ベンチャー企業の長期インターンとは?インターンの基礎やメリット、注意点を解説

ベンチャー企業の長期インターンとは?インターンの基礎やメリット、注意点を解説
就活について調べる中で、インターンシップという言葉を目にしたことのある学生も多いのではないでしょうか、インターンシップを通して、業界や業種、仕事内容についての理解を深めることが可能です。本記事では、インターンシップの中でも社員とほとんど同じように業務に携わる「長期インターンシップ」について、概要やメリット・デメリット、選ぶ際の注意点などを紹介します。

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1. インターンシップとは

インターンシップは、学生が職業体験できる制度です。インターンシップを利用することで、興味がある企業に訪問したり、一定期間実際に働いたりすることができます。
インターンシップの目的は、就業体験を通して業界や職種、仕事内容への理解を深めることです。そのため、インターンシップの経験は就職活動をするうえでもプラスに働くでしょう。

長期インターンシップと通常のインターンシップの違い

インターンシップは、1dayインターンシップ、短期インターンシップと長期インターンシップに分けられます。
1dayインターンシップは1日だけのものであり、企業の説明会などのセミナー形式のものが多く、最も参加しやすいと言えるでしょう。

短期インターンシップは主に大学3年生を対象としており、期間は数日から数週間程度です。学生は数人のグループになって企業側が出した課題に取り組んだり、見学をしたりします。有給の場合もありますが、基本的には無給のものが多いようです。大学の長期休みを利用して参加するとよいでしょう。

長期インターンシップには1カ月程度のものから数年間続くものがあり、社員とほとんど同じ働きをすることが求められるため、給与が支払われるものが大半です。短期インターンは大学3年生がほとんどですが、長期インターンは大学1年生から参加することが可能です。

期間が短い短期インターンは、仕事をするというよりはイベントに参加するようなものですが、長期インターンは実際に仕事を任され、その難易度も次第に上がっていきます。
長期インターンシップで成果を出すことにより、企業の即戦力となる力を身につけたり、インターンシップ先から内定をもらえたりします。長期インターンシップは、ベンチャー企業でよく開催されています。

ベンチャー企業とは

明確な定義はありませんが、一般にベンチャー企業とは、その会社ならではの技術や発想力を活かしてビジネス展開をする企業を指します

設立してからあまり年数が経っておらず、従業員数も100名以内の小・中規模の企業が多いようです。ただし、単に新興であるというだけではベンチャー企業とみなされず、画期的かつ新規のサービスを提供することで、設立からハイペースで成長を遂げていることが重要です。
ベンチャー企業は基本的に成長の過程にあるため仕事がとても多く、年齢に関係なく活躍できる人材を求めている傾向があります。

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2. 長期インターンシップでは何を行う?

長期インターンシップでは、まず初めにインターンシップ先の企業の仕事内容を理解するための研修を受講し、その後社員とともに実務に携わります。企業によっては、簡単な説明のみですぐに実務に入る場合もあるようです。仕事の内容や、どこまで学生に任せるかという範囲については企業により異なります。

営業やマーケティング、企画や事務などさまざまな仕事がありますが、まずは仕事についてしっかり勉強して理解を深めましょう。初歩的な仕事をこなしていくうちに重要な仕事を任せてもらえるようになるかもしれません。

このように、長期インターンシップでは学生のうちから一般の社員に近しいレベルの就労体験ができる点が大きな魅力です。

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3. 長期インターンシップに参加するメリット

長期インターンシップには数年間にわたり続くものもあり、学生生活に大きな影響を及ぼします。長期インターンシップへの参加によって得られる、さまざまなメリットを紹介します。

裁量権をもって働ける

インターンシップ先では、アルバイトのように決められた仕事をこなせばよいわけではなく、自主性が重要視されます。一人一人に任される仕事の範囲が広く、自分にできることを考え、課題を見出して解決していくことが求められます

任された仕事には責任を負いますし、大きな負担がかかる場合もありますが、その分やりがいも大きくなり就職後のキャリアにつながります。仕事を通して成長でき、自主性も育まれるため、自分のやり方次第でプラスに変えることができるでしょう。

社長と接する機会がある

比較的小規模なベンチャー企業では社長と社員の距離が近く、学生も同じ場で働くことがあります。そのため、直接社長と話し、その仕事ぶりを間近で見られるかもしれません。社長だけでなく、役員や重要なポジションについている社員と接する機会もあるでしょう。

ベンチャー企業の社長は独自の技術や発想でビジネスを展開しているため、発想力や企画力は大いに参考になることでしょう。起業を考えている学生だけでなく、経営者の視点からの考え方、マネジメントの仕方、リスク管理についての生の声を聞くことはとてもよい刺激になります。

ビジネスマナーが身に付く

長期インターンシップを通して、ビジネスマナーを身につけられる点もメリットの1つです。社会人として働くうえで、ビジネスマナーの習得は必須です。社会人に求められるビジネスマナーとして、身だしなみを整える、挨拶をする、時間厳守、正しく敬語を使うなどがあげられます。
当然のことばかりですが、マナーが身についていないと社会人として就職した後に社内、社外の人間とコミュニケーションが取れず、相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。

長期インターンシップでは、取引先に随行したり、電話で応対したりすることにより、社会人として望ましい応対や考え方を学べるチャンスがあります。さらに、仕事をこなすうちに身につくPCスキルは、学生生活においても役立ちます。入社した時点でビジネスマナーが備わっていることで、同僚と比べて一歩リードした状態でスタートを切ることができます。

就活で有利になる

長期インターンシップで培った経験は、就職活動においてプラスの効果があります。実際に仕事を経験し、自身のやりたい仕事をイメージすることで、就職活動を行う目的や意識を明確にしやすくなります
さらに、インターンシップを通して得られる業界ならではの知識や情報、業界での人脈なども、就職活動に有利に働くでしょう。インターンシップでの経験を面接などでアピールすることもできます。

早期内定が獲得できる

長期インターンシップで成果をあげることが、早期内定につながることもあります。
企業側も優秀な即戦力となる人材を欲しており、インターンシップでの仕事ぶりが評価されればそのまま就職となることもあり得ます。インターンシップ先への就職を希望するのならば、企業側に即戦力として働く意欲があることを態度で示す必要があるでしょう。

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4. 長期インターンシップのデメリット

さまざまなメリットがある長期インターンシップですが、デメリットも存在します。デメリットを把握したうえで、適切な対策を講じていきましょう。

教育の仕組みが整っていない

ベンチャー企業自体が発展途上であるため、インターンシップ先によってはノウハウが蓄積しておらず、教育体制が十分に整っていなかったり、マニュアルが不十分だったりする場合もあります。十分な研修を受けられないまま実務を任されることもありますが、失敗した場合には仕事への責任が生じます。

仕事をこなすうえで必要な知識については進んで学ぶ、不明点があったら周囲の人に聞くなど、主体的な姿勢で取り組む必要があることを理解しておきましょう。

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5. やりたい仕事ができないこともある

インターンシップ先で、やりたい仕事ができない可能性があるということも、事前に理解しておきましょう。ベンチャー企業に限りませんが、自分が希望していなかった仕事を任されたり、希望していた場合でも「思っていたのと違う」、「こんなつもりではなかった」と感じたりするなど、ギャップが生じることは少なくありません。

しかし、最初はやりたくないと思っていた仕事でも、取り組むうちに面白さを見つけられたり、色々な仕事に取り組むうちに自分に合った仕事を見つけられたりするかもしれません。仕事をこなしていくことによって自己分析が進み、仕事の向き不向きも分かるようになるため、やりたくないと思ってもすぐに投げ出さずに、一定期間努力してみましょう

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6. 長期インターンシップに参加するときの注意点

メリットもデメリットもある長期インターンシップですが、参加する際にはどのような点に注意すればよいのでしょうか。

学業との両立

長期インターンシップは、最低でも数カ月にわたり、週に数回は参加する必要があります。責任を伴う仕事を任されるということもあり、インターンシップを優先するあまり単位を落としたり卒業できなかったりする恐れもあります。インターンシップに参加して実力をつけることは重要ですが、学生の本分である学業がおろそかになるのでは本末転倒です。

基本的には企業側も学生の事情を考慮してくれているため、学生が参加しやすい時期にインターンシップを開催していますが、中には数年続くインターンシップもあります。卒業に必要な単位の取得状況や企業の求める出勤日数などを事前に確認しておくことがポイントです。
しっかりスケジュールを管理・調整し、試験や授業などと被らないようにして、学業と両立させていきましょう

企業ルールの確認

長期インターンシップに参加するならば、企業のルールには必ず従いましょう。例えば、服装の規定などは企業により異なるので、担当者に事前に企業のルールを確認し、必要に応じてスーツやジャケットなどを用意しておきましょう。

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7. 長期インターンシップの受付時期はいつ?

就活生が始める短期インターンシップと異なり、長期インターンシップは学年問わず随時応募を受付ているケースが多いです。仕事に慣れるまでには半年ほどの時間がかかるため、就職活動や卒業論文などで忙しくなる大学3年生よりも、比較的時間に余裕がある大学1年生や2年生のうちに始めるとよいでしょう。

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8. 長期インターンシップ先の選び方

大学1年生から参加したとしても、長期インターンシップ先にはそれほど多くの企業を選べるわけではありません。インターンシップ先を選ぶ理由は人によりさまざまですが、自分の目的を明確にして事前にリサーチし、目標を達成できそうなインターンシップ先を選ぶことが重要です。

業界・職種で選ぶ

興味・関心がある業界や職種からインターンシップ先を選ぶのもよいでしょう。業種は事業の種類を指し、「IT」、「商社」、「不動産」、「人材」、「金融」、「メーカー」、「マスコミ」などがあります。職種は仕事の内容のことで、「営業」、「コンサルタント」、「総合事務」、「デザイナー」、「マーケティング」、「プログラマー」などです。

まずは、自分の専門領域やスキルを活かせる業種を探してみましょう。初めから目指す業種・職種が定まっていればよいですが、特に目標がなければITや商社、メーカーといった人気業種の長期インターンシップに参加してみるのもよいかもしれません。
ただし、人気がある業種は倍率も高く、コミュニケーション能力なども求められるので、積極的に自分をアピールしていくことが重要です。

社長の経歴で選ぶ

長期インターンシップ先を選ぶ基準として、社長の経歴も重要です。ベンチャー企業は、社長の裁量が大きく、他の企業と比べて社風やシステムに社長独自の考えや経歴が反映されやすい傾向があります。
また、前述したように社長との距離が近く、直接関わる機会もあります。社長がどのような経歴をたどって現在に至るのかに着目し、企業を選ぶ際の参考にしましょう。

勤務条件で選ぶ

勤務日数や業務内容、報酬などはインターンシップ先により変わります。リモートワークに対応していたり、土日のみの勤務であったりと、無理なく学業と両立できそうなインターンシップ先も多くあります。

業種を絞り込めない、ピンとくる企業が見つからない場合には、勤務条件がよい企業を長期インターンシップ先として選ぶのもよいでしょう。アクセスがよいインターンシップ先を選ぶのも一つの方法です。ストレスなく続けられそうな条件を見極めましょう。

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9. ベンチャー企業の長期インターンシップに参加するには

ベンチャー企業の長期インターンシップに参加するにあたって、インターンシップ先を探す方法について紹介します。

インターンシップの紹介サービスを利用する

一人で簡単にできる方法として、インターンシップ専用の紹介サイトを利用することが挙げられます。インターンシップ専用のサービスは多数あり、さまざまな業界・業種の企業の募集がまとめられています。気になる企業があれば、サイトからそのままインターンシップを申し込むこともできます。

検索サイトでは業種や職種で条件を絞り込めるだけでなく、志望する業種が定まっていない場合は勤務地などの条件で検索をかけることも可能です。いくつかの企業の勤務条件を見比べて申し込むかどうかを決めるのもよいでしょう。
複数のサイトに登録し、現在の募集傾向を把握して参考にしましょう。

企業のホームページやSNSをチェックする

長期インターンシップへの参加を希望する企業を決めている場合には、企業のホームページやSNSをこまめにチェックして情報を得るのもよいでしょう。
多くの場合、ホームページ内のリクルート情報や新卒採用のページに選考情報や条件が記載されています。
ホームページに記載がなくともインターン生の受け入れが可能な場合もあるため、記載がないからといってあきらめず、企業に直接メールしたり、問い合わせたりしてみましょう。

大学や周りに相談する

大学の窓口や、周囲の人にも相談してみるのもよいでしょう。
自分と同じように長期インターンシップを探している友人同士で情報を交換・共有し、おすすめのインターンシップサービスやインターンシップ先について知識をつけていくことをおすすめします。

すでにインターンを経験しているOBやOGのリアルな体験談を参考にするのも有用です。社員からの紹介を通してインターンを受け入れている企業もあるので、興味がある企業に就職しているOBやOGにたずねてみましょう。

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