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1.未経験で自社開発企業に入社できるのか?
まず前提として、未経験・新卒から自社開発企業に入社すること自体は可能です。特に新卒採用であれば、スキル・経験を問わないポテンシャル採用を実施している企業も多く、内定を獲得できるチャンスが広がります。ただし、入社難易度は非常に高まることが予想され、十分な選考対策なくして内定を勝ち取ることは難しいでしょう。
というのも、就職人気が高い自社開発企業には、「ソニーグループ」「任天堂」「日本オラクル」「メルカリ」「ディー・エヌ・エー」など、国内を代表するIT企業が多く名を連ねているからです。自社開発企業は、自社でITサービスを提供しているという性質上、社会での知名度が高く就職人気が集まりやすい傾向にあります。
その結果、ライバルの母数が増え、たとえポテンシャル採用であっても経歴が華やかな学生の方が選考で有利になります。こうした事情を理解した上で、徹底した自己分析・企業研究とともに選考対策に取り組める方であれば、自社開発企業への入社も果たせるでしょう。
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2.未経験から自社開発企業は厳しい・やめとけと言われる理由
自社開発企業は、就職人気が高い業種でもありながら、「厳しい」「やめとけ」などとネガティブなイメージも少なくない企業です。なぜ自社開発企業に否定的な意見が集まるのか、その理由としては以下の3つが考えられます。
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・選考で求められるスキルレベルが高いから
・周囲のレベルが高くモチベーションが低下しやすいから
・エンジニアとしての幅を広げにくいから
それぞれ詳しくご紹介しましょう。
選考で求められるスキルレベルが高いから
自社開発企業は就職人気が高く、多くの学生が殺到する就職先なので、自然と選考で求められるスキルレベルが高くなる傾向にあります。エンジニア採用であれば、既にプログラミングスクールで言語を習得した人や、IT企業での長期インターシップに参加した人など、即戦力として活躍できる学生が優先的に選考を通過すると考えられます。
そのため就活を始めた段階でIT企業に興味を持ち、エンジニアになりたいと考えた人にとっては、選考ではライバルと比べて不利な状況に置かれる可能性が高いです。選考を通過できる見込みが薄い企業に応募して貴重な時間を使うよりも、自分のスキルや性格にマッチした企業を自社開発にこだわらずに探した方が、将来のキャリア形成でも有利に働きやすくなるでしょう。
周囲のレベルが高くモチベーションが低下しやすいから
自社開発企業で活躍しているエンジニアは、中途採用で入社するスキルレベルの高い人材が多くを占めています。グローバル展開している企業では、海外出身のエンジニアが活躍している場合や、社内公用語として英語を用いている企業なども存在します。
そうした周囲のレベルが高い環境の中で、エンジニアとしての実績や評価を高める必要があるので、強い目的意識を持っている人でなければモチベーションが低下しやすいのです。周囲のエンジニアと比べて自分のスキルレベルが低いことに対して劣等感を抱き、せっかく入社した自社開発企業を早期退職するケースも少なくありません。
そのため自社開発だけにこだわらずに、自分が理想とする働き方にマッチした企業を選ぶことが大切なのです。
エンジニアとしての幅を広げにくいから
自社開発企業の場合、エンジニアとして開発に携わるのは原則として自社のITサービスのみなので、さまざまな業界のプロジェクトに参加したり、使用する言語・スキルの異なる案件に携わったりする機会が少なくなります。エンジニアとして一つの分野での専門性を追求するのに向いていますが、スキル・キャリアの幅を身につけたいと考える場合には不向きな環境です。
たとえば、将来はフリーランスとして個人で受託開発の仕事を受注したいと考えている場合、自社開発で身につけるスキルだけで戦うよりも、SIerで幅広い業界のプロジェクトに携わる経験の方が、有利に働く可能性が高いです。自分の将来のキャリアビジョンに照らし合わせながら、自社開発企業の経験が活かせるキャリアパスなのかを確認した上で、企業選びを進めることが重要です。
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3.経験から自社開発企業に入るためのコツ
自社開発企業の大変な面も理解した上で、それでも未経験から自社開発企業へ入社したい場合には、次のようなコツを実践するのが効果的です。
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・プログラミングスキルの習得は前提条件
・アルバイト・インターンで実務経験を積む
・個人開発でサービス・アプリを公開する
・まずはSIerやSES企業を経験しておく
・IT業界に強い就活サイトを活用する
一つひとつ順番に解説しますので、これからの就活対策でぜひ取り入れてみてください。
プログラミングスキルの習得は前提条件
知名度が高く就職人気の高い自社開発企業を目指すのであれば、プログラミングスキルの習得が前提条件であると考えておいた方が良いでしょう。入社後に使用するプログラミング言語はもちろん、代表的なフレームワーク・ライブラリについての扱いも習得しておき、その言語の認定資格があれば取得しておくことが大切です。
自社開発企業の選考では、プログラミングスキルを持っていることを前提として、プラスアルファで人物面・志望動機が評価される傾向にあります。プログラミングスキルだけでライバルと差別化するのは難しいですが、書類選考の段階で落とされないためにも、積極的にプログラミング言語の学習に取り組みましょう。
アルバイト・インターンで実務経験を積む
自社開発企業の選考で評価されるためには、アルバイトやインターンシップなどでエンジニアとしての実務経験を積んでおくのが有効です。独学のインプット学習だけでプログラミング言語を習得した学生よりも、インターンシップを通じて実務を経験しながらプログラミングを学んだ学生の方が、企業側からすると即戦力で活躍できる印象につながるからです。
また、既に実務に触れてきた学生であれば、システム開発の流れを理解できており、入社後の研修をスムーズに受けられるという評価にもつながります。特に第一志望の企業で実施される長期インターンシップは、エントリーシートや面接でのアピール材料になるほか、選考直結型のプログラムが用意される可能性も高いので、積極的に参加するようにしましょう。
関連記事:エンジニアインターンは未経験でも参加できる?未経験参加可能な求人の応募方法
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個人開発でサービス・アプリを公開する
自社開発企業で評価される技術力を持っていることをアピールするために、個人開発でサービスやアプリを公開するのもおすすめです。プログラミング言語のインプット学習やプログラミングスクールでの課題だけではなく、自らITサービスの企画・設計を手掛けて、プログラムを書き、Webやアプリストアでの公開まで進めたことのある学生は、自社開発企業からの評価が大きく高まります。
面接の際には、「個人開発で大変だったこと」「課題をどのように乗り越えたのか」などのエピソードを深掘りされる可能性が高く、説得力ある体験談をアピールできれば、ライバルに大きく差をつけられます。大ヒットを記録するようなサービスを目指す必要はありませんので、まずは簡単なWebサービスやアプリを公開することを目標にしてみましょう。
ずはSIerやSES企業を経験しておく
未経験から自社開発を目指す際に、一見すると遠回りに見えるが着実に内定を得る方法として、SIerやSES企業を経験しておくことが挙げられます。就活では、あえて自社開発に応募することなくSIerやSES企業に就職し、開発経験とプログラミングスキルを身につけた上で、第二新卒や中途採用で自社開発企業を目指す選択肢です。
自社開発企業ではスキルレベルの高い経験者エンジニアを積極的に採用していることも多く、経験豊富で若手のエンジニアは、新卒採用でのポテンシャル採用を受けるよりも入社しやすいことも珍しくありません。ゆくゆくは自社開発企業へ転職することを目指しつつも、まずはエンジニアとしての経験を積むことに専念するのもおすすめです。
IT業界に強い就活サイトを活用する
知名度の高い自社開発企業への入社を目指すのであれば、IT業界に強い就活サイトを活用することも大切です。IT業界に強い活サイトを活用することで、業界に精通したアドバイザーからのES添削や面接指導を受けながら、豊富な就活ノウハウも入手できるからです。自社開発・SIer・SESなどの業種がジャンルごとに区別されているおかげで、総合型就活サイトよりも求人を探しやすいメリットもあります。
また、IT企業の一社ごとの情報量が多い就活サイトを使うことにより、希望していた自社開発以外の企業で、自分にマッチした職場が見つかることもあります。これまで総合型の就活サイトしか登録していなかった方は、IT業界を専門とする就活サイトにも登録してみると良いでしょう。
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4.エンジニアが自社開発企業で働くメリット
ここからは自社開発企業のエンジニアとして働くメリット・デメリットについてご紹介します。自社開発企業の特徴やビジネスモデルについて理解を深め、業界研究や企業選びの参考に役立ててみてください。
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・客先常駐やクライアントワークが少ない
・ユーザーとの距離が近くモチベーションが高まる
・上流工程に携わるチャンスが豊富
まずは自社開発企業の上記3つのメリットについて順番に解説します。
客先常駐やクライアントワークが少ない
自社開発企業では、客先常駐やクライアントワークが少ないことが大きなメリットです。エンジニアが開発に携わるのは、自社で運用しているITサービスに限られるため、原則として「クライアント企業」が存在しないのが特徴です。開発プロジェクトに携わるメンバーがすべて自社にいるので、開発スケジュールや仕様を調整しやすく、納期前のプレッシャーやストレスも少ない傾向にあります。
また、SES企業のように客先常駐で働くこともないので、プロジェクトごとに働く職場が変わったりすることなく、安定して働き続けられるメリットもあります。客先常駐には苦手意識を持つ方も多く、安定性を重視して就職先を決めたい方から高い人気を集めるのが自社開発企業なのです。
ユーザーとの距離が近くモチベーションが高まる
自社開発企業が手掛けるITサービスでは、ユーザーとのやり取りも自社で行うことが多いので、ユーザーからの意見を直接聞けるというメリットもあります。感謝の言葉を受けて開発のモチベーションが高まったり、使いにくさを感じている部分をスピーディに改善できたりと、ユーザーとの間にクライアント企業が挟まる受託開発にはないメリットが得られるのです。
また、規模の大きなITサービスを手掛ける自社開発企業では、自分が携わったサービスが世の中の多くの人に使われる様子を目にできるなど、やりがいを実感しやすいメリットもあります。働くモチベーション・やりがいを重視して職場を選びたい方にとっては、自社開発企業が第一候補となるでしょう。
上流工程に携わるチャンスが豊富
自社開発企業で既存のサービスを改善したり、新たなサービスを開発したりする際には、上流工程の業務に携わるチャンスがあるのも魅力です。上流工程の仕事内容には、要件定義や基本設計・詳細設計などの種類があり、経験豊富なエンジニアが担当することの多い業務です。SES企業などの場合、上流工程の業務を任される機会が少ない傾向にありますが、自社開発企業であれば上流工程を担当できる機会が豊富です。
もちろん上流工程を任されるだけのスキル・経験を身につける必要はありますが、市場価値が高く将来性のあるエンジニアになるためには、上流工程で活躍してきた実績が役に立ちます。プログラマーとして技術力を追求するよりも、マネージャーやコンサルタントとして活躍したい場合には、上流工程を経験できる自社開発企業を選ぶと良いでしょう。
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5.エンジニアが自社開発企業で働くデメリット
自社開発企業は、そのメリットばかりが注目されがちですが、実際には自社開発企業だけのデメリットも存在しています。下記のようなデメリットも理解した上で自社開発企業に入らなければ、ミスマッチを感じてしまう危険性も高まります。
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・企業の業績に年収・待遇が左右される
・複数のスキルを使う機会が少ない
・自社サービスに愛着がないと続かない
上記3つについて詳しくご紹介しますので、自社開発企業のネガティブな一面も押さえておきましょう。
企業の業績に年収・待遇が左右される
自社開発企業の売上・収益は、自社で手掛けるITサービスによるものです。そのため企業の業績がエンジニアの年収・待遇とリンクしており、業績が落ち込んだ際には待遇が悪化してしまう危険性があるのです。ITサービスの規模縮小に伴い、エンジニアの人員整理が行われる可能性もあるでしょう。
SIerやSES企業であれば、複数の開発プロジェクトを同時に請け負うことにより、安定した事業経営が可能なので、大きく業績が悪化して待遇が悪くなることも少ないです。
ただし、一つの企業が自社開発・受託開発の両方を手掛けている場合もあり、そうしたビジネスモデルの企業であれば複数の事業の柱によって安定経営を実現できているので、将来性への不安は少なくなるでしょう。
複数のスキルを使う機会が少ない
自社開発企業に勤めるエンジニアは、原則として自社のITサービスの開発で使う言語・スキルしか用いることはありません。社内での開発効率を高めるため、使用する言語や開発ツールを統一しているケースが多いので、幅広いスキルを学びたいと考える方には不向きです。
また、自社開発で使用しているプログラミング言語が、IT業界の流行に遅れている場合、これまで身につけてきた言語・スキルが転職市場では評価されにくくなることも考えられます。そのため将来性のある自社開発企業を選ぶためには、社内で使用している言語の将来性を調べておく必要があります。
自社サービスに愛着がないと続かない
自社開発企業では、SIerなどと比べると開発に携わるプロジェクトの数が限定されます。例えば、自社で一つのサービスを展開しているのであればそのサービスの開発しか取り組めないということを意味します。そのため自分にとって興味のない分野のITサービスを開発している自社開発企業に入社すると、自分が開発するサービスに愛着が持てず、モチベーションが低下してしまう危険性があります。
自分にとって興味のあるITサービスの開発に携われる自社開発企業を選ぶのが理想ですが、就活の段階で関心のあるITサービスが決まっていない場合には、まずはSIerでさまざまな業界の開発プロジェクトに関わってみるのも選択肢です。志望する自社開発企業がどのようなITサービスを手掛けているのかを詳しく知ることは企業研究にも役立つので、徹底的に取り組みましょう。
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6.まとめ
就活人気の高い自社開発企業には、未経験から入社すること自体は可能ですが、非常にライバルが多く求められるスキルレベルも高まるため、内定のハードルは高くなります。知名度の高い大手の自社開発企業を目指す場合には、長期インターンシップで実務経験を積み、個人開発に取り組んだエピソードを伝えるなど、ライバルにない強みをアピールする必要があるでしょう。
また、未経験から自社開発企業に入るのは厳しい・やめとけと言われる背景として、周囲のエンジニアのレベルが高く、劣等感を抱いてモチベーションが低下しやすいことが挙げられます。開発効率を高めるために使用する言語・スキルが絞られており、エンジニアとしての幅を広げにくいことも否定的な意見が生まれる一因です。
自社開発のメリットだけではなく、こうしたデメリットも理解した上で、明確なロードマップを描きながら自社開発企業への就職を目指してみてください。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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