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1.基本情報技術者試験とは?
基本情報技術者試験とは、「情報処理技術者試験」と呼ばれる国家資格の一つで、IT業界のエンジニアに必要な基礎的な知識が問われる資格です。基本情報技術者試験と同じ国家資格として「ITパスポート試験」が就活対策としておすすめされることが多いですが、基本情報技術者試験はITパスポート試験のワンランク上位に位置する資格です。
誰でも簡単に受かる資格ではないものの、実務未経験の大学生でも取得できる難易度なので、基本情報技術者試験はIT業界への就活対策として積極的に取るべき資格とされています。
基本情報技術者試験の概要
基本情報技術者試験は、ITパスポート試験と同様に、CBT方式を用いた随時受験が可能な資格です。筆記や論述ではなくパソコンを使った多肢選択肢式で気軽に受験しやすく、年1回・年2回など試験スケジュールが決まっているわけではないので、学業や就活対策で忙しい大学生にとっても受験しやすいのが魅力です。
基本情報技術者試験の出題範囲は、主にテクノロジ系・ストラテジ系・マネジメント系の3分野に分かれており、企業経営からプロジェクトマネジメントまで、プログラミングスキルを含めたIT知識全般を習得できる資格となっています。科目A・科目Bの2種類の試験が実施され、6割の正答率が合格ラインとなります。受験料は7,500円で、クレジットカード・コンビニ/銀行ATM(Pay-easy)などの支払い方法を選ぶことができます。
基本情報技術者試験の合格率
基本情報技術者試験の合格率は、40%〜50%ほどを推移しています。CBT方式が導入される以前の試験では30%を下回る合格率となっていましたが、近年では合格率は高まる傾向にあります。社会人と学生とで合格率に大きな差はなく、実務未経験の大学生にとって合格のハードルが高くなってしまうことはありません。
特に情報系出身でITについての基礎知識がある方にとっては、基本情報技術者試験に合格するのは難しくないでしょう。一方で文系出身でIT未経験からスタートする場合には、200時間ほどの勉強時間が必要とされるため、半年程度の勉強スケジュールを確保した上で試験に臨む必要があります。
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2.基本情報技術者試験が大学生の就職で有利になる理由
基本情報技術者試験は、IT業界を目指す大学生にとっては就職で有利になる資格とされています。その理由には、下記の3つのポイントが挙げられます。
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・IT業界への適性チェックに役立つから
・IT系職種に必要な基礎知識が身につけられるから
・資格取得を通じて志望意欲を伝えられるから
それぞれ詳しく解説しますので、基本情報技術者試験を勉強するかどうかの参考にしてみてください。
IT業界への適性チェックに役立つから
基本情報技術者試験は、未経験から就職を目指す大学生にとって、IT業界への適正チェック位に役立つという側面があります。自分がIT業界に向いているのかどうかわからない大学生が基本情報技術者試験に取り組むことで、勉強が楽しいと感じるなら高い適性があると判断できますし、勉強が苦痛に感じるならIT業界は不向きかもしれないと判断できます。
基本情報技術者試験は、ITエンジニアへの登竜門と呼ばれる資格であり、IT業界への入り口となる資格と言えます。基本情報技術者試験に合格できれば、ITエンジニアになるための十分な資質があるので、自信を持って就活に取り組むと良いでしょう。
IT系職種に必要な基礎知識が身につけられるから
基本情報技術者試験を通じて、IT系職種に必要とされる基礎知識を身につけられることも、大学生の就活で有利となる理由です。基本情報技術者試験では、テクノロジ系・ストラテジ系・マネジメント系の3つの分野から基礎的なIT知識がバランス良く問われるため、試験対策の勉強自体が効率的にIT知識を習得できるカリキュラムとなっているのです。
独学でIT業界に必要な知識を身につけようとすると、何冊もの参考書を読み、動画サイトや学習サイトを通じて大きな手間をかけて勉強する必要があるでしょう。しかし基本情報技術者試験を利用すれば、学業や就活に忙しい大学生でも効率的にIT知識を習得可能です。
資格取得を通じて志望意欲を伝えられるから
基本情報技術者試験の資格そのものは、就活においてライバルとの差別化ができるわけではありません。合格率が高めで大学生にも人気の資格ということもあり、IT業界を目指すライバルの多くが基本情報技術者試験を受験する傾向にあるからです。しかしポテンシャルを重視する新卒採用では、基本情報技術者試験の資格対策に取り組む姿勢が、IT業界への高い志望意欲を持った大学生として評価され、選考が有利に進む可能性が高いです。
基本情報技術者試験に合格するまでには、長期的な計画を立てながら勉強に取り組む必要があり、IT業界への志望意欲が低い大学生なら途中で投げ出してしまうことも考えられます。そうではなくコツコツと勉強に取り組み、試験の合格まで辿り着けたということは、IT業界への熱意が高い人物という印象を与えられるでしょう。
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3.基本情報技術者試験を大学生が取得するメリット
続いて、就職活動を控える大学生が基本情報技術者試験を取得することのメリットについて、下記の3つの項目でご紹介します。
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・業界大手の企業から評価されやすくなる
・キャリアアップ・給料アップに直結する
・業界研究・職種研究に役立つ
基本情報技術者試験の勉強を始めるか、それともプログラミング言語などを勉強するか、迷っている方はぜひ参考にしてください。
業界大手の企業から評価されやすくなる
基本情報技術者試験の資格は、IT業界の中でも特に大手企業・老舗企業から評価されやすい傾向にあります。多くの応募者が集まる大手IT企業では、基本情報技術者試験の資格を持っていることを一つの判断材料として選考を進める可能性が高いからです。中小企業やベンチャー企業の場合には、資格よりも実践的なプログラミングスキルを重視することが多く、外資系企業では基本情報技術者試験があまり認知されていない可能性も出てきます。
IT知識を効率的に学ぶ手段としても有効なので、IT業界を目指すなら取得しておいて損はない資格ですが、特に日系の大手IT企業を目指そうと考えている方は、取得する意義がさらに高まるでしょう。
キャリアアップ・給料アップに直結する
基本情報技術者試験は、将来のキャリアアップ・給料アップにも直結する資格です。基本情報技術者試験を取得しておくことで、ITエンジニアとしての基礎的なスキルが身についていると判断されるため、短い研修期間で素早く現場へ配属されることも多くなります。その結果、同世代のエンジニアよりも多くの現場経験を積み、素早くキャリアアップできる可能性があるのです。
また、基本情報技術者試験は、多くの企業で資格手当の支給対象となっています。月1万円の資格手当が支給されれば、年収12万円アップとなる計算ですので、費用対効果は非常に高い資格となるでしょう。高収入を得るためにIT業界を目指す方には、基本情報技術者試験の取得は特におすすめです。
業界研究・職種研究に役立つ
基本情報技術者試験に取り組むことは、就活の一環として業界研究・職種研究にも役立つ側面があります。基本情報技術者試験の勉強を通じて、入社後の仕事内容や役割をイメージすることにより、業界・職種への理解が深まり、エントリーシートや面接の土台固めができるのです。
そのためIT業界を目指すと決めた段階から、早めに基本情報技術者試験の勉強に取り組んでおくと、今後の就活対策に役立ちます。文系出身でIT未経験の場合には、まずはITパスポート試験を受験するのもおすすめです。
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4.基本情報技術者試験を活かせる就職先・職種
ここからは基本情報技術者試験の資格を活かせる就職先について、具体的な職種や仕事内容とともにご紹介します。
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・システムエンジニア
・プログラマー
・インフラエンジニア
・Webエンジニア
基本情報技術者試験の資格を活かして、就活を有利に進めたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
システムエンジニア
システムエンジニアはIT業界で募集される代表的な職種の一つで、システム開発における上流工程を担当する仕事です。主にクライアント企業とのやりとりを担当し、開発するシステムについてのヒアリングや提案、プロジェクトが開始した後の打ち合わせなども担当します。クライアント企業からの要望を仕様書・設計書にまとめて、現場での開発に取り組むプログラマーチームへ共有することが主な仕事です。
後述するプログラマーと比較すると、開発の現場でプログラミング作業に従事することは少ないですが、システム開発の専門家としてクライアント企業とコミュニケーションを取るために、基礎的なIT知識やプログラミングスキルが要求されます。そのため基本情報技術者試験の資格があると、システムエンジニアの内定に結びつきやすくなるのです。
おすすめ記事:新卒でSEになるためにしておくべき準備|仕事内容や必要な資格、求められるスキルまで解説
プログラマー
プログラマーは、システムエンジニアが作成する仕様書・設計書をもとに、専門的なプログラミングスキルを活用して開発業務に取り組む職種です。クライアント企業との打ち合わせなどに参加することは少なく、原則としてパソコンに向かってプログラムを書くのが仕事となります。
プログラマーとして内定を獲得するためには、基本情報技術者試験に加えて、入社後に必要となるプログラミング言語についても習得しておくのが望ましいです。ただし新卒採用においては、プログラマーの選考でもポテンシャルを重視する企業が多いので、志望動機やガクチカなどの自己PRに力を入れるのがおすすめです。
おすすめ記事:新卒でプログラマーになるには?未経験でもなれる?就活に向けてやるべきこと
インフラエンジニア
インフラエンジニアとは、企業がITサービスを提供・開発するために欠かせないIT基盤を手掛ける職種です。サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアといった職種もインフラエンジニアの一種です。IT業界にとってITインフラは欠かせない存在であり、安定した需要が見込める職種でもあります。
インフラエンジニアは前述の職種とは異なり、プログラミング言語を扱う場面が少ないのが特徴です。基本情報技術者試験で問われる内容にも含まれるサーバー・ネットワーク・データベース・セキュリティといった分野の知識が求められるので、資格取得のメリットが大きい職種となっています。
おすすめ記事:インフラエンジニアの志望動機の書き方|未経験者向けの例文あり
Webエンジニア
Webエンジニアは、Webアプリ・Webサイトの構築に携わる職種です。フロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニアなどの職種が存在し、初心者向きの言語とされるHTML/CSSなどを活用しながら、Webサービスの開発に取り組みます。風通しが良く自由な社風のメガベンチャーが多く、就職先としての人気が高い職種でもあります。
Webエンジニアの仕事内容にも基本情報技術者試験の資格を活かしやすいため、就活では高評価につながる可能性が高いです。ただし基本情報技術者試験では、Web開発についての問題は出題されないので、基礎的なWeb知識は別途身につけておきましょう。
おすすめ記事:Webエンジニアに新卒・未経験でなるには?採用されるための準備やコツを紹介
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5.基本情報技術者試験を取得する時の注意点
最後に、基本情報技術者試験の資格を取る時に押さえておきたい注意点についてもご紹介します。
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・IT未経験の場合はITパスポート試験からスタートする
・資格だけで内定獲得できるとは限らない
・最新の試験情報をチェックする必要がある
これらのポイントも踏まえながら、基本情報技術者試験の勉強をスタートしましょう。
IT未経験の場合はITパスポート試験からスタートする
文系出身でIT企業でのアルバイト・インターン経験もない大学生の場合、いきなり基本情報技術者試験を目指すのはハードルが高いため、まずはITパスポート試験からスタートするのがおすすめです。ITパスポート試験も国家資格として運営されており、業界での知名度も非常に高い資格です。
合格率が高く取得のハードルは低いので就活での差別化は難しいですが、未経験からITの基礎を学び、基本情報技術者試験を突破するための土台を身につけるために最適です。
資格だけで内定獲得できるとは限らない
基本情報技術者試験に限らず、IT資格はIT業界の内定獲得に直結するわけではない点にも注意が必要です。IT業界では保有資格で評価するよりも、これまでの開発経験・実績や実践的なスキルを重視する傾向にあります。そのためIT資格を持っている大学生だからといって、即戦力の経験者採用で受かることは考えにくいです。
一方で、IT資格を取ることはIT業界への高い志望意欲を持っていることの表れであると評価されます。就活で強力な差別化ポイントになるわけではないものの、着実に企業からの印象を向上させることができるでしょう。
最新の試験情報をチェックする必要がある
基本情報技術者試験は、過去に何度も試験内容が変更されてきた資格です。筆記試験からCBT方式への変更や、年2回の実施から通年実施への変更など、時代に応じて試験内容が移り変わってきました。今後も受験方法や試験スケジュールが変更される可能性があるため、受験する際には公式サイトをチェックして最新情報を確認しておくことが大切です。
基本情報技術者試験の公式サオtでは、サンプル問題やシラバスなども公開されているので、資格対策を始める際にぜひチェックしておきましょう。
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6.まとめ
基本情報技術者試験は、IT業界への就職を目指す大学生にとって取得しておいて損はない資格です。基本情報技術者試験の取得を通じて、IT業界への適性チェックに役立つほか、入社後に必要となるIT知識を身につけられることが、就活を有利に進められる理由です。ほかにも大手IT企業からの評価が高まることや、将来のキャリアアップ・給料アップにも直結するメリットがあります。
基本情報技術者試験は、システムエンジニア・プログラマーやインフラエンジニアなど、数多くのIT系職種に役立つ内容となっており、選考で高評価を得やすい資格です。ただし資格があるだけで即戦力として採用されるわけではないため、資格取得以外の就活対策にも十分に取り組んだ上で、選考に臨むようにしましょう。
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