セキュリティエンジニアになるには?必要なスキルとロードマップを解説

セキュリティエンジニアになるには?必要なスキルとロードマップを解説
セキュリティエンジニアになるには、ITインフラの基礎知識と情報セキュリティの理解を身につけ、段階的に経験を積むことが重要です。本記事では、セキュリティエンジニアになるには何をすべきかを、新卒向けのロードマップに沿って解説します。

大学での学び方や必要なスキル、資格、年収や将来性、就活対策まで幅広く紹介するので参考にしてください。セキュリティエンジニアを目指すための具体的な行動が分かる内容となっています。
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1. セキュリティエンジニアとは

セキュリティエンジニアとは、企業や組織の情報資産を守るために、サイバー攻撃や不正アクセスからシステムを保護する専門職です。ネットワークやサーバーといったITインフラを対象に、脆弱性の対策やセキュリティ設計を行う役割を担います。

ここでは、セキュリティエンジニアの仕事内容や役割、年収について具体的に解説します。仕事内容や将来性を理解することで、自身が目指すべきキャリアかどうか判断しやすくなるでしょう。

セキュリティエンジニアの仕事内容

セキュリティエンジニアの仕事内容は、不正アクセスやサイバー攻撃などのセキュリティインシデントが発生する前の業務と、発生した後の業務に分類できます。

具体的には、社内システムを支えるサーバーやネットワークなどのITインフラの構築に携わり、強固なセキュリティを備えたIT基盤を用意するのがセキュリティエンジニアの仕事です。サイバー攻撃の被害に遭った時の損害と導入コストを考慮して、自社に必要なセキュリティ対策ができるハードウェア・ソフトウェアを選定し、導入する業務も含まれます。

セキュリティインシデントが発生した場合には、影響を最小限にするために通信を遮断したり、端末を隔離したりといった対処を行います。他社のセキュリティインシデント事例などを踏まえ、社内システムに接続するパソコン・スマホを扱う社員に対して、セキュリティ意識の向上のための掲示・呼びかけを行うのもセキュリティエンジニアの仕事です。

セキュリティエンジニアの役割と重要性

セキュリティエンジニアの役割は、企業の情報資産を守り、事業の継続性を支えることです。サイバー攻撃や情報漏えいが発生すると、企業の信用低下や損害賠償につながる可能性があります。そのため、被害を未然に防ぐための対策を講じることが重要な責務といえるでしょう。

企業が扱う情報には、顧客データや取引情報、機密資料など多くの重要なデータが含まれます。これらの情報が外部に流出すると、競争力の低下や法的リスクが生じる場合もあります。セキュリティエンジニアはこうしたリスクを想定しながら、適切な対策を設計・実装していく必要があります。

セキュリティ対策は一度整えれば終わりではなく、継続的な改善が求められます。攻撃手法は日々進化しているため、最新の脅威情報を収集し、システムに反映させることが欠かせません。

近年はクラウドサービスの普及やテレワークの拡大により、従来よりもセキュリティ対策の対象が広がっています。社外からのアクセスや複数の端末利用が増えたことで、より高度なセキュリティ設計が求められるようになりました。こうした環境変化に対応しながら安全性を維持することも、セキュリティエンジニアの重要な役割の一つです。

セキュリティエンジニアの年収

セキュリティエンジニアの年収は、他のITエンジニア職種と比較して高い水準です。厚生労働省の職業情報提供サイトによると、平均年収は628.9万円※とされており、日本全体の平均年収を上回る傾向があります。専門性の高さや需要の増加が、給与水準の高さにつながっていると考えられるでしょう。

新卒の場合は初任給が30万円台からスタートするケースが多い一方で、実務経験を積むことで年収600万円以上を目指せる可能性もあります。担当する業務内容や企業規模によっても収入に差が出るため、幅広い視点で理解しておくことが重要です。

セキュリティ分野は慢性的な人材不足が続いており、スキルを高めることで収入アップを狙いやすい職種です。クラウドやネットワーク、脆弱性診断など専門領域を深めることで、より高い評価を得られるケースもあります。

マネジメント業務やセキュリティコンサルタントなど上位職種に進むことで、年収800万円以上を目指せる場合もあります。専門性と経験を積み重ねることで、長期的に収入を伸ばしていける点もセキュリティエンジニアの魅力といえるでしょう。

参考:セキュリティエキスパート(オペレーション)|職業情報提供サイト(job tag)

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2. セキュリティエンジニアになるには?新卒からのロードマップ

ここからは、新卒からセキュリティエンジニアになるための具体的なロードマップについてご紹介します。情報セキュリティの分野やIT業界が未経験の状態から、どのようにキャリアアップすればセキュリティエンジニアとして働けるのかをご紹介しますので、今後のキャリアプランの参考にしてみてください。
 

  • ・情報セキュリティやITについての基礎を学ぶ

  • ・インフラ関連の職種を経験する

  • ・セキュリティエンジニアになるための資格を取得する

  • ・情報セキュリティ分野の業務を経験する

  • ・セキュリティエンジニアの育成に力を入れる企業へ入社する


上記の5つのステップごとに順番に解説します。

情報セキュリティやITについての基礎を学ぶ

新卒・未経験からセキュリティエンジニアになるには、まずは情報セキュリティやITについての基礎知識を身につけると良いでしょう。情報セキュリティやITについての知識は、IT業界においてどの職種に就職する際にも役立つスキルとなるため、就活に取り組む時に最初に身につけておくのがおすすめです。特にサーバーやOS、ネットワークとファイアウォールなどのITインフラに関する知識を習得しておくのが効果的です。

セキュリティエンジニアとしての仕事では、システム開発プロジェクトに携わることも多いため、プログラミングスキルなどの基礎的なIT知識を学んでおくと良いでしょう。「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」などの国家資格を利用すると、基礎的なIT知識を体系的に学ぶことができるでしょう。

インフラ関連の職種を経験する

セキュリティエンジニアを目指すキャリアプランにおいては、まずはインフラ関連の職種に就職して経験を積むのがおすすめです。「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」などの職種であれば未経験からでも就職しやすく、セキュリティエンジニアに求められるITインフラの扱いを習得しやすくなるメリットがあります。

ほかにも、システムエンジニア・プログラマーや、社内SEとしてのキャリアもセキュリティエンジニアの仕事に活かすことができます。セキュリティエンジニアを見据えた就活では、これらの職種への就職を目指してみてください。

セキュリティエンジニアになるための資格を取得する

IT業界での経験を積んだ後、セキュリティエンジニアへのステップアップを果たすために、セキュリティエンジニアに必要な資格を取得しておくのが有効です。初心者向けの「情報セキュリティマネジメント試験」、経験者向けの「情報処理安全確保支援士試験」の2つは、いずれも国家資格で業界内の知名度が高く、セキュリティエンジニアとしてのキャリアにも直結する資格です。

「情報セキュリティマネジメント試験」は合格のハードルが低く、実務未経験の方でも取得しやすい難易度となっているため、セキュリティエンジニアになるために積極的に受験してみてください。

情報セキュリティ分野の業務を経験する

セキュリティエンジニアへのキャリアアップを目指すなら、情報セキュリティの分野での実務経験が何よりも重視されます。そのためインフラ関連の職種でキャリアを積む中で、情報セキュリティについての業務が発生した際には積極的に経験しておくと良いでしょう。セキュリティエンジニアの職種で働いた経験がなかったとしても、情報セキュリティ分野についての豊富な経験を持つ方であれば、未経験からでも採用されやすくなります。

情報セキュリティに関する書籍やセミナーを通じて最新情報を勉強したり、社内にセキュリティエンジニアとして活躍する先輩がいる場合には積極的に話を聞いてみるのもおすすめです。

セキュリティエンジニアの育成に力を入れる企業へ入社する

セキュリティエンジニアとして活躍するための十分な知識・キャリアを積んだ後は、未経験からのセキュリティエンジニアの育成に力を入れている企業への就職を目指しましょう。セキュリティエンジニアの経験者採用ではなく、インフラ分野での実務経験を持った方を対象とした求人であれば、内定獲得のチャンスにつながります。

情報セキュリティについての豊富な研修を用意している企業や、未経験から就職して活躍している先輩のインタビューを掲載している企業などを選ぶと、後悔のないキャリアを歩むことができるでしょう。

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3. セキュリティエンジニアになるには大学で何を学ぶべき?

セキュリティエンジニアになるには、大学でITや情報セキュリティに関する基礎知識を身につけることが重要です。特にネットワークやサーバー、OSといったITインフラの仕組みを理解しておくことで、就職後の業務にスムーズに対応しやすくなります。

ここでは情報系学部の選択や文系からの進路、大学生のうちに取り組むべき学習や活動について解説します。自分に合った学び方を把握し、効率的にスキルを身につけていきましょう。

セキュリティエンジニアを目指すなら情報系学部がおすすめ

セキュリティエンジニアを目指す場合、情報系学部でITの基礎から体系的に学ぶことが有効です。コンピュータサイエンスや情報工学を専攻することで、ネットワークやOS、プログラミングといった分野を幅広く理解できます。

大学の講義では、暗号技術や情報セキュリティの基礎理論を学べる場合もあります。セキュリティに特化した研究室やゼミに所属すれば、より専門的な知識や実践的なスキルを身につけることが可能です。こうした経験は就職活動でも評価されやすく、志望動機の具体性を高める要素になります。

情報系学部ではチームでの開発演習や実験を行う機会も多く、実務に近い経験を積める点も特徴です。これにより、技術力だけでなくコミュニケーション能力や課題解決力も養われます。結果として、セキュリティエンジニアとして求められる総合的なスキルをバランス良く身につけやすくなるでしょう。

情報系学部では最新のITトレンドに触れる機会も多く、クラウドやAI、IoTなどの分野について理解を深められます。これらの技術はセキュリティ分野とも密接に関わっているため、早い段階から知識を習得しておくことが将来的な強みになります。

文系からでもセキュリティエンジニアを目指せる

文系からでもセキュリティエンジニアを目指すことは可能ですが、新卒で直接就職を目指す場合は相応の準備が必要です。情報系のバックグラウンドがない分、IT基礎やセキュリティ知識を独学で補い、スキルを証明する取り組みが求められます。

特に新卒でセキュリティエンジニアとして就職する場合、独学に加えて長期インターンでの実務経験が重要になります。企業は実務に近い経験を重視する傾向があるため、開発やインフラに関わるインターンに参加し、実践的なスキルを身につけておくことが必要です。

未経験からいきなりセキュリティエンジニアを目指すのが難しいケースもあります。その場合は、新卒ではインフラエンジニアとして就職し、サーバーやネットワークの知識を身につけたうえでセキュリティ分野に進むルートが一般的です。段階的にキャリアを築くことで、現実的に目標へ近づけるでしょう。

大学生のうちに取り組みたい学習内容

大学生のうちに取り組みたい学習内容としては、ITインフラと情報セキュリティの基礎知識の習得が挙げられます。サーバーやネットワーク、OSの仕組みを理解することで、セキュリティ対策の前提となる知識を身につけられるでしょう。これらはセキュリティエンジニアになるには欠かせない基礎分野です。

プログラミングの学習も重要な要素です。PythonやJavaなどの言語を学ぶことで、システムの動作や脆弱性の仕組みを理解しやすくなります。コードを読む力や簡単なツールを作る力があると、セキュリティ分野での分析や対策に役立つでしょう。

加えて、情報セキュリティに関する専門知識も並行して学習することが必要です。代表的な攻撃手法や防御策、暗号化の仕組みなどを理解することで、より実践的なスキルが身につきます。書籍やオンライン教材を活用しながら、継続的に学習を進めることが重要です。

資格取得を目標に学習を進めることで、知識を体系的に整理できます。ITパスポートや基本情報技術者試験などは、基礎力を証明する手段として有効です。学習内容を明確にしながら取り組むことで、就活においても自分の強みを伝えやすくなるでしょう。

大学生のうちに経験しておきたいIT活動

大学生のうちに経験しておきたいIT活動としては、実践的な開発や運用に関わる取り組みが挙げられます。知識だけでなく実際に手を動かして経験を積むことで、セキュリティエンジニアに必要な理解が深まるでしょう。

具体的には、個人開発やチームでのシステム開発に取り組む方法があります。Webアプリケーションを作成したり、サーバーを構築したりする中で、セキュリティ対策の重要性を実感できるでしょう。脆弱性を意識した設計やログの確認などを経験することで、実務に近い視点を養うことができます。

インターンシップやIT関連のアルバイトに参加することも有効です。実際の業務を体験することで、企業が求めるスキルや働き方を理解しやすくなります。現場での経験は、技術力だけでなくコミュニケーション能力や問題解決力の向上にもつながるでしょう。

加えて、CTF(Capture The Flag)などのセキュリティコンテストに参加するのもおすすめです。攻撃手法や防御技術を実践的に学べるため、知識の定着につながります。こうした活動を通じて得た経験は、自己PRや志望動機にも活かしやすく、他の学生との差別化にもつながるでしょう。

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4. セキュリティエンジニアになるには何のスキルが必要?

セキュリティエンジニアになるには情報セキュリティに関する専門知識だけでなく、ITインフラやコミュニケーション能力など幅広いスキルが求められます。サイバー攻撃の手法が高度化しているため、複数の分野を横断的に理解する力が重要です。

ここではセキュリティエンジニアに必要とされる代表的なスキルについて解説します。それぞれのスキルがどのように業務に活かされるのかを理解し、自身の学習計画に役立てていきましょう。

情報セキュリティについての専門知識

セキュリティエンジニアになるには、情報セキュリティの分野についての専門知識が欠かせません。未経験向けのセキュリティエンジニアの求人では、情報セキュリティ分野の実務経験まで問われることはないものの、独学で情報セキュリティについて勉強したり、セキュリティ分野の資格を持っていたりすることが求められます。

業界内でのセキュリティ事情や最新のサイバー攻撃の手法・事例について理解を深めておくと、高い志望意欲を持ってセキュリティエンジニアを目指していることをアピールできるでしょう。

ITインフラを扱うスキル

セキュリティエンジニアに求められるスキルとして、サーバーやネットワークなどのITインフラを扱う能力が挙げられます。セキュリティエンジニアは、企業のITインフラへのサイバー攻撃を防ぐための業務に携わるため、ITインフラの知識がないと活躍するのは難しくなります。そのため、インフラエンジニアとしての実務経験を積んだり、サーバーやネットワークの仕組みについての理解を深めたりすることが、セキュリティエンジニアの就職において有利に働くでしょう。

近年ではクラウドを活用してITインフラを構築するケースが増えているため、クラウド環境における情報セキュリティについても学んでおくことをおすすめします。

クラウド環境のセキュリティ知識

クラウド環境のセキュリティ知識は、セキュリティエンジニアになるには欠かせないスキルです。近年は企業のシステムがクラウド上で運用されるケースが増えており、従来のオンプレミス環境とは異なるセキュリティ対策が求められます。クラウド特有のリスクを理解し、適切に対処する能力が重要です。

クラウドでは、アクセス権限の設定やデータの暗号化、ログの監視などが重要なポイントとなります。設定ミスによって情報漏えいが発生する事例もあるため、各サービスの仕様を正しく理解しておく必要があります。

クラウド環境では責任共有モデルの理解も重要です。サービス提供者と利用者のどちらがどの範囲のセキュリティを担うのかを把握することで、適切な対策を講じることができます。こうした考え方を理解しておくことで、実際の業務でも柔軟に対応しやすくなるでしょう。

コンテナ技術やマイクロサービスといった最新の開発手法もクラウドと密接に関わっています。これらの技術におけるセキュリティ対策も学んでおくことで、より実践的なスキルを身につけられるでしょう。クラウド環境に対応できる人材は需要が高いため、早い段階から学習を進めておくことが重要です。

コミュニケーションスキル

セキュリティエンジニアになるには、高いコミュニケーションスキルが求められることにも注意しましょう。セキュリティエンジニアが業務に取り組む際には、社内の異なる部署と連携を取ったり、サイバー攻撃を受けている現場について詳しくヒアリングしたりしつつ働くことになります。そのため相手の立場になって物事を理解できる高いコミュニケーションスキルがあると、セキュリティエンジニアの就活でも有利に働くのです。

情報セキュリティ分野の専門知識については入社後の研修で身につけることも可能なので、就活の際には高いコミュニケーションスキルを積極的にアピールしてみましょう。

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5. セキュリティエンジニアになるには何の資格が役立つ?

セキュリティエンジニアになるには、情報セキュリティやIT全般の知識を証明できる資格を取得しておくと有利です。新卒採用では実務経験がないため、資格を通じて基礎知識や学習意欲をアピールすることが重要になります。体系的に学んだ証明として評価されやすい点が特徴です。

ここでは、セキュリティエンジニアを目指す学生におすすめの資格について解説します。それぞれの特徴や難易度を把握し、自分のレベルに合った資格から挑戦していきましょう。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、「基本情報技術者試験」の上位に位置する資格で、ITエンジニアとして活躍するための専門的かつ実践的なスキルが問われる資格です。現役のエンジニアでも合格するハードルは高く、容易に取得できる資格ではありませんが、応用情報技術者試験に合格しておくと、後述する「情報処理安全確保支援士試験」の一部試験が免除されるメリットがあります。

応用情報技術者試験は、パソコンを用いるCBT方式ではなく筆記試験で行われ、受験機会は春・秋の年2回のみとなっています。長期的な学習スケジュールを立てながら、着実に合格を目指してみると良いでしょう。

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、IT系の国家資格の中でも情報セキュリティに特化した資格であり、初心者向けの難易度設定となっているのが特徴です。「ITパスポート試験」と同水準の難易度レベルに区分されており、セキュリティエンジニアとしての実務経験を持たない学生であっても合格するのは難しくありません。

情報セキュリティ分野について学び始めるのに最適な国家資格なので、セキュリティエンジニアを目指して資格取得に取り組むなら、最初に受験してみると良いでしょう。

情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験は、情報セキュリティに関する専門家としての知識とスキルを証明する国家資格です。IT系の国家資格の中でも特に難易度が高く、セキュリティエンジニアをはじめとするセキュリティ分野の専門家向けの資格となっています。試験に合格後に所定の申請手続きを行うことで、「登録セキスペ」として活躍することも可能です。

情報処理安全確保支援士試験では、多肢選択式の試験に加えて記述式の試験も受ける必要があり、合格までのハードルは非常に高いです。前述の「応用情報技術者試験」に合格すると、一部の試験が免除される制度があるので、うまく活用しながら資格対策に取り組みましょう。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、セキュリティエンジニアになるには最初に取得を目指しやすい国家資格です。ITに関する基礎知識を幅広く問う試験であり、情報セキュリティやネットワークの基本を体系的に学べます。IT未経験の大学生でも取り組みやすく、学習の入り口として適した資格といえるでしょう。

試験では、セキュリティ対策の基本やリスク管理、情報モラルなども出題されます。これにより、セキュリティエンジニアとして必要な考え方の土台を築くことができるでしょう。専門的な内容に進む前に基礎を固めることで、後の学習効率も高まります。

ITパスポート試験はCBT方式で実施されており、通年で受験できる点も特徴です。自分の学習ペースに合わせて受験時期を調整できるため、大学の授業や就活と両立しやすい環境が整っています。計画的に学習を進めやすい資格といえるでしょう。

この資格を取得しておくことで、IT分野に関心を持ち主体的に学習している姿勢を企業に伝えやすくなるでしょう。難易度は比較的高くないものの、基礎力を証明する指標として評価される場合もあります。最初の一歩として取り組む価値のある資格といえるでしょう。

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6. セキュリティエンジニアに向いている人

セキュリティエンジニアに向いている人は、技術的な知識だけでなく、思考力や姿勢の面でも適性が求められます。サイバー攻撃への対策や原因分析には、論理的に考える力や継続的に学び続ける姿勢が重要です。

ここでは、セキュリティエンジニアに向いている人の特徴について解説します。自身の適性を把握することで、就活における職種選びや自己PRの方向性を明確にしやすくなるでしょう。

論理的に考えることが得意な人

論理的に考えることが得意な人は、セキュリティエンジニアに向いているといえるでしょう。サイバー攻撃の原因を特定したり、システムの脆弱性を分析したりする場面では、状況を整理しながら筋道を立てて考える力が求められます。感覚ではなく根拠に基づいて判断できることが重要です。

実際の業務では、ログデータや通信履歴などの情報をもとに問題の発生箇所を特定していきます。複数の情報を照らし合わせながら原因を絞り込む必要があるため、論理的な思考力があるほど効率よく対応できるでしょう。仮説を立てて検証する姿勢も欠かせません。

セキュリティ対策を設計する際にも論理的思考が役立ちます。どのようなリスクがあり、どの対策が有効なのかを整理しながら判断することが必要です。状況に応じて優先順位をつける力も求められるでしょう。

分析結果や対策内容を他部署に説明する機会も多いです。論理的に整理された説明ができることで、相手の理解を得やすくなります。こうした力は就活でも評価されやすく、セキュリティエンジニアを目指すうえで大きな強みとなるでしょう。

IT技術の学習を継続できる人

サイバー攻撃の手法や防御技術は日々進化しているため、一度知識を身につけただけでは対応しきれません。継続的に学び続ける姿勢が、セキュリティ分野では特に重要とされています。

実際の業務では、新しい脆弱性や攻撃手法に関する情報が次々と公開されます。これらを理解し、自社システムにどのような影響があるのかを判断することが必要です。そのため、日常的に情報収集を行い、知識をアップデートする習慣が求められます。

セキュリティエンジニアはネットワークやクラウド、アプリケーションなど幅広い分野の知識を扱います。複数の分野にまたがって学習を続けることが必要になるため、学習自体を楽しめる人ほど成長しやすいです。セキュリティエンジニアになるには、興味を持って取り組めることが重要になります。

資格取得やハンズオン学習などを通じて、継続的にスキルを高めていくことも求められます。日々の積み重ねが実務での対応力に直結するため、コツコツと努力できる人に適した職種といえるでしょう。

責任感を持って仕事に取り組める人

セキュリティ対策は企業の重要な情報資産を守る役割を担っており、判断や対応のミスが大きな損失につながる可能性があるため、責任感をもって業務にあたることが重要です。

実際の業務では、システムの設定変更やアクセス制御の調整など、細かな作業が多く発生します。わずかな設定ミスでもセキュリティリスクが高まる場合があるため、確認を怠らず丁寧に作業を進めることが必要です。責任感を持って取り組むことで、安定したセキュリティ環境を維持しやすくなります。

セキュリティインシデントが発生した際には迅速な対応が求められます。状況を正確に把握し、適切な判断を行うことが被害の拡大を防ぐために重要です。このような場面では、プレッシャーの中でも冷静に行動できる責任感が大きな役割を果たします。

セキュリティエンジニアは社内の他部署と連携して業務を進めることも多くあります。自分の判断が組織全体に影響を与えることを理解し、責任を持って説明や調整を行う姿勢が必要です。このような意識を持てる人は、信頼されるエンジニアとして活躍しやすいでしょう。

セキュリティ分野に興味を持てる人

情報セキュリティの分野は専門性が高く、学習範囲も広いため、興味を持って取り組めるかどうかが成長に大きく影響するでしょう。好奇心を持って知識を吸収できる人ほど、スキルを伸ばしやすい傾向があります。

セキュリティの仕事では、サイバー攻撃の仕組みや防御技術を理解する必要があります。攻撃者の視点で考える場面も多く、仕組みを深く理解しようとする姿勢が重要です。新しい技術や事例に対して関心を持てることで、より実践的な対応力が身につきます。

セキュリティ分野は変化が激しく、新しい技術や脅威が次々と登場します。そのため、日々の情報収集や学習を継続する必要がありますが、興味があれば自然と学び続けることができるでしょう。楽しみながら学習できることは、大きな強みになります。

興味を持って取り組むことで、自主的にスキルアップを図る姿勢にもつながります。書籍やオンライン教材で学習したり、セキュリティイベントやコンテストに参加したりすることで、知識を深めることが可能です。このような積極的な姿勢は、就活においても評価されやすくなるでしょう。

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7. セキュリティエンジニアは「やめとけ」と言われる理由

セキュリティエンジニアは「やめとけ」と言われることがありますが、その背景には仕事内容の難しさや責任の大きさがあります。専門的な知識が求められるうえに、常に新しい技術を学び続ける必要があるため、簡単に活躍できる職種ではありません。

適性や学習意欲があれば十分に活躍できる可能性があります。ここでは、セキュリティエンジニアが難しいといわれる理由について具体的に解説するので参考にしてください。

高度な専門知識が求められるため難易度が高い

高度な専門知識が求められるため、セキュリティエンジニアは難易度が高いといわれることがあります。ネットワークやサーバー、OS、暗号技術など複数の分野にまたがる知識が必要となるため、短期間で習得することは容易ではありません。幅広い理解が求められる点が、難しさの一因といえるでしょう。

実際の業務では、システム全体の構成を理解したうえで、どこに脆弱性があるのかを判断することが必要です。単一の知識だけでは対応できない場面も多く、複数の技術を組み合わせて考える力が求められます。そのため、基礎から応用まで段階的に学習を進めることが重要です。

セキュリティ分野は技術の進化が速く、新しい攻撃手法や対策が次々と登場します。これに対応するためには、継続的に学習し知識を更新していく必要があります。学び続ける姿勢が求められる点も、難易度が高いと感じられる理由の一つです。

知識だけでなく実務での応用力も求められます。理論を理解していても、実際の環境で適切に活用できなければ十分とはいえません。実践的な経験を積みながらスキルを高めていく必要があるため、継続的な努力が欠かせない職種といえるでしょう。

セキュリティインシデント対応の責任が大きい

セキュリティインシデント対応の責任が大きいことも、「やめとけ」といわれる理由の一つです。情報漏えいや不正アクセスが発生した場合、企業の信用や事業に大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、セキュリティエンジニアには迅速かつ正確な対応が求められるのです。

実際の現場では、異常な通信や不審なアクセスを検知した際に、原因の特定や影響範囲の調査を行います。そのうえで、被害を最小限に抑えるための対策を判断し、適切に実行することが必要です。判断の遅れやミスが被害の拡大につながる場合もあるため、責任の重さを感じやすい業務といえるでしょう。

インシデント対応は緊急性が高く、時間帯を問わず対応が求められるケースもあります。突発的な対応が発生することで、精神的な負担を感じる場面もあるかもしれません。冷静に状況を把握しながら行動できる力が重要です。

対応後には原因分析や再発防止策の検討も行うことが必要です。単に問題を解決するだけでなく、同様のトラブルを防ぐ仕組みを整えることが求められます。このように、セキュリティエンジニアは企業の安全を守る重要な役割を担う一方で、大きな責任を伴う職種といえるでしょう。

常に新しい攻撃手法を学び続ける必要がある

サイバー攻撃は日々進化しており、過去の知識だけでは対応できないケースが増えています。そのため、最新の脅威や対策について継続的に学習する姿勢が必要です。

実際には、新たなマルウェアやフィッシング手法、ゼロデイ攻撃などが次々と登場します。これらの特徴や仕組みを理解し、自社のシステムにどのような影響があるのかを判断する必要があります。情報収集を怠ると、対策が遅れる可能性があるため注意が必要です。

セキュリティ関連の技術やツールも日々進化しています。クラウドやコンテナ環境に対応した新しい防御技術なども学ぶ必要があり、学習範囲は広がり続けています。こうした変化に対応するためには、継続的なスキルアップが欠かせません。

最新情報をキャッチアップするために、専門サイトやセミナー、コミュニティを活用することも重要です。日々の業務と並行して学習を続ける必要があるため、負担を感じる場合もあります。ただし、この継続的な学習が専門性の向上につながり、長期的なキャリア形成にも役立つといえるでしょう。

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8. セキュリティエンジニアはなくなる?将来性と需要

セキュリティエンジニアはなくなるのか不安に感じる人もいますが、現状では需要が高まり続けている職種といえます。企業のデジタル化が進む中で、情報資産を守る重要性が増しており、セキュリティ対策の必要性は今後も高まると考えられるでしょう。

ここでは、セキュリティエンジニアの将来性や需要について解説します。サイバー攻撃の動向やIT環境の変化を踏まえながら、今後のキャリア選択の参考にしていきましょう。

サイバー攻撃の増加により需要は拡大している

近年は企業や個人を狙った攻撃が高度化しており、情報漏えいや不正アクセスの被害が増加してます。このような状況に対応するため、セキュリティ対策の重要性はますます高まっているといえるでしょう。

実際には、ランサムウェアや標的型攻撃、フィッシング詐欺など、多様な攻撃手法が確認されています。これらの攻撃は企業規模を問わず発生しており、中小企業でも対策が求められているのです。そのため、セキュリティエンジニアの活躍の場は幅広く広がっています。

サイバー攻撃は一度発生すると企業の信用低下や業務停止など、大きな影響を及ぼす可能性があります。被害を未然に防ぐためには、専門的な知識を持つ人材による対策が不可欠です。このような背景から、セキュリティ分野の人材需要は今後も継続すると考えられます。

各企業がセキュリティ対策に投資する動きも活発になっています。システムの安全性を高めるための取り組みが進む中で、セキュリティエンジニアの役割は一層重要になっているのです。需要の拡大は今後も続くと見込まれており、将来性のある職種といえるでしょう。

DXやクラウド化によりセキュリティ人材が不足している

企業がデジタル技術を活用して業務を効率化する動きが加速する中で、システムの安全性を確保する重要性も高まっています。しかし、これに対応できる専門人材はまだまだ足りていません。

クラウドサービスの導入やリモートワークの普及によって、従来よりもセキュリティ対策の範囲が広がっています。アクセス経路や利用端末が多様化したことで、より高度な対策が必要です。そのため、セキュリティエンジニアの需要は増加している一方で、供給が追いついていません。

セキュリティ分野は専門性が高く、育成に時間がかかる点も人材不足の要因となっています。基礎知識に加えて実務経験が求められるため、即戦力となる人材が限られているのです。企業側も人材確保に苦労しているケースが多く見られます。

セキュリティ対策の重要性が経営課題として認識されるようになり、人材への投資も進んでいます。こうした背景から、セキュリティエンジニアは今後も必要とされ続ける職種といえるでしょう。需要に対して人材が不足している状況は、キャリアの選択肢としても魅力の一つです。

AI時代でもセキュリティエンジニアが必要な理由

自動化やAIの導入が進んでも、セキュリティ対策は完全に機械に任せることが難しい分野といえます。状況に応じた判断やリスク評価が求められるため、人の専門的な知識と経験が不可欠です。

AIを活用したセキュリティツールも増えていますが、それらを適切に運用するためには人の判断が必要になります。誤検知の対応や、攻撃の意図を読み取る分析などは、人間の視点が重要となる場面です。AIと人が連携することで、より高度な対策が実現されます。

AI技術の発展により、新たな攻撃手法が生まれている点にも注意が必要です。AIを悪用したサイバー攻撃や自動化された攻撃などが登場しており、これに対応できる専門人材の重要性が高まっています。技術の進化に伴い、セキュリティ対策の難易度も上がっているのです。

企業ごとに異なるシステムや運用方針に合わせて対策を設計することが必要です。このような個別最適な対応はAIだけでは難しく、人が関与することで実現されます。こうした理由から、AI時代においてもセキュリティエンジニアの需要は継続すると考えられるでしょう。

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9. セキュリティエンジニアのキャリアパス

セキュリティエンジニアは、経験やスキルに応じてさまざまなキャリアパスを選択できる職種です。実務経験を積むことで専門性を高めたり、マネジメント領域に進んだりと、多様な進路が用意されています。将来の方向性を意識しながらキャリアを築くことが重要です。

ここでは、セキュリティエンジニアの主なキャリアパスについて解説します。それぞれの職種の特徴を理解し、自身の将来像を具体的に描く参考にしていきましょう。

セキュリティコンサルタント

セキュリティコンサルタントは、企業の課題に応じて最適なセキュリティ対策を提案する職種です。技術的な知識だけでなく、経営視点でのリスク評価や戦略立案が求められます。セキュリティエンジニアとして経験を積んだ後のキャリアとして選ばれることが多い分野です。

企業ごとに異なる課題に対応するため、現状分析やヒアリングを通じて問題点を明確にします。そのうえで、セキュリティ対策の導入や改善案を提示し、実行を支援します。技術とビジネスの両面を理解する力が重要です。

顧客とのコミュニケーションが多く発生するため、説明力や提案力も求められます。専門用語をかみ砕いて伝える能力があると、信頼関係を築きやすいです。こうしたスキルを活かしたい人に適したキャリアといえるでしょう。

幅広い業界の課題に関わることができるため、経験の幅を広げやすい点も特徴です。高い専門性と提案力を兼ね備えた人材として評価されやすく、キャリアアップを目指しやすい分野といえます。

SOCアナリスト

SOCアナリストは、セキュリティ監視を専門に行う職種です。SOCとはセキュリティオペレーションセンターの略であり、システムのログや通信状況を監視し、不審な動きを検知する役割を担います。セキュリティの最前線で活躍するポジションといえるでしょう。

日常業務では、アラートの確認やログ分析を通じて、攻撃の兆候がないかをチェックします。異常を検知した場合には、原因の特定や対応の指示を行うことが必要です。迅速かつ正確な判断が求められる場面が多い職種になります。

攻撃手法の知識や分析力が重要になるため、継続的な学習が欠かせません。新しい脅威に対応するために、日々情報収集を行う必要があります。実務を通じてセキュリティの知識を深められる点が特徴です。

SOCでの経験は他のセキュリティ職種へのステップアップにもつながります。現場での対応力を身につけることで、より専門性の高い分野に進む土台を築けるでしょう。

セキュリティアーキテクト

セキュリティアーキテクトは、システム全体のセキュリティ設計を担当する職種です。企業のIT環境に適したセキュリティ構成を設計し、リスクを最小限に抑える役割を担います。高度な技術力と設計力が求められる専門性の高いポジションです。

システムの構築段階から関与し、ネットワーク構成やアクセス制御、認証方式などを設計します。将来的な拡張性や運用のしやすさも考慮しながら、最適なセキュリティ対策を組み込むことが必要です。

複数の部署やエンジニアと連携してプロジェクトを進めるため、調整力やコミュニケーション能力も求められます。技術的な内容を分かりやすく伝える力があると、プロジェクトを円滑に進めやすくなるでしょう。

クラウドや新しい技術に対応した設計が求められる場面も増えています。最新の技術動向を理解しながら設計に反映することで、より実践的なスキルを発揮できるでしょう。

CISOなどセキュリティ責任者

CISOなどのセキュリティ責任者は、企業全体のセキュリティ戦略を統括するポジションです。CISOは最高情報セキュリティ責任者を指し、経営層と連携しながらセキュリティ方針を決定します。組織全体に影響を与える重要な役割を担うことになるのです。

業務内容としては、セキュリティポリシーの策定やリスク管理、インシデント対応の指揮などが挙げられます。技術だけでなく、経営視点での判断力やマネジメント能力が求められるため、組織全体を見渡す視点が必要です。

社内外の関係者と連携しながらセキュリティ体制を構築するため、高いコミュニケーション能力も重要です。経営層や現場の双方と調整を行う場面が多くあります。信頼関係を築く力が求められるでしょう。

このポジションに就くためには、長年の実務経験と専門知識が必要です。段階的にキャリアを積み重ねることで到達できる職種であり、セキュリティ分野の最終的なキャリアの一つといえるでしょう。

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10. セキュリティエンジニアになるためのおすすめ就活対策

セキュリティエンジニアになるには、専門スキルだけでなく就活対策も重要です。新卒採用ではポテンシャルが重視される傾向がありますが、基礎知識や学習姿勢を具体的に示すことで評価されやすくなるため、事前準備の質が内定獲得に大きく影響します。

ここでは、セキュリティエンジニアを目指す新卒向けにおすすめの就活対策を解説します。具体的な行動を理解することで、効率よく準備を進めやすくなるでしょう。

セキュリティ資格を通じて志望意欲を伝える

セキュリティエンジニアとしての内定獲得を目指すなら、情報セキュリティ分野の資格を取得して高い志望意欲を示すことをおすすめします。セキュリティエンジニアの選考では、保有資格よりも情報セキュリティ分野の経験・実績が評価されやすいため、保有資格だけでライバルとの大きな差別化を図ることは難しいです。

しかし、難易度の高い情報セキュリティ分野の資格に合格しておくことで、長期的な視野を持って就職活動に取り組む姿勢をアピールできるメリットがあります。保有資格での差別化よりも、志望意欲のアピールの一つとして情報セキュリティ分野の資格を活用してみてください。

アルバイト・インターンで実務経験を積む

未経験からセキュリティエンジニアとしての就職を目指すなら、まずはIT業界でアルバイト・インターンとして働く経験を積むのもおすすめです。システム開発の現場やITインフラを扱う現場で働いた経験がある人物は、セキュリティエンジニアとしての資質が高いと評価されます。

また、システム開発の現場やITインフラを使う現場を見ておくことにより、セキュリティエンジニアとして就職後にミスマッチを起こすリスクを抑えられるメリットもあります。アルバイトやインターンで働いた企業でそのままセキュリティエンジニアの内定をもらえることも考えられますので、ぜひ実践してみてください。

まずはインフラエンジニアへの就職を目指す

未経験・新卒からの就職であれば、いきなりセキュリティエンジニアを目指すのではなく、まずはインフラエンジニアとして就職を目指すのも一つの選択肢です。文系出身など情報セキュリティについて詳しくない状態からセキュリティエンジニアを目指すよりも、まずはインフラエンジニアとしての実務経験を積んでからセキュリティエンジニアへのキャリアチェンジを目指す方が、難易度が低くなるからです。

インフラエンジニアは、企業にとって欠かせないITインフラに携わる職種であり、安定した需要が見込まれるほか将来性が高いスキルも身につけられるので、新卒からの就職先としてもおすすめです。長期的なキャリア形成を見据え、まずはインフラエンジニアとしてキャリアをスタートさせることを検討してみましょう。

ITエンジニア専門の就活サービスを活用する

ITエンジニア専門の就活サービスを活用することで、セキュリティエンジニアを目指す就活を効率的に進められやすくなるでしょう。専門サービスではIT業界に特化した求人情報や選考対策が提供されており、自分に合った企業を見つけやすくなります。一般的な就活サイトよりも専門性の高いサポートを受けられる点が特徴です。

具体的には、エンジニア職に特化した求人紹介や、技術理解を踏まえた面接対策を受けることができます。企業ごとの求めるスキルや評価ポイントを把握しやすくなるため、対策の精度が高まるでしょう。効率よく選考準備を進めたい場合に有効な手段になります。

キャリアアドバイザーからのサポートを受けることで、自分の強みや適性を整理しやすくなるでしょう。志望動機のブラッシュアップや自己PRの改善にもつながり、選考通過率の向上が期待できるので、客観的な視点を取り入れることが重要です。

非公開求人や成長企業の情報を得られることもあると覚えておきましょう。自力では見つけにくい企業と出会える可能性があるため、選択肢を広げることができます。就活を有利に進めるための手段として、積極的に活用する価値があるでしょう。

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11. まとめ

セキュリティエンジニアになるには、ITインフラの基礎知識や情報セキュリティの専門知識を身につけ、段階的に経験を積むことが重要です。新卒の場合は、まず基礎学習や資格取得に取り組み、インフラエンジニアなどの職種を経てキャリアを広げていく流れが現実的といえます。

大学での学習や自主的なスキル習得、インターン経験などを通じて、就活時にアピールできる材料を増やすことも重要です。論理的思考力や継続的な学習姿勢など、セキュリティエンジニアに必要な適性を意識して行動することで、選考で評価されやすくなります。

セキュリティエンジニアは「やめとけ」といわれることもありますが、需要が高く将来性のある職種です。サイバー攻撃の増加やDXの進展により、今後も人材不足が続くと考えられます。適切な準備と努力を積み重ねることで、安定したキャリアを築きやすい分野といえるでしょう。

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