内定に直結するインターンとは? 参加する際のポイントも解説

内定に直結するインターンとは? 参加する際のポイントも解説
就活の一環として、インターンに参加することを検討している方も少なくないでしょう。インターンへの参加によって、ミスマッチの回避や選考の優遇といったメリットが得られるものの、いくつか覚えておくべき注意点もあります。本記事では、インターンに参加するメリットや注意点、探し方などについて解説します。

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1. インターンシップは内定に直結する?

インターン(インターンシップ)とは、企業が学生向けに開催している職場体験のイベントです。企業の実務を経験できるだけでなく、グループディスカッションへの参加や社員へのインタビューなどが可能で、企業についてより理解が深まります。

これまでは、インターンに参加した学生の評価内容などを採用活動に利用する行為は原則禁止されていました(2022年現在)。にもかかわらず、実際にはインターン参加者に対して早期の選考を案内するなど、多くの企業がインターンを踏まえた採用活動を行っていました。

このような状態を鑑みて、2022年4月に経団連と産学協議会が政府に対してルールの見直しを提言。その後、政府の関係省庁会議において、インターンシップで企業が得た学生の情報を採用活動に活用できることが合意されました。これにより、2025年卒の就活から、企業は正式にインターンの評価を選考へ活用できるようになったのです。

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2. インターンに参加するメリット

学生がインターンに参加するメリットとして、ミスマッチの回避が挙げられます。また、参加者同士で情報の交換や共有を行えるほか、入社前に職場の雰囲気を確認でき、選考の優遇を受けられるケースもあります。

ミスマッチを防げる

希望に胸を膨らませて入社したものの、仕事や職場の雰囲気が理想と大きくかけ離れていた、といったケースは少なくありません。このようなミスマッチの発生は、企業側にとっても就活生にとってもデメリットです。

インターンへの参加は、入社後のミスマッチを防ぐために効果的です。実際の業務を体験できる上に、職場の雰囲気などを体感することができます。また実務を体験することにより、事前にイメージしていた内容と差がないか、業務に求められる適性が自分に合っているかなどをネットや書籍では得ることができない情報をもとに判断できます。

ほかの学生と情報交換できる

インターンに参加している学生と、さまざまな情報の交換や共有をできるのもメリットです。就活を有利に進めるうえで、情報収集は重要です。インターンには、就活に対する意識が高い学生も参加しているため、今後の就活に役立つさまざまな情報を仕入れられます。

近年の就職面接では、従来の枠にとらわれない質問を投げかけられるケースも増えています。このような情報はあまり表に出ないため、意識的に情報収集しないと取得できません。

インターンに参加している学生との交流から、気になっている企業の面接でどのような質問をされたのか、情報を得られる可能性があります。また、その質問にどう答えたのか、面接担当者のリアクションはどうだったのか、といった情報も取得できるかもしれません。

選考時に優遇される

インターンへの参加により、選考の優遇を受けられる可能性があります。本来必要な選考をパスできたり、早期選考へ招待してもらえたりといったケースが考えられます。

就活を継続しているにもかかわらず、いつまで経っても内定をもらえないとなると、精神的に追い込まれてしまうおそれがあります。気持ちがどんどんネガティブになり、さらに就活がうまくいかなくなる、といった可能性も否めません。

選考の優遇を受け、早期に内定が決まれば気持ちに余裕が生まれます。その後の就活で内定をひとつももらえなくても、1社の内定が決まっているため、どこにも就職できないといった事態も回避できます。

入社前に雰囲気がわかる

自分がやりたかった仕事であっても、職場の雰囲気がよくなければ長続きしません。社員同士の人間関係が悪く常にギスギスしている、パワハラが横行している、といった職場ではとても長く働くことはできず、早期退職につながります。

職場の雰囲気がどのようなものなのかは、実際に職場を体験してみないことには分かりません。公式サイトなどで表に発信している職場の様子と、現実が大きく異なるケースは多々あります。

インターンに参加すれば、事前に職場の雰囲気をチェックできます。期間限定とはいえ、実際に職場で業務に携わるため、現場の空気や人間関係などもある程度掴めるでしょう。それは、その企業で長く働けるかどうかの貴重な判断材料になります。

また、全く初めての環境というわけではないため、入社後スムーズになじみやすいのもメリットです。

座談会に招待してもらえる

インターンに参加すると、現役の社員と交流できる食事会や座談会に招待してもらえる可能性があります。リラックスした雰囲気のなかで、仕事に関するさまざまな質問ができ、内に抱えている疑問も解消できます。

職場でも社員とコミュニケーションを図る機会はありますが、仕事中となると手を止めることになるため十分な交流ができません。また、職場ではどうしても業務に関する会話が中心になりがちですが、座談会ではそれ以外の質問も可能です。

座談会では、普段職場ではしにくい質問をしてみましょう。たとえば、職場目線でどのような人物像が求められているのか、残業は多いのか、休暇はきちんととれるのか、といった質問が挙げられます。

基本的に、座談会ではどのような質問でもしてよいとされていますが、お金に関する質問は避けたほうがよいでしょう。社員としても答えにくい内容であるためです。また、公式サイトなどで調べればすぐ分かるような質問も、勉強不足だと思われてしまうため避けるようにしましょう。

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3. インターンで高評価を得られる学生

インターンで高評価を得られれば、採用される確率が高まります。どのような学生がインターンで高評価を得やすいのか把握しておくと、就活をより優位に進められるでしょう。

積極性がある

積極性がある学生は、インターンで高く評価される傾向があります。社会に出ると、自ら考え行動することを求められるシーンが多々あります。積極性が見られる学生は、自ら考え行動できる人材であると判断されるため、高評価が期待できます。

積極性をアピールするため、インターンでは疑問に感じることや不明点を積極的に質問しましょう。あまり質問ばかりするのは失礼になるのではないか、と不安に感じるかもしれませんが、インターンではそのような姿勢が評価されます。

また、何か意見を求められたときは率先して口を開きましょう。ときには的外れな意見を口にしてしまうかもしれませんが、見られているのは積極性です。ただ、積極性をアピールしたいあまり、周りに過度な迷惑をかけてしまうのは逆効果なので、そこは注意したほうがよいでしょう。

結果にこだわる

結果にこだわる姿勢を見せるのも、インターンでの高評価につながります。社会に出ると、過程よりも結果を求められることが多いからです。

学生のころは、結果がよくなくても過程を評価されることが少なくありません。結果が伴わずとも、努力の形跡やまじめに取り組んだ姿勢が見えれば、そこを評価してもらえることはよくあります。

一方、社会に出ればそのようなことは少なくなります。どれほど努力のあとが見えようが、一生懸命仕事に取り組んでいようが、結果を出すことを求められます。

このような理由から、多くの企業は結果にこだわれる人材を採用したいと考えています。たとえインターン中にチームメンバーと意見が衝突しても、試行錯誤しつつ結果を残せるようこだわれる人材が評価される傾向があります。

フレームワークを活用できる

企業における業務で、フレームワークを活用するシーンは多々あります。ビジネスで活用できるフレームワークはいくつもあり、うまく用いれば意思決定や問題解決に役立てられます。

フレームワークを数多く知っているだけでは評価につながりません。覚えているフレームワークを、そのときどきのシーンにあわせて活用できるかどうかが重要です。たとえば、現状を正確に把握しないといけないため、PEST分析を使おう、物事を論理的に整理したいためロジックツリーを作成しよう、とシーンに応じて使い分けられる力があるかどうかです。

インターンできちんとフレームワークを使いこなしていれば、入社したあとも業務でうまく活用できると判断してもらえます。入社後すぐに活躍できるだろうと判断されれば、内定にも近づくでしょう。

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4. インターンに参加する際の注意点

インターンへの参加によりさまざまなメリットを得られますが、一方でいくつか注意点もあります。スケジュール管理が必要であるほか、インターンによっては倍率が高いケースもある点に注意しましょう。

スケジュール管理が必要になる

長期インターンに参加する場合、学業との両立が難しくなる可能性があります。学業をこなしつつ、インターンにも参加するため、必然的に毎日が忙しくなり、プライベートの時間もとりにくくなるかもしれません。学業に身が入らなくなり、大学の単位を落としてしまうこともありえます。

日々が忙しくなった結果、就活に十分な時間を費やせなくなる可能性もあります。狙っていた企業の面接に参加できない、説明会に足を運べない、といった状況に陥らないとも限りません。

そのため、長期インターンに参加する場合には、適切なスケジュール管理と調整が必要です。まずはスケジュールを可視化し、そのうえで調整を行うとよいでしょう。

スケジュール管理にツールを利用するのも有効です。ツールによっては、設定した予定日が近づくとリマインドしてくれるものもあります。このようなツールであれば、うっかり予定を見逃す心配もありません。

短期インターンは倍率が高いことも

インターンは、申し込みをすれば誰もが参加できるわけではありません。企業側は際限なく受け入れられるわけではないため、選考のうえ参加者を決定しています。

長期インターンに比べ、短期インターンは倍率が高くなりがちです。スケジュール調整が容易で参加しやすいため、倍率が高くなる傾向があります。また、多くの大企業や人気企業が、短期インターンを実施しており、応募者が殺到しやすいのも倍率が高い理由です。

高い倍率の選考をクリアするには、入念な事前の準備が欠かせません。企業研究にも時間をかけ、選考担当者を納得させられるようなアピールをする必要があります。そのため、短期インターンを希望するのであれば、できるだけ早期からしっかりと準備を進め、万全の状態で選考に望みましょう。

目的をもって参加する

目的がなく漠然とインターンに参加しただけでは、高評価につながりません。むしろ、ネガティブな印象を与えてしまい、内定が遠のいてしまう可能性があります。

実のあるインターンにするには、しっかりと目的をもって参加しなくてはなりません。たとえば、インターン期間中にある程度の実務をマスターする、業界への理解を深めて自身に適性があるかを見極める、社員と積極的にコミュニケーションをとり良好な関係を構築する、といったことが考えられます。

目的をきちんと定めておけば、達成に向けて突き進めます。時間を有意義に使えて、自身の成長も促せるでしょう。漠然と参加しているだけでは、ダラダラと日々をすごしてしまい、時間を無駄にしてしまうおそれがあります。

なお、目的や目標を設定するときは、実現可能であることが大切です。あまりにも非現実的な目的や目標では、かえって心が折れてしまうので注意しましょう。

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5. インターンの探し方

インターンを探す方法としては、逆求人サイトやインターン専門サイトなどの利用が考えられます。また、大手求人サイトや企業の公式HPでインターンを探す方法も有効です。

逆求人サイト

逆求人サイトとは、企業からのオファーを受け取れるサービスです。一般的な求人サイトは、求職者が気になる企業を見つけエントリーしますが、逆求人サイトは企業が求職者へオファーを出します。

使い方は簡単で、自身のプロフィールをプラットフォームへ登録するだけです。あとは、企業が登録者のプロフィールをチェックし、気になる人材にオファーを送ります。

逆求人サイトを利用するメリットは、手間が少ない点です。インターン先の選定や申し込みなどをする必要がなく、一度登録すればオファーが来るのを待つのみであるため、手間と時間がかかりません。そのため、少しでも時間を有効活用したい方や、忙しい方に適しています。

なお、現在はさまざまな逆求人サイトがあり、それぞれ特徴が異なります。登録している企業の数や利用できる機能などにも違いがあるため、利用する前にあらかじめチェックしておきましょう。

インターン専門サイト

インターン専門サイトとは、インターンに特化した情報サイトです。インターン案件のみを扱っているため候補を見つけやすい点がメリットです。

インターンを実施している企業は数多いものの、それゆえにそのなかから候補を選ぶのは大変です。大手企業のインターン案件はすぐ見つけられますが、ベンチャーや中小企業の案件を見つけるのは簡単ではありません。

一方、インターン専門サイトであれば、企業の規模にかかわらずあらゆるインターン案件を検索できます。そのため、自身の希望にマッチしたインターン案件も比較的容易に見つけられます。

また、サイトによっては、インターンへの参加により習得できるスキルを明記しているケースもあります。このようなサイトであれば、身につけたいスキルからインターン先を選ぶことも可能です。

さらに、インターンでどのような業務に携わるのか、どういったスキルが求められるのかといったことを記載したサイトもあります。こうしたサイトなら、あらかじめ不安要素を排除したうえでインターンに参加できます。

大手求人サイト

大手求人サイトは、扱っている情報量の多さが特徴です。さまざまな業界や職種の求人案件を扱っており、そのなかからインターン案件をピックアップできます。

そのため、さまざまな企業のインターン案件をチェックしたい方に適しています。大手求人サイトの多くは優れた検索機能も実装しており、設定した条件で案件を検索できるため、望む案件をスムーズに見つけられる可能性が高いのもメリットです。

ただ、大手求人サイトに掲載されているインターン案件は、短期であるケースが多いため注意が必要です。短期インターンは倍率が高く、選考をクリアするのは簡単ではありません。逆に考えれば、短期インターンの案件は豊富であるため、専ら短期のものを探したいと考える方には適しています。

企業のHP

企業のHPでインターン参加者を募集しているケースもあります。求人サイトや、逆求人サイトには掲載していない、より詳しい情報が載せられていることも少なくありません。

どうしてもインターンに参加したい企業があるのなら、対象企業のHPに目を通してみましょう。エントリーフォームが用意されていれば、直接申し込みもできます。

ただし、特にインターンを希望する企業が決まっていない、といったケースにおいて、この方法はあまりおすすめできません。わざわざ企業のHPをひとつずつチェックしなくてはならず、非効率です。

また、近年ではTwitterやFacebookといった、SNSで情報を発信する企業も増えています。なかには、インターンの募集をSNSで実施しているケースも見受けられます。思わぬ情報を取得できる可能性もあるため、SNSを利用しているのならそちらでも情報を収集してみてはいかがでしょうか。

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6. まとめ

インターンへの参加により、ミスマッチを回避できるほか、周囲の学生との有益な情報の共有や交換もできます。インターンで高評価を得たいのであれば、積極性や結果にこだわる姿勢をアピールするとよいでしょう。就活の一環としてインターンを活用し、スムーズな内定取得を実現してください。

また、ITエンジニアを目指す学生向けのインターンについての詳細は、下記のページを読んでみてください。

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