インフラエンジニアが5年後も生き残るには?需要・将来性とキャリアビジョンの描き方

インフラエンジニアが5年後も生き残るには?需要・将来性とキャリアビジョンの描き方
インフラエンジニアは5年後、10年後も安定した需要が見込める職種であり、未経験から挑戦しやすいことから就活でも注目度の高い職種です。時代・流行を問わず必要とされる仕事なので、今後どのようにIT業界が変化しても仕事がなくなることはなく、AIによって代替されにくいことも将来性の高さを後押ししています。

ただし5年後も生き残るインフラエンジニアになるためには、覚えた知識だけで働くのではなく、新たな資格やスキルを身につける姿勢が必要とされます。就活の面接では「5年後の自分はどうなっていると思いますか?」といった質問もよく投げかけられるので、明確なキャリアビジョンを持っておくことが大切です。

本記事では、インフラエンジニアが5年後も生き残るためのスキルアップ方法やおすすめ資格、就活を見据えたキャリアビジョンの描き方などをご紹介します。

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1.インフラエンジニアは5年後も需要が高まる見込み

インフラエンジニアは、どの時代においても需要がなくなりにくい職種で、5年後もニーズが高まり続けていることが期待できます。というのも、インフラエンジニアが手がけるのはIT企業にとって欠かせないITインフラであり、サーバーやネットワーク、データベースなどの設計・構築・保守に携わるからです。

企業が新たにシステム・アプリケーションを開発しようとする動きは、景気が悪化してIT業界も冷え込みが進んだ場合には、やや控えめになる可能性があります。しかしITインフラは、たとえ景気が悪化しようともITサービスを維持するためには欠かせない設備です。そのためインフラエンジニアの数を削減するのは、企業にとっては人件費を削る際の最終手段と言えます。

こうした安定的な需要は今後も続き、後述するようなIT業界の注目度の高まりによって、さらにITインフラの構築・保守のニーズは上昇すると見込まれています。5年後の安定性や、将来性を重視して職種を選びたい方には、インフラエンジニアが非常におすすめです。

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2.インフラエンジニアが5年後も高い将来性がある理由

次に、インフラエンジニアが5年後も高い将来性が見込まれている理由について、下記の3つの観点からご紹介しましょう。
 

  • ・時代・流行を問わず必要とされる職種だから

    ・クラウド・DXの普及により必要性が高まるから

    ・AIに仕事を奪われにくい職種だから


インフラエンジニアの5年後の将来性について気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

時代・流行を問わず必要とされる職種だから

インフラエンジニアが5年後も将来性が期待できる理由として、時代・流行を問わず必要とされる職種であることが挙げられます。インフラエンジニアの仕事内容について研究してきた方なら、物理的なサーバー機器・ネットワーク機器を使用する企業が減ってクラウドサービスが普及したことで、インフラエンジニアの需要が低下しているという意見を見聞きすることがあるかもしれません。

確かに物理的なサーバールームで働くインフラエンジニアの数は多くありませんが、一方でクラウドサービスを活用してITインフラを構築する際にも、インフラエンジニアのスキルが重宝されます。つまり、物理的なITインフラが不要になったとしても、クラウド上のITインフラを設計・構築するためのインフラエンジニアの人手が必要になるからこそ、5年後も高い需要が期待できるのです。

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クラウド・DXの普及により必要性が高まるから

インフラエンジニアが必要とされる現場は、物理的なITインフラを扱うオンプレミス環境、クラウドサービスを使ったクラウド環境に加えて、オンプレミスからクラウドへの移行を進める現場も含まれます。オンプレミス環境でITインフラを運用している企業は、クラウドへデータを預けるのが困難な機密情報を扱っているケースが多いです。こうしたオンプレミス環境からクラウド環境へ切り替える場合にも、オンプレミス環境での設定・スペックをそのままクラウド環境にも反映するためにインフラエンジニアの知見が必要なのです。

また、官公庁や教育機関でも進められているDX化に際しても、インフラエンジニアが活躍します。業務や教育のために使用するITサービスも、ITインフラという土台がなければ運用することはできません。業務効率化のためのDXは今後も続くと考えられており、DX推進に伴ってインフラエンジニアの需要も高まることでしょう。

AIに仕事を奪われにくい職種だから

近年では生成AIの進化・普及により、AIに仕事を奪われる職業が珍しくなくなりました。IT業界においても、Webエンジニアの一部の業務がAIに代替され、単純なコードであればAIの方が素早く出力できることから、WebエンジニアはAIに置き換わってしまうのではないかと言われることがあります。

しかしインフラエンジニアの場合、AIを動かすためのITインフラの設計・構築が主に活躍するフィールドなので、AIに仕事を奪われにくい職種の代表格となっています。むしろAI活用が進み、データセンターの需要が上昇すれば、データセンター内のサーバーを管理・運用するためのインフラエンジニアが求められることになります。

インフラエンジニアにとってAIの普及は、不安要素ではなく、5年後の需要を約束してくれるポジティブな要素なのです。

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3.インフラエンジニアが5年後も生き残るためのスキルアップ方法

インフラエンジニアという職種自体の将来性は、5年後も衰えることがないほど明るいものの、スキルアップの努力を何もせずに安定した仕事が手に入るわけではありません。5年後も生き残り、安定して活躍できるインフラエンジニアになるためのスキルアップ方法についてご紹介します。
 

  • ・まずは監視業務からキャリアをスタートする

    ・クラウド・セキュリティについてのスキルを学ぶ

    ・オンプレミス・クラウド環境でのインフラ構築実績を積む


一つひとつ解説しますので、市場価値の高いインフラエンジニアになるために実践してみてください。

まずは監視業務からキャリアをスタートする

5年後も生き残るインフラエンジニアになるために、まずは既存のITインフラの監視業務からキャリアをスタートすると良いでしょう。インフラエンジニアは、既存のITインフラの保守・監視業務などの専門スキルが不要な業務内容も多く、未経験から入社しやすい職種となっています。ITインフラの構築経験や、クラウドサービスを扱った経験がなかったとしても、新卒からインフラエンジニアになることは難しくありません。

最初は専門スキルがなくても始められる仕事からスタートして、徐々に周囲からの信頼を獲得しながらステップアップを目指すことで、市場価値の高いインフラエンジニアを目指すことができます。言われたことをただこなすだけでは、監視業務よりも責任の大きな仕事を任されにくくなるため、積極的に新たな仕事を覚える姿勢を持つと良いでしょう。

クラウド・セキュリティについてのスキルを学ぶ

5年後も生き残るインフラエンジニアになるには、クラウド・セキュリティについてのスキルを学ぶことも重要です。AWS、Azure、GCP(Google Cloud Platform)といった種類があるクラウドサービスの中から、クライアント企業に適したサービス・機能・スペックなどを提案できるスキルがあると、希少価値の高いインフラエンジニアになることができます。

また、企業のITインフラを構築する際には、外部からのサイバー攻撃や不正アクセスから社内インフラを守るための、強固なセキュリティ対策も欠かせません。ITインフラのセキュリティ対策は、セキュリティエンジニアと呼ばれる専門家が対応することが多いですが、情報セキュリティの知見があるインフラエンジニアはどの現場でも重宝されやすくなります。

それぞれクラウドエンジニア・セキュリティエンジニアへとステップアップする際にも役立つので、これらの上位職種を目指すのであれば積極的にスキルを身につけておきましょう。

オンプレミス・クラウド環境でのインフラ構築実績を積む

5年後も生き残るインフラエンジニアになるために、スキルや資格を身につけることも重要ですが、IT業界ではこれまでの経験・実績が何よりも高く評価されます。そのためインフラエンジニアとしての市場価値を高めるのであれば、オンプレミス環境・クラウド環境でのインフラ構築実績を積むことがいちばんの近道です。

ITインフラの設計・構築業務は、インフラエンジニアの仕事内容の中でも上流工程に当てはまります。上流工程の経験が豊富なインフラエンジニアは、ITインフラの監視業務などの下流工程の経験しか持たないインフラエンジニアと比べて、企業からの評価が高くなりやすいです。そのためインフラエンジニアとしてのキャリアアップを目指すのであれば、ほかのエンジニアとの差別化につながるような経験・実績を身につけるのがおすすめです。

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4.5年後も活躍するインフラエンジニアになるためのおすすめ資格

続いて、5年後も活躍するインフラエンジニアになるために、取得しておきたいおすすめ資格についてもご紹介します。
 

  • ・基本情報技術者試験

    ・情報セキュリティマネジメント試験

    ・AWS認定資格


上記3つの資格をそれぞれ解説しますので、就活やキャリアアップに向けてどのような資格を取得するかを考える参考にしてみてください。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IT業界のエンジニアの登竜門とされる国家資格です。ITインフラをはじめとして、プログラミングを含むIT全般についての知識が問われます。未経験から取得するにはやや難易度が高いですが、インフラエンジニアとして取得しておくと就活では有利に働きます。

インフラエンジニアに限らず、IT業界のエンジニアを目指すなら取得しておいて損はない資格なので、IT業界を目指すと決めた段階から勉強を始めておくと良いでしょう。受験はCBT方式によって随時申し込めるので、忙しい就活の合間にも試験を受けやすいのがメリットです。

関連記事:情報学部における理系と文系の年収差とは?おすすめの職種と就活対策を解説

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、基本情報技術者試験と同レベルに位置付けられる国家資格です。情報セキュリティに特化した資格であり、インフラエンジニアの業務との相性が良いので、就活に向けて積極的に取得しておきたい資格の一つです。情報セキュリティマネジメント試験を取得しておくことで、情報セキュリティの高い意識を持ったITリテラシーの高い人材と判断されるので、就活を有利に進めやすくなります。

2016年からスタートしたやや新しい資格なので、業界での知名度はまだ低めです。しかし国家資格であることや、今後注目が高まっていく情報セキュリティの分野の資格である点を踏まえると、5年後に高く評価される資格となっていると考えられます。

AWS認定資格

AWS認定資格は、大手クラウドサービスの中でもAWSの扱いについての知識・スキルを認定する資格です。Amazon社が運営する民間資格ではあるものの、非常に知名度が高くクラウドサービスの扱いに長けたインフラエンジニアであることをアピールできます。初心者向けには、「AWS Certified Cloud Practitioner」と呼ばれる資格がおすすめなので、こちらの受験を目指してみると良いでしょう。

なお、AWS認定資格は3年間の有効期限が設けられており、有効期限を伸ばすために指定のコースを受講する必要がある点に注意しましょう。すでに志望企業が決まっている場合で、Azureなどの他社のクラウドサービスを扱うことが判明している場合には、Azure認定資格などを優先して取得するのもおすすめです。

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5.インフラエンジニアが入社5年後のキャリアビジョンを描くコツ

インフラエンジニアの就活では、「5年後の自分はどうなっていると思いますか?」といった、5年後のキャリアビジョンを問う質問が多いです。面接の際にスムーズに回答するためにも、インフラエンジニアとしての5年後のキャリアビジョンの描き方をご紹介します。
 

  • ・理想のエンジニア像を言語化してみる

    ・会社説明会で手本となる先輩を探す

    ・5年後に避けたいエンジニア像からイメージする


上記3つのポイントを解説しますので、ぜひ就活対策に役立ててみてください。

理想のエンジニア像を言語化してみる

インフラエンジニアとして5年後のキャリアビジョンを描くためには、まず理想のエンジニア像を言語化しておくのがおすすめです。携わる仕事内容や役職、出社・リモートなどの働き方まで、具体的なエンジニア像を言葉にして残しておくと、明確なキャリアビジョンが定まりやすくなります。

就活対策のための「5年後のキャリアビジョン」は、決して頭の中だけで考えるのではなく、メモやノートに書き出して、言語化しておくのがコツです。自分の言葉で書いたキャリアビジョンから連想して、理想の働き方が見つかることもあるので、ぜひ試してみてください。

会社説明会で手本となる先輩を探す

インフラエンジニアとして入社後、5年後のイメージがつきにくい場合には、会社説明会を通じて手本となる先輩を見つけるのも効果的です。憧れの先輩を探し、その先輩に近づけるようなインフラエンジニアを目指すことで、具体的で明確なキャリアビジョンにつながるからです。

会社説明以外にも、OB/OG訪問やインターンなども、憧れの先輩を見つけるのに役立ちます。インフラエンジニアとして入社5年後にどうなっていたいか、手本となる先輩の姿をもとに考えてみましょう。

5年後に避けたいエンジニア像からイメージする

インフラエンジニアが5年後のキャリアビジョンを描くコツとして、5年後になっていたくないエンジニア像から逆算するようにイメージするのも効果的です。たとえば、5年後も入社当初と変わらない監視業務に就いているインフラエンジニアである。もしくはリモートワークができず、毎日出社が必要な現場で働くインフラエンジニアであるなど。

こうした避けたい未来をどうすれば回避できるかを考えることが、明確なキャリアビジョンを定めるために役立ちます。着実にキャリアアップするために入社後もスキルアップに励んだり、リモートワークができるクラウド環境中心の企業に就職したりと、就活の軸を定めることにも役立つので、ぜひ実践してみてください。

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6.まとめ

インフラエンジニアは需要・将来性が高く、5年後も安定して活躍し続けられる職種です。しかし未経験からスタートしやすいことから、キャリアアップの努力を怠ってしまえば将来のキャリア形成で不利になってしまいます。クラウド・セキュリティについてのスキルを身につけたり、オンプレミス環境・クラウド環境でのインフラ構築実績を積むことが、5年後も生き残るインフラエンジニアになるコツです。

また、インフラエンジニアの就活で「5年後の自分はどうなっていると思いますか?」などのキャリアビジョンを問う質問に対策したい場合には、理想のエンジニア像を言語化したり、会社説明会で手本となる先輩を見つけたりするのが効果的です。本記事で紹介してきたスキルアップ方法やおすすめ資格も参考にしながら、5年後も活躍できるインフラエンジニアを目指しましょう。

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