フロントエンドエンジニアに必要な資格10選!コスパに優れる資格を効率的に取得するコツ
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- 1.フロントエンドエンジニアに必要な資格10選
- 2.フロントエンドエンジニアが資格を取得するメリット
- 3.フロントエンドエンジニアが資格以外に求められるスキル
- 4.フロントエンドエンジニア向け資格を効率的に取得するコツ
- 5.まとめ
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1.フロントエンドエンジニアに必要な資格10選
フロントエンドエンジニアになるために必須の資格や免許などは存在しませんが、下記のような資格を取得しておくとフロントエンドエンジニアとしてのキャリアを有利に進めることが可能です。
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・ITパスポート試験
・情報セキュリティマネジメント試験
・HTML5 プロフェッショナル認定試験
・Webクリエイター能力認定試験
・ウェブデザイン技能検定
・基本情報技術者試験
・Ruby技術者認定試験
・PHP技術者認定試験
・CIW JavaScript Specialist
・TypeScript Certificate
これらの資格について、一つひとつ順番に解説していきましょう。
ITパスポート試験
新卒・未経験からフロントエンドエンジニアを目指す場合、「ITパスポート試験」を通じてIT業界に必要な基礎知識を身につけることをおすすめします。ITパスポート試験は、ITエンジニア向けというよりも、ITに携わるすべての人向けの資格となっており、合格のハードルは低めとなっています。ライバルとの強力な差別化ができるわけではないものの、フロントエンドエンジニアとして働くために欠かせない知識を身につけられるのがメリットです。
ITパスポート試験はCBT方式により随時受験することができるので、忙しい就活の合間に試験を受けることが可能です。AIやビッグデータといった先端技術のほか、開発手法や経営戦略、セキュリティといった知識なども問われる試験なので、IT業界を目指すための準備として取得しておきましょう。
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情報セキュリティマネジメント試験
「情報セキュリティマネジメント試験」とは、ITパスポート試験と同等の難易度に位置付けられているセキュリティに特化した資格です。情報セキュリティに関する知識は、フロントエンドエンジニアとして働く際にも不可欠です。取得しておくとセキュリティに強いエンジニアとして、より責任ある仕事を任されるチャンスにもつながります。
ITパスポート試験と同様にCBT方式による随時受験が可能で、難易度も低めに設定されているので、実務未経験から取得することもできます。情報セキュリティに興味がある方や、セキュリティに強いエンジニアを目指したい方は、ぜひ取得しておきましょう。
HTML5 プロフェッショナル認定試験
「HTML5 プロフェッショナル認定試験」では、フロントエンドエンジニアの業務に用いるHTML/CSSとJavaScriptに関する知識が問われます。Web開発におけるマークアップのための実践的なスキルを身につけられるので、フロントエンドエンジニアにとっては即戦力で役立つ資格となっています。
難易度はレベル1とレベル2に分かれており、未経験の方はまずレベル1からスタートすると良いでしょう。CBT方式による随時受験に対応しており、就活のスケジュールの合間を縫って試験を受けやすいのもメリットです。
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Webクリエイター能力認定試験
「Webクリエイター能力認定試験」では、HTML/CSSの扱いについての基礎的な知識が問われます。プログラミング未経験からでも挑戦しやすい難易度となっており、フロントエンドエンジニアを目指すための第一歩として取得するのも効果的です。難易度はスタンダード・エキスパートの2つに分かれており、テキストエディタを用いた実技問題も出題されます。
2つのカメラを用意することで自宅からでも受験可能なリモートWebテストに対応しているほか、CBT方式での受験も可能です。HTML/CSSをゼロから学び始めたいという方は、まずはWebクリエイター能力認定試験の合格を目指して学習に取り組んでみることをおすすめします。
ウェブデザイン技能検定
「ウェブデザイン技能検定」は、Web制作に特化した唯一の国家資格であり、Webデザインに必要な知識・実務能力が問われます。難易度は3級から1級までの区分が存在し、2級・1級にはそれぞれ一つ下の難易度に合格する必要があるなどの受験資格が設けられているため、まずは3級を目指してみると良いでしょう。
いずれも学科試験だけではなく実技試験が用意されており、受験用PCを用いて指定のWebデザインを実装する必要があることに注意しましょう。試験日程は3級・2級の試験が年4回、1級の試験は学科・実技いずれも年1回ずつ実施されるスケジュールとなっていますので、受験日を確認した上で学習計画を立てることをおすすめします。
基本情報技術者試験
「基本情報技術者試験」とは、IT業界でエンジニアになるための登竜門として位置付けられている資格です。プログラミングスキルやデータ構造・アルゴリズム、情報セキュリティなど幅広い知識が出題範囲とされており、エンジニアとして実践的なスキルを身につけられるのが特徴です。
従来では年2回の試験日程でしたが、現在はCBT方式によって随時受験が可能になったため、時期を選ばずに試験を受けられるようになりました。新卒採用では選考を有利に進めるための武器になるほか、企業の資格手当の対象になることも多いので、前述した基礎的な資格を身につけた後の次のステップとしておすすめです。
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Ruby技術者認定試験
「Ruby技術者認定試験」では、フロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニアに人気の日本生まれのプログラミング言語、Rubyのスキルを証明することが可能です。RubyはWeb開発で使用される機会が多く、日本で開発された言語でもあることから日本語の教材が豊富で、初心者でもプログラミング学習に取り組みやすいのが大きな特徴です。
難易度はSilverとGoldの2種類で、いずれもCBT方式に対応しています。出題範囲には、Rubyの文法やライブラリ、オブジェクト指向などが含まれています。将来はバックエンドエンジニアへとキャリアアップを考えている方は、まずはSilverの合格を目指してみましょう。
PHP技術者認定試験
「PHP技術者認定試験」は、バックエンド開発で人気のPHPのプログラミングスキルを問う資格です。PHPはフロントエンド開発においても使用する機会が多い言語なので、フロントエンドエンジニアが取得しておいて損はありません。試験はPHPのバージョンごとに用意されており、初級、上級・準上級、ウィザードの3つの難易度が設けられています。
PHPはRubyと同様に、初心者向けでわかりやすいプログラミング言語の一つなので、バックエンドエンジニアへのキャリアアップを見据えて最初に取得する言語としてもおすすめです。試験はCBT方式で行われ、指定会場にて随時受験を受け付けています。
CIW JavaScript Specialist
「CIW JavaScript Specialist」は、フロントエンドエンジニアの業務に欠かせないJavaScriptの国際認定資格です。グローバルに実施している試験なので、国内だけではなく海外にも通用するJavaScriptのスキルを身につけることが可能です。JavaScriptの知識・スキルを証明できる資格は数が少ないため、JavaScriptを強みとするフロントエンドエンジニアを目指したい場合には、早めに対策に取り組むと良いでしょう。
ただし、CIW JavaScript Specialist試験は日本語に対応しておらず、英語での回答が必要となります。受験に際しては実務レベルの英語力が求められることに注意してください。難易度もやや高めで実務経験を持ったWebエンジニア向けの資格なので、長期的な学習計画を立てながら受験に臨みましょう。
TypeScript Certificate
「TypeScript Certificate」とは、英語圏でWeb開発のプログラミングスキルを学べる学習サイト、W3Schoolsが運営するTypeScriptの認定資格です。TypeScriptは、JavaScriptと言われることも多い注目度の高い言語で、特に大規模なWeb開発プロジェクトで採用される傾向にあります。
TypeScript Certificateは、TypeScript関連の資格の代表例であり、知名度はあまり高くないもののTypeScriptを扱うスキルの高さを客観的に証明することが可能です。ただし、こちらも英語での試験しか提供されていないため、受験の際には実務レベルの英語力を必要とすることに注意しましょう。
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2.フロントエンドエンジニアが資格を取得するメリット
フロントエンドエンジニアにとって資格は必須ではなく、開発の現場では開発経験や実績の方が重視される傾向にあります。知名度の低い資格の場合、企業の資格手当の対象にならないことも多く、「エンジニアの資格取得は意味ない」と言われることもあるほどです。
しかしフロントエンドエンジニアを目指す方が資格取得に取り組むことで、次のようなメリットがあるのも事実です。
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・未経験・スキルなしから効率的に技術を学べる
・就活や人事評価で有利になる
・資格手当による年収アップが期待できる
これらのメリットについてそれぞれ詳しく解説します。
未経験・スキルなしから効率的に技術を学べる
フロントエンドエンジニアが資格を取得することにより、未経験・スキルなしからであっても必要な技術を効率的に学べるメリットがあります。ITエンジニアやフロントエンドエンジニアになるために必要な知識を、厳選された設問で正確に確認するのが資格試験ですので、資格対策の教材を用いることで、独学で学ぶよりも効率的に理解を深められるメリットがあるのです。
また、市販の書籍や公式サイトの教材を活用して学習することにより、プログラミングスクールなどに通うよりも安価にスキルアップできるのも魅力です。フロントエンドエンジニアに必要なスキルを身につけるための時間・費用を節約したい場合には、積極的に資格試験を活用してみましょう。
就活や人事評価で有利になる
フロントエンドエンジニアが資格を取得することにより、就活で高評価が得られることに加えて、入社後の人事評価や転職活動でも好印象を与えられるチャンスになります。難関国家資格を除けば、資格があるだけでフロントエンドエンジニアとして評価されることは少ないですが、スキルアップのために資格を取る姿勢は、高い意欲を持った人材と見なされます。
また、資格取得に向けて学習スケジュールを立てて、セルフマネジメントを徹底しながら資格試験に取り組む姿勢も、フロントエンドエンジニアとしての資質が高い人物と評価されるのです。保有資格の数だけにこだわるのは危険ですが、新卒・未経験から選考を受ける際には、志望意欲の高さをアピールするために資格が役立ちます。
資格手当による年収アップが期待できる
フロントエンドエンジニア向けの資格は、多くの企業で資格手当が支給される傾向にあります。一般的には資格を取得したからといってすぐに昇級できることは少ないですが、資格手当を支給している企業の場合には、月1万円の手当だったとしても年収12万円アップの効果が得られます。
そのためフロントエンドエンジニアとして高収入を得たいと考えている方向けにも、本記事で解説した資格取得はおすすめです。将来の転職活動で資格が評価され、高年収・好待遇のオファーを受けられることもあるので、ぜひ合格を目指してみてください。
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3.フロントエンドエンジニアが資格以外に求められるスキル
フロントエンドエンジニアとして評価され、長く活躍するためには、資格以外にも次のようなスキルを身につけておく必要があります。
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・プログラミング・コーディングスキル
・UI/UX設計スキル
・フレームワークを扱うスキル
それぞれどのようなスキルが求められるのかを解説しますので、資格取得と並行してスキルアップに取り組んでみましょう。
プログラミング・コーディングスキル
フロントエンドエンジニアは、Web開発においてプログラミング・コーディング作業が多く発生する職種です。そのため高いプログラミング・コーディングスキルを持った方は選考では高く評価されます。RubyやPHPなどの認定資格がある場合には、その資格を取るための学習に並行して取り組むと良いでしょう。
また、プログラミングスキルは書籍や動画サイトを通じたインプット学習だけで身につくものではなく、自分でプログラムを書くアウトプット学習で身につくスキルです。書籍や動画サイトで基礎を身につけた後は、自分でプログラムを書いてWebサイトを公開してみるなど、アウトプットを中心にスキルを磨くことをおすすめします。
UI/UX設計スキル
フロントエンドエンジニアには、UI/UX設計スキルも求められます。UI/UX設計とは、Webサイトを訪れるユーザーにとって、使いやすくわかりやすいデザインを実装することを指します。心理学や人間工学を取り入れながら、ユーザーが長く滞在するサイトデザイン、もしくは製品・サービスを使いたくなるようなデザインを実現するスキルが求められます。
UI/UX設計は、WebデザイナーやWebディレクターが担当することが多い業務内容ではありますが、実際に実装するのはフロントエンドエンジニアの仕事になりますので、UI/UX設計スキルを身につけておくのに越したことはありません。開発チーム内でのコミュニケーションも取りやすくなるので、Webデザインに興味がある方は積極的に学んでおきましょう。
フレームワークを扱うスキル
フロントエンドエンジニアはプログラムを書く作業量が多い職種なので、業務効率化のためにフレームワークやライブラリといったツールを用いることが多いです。フロントエンドエンジニアの業務でフレームワークを使うことにより、あらかじめ必要なパーツが揃ったコードをコピーするだけで骨組みを実装することができるので、大幅な時間短縮にもつながります。
フロントエンドエンジニアにとって必要となる代表的なフレームワークには、CSSのBootStrap、JavaScriptのReact・Vueなどが挙げられます。プログラミング言語を学んだ後は、これらのフレームワークの操作を身につけておくと、選考での評価が高まるでしょう。
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4.フロントエンドエンジニア向け資格を効率的に取得するコツ
最後に、フロントエンドエンジニア向けの資格をなるべく短時間で効率的に取得するコツをご紹介します。
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・書籍・動画サイトで体系的に基礎を学ぶ
・最初に試験日を決めて学習スケジュールを立てる
・手を動かしながらアウトプットする
ES対策や面接対策などと並行して、時間がない中でも資格を取りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
書籍・動画サイトで体系的に基礎を学ぶ
新卒・未経験からフロントエンドエンジニアを目指す場合には、まずは書籍・動画サイトを活用して、必要な知識やスキルを体系的に学ぶことをおすすめします。フロントエンドエンジニアとしての基礎が身についていない段階で、いきなり資格取得を目指しても挫折する可能性が高いからです。
近年ではエンジニアを目指す方向けに、わかりやすさを重視した書籍・動画が配信されているので、積極的に活用してみると良いでしょう。書籍・動画サイトを使って基礎を身につけた上で資格取得の勉強に進むようにすると、よりスムーズに学習に取り組めるはずです。
最初に試験日を決めて学習スケジュールを立てる
フロントエンドエンジニア向けの資格を取得する際には、最初に試験日を決めてしまい、そこから逆算して学習スケジュールを立てるのが有効です。試験日程を決めることなくインプット学習を続けていても、モチベーションが続かずに途中で挫折してしまう可能性が高くなります。しかし試験日を事前に決めておけば、明確なゴールに向けて資格取得のための勉強に励めるので、試験に合格できる可能性もアップします。
また、資格によっては筆記試験を受ける必要があったり、年に数回しか試験を実施していなかったりと、受験のハードルが高いものも存在します。こうした資格に対しても早めに準備に取り組めるよう、最初に試験日を予約することをおすすめします。
手を動かしながらアウトプットする
フロントエンドエンジニアが資格を取る際には、必ず手を動かしながらアウトプット学習に取り組むようにしましょう。フロントエンドエンジニア向けの資格を持っていたとしても、そのスキルを実務で生かせなければ企業から評価されにくくなってしまいます。資格を取得するのはあくまでも実務に生かすためであり、資格の取得自体が目的にならないように注意しなければなりません。
そのため一通りのインプット学習でフロントエンドエンジニアの基礎を身につけた後は、自分でプログラムを書いて積極的にアウトプット学習を行いましょう。仮に資格試験に合格できなかったとしても、自分の手を動かしてアウトプット学習した経験は、その後企業に入社して働く際にも生かされるはずです。
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5.まとめ
本記事ではフロントエンドエンジニアに必要な資格として、以下の10種類について解説してきました。
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・ITパスポート試験
・情報セキュリティマネジメント試験
・HTML5 プロフェッショナル認定試験
・Webクリエイター能力認定試験
・ウェブデザイン技能検定
・基本情報技術者試験
・Ruby技術者認定試験
・PHP技術者認定試験
・CIW JavaScript Specialist
・TypeScript Certificate
いずれもフロントエンドエンジニアに必須な資格ではありませんが、取得しておくことで就活の選考で有利になり、資格手当のおかげで年収アップにも直結します。未経験・スキルなしからフロントエンドエンジニアを目指す場合には、比較取得のための学習を通じて基礎的なスキルを身につけられるメリットもあるので、ぜひ挑戦してみてください。
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