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1.ESで「大事にしていること」を質問する理由

企業がエントリーシートで「大事にしていること」を質問する理由は、主に学生の価値観を理解し、企業との適性を確認するためです。
採用担当者は、あなたの人柄や性格を把握し、どのような職場で活躍できるかを見極めようとします。「大事にしていること」を知ることで、どのような価値観のもと、どのような貢献をしてくれそうか知ることができます。
また、この質問を通じて、自己分析の深さを確認することも可能です。企業は学生が自分自身をしっかり理解しているかを見て、どれだけ自分の考えを整理できているかを評価します。
価値観の発見をはじめとした自己分析は、企業で働く上で双方のミスマッチを無くすために重要なものです。そのため、採用担当者や面接をする人は「大事にしていること」の質問を通じて、仕事への適正はもちろん人となりや相性を確認しています。
関連記事:ESでよく聞かれることへの答え方を徹底解説!頻出質問に正しく対策しよう
関連記事:IT企業の面接でよく聞かれる10の質問!回答例もあわせて解説
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2.ESに書く「大事にしていること」を決めておく3つのメリット
ESに「大事にしていること」を明確にしておくことで、企業選びの基準がはっきりし、就職活動全体が効率的に進められます。
「大事にしていること」を決めておくメリットは、主に下記の3つです。
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・ES対策・面接対策につながる
・応募する企業を絞りやすくなる
・入社後のギャップに悩みにくくなる
「大事にしていること」は、ESや面接でよく聞かれる質問の一つです。そのため、この質問に対する回答を用意しておくと、あらゆる場面で選考がスムーズになります。
また、自分の価値観を理解していると応募する業界や企業を絞りやすくなるでしょう。自分の価値観を軸にした業界・企業選びができるため、ミスマッチを防ぐことができます。
価値観と企業の文化が一致している場合、職場環境になじみやすく長期的なキャリア形成もしやすいです。「大事にしていること」への回答を通じて自分の軸を持つことで、理想的な仕事を選びやすくなるでしょう。
関連記事:【就活面接対策】よく聞かれる質問やマナー、面接までにやるべき準備
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3.「大事にしていること」を明確にする自己分析の方法5選

「大事にしていること」を明確にするためには、下記の5つの自己分析方法がおすすめです。
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・自分史をつくる
・Will・Can・Mustの3つを考える
・マインドマップを作る
・モチベーショングラフを作る
・ジョハリの窓を活用する
それぞれ詳しく解説します。
関連記事:就活の自己分析のやり方は?9つの方法と役立て方・行う際の注意点を解説
自分史をつくる
自分史は、過去の経験を時系列で振り返り、自分がどのような出来事に影響を受け、何を大切にしてきたかを明確にする自己分析の方法です。
具体的には、幼少期から現在までの出来事を整理し、どの瞬間に自分の価値観や信念が形作られたかを考えてみましょう。この作業を通して、「大事にしていること」を自然に見つけることができます。
出来事のなかから、感動した瞬間、怒りを覚えた体験、挫折経験などから、自分の行動基準となるエピソードなどを書き出してみましょう。各出来事のなかで共通する思いや行動がでてきたら、それがあなたの価値観である可能性が高いです。
Will・Can・Mustの3つを考える
Will(やりたいこと)Can(できること)Must(求められること)の3つを整理することで、自分が大切にしていることを明確にできます。このフレームワークを使うことで、自分が何を成し遂げたいのか、何が得意で、社会や組織がどのような期待をしているのかを客観的に捉えられるでしょう。
CanやMustだけでなく、「Will」にも焦点を当てると、自分が情熱を持って取り組める分野が見えてきます。そのため、ESにおける「大事にしていること」にも説得力を持たせることができるでしょう。
関連記事:ESの「成し遂げたいこと」に答える時のコツ!今から見つける方法と例文を紹介
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マインドマップを作る
マインドマップは、アイデアや思考を視覚的に整理する手法です。自己分析においても、頭の中のバラバラな考えや感情を視覚的に整理し、どのような価値観を持っているかを明確にできます。
例えば、「好きなこと」「得意なこと」「価値観」「過去の成功体験」などの項目を中心に書き出し、それらに関連するエピソードや感情を枝葉のように広げていくことで、あなたの「大事にしていること」が見えてきます。
マインドマップを作成することで、頭だけでは考えることができなかった自分の新しい一面が見えてくるかもしれません。
モチベーショングラフを作る
モチベーショングラフを作成することで、過去の出来事が自分に与えた影響を把握しやすくなります。
グラフの縦軸にモチベーションの高さを、横軸に時間軸を設定し、これまでの人生のターニングポイントや成功体験、挫折を記録してみましょう。このグラフを振り返ることで、自分がどのような状況でモチベーションが高まり、何を大切にしてきたかが明確になります。
また、モチベーションが下がった時期の原因を探ることで、自己成長に繋がるヒントも得られるでしょう。
関連記事:「失敗から学んだこと」を面接・ESでアピールするには?失敗談で好印象を与える回答方法
ジョハリの窓を活用する
ジョハリの窓は「開放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」の4つに分け、自分や他者からの意見を統合して自己分析を行う手法です。自分が他者にどう見られているか、また自分自身が知らない一面を知る手段となります。
各4つの窓は、それぞれ下記の意味です。
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・開放の窓:自分も他人も分かって知っている。気づいている自己
・盲点の窓:自分は分からないが他人は知っている、気づいている自己
・秘密の窓:自分だけが知っている。気づいている自己
・未知の窓:自分も他人も知らない自分
各窓については、友人や家族、信頼できる第三者に協力してもらい、自分の強みや特徴、価値観についてフィードバックをもらいましょう。
特に「開放窓」と「盲点の窓」を明らかにすることで、他者からの視点を取り入れながら自分の「大事にしていること」を発見できます。この方法により、自己認識が深まり、エントリーシートにおいても、より説得力のある回答が可能となります。
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4.ESの「大事にしていること」を見つけるための5つのコツ

ESで「大事にしていること」がうまく書けない場合には、一旦ESを作る手を止めて改めて自己分析に取り組んでみることをおすすめします。自己分析で人生の価値観を明確にすることで、一気にESが書きやすくなることも少なくありません。具体的には、以下のような方法で自己分析を実施すると良いでしょう。
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・感動した体験を深堀っていく
・怒りを覚えた体験を深堀っていく
・将来実現したい生活を想像する
・長期間続けてきた活動から考える
・他己分析に協力してもらう
それぞれ詳しく解説していきます。
感動した経験を深堀っていく
感動した経験を振り返ることは、自己分析を深め、エントリーシートで「大事にしていること」を見つけるための有効な方法です。
特に、心から感動した瞬間は、その人が何に価値を感じ、何を大切にしているかを反映していることが多いです。例えば、チームで困難を乗り越えた瞬間や誰かに感謝された経験など、感動した場面を深堀りし、その時に自分が感じたことや取った行動を分析してみましょう。
こうした振り返りを通じて、自分が本当に大事にしている価値観が明確になり、エントリーシートでの自己表現が豊かになります。
怒りを覚えた体験を深堀っていく
怒りや不満を感じた経験も、自分の価値観や「大事にしていること」を明確にするための手がかりです。なぜその状況に怒りを覚えたのかを深く掘り下げていくと、自分が何を大切にしているかが見えてきます。
例えば、不正や不平等に対する怒りは、公正さや正義を大事にしている表れかもしれません。このように、感情的な反応を分析することで、自分が本当に信じていることや譲れない価値観を把握でき、それがエントリーシートにおける「大事にしていること」になるでしょう。
将来実現したい生活を想像する
将来の生活や目標を具体的にイメージすることは、自分が何を大事にしているかを理解する手助けとなります。
例えば、5年後、10年後にどのような職業に就いていたいか、どのような生活スタイルを送りたいかを考えることで、今大切にしている価値観や優先順位が明確になります。また、その目標を達成するために必要なスキルや経験を振り返ることで、自分のエントリーシートに書くべき「大事にしていること」が自然に浮かび上がるでしょう。
未来を見据えた自己分析からキャリアに対する考えをもつことで、企業に対する説得力のある自己PRに繋がります。
関連記事:仕事を通じて実現したいことをESでアピールするコツ!成し遂げたいことがない場合の対処法
長期間続けてきた活動から考える
これまでの人生の中で最も長く続けてきた活動を分析することにより、「大事にしていること」が見えてくることもあります。部活・サークルで長く続けてきたスポーツ、何年も勤め続けたアルバイト、幼少期から継続している趣味などを分析することで、人生の価値観が見えてくることは少なくありません。
たとえば、体操・テニス・陸上などの個人競技よりも野球・バレー・サッカーなどのチーム競技を好んで続けてきたのなら、チームワークを重視して働きたいという価値観が見えてくるでしょう。事務のアルバイトは続かなかったが接客のアルバイトは続いている場合、人と関わる仕事に就きたいという価値観が考えられます。趣味のゲームの中でもパズルゲームが好きだという方なら、論理的に考えたり仮説を検証したりすることを好む価値観が見えてきます。
途中で辞めることなく人生で長く続いている活動には、自分の価値観が反映されている可能性が高いので、ぜひ分析してみてください。
関連記事:ESで「趣味」を印象的にアピールするコツ!書くことがない時の探し方も解説
関連記事:「アルバイトで学んだこと」の答え方でライバルと差をつける方法!効果的なアピールを企業目線で紹介
第三者に協力してもらう
自分の過去について思い返しても「大事にしていること」が見つからない場合には、他己分析を活用してみるのもおすすめです。つまり、友人や家族などに「私はどういう人間だと思うか?」と尋ねてみて、どんな意見が集まるのかを分析してみる方法です。第三者の目から意見をもらうことにより、自分では気づけなかった傾向や価値観が見えてくることも多いです。
「将来どんな社会人になっていると思うか?」「どんな企業が合いそうか?」「私にまつわる印象的なエピソードはあるか?」など、具体的な質問で客観的な意見を集めてみましょう。家族・友人・恋人・アルバイト先の上司など、さまざまな関係性の相手に他己分析へ協力してもらうと、より納得感のある分析ができるでしょう。
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5.ESで「大事にしていること」に答える時のポイント

自分の人生の価値観として「大事にしていること」がはっきりと定まったら、ESに書く文章を組み立てていきましょう。説得力のあるESを書くための基本的な構成として、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
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・「PREP法」のテンプレートで書く
・大事にしている理由や根拠を述べる
・入社後にどう活かすかを伝える
それぞれ具体的な書き方について解説していきます。
「PREP法」のテンプレートで書く
「大事にしていること」をアピールする時には、「PREP法」のテンプレートに当てはめながら文章を考えると良いでしょう。PREP法とは、「結論・理由・具体例・根拠」の4つをこの順番で伝えることにより、説得力のある文章を作るテクニックです。最初に要点となる結論を持ってきているため読み手に言いたいことが伝わりやすく、続けて理由・具体例を書くことにより説得力を高める効果があります。
中でも注意したいのが、結論ファーストでESを書くことにあります。思いつきに任せて時系列順にESを書き始めてしまうと、最後まで読まなければ結論が伝わらず、読み手に負担をかける文章となってしまいます。採用担当者にとって読みやすい文章となるよう、読み手の立場を意識した構成を心がけましょう。
関連記事:ロジカルシンキングとは?鍛え方や手法・フレームワークを紹介
大事にしている理由や根拠を述べる
PREP法をベースに結論を述べた後に、「大事にしていること」だと考えた理由や根拠について、できるだけ具体的なエピソードとともに伝えましょう。人生の価値観についての回答は、どうしても抽象的になりやすい傾向にあります。根拠や具体例なしでは採用担当者にとってもイメージがしづらくなるため、過去の成功体験や失敗談をもとに、オリジナリティあるESを目指してみましょう。
エピソードを書く時には、「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」の5W1Hを描写すると鮮明なイメージが浮かびやすくなります。情報がまとまってESを書きやすくなるメリットもあるので、5W1Hの項目をまとめてからESを清書するようにしてください。
入社後にどう活かすかを伝える
ESで「大事にしていること」をまとめる時には、夢や理想を自己中心的に語るだけで終わってしまわないように注意が必要です。つまり、入社後の仕事での活かし方について関連づけることが、好印象のESを作るためのポイントになります。たとえば「チームワークを重視して課題に取り組むこと」を大事にしていると答えるのであれば、入社後にもチームのメンバーと連携しながら仕事を進めていくことをアピールすると良いでしょう。
ESの文章を組み立てる時には、「現在」のあなたが考えている結論と、その結論の根拠となる「過去」のエピソード、そして入社後の活かし方という「未来」の3つの時間軸に沿って書くことが、選考を有利に進めるコツです。
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6.ESで「大事にしていること」を伝える時の注意点
ESで「大事にしていること」を書く時に気をつけたい注意点について、以下の3つをご説明します。
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・嘘や創作で回答しない
・ESの他の質問との矛盾を避ける
・企業理念をそのまま書かない
ESを書き上げた後、これらの注意点が当てはまってないかを見直してみてください。
嘘や創作で回答しない
ESの「大事にしていること」の質問は、あなた自身の人生の価値観を反映させるものですから、ここの回答で嘘や創作を混ぜてしまうと入社後のミスマッチを起こす原因となってしまいます。人生の価値観は、就活の軸や企業選びの軸とも密接に関わっているため、根拠のない書き方をしてしまうと就活に行き詰まってしまう可能性も高くなります。
「大事にしていること」の質問では、華やかな実績や成果をアピールしても効果はなく、企業側もあなたの正直な「人となり」を知りたいと考えています。失敗談を取り上げたとしても、その失敗を糧にして成長していることをアピールできれば好印象のESを作ることができますので、見栄を張るために創作や嘘を書くことは避けるようにしてください。
ES他の質問との矛盾を避ける
ESの「大事にしていること」への回答は、就活の軸であり、ESの軸にもなる回答です。そのため志望動機や自己PRなどで正反対のことを書いてしまっていると、人生の価値観が定まっておらず自己分析が不十分な学生と捉えられてしまいます。
たとえば、「人との関わりや信頼関係を大事にしている」と書く一方で、「人とのコミュニケーションが苦手なことが短所である」と書いてしまえば、ES全体でちぐはぐな印象につながってしまうでしょう。そのためESを書き上げた後には、他の項目との矛盾が発生していないかを十分にチェックして、一貫性のあるESを作りましょう。
企業理念をそのまま書かない
ESに書く「大事にしていること」が思い浮かばない就活生の中には、応募する企業の企業理念をほとんどそのまま書いてしまうことがあります。たとえば「価値の創出にこだわり、お客様への貢献を通じて、社会に貢献します」といった企業理念を掲げている企業に応募する際に、「質の高い仕事にこだわり、お客様に喜んでもらいながら、社会をより良くすることを大事にしたい」と書いてしまうパターンが挙げられます。
企業理念を参考にしてESを書くことは素晴らしいことですが、あまりに寄せすぎてしまうと「自分の考えを持っていないのではないか?」「手抜きでESを仕上げているのではないか?」という疑念にもつながってしまいます。企業理念や求める人物像、事業内容といった情報はしっかりと参考にしつつも、あまり寄せすぎないように注意しましょう。
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7.【価値観別】「大事にしていること」への回答例とNG例

ここでは、大事にしていることについて、その回答例とNG例を軸別に6つご紹介します。
NG例については、なぜNGなのかについても解説しているので、参考になれば幸いです。
リーダーシップ
「私が大事にしているのは、リーダーシップの発揮です。大学時代のサークル活動で、リーダーとしてメンバーをまとめる経験をしました。その際、チーム全体の目標達成に向けて、メンバー一人ひとりの意見を尊重し、全員が成長できるように働きかけました。この経験から、チームの力を最大限に引き出すためには、信頼関係と柔軟な対応が必要だと学びました。」
NG例
「私はリーダーシップが得意です。いつもグループ活動ではリーダーをやっています。リーダーは指示を出してメンバーを動かす役割だと考えているので、私は的確な指示を出すようにしています。自分の考えをしっかり持ち、迷わずに行動するのが大事だと思っています。」
この例はリーダーシップを「指示を出すだけ」と捉えているため、協力や信頼関係を築く重要性が欠けています。リーダーシップは、チーム全体を引き上げるスキルであり、単なる指揮ではないため、この表現では不十分です。
チームワーク
「チームワークを大事にしています。大学のゼミでチームプロジェクトに参加した際、各メンバーが持つスキルを最大限に活かすことが成功の鍵だと感じました。私自身もメンバーの強みを理解し、それを引き出すためにサポート役として貢献しました。チーム全体の協力によってプロジェクトが成功した時、その達成感は個人の成功では味わえないものでした。この経験を通じて、協力し合うことの大切さを学びました。」
NG例
「私が大切にしているのはチームワークです。アルバイト先ではスタッフ同士の仲が良く、仕事終わりに一緒に飲みに行ったり、休日もみんなで遊んだりしていました。このように仲の良い職場では、仕事が楽しくなり、全体の雰囲気がよくなると思っています。」
チームワークの例として、仕事上での協力や連携の具体例が欠けており、プライベートの交流に重点を置いているため、仕事の成果やチームへの貢献が見えにくいです。仕事上でどのようにチームで成果を上げたかを説明する必要があります。
関連記事:ESでチームワークを印象的に伝えるコツ!自己PRを書く時のNG例文も解説
向上心
「私は常に向上心を持って行動することを大事にしています。特に、大学での学業とアルバイトを両立させる中で、時間の管理や効率的な学習方法を工夫し、自己成長を追求してきました。また、資格試験の勉強も並行して行い、自己研鑽を続けています。挑戦を恐れず、新しいスキルを身につけることが自身の成長に繋がると信じており、今後もこの姿勢を保ちながらキャリアを築いていきたいと考えています。」
NG例
「向上心を持つことを大切にしています。例えば、私は何事にも興味を持つタイプなので、新しい趣味を見つけたら、すぐに始めるようにしています。最近は料理に挑戦していて、いろんなレシピを試しています。やりたいことが多すぎて、全部はできていませんが、向上心があることは自分の強みだと思っています。」
向上心を表現していますが、具体的な目標設定や努力のプロセスが曖昧で、向上心の成果を感じられません。仕事に結びつくような目標に向かっての努力や成果を強調する必要があります。
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挑戦
「挑戦することを大事にしています。私はこれまで、未知の領域に踏み込むことで多くの成長を感じてきました。例えば、ゼミでの研究テーマを選ぶ際、全く知識がなかった分野を敢えて選び、一から学び直しました。最初は苦労しましたが、そのプロセスを経て得られた知識やスキルは、今後のキャリアにも活かせると考えています。失敗を恐れずに挑戦することが、自己成長の鍵だと確信しています。」
NG例
「私が挑戦した経験は、大学のサークル活動で、初めて学園祭の出店を担当したことです。経験のないメンバーが多く、準備は大変でしたが、みんなで協力して乗り越えました。結果的に、予想以上に多くのお客さんが来てくれて、成功を収めることができました。この経験から、何事にも積極的に挑戦することの大切さを学びました。」
このエピソードは挑戦の経験としてはありますが、具体的な困難やその乗り越え方についての深掘りが不足しています。また、就職活動における自己アピールとしては、単にサークル活動の成功を述べているだけで、ビジネスでの「挑戦」にどのように活かせるのかが明確に示されていません。そのため、挑戦の意義や学んだスキルが不十分に感じられる点で説得力に欠けます。
関連記事:ESで「挑戦したこと」を書く時のポイント解説!企業にチャレンジ精神が伝わるアピール方法
関連記事:ESの「入社後に挑戦したいこと」を魅力的に書くコツ!今から探す方法と高評価のポイント
創造性
「創造性を大事にしています。大学のデザインコンペティションで、従来の発想にとらわれないアイデアを提案し、チームとして高い評価を得ました。新しいアイデアを生み出す過程で、異なる視点や多様な意見を取り入れ、それを形にしていくことの楽しさと意義を感じました。創造性を発揮することで、新たな価値を生み出せることを実感し、今後もその姿勢を持ち続けたいと考えています。」
NG例
「私は創造性を大事にしています。普段から絵を描くのが好きで、休日に趣味としていろいろなものを描いています。自己満足の範囲なので、他の人に見せることはありませんが、楽しく続けています。」
創造性に関して、独自のアイデアや発想を形にした実績が示されていません。具体的な創造性を発揮した事例を通して、志望動機に結びつける必要があります。また、可能であれば受賞歴などの実績があれば、アピールすると説得力が増します。
柔軟性
「柔軟性を大切にしています。大学時代、アルバイト先で急な業務変更や対応を求められることが多く、常に状況に応じた判断と対応が必要でした。その経験を通じて、変化に対する適応力や問題解決能力を磨きました。新しい状況に柔軟に対応することで、周囲の信頼を得ることができ、チームの成果にも貢献できたと感じています。柔軟な姿勢を持つことで、どんな環境でも力を発揮できると確信しています。」
NG例
「柔軟性を大切にしています。たとえば、友達との予定が急に変更になった場合、私はすぐに別のプランを考えることができます。もちろん、普段から予定通りに進める方が楽ですが、変更があったときは柔軟に対応するように心がけています。」
柔軟性のエピソードが日常生活の範囲に留まり、仕事に結びつく形での柔軟な対応力が見えません。職場での具体的な状況での柔軟性の発揮を説明する必要があります。
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8.まとめ
ESや面接では、双方のミスマッチを無くすため「大事にしていること」という質問が良く聞かれます。そのため、この質問の回答を準備しておくことで、スムーズに就職活動を進めることができるでしょう。
「大事にしていること」を洗い出す方法はいくつかありますが、本記事でご紹介した自分史やマインドマップの作成などの方法がおすすめです。
自己分析は妥協せずしっかりと行い、自分の価値観を軸とした業界・企業選びを行いましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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