
そこで本記事では、Androidエンジニアの平均年収をテーマに、収入を左右する要素や年収アップのコツ、高年収につながるキャリアパスなどについてご紹介します。
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1.Androidエンジニアの平均年収は約557.6万円
Androidエンジニアの平均年収は、約557.6万円が目安となっています。これは厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」にて、「ソフトウェア開発(スマホアプリ)」という職種で報告されている年収データです。そのためiOSエンジニアも含む年収であると考えられますが、Androidエンジニアのおおまかな平均年収として参考になります。
Androidエンジニアは、アプリケーションエンジニアという大きなカテゴリの中に含まれる職種の一つなので、年収データが少なく正確な平均年収を把握しにくい職種です。IT業界におけるスマホアプリ開発の需要は高く、今後も安定した需要が見込まれるので、平均年収は高い部類であると判断できます。
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会社員の平均年収460万円を大きく上回る
国税庁が発表する『令和5年分 民間給与実態統計調査』によれば、会社員全体の平均年収は460万円となっています。Androidエンジニアの平均年収は、会社員の平均年収を100万円ほど上回る水準であり、高収入の職種に分類されます。Androidエンジニアはフリーランスとしても働きやすい職種なので、月単価で報酬が決まるフリーランスのAndroidエンジニアになることで、さらなる高年収を目指すことが可能です。
新卒採用では年収に大きな差は生まれにくい
ただしAndroidエンジニアとして新卒採用される時点では、ほかの業界・職種と比べて高額な初任給が用意されることは少ないです。というのも、AndroidエンジニアはプログラミングスキルやIT知識を駆使して働く専門職であり、スキル・技術の習得に応じて年収がアップするからです。
新卒採用で入社する段階では、ほとんどの方がAndroidエンジニア未経験であり、スマホアプリ開発の実績を持っていません。そのため初任給や初年度の年収では差がつきにくい傾向にあります。
スキル・経験を積むごとに年収差が開く傾向
一方でAndroidエンジニアは、年齢を重ねるごとに年収が大幅に増加し、中堅・ベテラン世代になる頃には同世代よりも高額な収入を得ていることが多くなります。Androidエンジニアの年収が上昇するのも、スキル・経験が身につく中堅以降の昇給幅が大きいことが理由として考えられます。
入社時点から高年収を得たいと考える方には不向きですが、着実にスキル・経験を積み、高収入・好待遇のキャリアパスを歩みたい方に向いている職種となっています。
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2.Androidエンジニアの雇用形態ごとの平均年収
さまざまな職種の年収データを公開している「求人ボックス」のAndroidエンジニアのページでは、正社員・派遣社員のそれぞれの雇用形態で平均年収が公開されています。下記で詳しく解説しますので、応募する企業の雇用形態をチェックしながら参考にしてみてください。
正社員の平均年収
Androidエンジニアの正社員の平均年収データは、約357万円となっています。前述のデータと比較するとやや低めの年収水準となっていますが、これはAndroidエンジニアという職種の求人があまり多くないことが理由として考えられます。Androidエンジニアを募集する企業は「アプリケーションエンジニア」の求人を出すケースも多く、Androidエンジニアに絞ってしまうと年収データが少なく、正確な平均年収を算出しにくくなってしまうのです。
この点を考慮しつつ、正社員で働くAndroidエンジニアの平均年収の参考にしてみましょう。
派遣社員の平均年収
派遣社員のAndroidエンジニアは、2,694円が平均時給と報告されています。1日8時間労働として計算すると日給2万1,552円、20日稼働で働くとすれば月給43万1,040円になる計算です。単純に12倍すると、517万2,480円が派遣社員の平均年収であると算出できます。
専門性の高いAndroidエンジニアは、たとえ派遣社員であったとしても会社員の平均年収を上回るほどの収入が手にできることがわかります。開発実績が認められて正社員登用されれば、さらなる高年収・好待遇も期待できるでしょう。
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3.Androidエンジニアの年収を左右する3つの要素
Androidエンジニアの年収は、次のような要素によって大きく左右されます。
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・入社する企業の業績・規模
・社内での職位・業務範囲
・Androidエンジニアとしてのスキル・実績
それぞれ解説しますので、Androidエンジニアとして年収アップを叶えるヒントとして参考にしてみてください。
入社する企業の業績・規模
Androidエンジニアの年収は、入社する企業の業績や規模によって左右されます。手掛ける事業の規模が大きく、大型プロジェクトに携わる機会が豊富であるほど、Androidエンジニアの収入は上昇する傾向にあります。企業としての業績が安定しており、豊富な予算があることもAndroidエンジニアの年収にはプラスに働きます。
また、すでに高年収を得ているAndroidエンジニアの先輩が活躍しているかどうか、高年収を得られるかどうかを大きく左右することもあります。たとえば、年収600万円のAndroidエンジニアが在籍する企業と、年収1,200万円のAndroidエンジニアが在籍する企業があった場合には、後者の方が年収アップの上限が高く、入社後に高年収を得られる可能性が高まるでしょう。
社内での職位・業務範囲
Androidエンジニアは、社内での職位や担当している業務範囲によっても、年収が大きく変化します。たとえば、アプリ開発の現場で働くAndroidエンジニアよりも、ITコンサルタントのような立ち位置でクライアント企業に対して最適なアプリの企画・提案が行えるAndroidエンジニアの方が年収は高くなるでしょう。
Androidエンジニアのチームをまとめるリーダーやプロジェクトマネージャーの仕事に就いている場合にも、高年収・好待遇を用意される可能性が高いです。Androidエンジニアとして高年収を得たいなら、アプリ開発における上流工程を担当する立場を目指すと良いでしょう。
Androidエンジニアとしてのスキル・実績
一人のAndroidエンジニアとしてのスキル・実績も、年収に影響を与える要素の一つです。スキルレベルが高く、幅広い知識を習得しているAndroidエンジニアであれば、社内で高い評価を受けて高年収を提示されやすくなるでしょう。AndroidアプリだけではなくiOSアプリの開発にも長けている方や、組み込みAndroid開発に知見がある方などは、特に年収が上がりやすくなります。
スキルアップや資格取得に取り組んでいる姿勢だけでも年収アップの要因になるので、Androidエンジニアとして入社した後も継続してスキルを磨くことが大切です。
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4.Androidエンジニアの年収アップを叶えるためのコツ
ここからはAndroidエンジニアが年収アップを叶えるためのコツとして、下記の5つのポイントについてご紹介します。
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・高年収のAndroidエンジニアが活躍する企業を選ぶ
・幅広くプログラミングスキルを習得する
・副業で個人開発にも取り組んでみる
・プロジェクトマネジメントの経験を積む
・フリーランスとして独立する
上から順番に解説しますので、Androidエンジニアとして高年収を得たい方はぜひ実践してみてください。
高年収のAndroidエンジニアが活躍する企業を選ぶ
Androidエンジニアとして高年収を得るための着実な方法として、高年収のAndroidエンジニアが活躍する企業を選ぶことが挙げられます。高収入のAndroidエンジニアが在籍する企業は年収の上限が高く、高年収を提示されやすいことは前述の通りです。そうした先輩を手本として、身につけるべきスキルや経験を間近で見ながら吸収することにより、最短・最速で高年収を目指せるようになるメリットもあります。
Androidエンジニアとしての就職先を選ぶ際には、社員インタビューや口コミサイト、OB・OG訪問などを活用して、現在活躍しているAndroidエンジニアがどのような待遇を得ているのかをリサーチしておきましょう。
幅広くプログラミングスキルを習得する
高年収のAndroidエンジニアとなるために、幅広くプログラミングスキルを習得することも効果的です。Androidアプリ開発では、近年では主にKotlinが用いられる傾向にありますが、汎用性の高いJavaを習得しておくと組み込みシステム開発などに応用できるプログラミングスキルを習得できます。
また、Webアプリを開発するためのHTML/CSSとJavaScript、iOSアプリの開発で使用するSwiftといったプログラミングスキルも、Androidエンジニアとしての評価が高まる要因となります。こうしたスキルを積極的に身につけながら、Androidエンジニアとしての幅の広さを磨いておきましょう。
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副業で個人開発にも取り組んでみる
Androidエンジニアとして高収入を得るためには、副業で個人開発にも取り組んでみるのがおすすめです。アプリ開発の副業を通じて収入が得られれば貴重な収入源となるほか、個人開発の経験が大きな実績となり、Androidエンジニアとしての高評価につながるチャンスもあります。
将来はフリーランスとして独立したいと考えている方や、自由度の高い働き方を実現したいと考えている方にとっても、副業で個人開発に取り組んでみるのはおすすめです。ただし、その際には本業のアプリ開発業務に支障が出て、社内での評価を落としてしまわないように注意しましょう。
プロジェクトマネジメントの経験を積む
Androidエンジニアのチーム内でプロジェクトマネジメントの経験を積むことも、年収アップを達成するためには有効です。現場でプログラムを書くAndroidエンジニアではなく、チームをまとめるプロジェクトマネージャーとしての仕事に就くことで、高年収・高待遇が得られるチャンスを掴めるからです。
プロジェクトマネジメントの経験が豊富な人材は、アプリ開発の現場だけではなく、Web開発や業務アプリ開発などの現場でも重宝されます。ゆくゆくはアプリ開発企業以外の会社でも働いてみたい方にもおすすめなので、積極的に経験を積んでみてください。
フリーランスとして独立する
フリーランスのAndroidエンジニアとして独立することで、青天井の年収を目指すという選択肢もあります。フリーランスであればAndroidアプリ開発の報酬がすべて自分の手元に入るため、高単価の案件を獲得できれば、大幅な年収アップを叶えることができます。いきなりフリーランスとして独立するのではなく、前述した副業で個人開発を経験しておくと、無理なくフリーランスとして働き始めることができるでしょう。
ただし、フリーランスになることで社会保険料を自分で納める必要が出てくるほか、失業手当や休業補償などの対象外となってしまうことに注意が必要です。
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5.Androidエンジニアの年収アップにつながるキャリアパス
ここからはAndroidエンジニアが年収アップを達成できる具体的なキャリアパスについてご紹介します。
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・iOSエンジニア
・プロジェクトマネージャー
・ITコンサルタント
これらの職種へのステップアップをキャリアプランに組み込みながら、Androidエンジニアのキャリアを積み重ねていきましょう。
iOSエンジニア
iOSエンジニアは、スマホアプリ開発の中でもiPhone向けのアプリ開発に取り組む職種です。アプリ開発についての知識や開発の流れをそのまま活かして活躍できるため、AndroidエンジニアがiOSエンジニアとしてのスキル・経験を磨くのもおすすめです。特に日本国内においてはAndroidよりもiPhoneの方が高いシェアを獲得しているため、スマホアプリ開発の需要も高くなる傾向にあります。
iOSエンジニアが扱うSwiftは、習得難易度が低めのプログラミング言語ということもあり、Androidエンジニアとしての本業に取り組みながら週末などを利用して言語をマスターすることも十分可能です。ゆくゆくはAndroid・iOSのどちらにも精通したアプリケーションエンジニアになることを目指してみてください。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクトにおける責任者として、スケジュール管理・タスク管理や予算管理など、さまざまなマネジメント業務を担当する職種です。アプリ開発プロジェクトの企画から、チームの編成、クライアント企業との打ち合わせなど、チームのトップとして幅広い業務に携わります。
高い技術力とコミュニケーションスキルを備え、周囲から信頼を得られるプロジェクトマネージャーは希少な存在なので、Androidエンジニアと比べて高年収・好待遇のポストが用意されることが多いです。プロジェクトマネジメントに挑戦してみたい方は、ぜひキャリアパスの一つに加えてみると良いでしょう。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、システム・アプリの導入によってクライアント企業の経営課題を解決するために提案・アドバイスを行う職種です。専門的なIT知識・スキルに加えて、企業経営についての知見も求められる仕事なので、高年収・好待遇の条件で働けるチャンスがあります。ITコンサルタントはスマホアプリ業界以外でも活躍できるため、さまざまな企業からのオファーを受け取れる職種でもあります。
ただしITコンサルタントとして周囲の信頼を勝ち取るためには、スキル・技術を磨くだけではなく、企業経営について学び経営者視点を養う必要があることに注意しましょう。将来は起業・独立を考えている方なら、キャリアパスの一つに取り入れてみるのもおすすめです。
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6.まとめ
Androidエンジニアの平均年収は約557.6万円が目安となっており、会社員全体の平均年収を大きく上回る水準です。新卒採用された時点では他の職種と大きな年収差は生まれないものの、年齢を重ねてスキル・経験が増えるごとに年収が大幅に増加する傾向にあります。
Androidエンジニアの年収を左右する要素として、入社する企業の業績・規模や、社内での職位・立場なども挙げられます。高年収のAndroidエンジニアを目指すなら、幅広くプログラミングスキルを習得したり、副業で個人開発に取り組んだりするのも有効です。本記事で解説してきた年収アップのコツやキャリアパスも参考にしながら、高年収を得られるAndroidエンジニアを目指してみてください。
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