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- 1.未経験からプログラマーになるには?5つのステップで解説
- 2.未経験からプログラマーになるには何のスキルが必要?
- 3.未経験からプログラマーになるには何の資格がおすすめ?
- 4.未経験からプログラマーになるには何の言語を学ぶべき?
- 5.まとめ
1.未経験からプログラマーになるには?5つのステップで解説
未経験からプログラマーになるには、自分が目指したいプログラマーとしての働き方を明確にした上で、必要なスキル・資格を習得後、未経験OKの優良企業を見極めながら就活に臨む流れが基本です。ここでは未経験からプログラマーになるまでを以下5つのステップごとにご紹介します。
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・目指すプログラマー像を決める
・必要なスキル・資格・言語を取捨選択する
・プログラミング学習に取り組む
・T資格・認定資格を取得する
・未経験OKの優良企業へ応募する
それぞれご説明しますので、今からプログラマーになるまでのロードマップを確認しておきましょう。
目指すプログラマー像を決める
未経験からプログラマーになるには、自分が目指したいプログラマー像を明確にしておくことが大切です。具体的には、プログラマーとして開発したいアプリ・システムや、入社したい業界を決めておき、そのためにどのようなスキル・言語などが必要なのかを逆算して考えるのがコツです。
理想のプログラマー像があいまいなままプログラミング学習を始めてしまうと、「今勉強していることがどう役に立つのか?」がイメージしにくくなり、学習するモチベーションが低下することがあるからです。Web業界を目指している方が、Web開発では使われないC言語を学んでしまうなど、回り道になる危険性を避けるためにも、明確なゴールを定める必要があるのです。
目指すプログラマー像を考える時には、会社説明会やOB・OG訪問、新入社員インタビュー記事などを通じて、憧れの先輩・理想とするプログラマーを見つけるのが効果的です。目標とする人物を決め、その人物に近づけるように就活対策に取り組むと良いでしょう。
必要なスキル・資格・言語を取捨選択する
目指すプログラマー像が明確になったら、次にゴール達成までに必要なスキル・資格・言語などを洗い出しておきましょう。Web開発に携わるプログラマーを目指すなら、Web技術についての基礎知識を身につけた上で、HTML/CSSやJavaScriptといった言語を学び、これらの言語のスキルレベルを証明する認定資格を取得する必要があると判断できます。
IT業界では、Web系・スマホアプリ系・業務アプリ系・インフラ系・組み込み系・AI系など、さまざまな業種が存在しているため、事前に学習するスキルや言語を絞っておかないと、就活に必要な知識を身につける時間が不足してしまいます。志望企業では使わないスキルを磨いてしまうなど、内定を得るまでに遠回りしてしまうことがないよう、学ぶべき項目を取捨選択するのがコツです。
プログラミング学習に取り組む
未経験からプログラマーを目指すなら、プログラミングスキルは必須です。システム開発の流れの中でプログラマーは、コーディング・プログラミング作業を中心に携わることになるため、プログラミング言語を扱うスキルは欠かせません。
プログラミング学習には、独学や通信講座、スクール通学などさまざまな方法がありますが、心掛けたいのはインプット学習ではなくアウトプット学習を重点的に取り組むことです。プログラミングスキルは、座学で知識を覚えるだけでは実務には役立ちません。プログラミングスキルはあくまでも手段であり、作りたいものに合わせてコードを記述できるスキルが評価されるのです。
そのためプログラミング学習に取り組む際には、自分のパソコンに開発環境を用意し、実際にコードを書いて手を動かしながらプログラミングスキルを磨くようにしましょう。
IT資格・認定資格を取得する
未経験からプログラマーになるために、IT知識が問われる資格や、プログラミング言語の認定資格を取得するのも効果的です。プログラマー未経験者向けの資格には、「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」などが挙げられます。いずれも国家資格で知名度が高く、プログラマー・エンジニアとして働くための基礎的な知識を身につけられる資格です。
プログラミング言語の認定資格には、「HTML5プロフェッショナル認定試験」「Ruby技術者認定試験」「Oracle認定Javaプログラマ試験」などの種類があります。自分が学んでいるプログラミング言語に合わせてこれらの資格の受験申し込みを済ませることで、期限・ゴールを明確にした上でプログラミング学習に取り組めるメリットがあります。
その結果、高い集中力・モチベーションを維持しやすくなるので、プログラミング学習の際には積極的に認定資格の試験を受けてみましょう。
未経験OKの優良企業へ応募する
未経験からプログラマーになるためのスキル・資格・言語を身につけた後は、未経験OKとしている優良企業へ応募し、内定を目指す流れになります。IT業界では現在もブラック企業と呼ばれる企業も存在するため、新卒でブラック企業に入社してしまうと、その後のキャリア形成が不利になってしまう危険性があります。
そうした事態を避けるためにも、未経験OKかつ研修制度や福利厚生が充実している優良企業への入社を目指しましょう。大手SIerや自社開発企業であればブラック企業が少ない傾向にあり、知名度・就職人気が高く入社難易度も高まります。ですが前述してきたスキル・資格や言語をアピールできれば、即戦力のプログラマーとして採用されるチャンスを掴めるでしょう。
ITエンジニア特化の就活支援サービス
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2.未経験からプログラマーになるには何のスキルが必要?
次に未経験からプログラマーになるには、どのようなスキルを身につけておく必要があるのか、具体的にご紹介していきます。
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・プログラミングスキル
・業界特有の知識・スキル
・コミュニケーションスキル
上記の3つのスキルを順番に解説しますので、就活に向けたスキルアップの参考にしてみてください。
プログラミングスキル
未経験からプログラマーを目指すのであれば、プログラミングスキルは必須です。プログラミング未経験の場合、どの言語を学べば良いか迷ってしまうことも多いですが、まずは理想のプログラマー像を明確にして、志望企業・志望業界を決めておくことで、学ぶべき言語を絞り込むことが可能です。
なお、プログラミングスキルを学習する際には、その言語の代表的なフレームワークを学んでおくのも効果的です。フレームワークとは、あらかじめ実装したい機能をまとめたテンプレートのようなもので、うまく扱うことでプログラマーとしての業務効率化・負担軽減につながります。実際の開発の現場では、フレームワークを活用しながら業務を進めているので、積極的に習得しておくと良いでしょう。
業界特有の知識・スキル
未経験からプログラマーになるには、志望企業の業界特有の知識について押さえておくのもおすすめです。たとえばWeb開発企業に入社したい場合には、Web技術の仕組みやトレンド、フロントエンド・バックエンドの違いや、サーバーサイドで行われる処理について理解を深めておくと、面接官からの評価がアップする一因になります。
プログラマーとして働く現場では、プログラミングスキルだけではなく、これらの周辺知識が活かされる場面も多くあります。職種研究・業界研究を兼ねて、業界用語や専門知識についても学習に取り組んでおきましょう。
コミュニケーションスキル
未経験からプログラマーになる時には、コミュニケーションスキルのアピールが効果的になることがあります。未経験OKのプログラマー求人では、プログラミングスキルなどの技術面ではなく、人物面を評価して採用を行う企業も多いです。その際には、独学したプログラミングスキルやIT資格よりも、面接の場でいかにコミュニケーションが取れるかが内定に直結するのです。
プログラマーという仕事は、基本的にはパソコンに向かってコツコツと積み上げる職種です。しかしシステムエンジニアとの打ち合わせや、クライアント企業とのやり取りが発生することも珍しくないため、コミュニケーションスキルを重視してプログラマーを採用する企業が少なくないのです。
営業職ほどの高いコミュニケーション能力が求められるわけではないものの、相手の立場になって物事を考えられる姿勢をアピールすると良いでしょう。
3.未経験からプログラマーになるには何の資格がおすすめ?
ここからは未経験からプログラマーになるために、どの資格を取得しておけば良いのかを解説します。
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・ITパスポート試験
・基本情報技術者試験
・HTML5プロフェッショナル認定試験
未経験プログラマー向けとされる上記3つの資格についてご説明しますので、資格選びの参考にしてみてください。
ITパスポート試験
ITパスポート試験とは、ITに触れる社会人や学生を対象とした基礎的なIT資格であり、高い知名度を誇る国家資格の一つです。未経験からプログラマーになるための基礎的な知識を習得できる資格なので、IT業界を志望するなら最初に取得しておきたい資格となっています。出題範囲は企業経営やセキュリティー、AIなど幅広い分野に及ぶため、効率的にIT知識を身につけることができます。
試験はパソコンを使用するCBT方式で実施され、受験は全国の試験会場で申し込むことができます。難易度が高い資格ではないため就活でライバルとの差別化につなげることが難しいですが、就活と並行しながら一通りのIT知識を学ぶのに最適です。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITパスポート試験の上位に位置する国家資格で、ITエンジニア・プログラマーの登竜門とされる資格でもあります。現場で活躍するプログラマーとして必要な実践的な知識・スキルを身につけられるのが特徴で、IT業界で活躍するならぜひ取得しておきたいところです。企業が「資格手当」の対象とし始めるラインなので、合格できると給料アップにも直結します。
基本情報技術者試験についてもCBT方式を採用しており、全国の試験会場で随時試験を受けることが可能です。ITパスポート試験に合格後、より難易度の高い資格にチャレンジしてみたい方は、ぜひ受験を申し込んでみましょう。
関連記事:基本情報技術者就職は就活で有利?活かせる職業も解説
HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験は、Web開発で用いられるHTML/CSSやJavaScriptのプログラミングスキルを証明する民間資格です。プログラミング学習と並行してこうした認定試験を受けることにより、明確なゴールを目指して学習に取り組めるので、高い集中力とモチベーションを維持しやすくなるメリットがあります。
同様の認定資格は、Ruby・PHP・Python・Javaなど、各プログラミング言語でも用意されています。未経験からプログラマーになるために学ぶプログラミング言語に合わせて、それぞれの認定資格の概要や日程を確認して受験してみると良いでしょう。プログラミング言語の認定資格だけで内定を取ることは難しいですが、未経験からプログラマーになろうとする志望意欲が伝わり、面接官に好印象を残せる可能性が高まります。
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4.未経験からプログラマーになるには何の言語を学ぶべき?
最後に、未経験からプログラマーを目指す場合に、どの言語から学び始めるべきなのかをご紹介しましょう。原則としてプログラミング言語を学ぶ際には、自分のなりたいプログラマー像や志望企業に合わせて言語を選ぶのがポイントです。しかし志望企業が決まっていない場合や、プログラミング言語選びに迷ってしまう場合には、下記の基準で学ぶ言語を決めてみてください。
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・Web開発ならHTML/CSS
・スマホアプリ開発ならSwift・Kotlin
・将来性重視ならPython
それぞれの言語を一つひとつ順番にご紹介しましょう.
Web開発ならHTML/CSS
Webアプリ・Webサイトの開発に携わるWebプログラマーを目指すのであれば、まずはHTML/CSSの言語から学び始めることをおすすめします。HTMLは、Webサイトの骨組みを構築するのが特徴で、CSSはWebサイトの見た目の装飾に使われます。いずれも「マークアップ言語」と呼ばれ、プログラミング言語の中では習得難易度が低いことから、初心者向けにおすすめされることも多い言語です。
Web開発は未経験からプログラマーを目指す方からの人気も高く、学習サイトや書籍、プログラミングスクールのカリキュラムが充実している傾向にあります。非常に学習環境が整っている言語なので、プログラミング未経験から学び始めるのに最適です。HTML/CSSの扱いに慣れたら、同様にWeb開発で使われているJavaScriptの学習にも取り組んでみると良いでしょう。
スマホアプリ開発ならSwift・Kotlin
スマホアプリ開発に携わるアプリケーションプログラマーを目指すなら、iPhone向けアプリ開発で使用するSwift、Android向けアプリ開発で使用するKotlinを学習することをおすすめします。スマホアプリ開発に携わるならこれらの言語は必須なので、プログラミング言語選びに迷うことなく早めに学習に取り組むと良いでしょう。
Swift・Kotlinはいずれも習得難易度が低めの言語なので、プログラミング未経験からでも学習しやすい傾向にあります。ただしiPhone向けのSwiftを扱うなら、原則としてmacOSを搭載したパソコンが必要になることにご注意ください。
将来性重視ならPython
将来性の高い先端分野に挑戦してみたい方は、AI開発の現場で人気かつ汎用性に優れたPythonを学ぶのもおすすめです。PythonはAI開発や自動運転技術、インフラ構築、Web開発など、非常に幅広い分野で開発に用いられている言語です。Pythonをマスターしておけば、将来はAIプログラマーやWebプログラマー、組み込みエンジニアやインフラエンジニアへのキャリアアップも可能になるため、将来性を重視してプログラミング言語を学びたい方におすすめです。
Pythonの習得難易度はやや高めではありますが、世界中で人気を誇る言語のため学習教材が充実しており、プログラミング未経験からでも学びやすい学習環境があります。未経験から入社しやすいWebプログラマーになるためにPythonを習得し、ゆくゆくはAIプログラマーなどのキャリアパスを歩むことも可能なので、ぜひ学習に取り組んでみてください。
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5.まとめ
未経験からプログラマーになるには、まず理想のプログラマー像を明確にしてから必要なスキル・資格・言語を取捨選択した上で、プログラミング学習をスタートすることが大切です。明確なゴールを定めておくことで、プログラマーとして内定を取るために遠回りしてしまうリスクを避けられることが理由です。
未経験プログラマーが資格試験を受けるなら、ITパスポート試験や基本情報技術者試験、プログラミング言語を学ぶならHTML/CSSやPython、あるいは開発したいスマホアプリに合わせてSwift・Kotlinを学習すると良いでしょう。本記事で解説してきた5つのステップを参考にしながら、プログラマーとしてのキャリアを歩み始めてみてください。
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授業でプログラミング言語に触った程度で、開発した経験が無くてもITエンジニアとして就職することは可能です。
ただし、応募すべき企業や選考でアピールする内容はしっかりと検討する必要があるため、就活エージェントの利用をおすすめします。
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