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1.インフラエンジニアとは?
インフラエンジニアは、IT業界を土台から支えるITインフラに携わる職種であり、プログラミングスキルを使って新たなITサービスを作るわけではないものの、縁の下の力持ちとしてIT企業やエンジニア、ITサービスを使うユーザーを支える役目を担っています。
就活においては、「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」といった職種が募集されることも多いですが、これらの職種もインフラエンジニアの一種です。インフラエンジニアの上位職種には、クラウドエンジニア・セキュリティエンジニアなどが存在し、未経験からスタートして年収1,000万円以上も目指せるのが魅力となっています。
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インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアの仕事内容は、主にサーバー・ネットワークといったITインフラの設計・構築・保守業務が挙げられます。IT業界におけるサーバーとはデータの保管庫であり、ネットワークはデータの通り道のことを指します。私たちがWebサイトやスマホアプリを使う際にも、ネットワークを通じてサーバーとの間でデータのやり取りを行い、ITサービスを利用しているのです。
こうしたITサービスを提供するために欠かせないITインフラを、どのような規模で、どういった機器・クラウドを使い、どのように運用するのかを決めて実行に移すのがインフラエンジニアです。時にはデータベースやセキュリティにも携わることがあり、職種に応じて幅広い仕事内容に従事しています。
インフラエンジニアの種類
インフラエンジニアは、担当するITインフラによってさまざまな職種に分類されています。代表的な職種を挙げると、以下の通りです。
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・サーバーエンジニア
・ネットワークエンジニア
・クラウドエンジニア
・セキュリティエンジニア
・データベースエンジニア
これらのうち、未経験・新卒から採用されやすいのは、サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアの2職種です。クラウドエンジニア・セキュリティエンジニアは、インフラエンジニアの豊富な経験を持つ人向けの上位職種で、インフラエンジニアの主なキャリアパスの一つとなっています。
インフラエンジニアの種類によって、扱うITインフラの種類が異なり、仕事内容や必要なスキルもやや異なります。志望企業での募集職種がどの種類にあたるのかを事前に確認した上で、求められるスキルを習得するようにしましょう。
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2.インフラエンジニアに求められる技術系スキル
続いて、インフラエンジニアに求められるスキルのうち、以下5つの技術系スキルについて解説します。
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・ITインフラの基礎知識
・サーバー機器・ネットワーク機器を扱うスキル
・ソフトウェアに関する知識
・情報セキュリティを扱うスキル
・クラウドサービスを扱うスキル
それぞれのスキルの習得方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ITインフラの基礎知識
インフラエンジニアに欠かせないスキルとして、ITインフラの基礎知識が挙げられます。サーバーやネットワークについての知識を中心として、ITインフラの役割や機能、おおまかな全体像を理解しておくと、専門的なスキルを身につける土台となるからです。サーバーはどのようなもので、ネットワークはどのような役割を果たすのかをうまく説明できない方は、まずはITインフラの基礎知識を固めることをおすすめします。
ITインフラについての基礎を学習するのであれば、「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」といった初心者向けのIT資格を取得するのがおすすめです。これらの資格は、インフラエンジニアをはじめとしてIT業界で働く方なら取得しておきたい資格となっているので、参考書・問題集を活用しながらITインフラの基礎を身につけましょう。
サーバー機器・ネットワーク機器を扱うスキル
インフラエンジニアとして活躍するためには、サーバー機器・ネットワーク機器を扱うスキルも必要です。近年ではクラウド上にITインフラを構築する企業が増えているものの、物理的なサーバー機器・ネットワーク機器を必要とする現場は少なくありません。そうした現場で働く際には、それぞれの機器のスペック・選定方法や配線なども押さえておく必要があります。
また、物理的なサーバー機器・ネットワーク機器を扱う現場がクラウドへの移行を進める際にも、こうしたハードウェアを扱うスキル・経験が重宝されます。独学で業務用の機器を扱うのは難しいので、書籍・動画サイトで知識を身につけておき、入社後の研修でスキルアップすると良いでしょう。
ソフトウェアに関する知識
インフラエンジニアに必要なスキルには、ソフトウェアに関する知識も含まれます。OSやミドルウェアといった、ITインフラ上で動作するソフトウェアの設定や操作を身につけておくのが望ましいです。たとえば、Windows ServerやLinuxなどのOSを扱うスキル、データベースやWebサーバーといったミドルウェアを扱うスキルがあると、インフラエンジニアとしての評価が高まります。
また、インフラエンジニアにはプログラミングスキルは必須ではないものの、PowerShell やShellなどのサーバー管理に役立つスクリプト言語を取得しておくのも効果的です。インフラエンジニアとしてのキャリアを積んだ後、これらの言語を習得して業務効率化を図ると良いでしょう。
情報セキュリティを扱うスキル
企業のITインフラを担うインフラエンジニアには、情報セキュリティを扱うスキルも求められます。セキュリティの専門家ほどの高度なスキルは不要ですが、基礎的な情報セキュリティについての知識や、セキュリティ製品を扱うスキルがあると、現場で重宝されるインフラエンジニアになることができます。
情報セキュリティについてのスキルを追求したい場合には、国家資格である「情報セキュリティマネジメント試験」または「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」を取得するのもおすすめです。将来はセキュリティエンジニアを目指す方も、情報セキュリティについての理解を深めておくと良いでしょう。
クラウドサービスを扱うスキル
インフラエンジニアを目指すのであれば、クラウドサービスを扱うスキルを身につけておくのが望ましいです。近年のITインフラは、企業のサーバールームなどに物理的に構築されるよりも、クラウドサービス上で構築するケースが増えているからです。AWSやGCP(Google Cloud Platform)、Azureといったクラウドサービスについての知識を身につけて、適切なサービスや機能を選定できるようになると、インフラエンジニアとしての評価もアップします。
今後もITインフラのクラウド化は進むと見込まれているので、クラウドに強いインフラエンジニアを目指すキャリアパスもおすすめです。ただし、物理的なITインフラをクラウドへ移行する際には、従来のITインフラについてのスキルも求められるため注意しましょう。
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3.インフラエンジニアに求められるビジネススキル
インフラエンジニアに必要なスキルには、技術的なスキル以外にヒューマンスキルと呼ばれるようなビジネススキルも含まれます。ここではインフラエンジニアとして働くために欠かせない5つのビジネススキルをご紹介します。
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・ヒアリングスキル
・提案力
・説明力
・マネジメントスキル
・情報収集力
就活と並行しながらこれらのスキルを伸ばし、選考の際には積極的にアピールしてみましょう。
ヒアリングスキル
インフラエンジニアは、クライアント企業の依頼に合わせてITインフラを設計・構築することも多いため、クライアント企業がどのようなITインフラを求めているのかを正確に引き出すヒアリングスキルが重宝されます。クライアント企業とのやり取りの中でニーズを汲み取り、後になって仕様変更が発生しないように要件定義するのが重要です。
クライアント企業へのヒアリングの段階で抜け・漏れが発生してしまい、後から仕様変更を求められてしまうと、開発内容やスケジュールにも大きな影響を与えてしまいます。インフラエンジニアはコミュニケーションスキルが必要な職種と言われることも多いですが、その背景としてヒアリングスキルが重視される業界事情があるのです。
提案力
クライアント企業とのやり取りの中で、ニーズにマッチしたITインフラを提案するスキルも、インフラエンジニアには欠かせません。クライアント企業からの要望を一方的に受け入れて開発に取り掛かるのではなく、ITインフラの専門家としての提案やアドバイスを提供できると、クライアント企業からの信頼を勝ち取りやすくなるからです。
クライアント企業側もITインフラに詳しいとは限らないため、インフラエンジニアからの提案があると、非常に心強く感じることも多いです。相手が取引先のお客様だったとしても、及び腰になることなく積極的に提案できるインフラエンジニアは、周囲からの評価も高まるでしょう。
説明力
インフラエンジニアが身につけておきたいスキルとして、難しい専門用語をわかりやすく伝える説明力、あるいはクライアント企業からの要望を開発チームへ正確に伝える説明力が挙げられます。インフラエンジニアの業務では、業界の専門用語が登場することも多く、ITインフラに詳しくないクライアント企業にとっては理解しにくいことも珍しくありません。
その際に、相手の立場になってわかりやすい表現に置き換えながら説明するスキルがあると、案件の受注率にも大きな影響を与えます。クライアント企業の要望を開発チームに伝える際には、余分な情報を省いて必要な情報を取捨選択しながら説明できると、社内での評価が大きく高まります。
マネジメントスキル
インフラエンジニアとしての経験が長くなり、チームのリーダーや管理職としての役割を任される際には、マネジメントスキルが重宝されます。周囲の開発チームと信頼関係を築きながら、適切にインフラエンジニアを配置してプロジェクトを進めるスキルが求められるのです。
優秀なエンジニアの奪い合いが発生しているIT業界では、上流工程の経験が豊富で、プロジェクトマネジメントに長けた人材はどの企業からも重宝されます。マネジメントスキルを磨くことで、将来の転職を有利に進められるチャンスも広がるので、積極的にスキルアップに励みましょう。
情報収集力
インフラエンジニアに必要とされるスキルには、IT技術に対する情報収集力も含まれます。インフラエンジニアが扱うITインフラは、大きな技術革新が起こりにくく、一度知識を身につければ長く活用できるスキルです。しかし近年になって、クラウドサービスや情報セキュリティなどの分野で新たな技術が次々と生まれています。
そうした技術の変化に適応し、最新情報にアンテナを張って情報収集できるインフラエンジニアは、高いポテンシャルを持った人材と評価されます。IT業界への好奇心を活かしてスキルアップに取り組み、将来は自社の最前線で活躍するインフラエンジニアになると期待されるからです。
日頃からITニュースや技術ブログをチェックすることを習慣にしつつ、選考でもエンジニアとしての情報収集を積極的にアピールしてみましょう。
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4.インフラエンジニアの選考で評価されるスキルの磨き方
最後に、インフラエンジニアに必要とされるスキルを磨き、選考で評価される人材になるためのコツをご紹介します。
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・IT資格の参考書・問題集で基礎を学ぶ
・ベンダー提供のトレーニングコースを活用する
・実機や仮想環境でアウトプット学習する
インフラエンジニアへの就職を目指している方は、ぜひこれらの勉強法を実践してみてください。
IT資格の参考書・問題集で基礎を学ぶ
インフラエンジニアに欠かせない基礎的なIT知識やITインフラについての知識は、「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」など、初学者向けのIT資格の参考書・問題集を活用してみましょう。IT資格の対策教材を使うことにより、インフラエンジニアとして必要となる知識を効率良く学べるメリットがあるからです。
また、IT資格の受験を申し込み、試験日というゴールを明確にしておくことで、高い集中力を維持しながら勉強できるのもメリットです。インフラエンジニアの就活においてIT資格を持っていることを伝えられると、IT業界への高い志望意欲のアピールにもつながるので、ぜひ実践してみてください。
ベンダー提供のトレーニングコースを活用する
サーバー・ネットワーク製品やクラウドサービスを提供しているベンダーの中には、自社製品の扱いを学べるトレーニングコースを無料で提供しているところがあります。そうしたトレーニングコースを活用することで、各製品の扱いを学びながら、実践的なスキルを身につけることが可能です。
代表的なトレーニングコースには、以下の5社が提供するコンテンツが挙げられます。学生向け・初級者向けのコースからスタートして、インフラエンジニアとしての実践的なスキルを習得しましょう。
実機や仮想環境でアウトプット学習する
インフラエンジニアに必要な知識・スキルをインプット学習した後は、実機や仮想環境を使ってアウトプット学習するのが重要です。前述のクラウドサービスを活用すると、無料または少額でITインフラ構築をお試し利用することができます。こうした環境を活用して、インプットしたIT知識を実際に手を動かしながらアウトプットすると、実践的なスキルを身につけることができます。
ベンダー提供のトレーニングコースで学習した場合には、コースに対応した認定資格を取得することで、アウトプット学習に取り組むことが可能です。単なる知識として覚えるだけではなく、インフラエンジニアとして入社後に活かせるスキルを習得できるように心掛けましょう。
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5.まとめ
インフラエンジニアは、ITサービスに欠かせないITインフラに携わる職種であり、サーバー機器・ネットワーク機器を扱うスキルやセキュリティ・クラウドサービスを扱うスキルなどが求められます。クライアント企業とのやり取りに参加する機会も多いので、ヒアリングスキルや提案力、説明力なども評価されやすく、選考で積極的にアピールするのが効果的です。
インフラエンジニアに必要なスキルを効率的に学ぶためには、IT資格の教材を活用したり、ベンダーが提供する無料のトレーニングコースを使ったりするのがおすすめです。本記事でご紹介してきたスキルと磨き方を実践しながら、インフラエンジニアとしての就活を成功させましょう。
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