自分に合った方法で勉強を始めましょう。

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