「新卒でSESはやめとけ」は本当?メリットや優良企業の選び方を解説

「新卒でSESはやめとけ」は本当?メリットや優良企業の選び方を解説
新卒でSESへの就職を考える際、労働環境や給与の面でのデメリットを取り上げた情報が多く、「就職先として考えてよいのか」と迷う人もいるでしょう。 しかし、SESにはプログラミング未経験の新卒でも就職しやすく、キャリアパスを有利に進められるなど数多くのメリットもあります。

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1. SESとは

SESとは、System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)の略称で、クライアントに対してSEの技術と労働力を提供するサービス形態です。

SES企業に所属するITエンジニアはクライアント先に派遣されます。なお、派遣先の指示に従う「派遣契約」とは異なり、SESの場合は、クライアント側に指揮命令権はありません。

原則として自社の責任者から指示を受けて業務を遂行するのが特徴です。

SESとSEの違い

先ほど述べたとおり、SESは業務の契約形態を指します。一方、SEはシステムエンジニアの略称で、ITエンジニアの職種の一つです。

SEの基本的な仕事内容は、クライアントから希望のシステムについて聞き出し、要望を実現するためのシステム・ソフトウェアの設計書を作成します。そして、完成したシステムのテスト・修正を行います。

SESと受託開発のSEのおもな仕事内容は同じですが、SESは客先に常駐して業務を行い、受託開発のSEは自社に滞在しながら業務を行うのが相違点です。

SES企業で働くエンジニアの年収

厚生労働省の「令和3年分民間給与実態統計調査(39p)」によると、ITエンジニアが属する情報通信業の令和3年の平均年収は約582万円でした。

さらに、経済産業省の「我が国におけるIT人材の動向(3p)」では、スキルレベルに応じてITエンジニアの年収は上がり、新卒の時点で1,000万円以上を提示される場合もあるようです。

そのため、新卒でSES企業に就職してスキルを磨けば、将来的には高収入を得ることも期待できます。

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2. 新卒がSES企業で働く4つのメリット

ここでは、新卒がSES企業で働くことで得られるメリットを4つ解説するので、参考にしてください。

未経験でも就職できる

プログラミングスキルやIT業界が完全に未経験でも、SESのエンジニアには就職しやすいというメリットがあります。

これは、自社開発を行っている企業と比較すると、求められるスキルセットや競争率が低いためです。したがって、SES企業はエンジニアを目指す新卒の最初のステップとして優良な就職先であるといえます。

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エンジニアのスキルが磨ける

SES企業での勤務は、スキルを磨きやすい点もメリットです。

エンジニアとして成長するには、スキルと知識、現場での経験の積み重ねが欠かせません。

依頼に応じて、派遣先の企業でさまざまなプロジェクトに参加するSES企業に就職すれば、現場での多くの経験を通して、エンジニアとして幅広いスキル・知識を身に付けられます。

働く中で、特に磨きたいスキルや専門性を高めていきたい分野がある新卒は、企業選びをする際に、SES企業の実績に注目するとよいでしょう。自身の方向性に合うプロジェクトに多く参加しているSES企業であれば、目指すエンジニア像に向けたスキルを磨けます。

残業時間が比較的少ない

SES企業では、残業時間が比較的少ないこともメリットといえるでしょう。

SES企業のエンジニアは、事前にクライアントとの雇用契約で労働時間が決められています。そのため、基本的にクライアントは契約で決められた以上の労働を依頼できません。

ITエンジニアを目指す新卒の中には、「エンジニア=残業が多い」というイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、SES企業のエンジニアは定められた時間外で働くことはほとんどないので、比較的プライベートと両立した働き方も実現可能です。

案件を通じて人脈が広がりやすい

SES企業での勤務では、人脈を広げやすいというメリットもあります。

SES企業のエンジニアは複数の企業を渡り歩くことになるため、自社の社員だけでなく、他社の人たちとも多くの関わりを持つでしょう。その際、新卒では就職が叶わなかった大手企業とのコネクションができる可能性も少なくありません。

また、常駐先の企業からヘッドハンティングされたり、築いた人脈を通じて希望の企業に紹介してもらったりするなど、転職のチャンスを掴む人もいるようです。

これらはSES企業で長く勤務したい人にも、将来的にステップアップしたい人にもメリットといえるでしょう。

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3. 新卒が「SESはやめとけ」と言われる3つの理由

「新卒でSESに就職するのはやめとけ」と言われる理由は、以下の3点が挙げられます。

SIerなどに比べて年収が低い

SES企業で働くエンジニアのデメリットとしてよく取り上げられるのは、年収の低さです。IT業界は多重構造になっており、一つの案件を元請け企業から2次請け企業へ委託、さらに3次請け、4次請けと下請け企業へ委託していく仕組みになっています。

下位層にいくほど利益が少なくなっていきますが、多くの場合、SES企業が担うのは下位層にあたる下請けの仕事です。そのため、SIerなどの上位層の企業と比べ、SES企業のエンジニアの収入は低い傾向があります。

また、SESは労働時間に対して報酬が支払われるため、どれだけ品質の高い成果物を作成してもインセンティブが発生しない点も、年収が低くなる理由の一つです。

ただし、SESの中でも元請けや、2次請けの業務割合が高い企業であれば、低い年収を回避できる可能性が高いでしょう。

さらに、近年は、給与面を含めた労働環境改善に注力するSES企業が増加しています。スキルを磨き、需要が高いセキュリティ対策やAIなどの分野で専門性を高めたり、管理職へとキャリアアップしたりすることで高い収入を得ている人も少なくありません。

したがって、SES企業でエンジニアとして働き、高収入を目指すことも十分に可能といえるでしょう。

人間関係・環境の頻繁な変化による負荷が大きい

SES企業に勤務する中で、人間関係や環境の頻繁な変化が負担になる可能性があることもデメリットといえます。

案件によって企業を転々とするSES企業のエンジニアは、その都度新しい人間関係や環境に順応する必要があります。そのため、自社で業務を行うエンジニアと比べて、精神面を含むさまざまな面で負荷がかかるかもしれません。

しかし、コミュニケーション能力が高く、新しい環境に馴染むことが負担にならない人なら、案件ごとに気分を一新でき人脈も広げられるSESの働き方が、むしろメリットになる場合もあります。

また、SES以外の事業を展開していたり、エンジニアのサポートを積極的に行っている企業に就職すれば、自分に合った仕事を選択できる可能性もあるでしょう。

指揮権が曖昧になることも

SES企業の場合、指揮権が曖昧になるケースもあります。

先ほど述べたように、SESのエンジニアは派遣契約とは異なるため、クライアント側に指揮命令権はありません。基本的には自社の責任者から指示を受けて、業務を遂行することになります。

しかし、実際の現場では指揮権が曖昧になり、客先から残業や休日出勤の指示を受けるなど、いわゆるブラックな働き方を強いられてしまうこともあるようです。

SES企業でエンジニアとして働くことを考えている新卒は、どこに指揮権があるのかをしっかり理解しておきましょう。

なお、エンジニアがSES契約を順守して働けている場合や、チーム体制で業務を行う場合は指揮権が曖昧になりにくいので、企業探しの際は参考にしてみてください。

SES企業への就職を考える新卒は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で就職先を選びましょう。

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4. 新卒が優良SES企業を見極める4つのポイント

ここでは、新卒がSES企業に応募する際に、優良企業を見極めるチェックポイントを4つ解説します。

給与や賞与・福利厚生は充実しているか

給与や賞与、福利厚生の充実度は、その企業の安定性を見る一つの基準です。また、待機中の給与も確認も重要なポイントとなります。

利益を出し、それを社員に還元する体制を整えている企業であれば安心して働くことができるでしょう。

経営層にエンジニア出身者がいるか

企業の社長など、経営層にエンジニア出身者がいるかどうかも、優良企業か見極める上で大切なチェックポイントです。

エンジニア経験のある人が経営するSES企業は、エンジニアへの理解が深く、労働環境や待遇面のほか、スキルアップや育成に注力していることが多い傾向にあります。

また、経営層のエンジニア時代の人脈がきっかけで案件を受注できる場合もあるようです。

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エンドユーザーや元請け企業から案件を受注しているか

エンドユーザーやSIerなどの元請け企業から案件を受注できているかも、しっかりとチェックしておきましょう。

先述したとおり、IT業界は多重構造になっており、案件受注は下位層になればなるほど利益が少なくなります。高い営業力を持ち、元請けで案件を受注できるSES企業ならば、大きな収益を上げ、安定した経営ができる優良企業であると判断できるでしょう。

教育制度は整っているか

新卒がSES企業を選ぶ際、研修制度やOJTが整っている環境か事前に把握しておくことが重要です。

十分な知識や技術がない状態でクライアント先に1人で配属された場合、分からないことをすぐに聞けなかったり、従うべき指示かの判断に迷ったりする可能性があります。

そのため、特に未経験でSES企業への就職を考えている人は、企業説明会やOB・OG訪問、ホームページを閲覧し、研修制度が整っているか確認した上で判断するのがおすすめです。

新卒向きのSES優良企業ランキング

ここでは、新卒向きのSES優良企業の一部を、年収が高い順にランキング形式で紹介するので参考にしてください。なお、本ランキングは金融庁の閲覧システムEDINETより、有価証券報告書を基に調査しています。

ランキング

企業名

平均年収

1位

鈴与シンワート

632万円(2022年3月31日時点)

2位

富士ソフト

620万円(2022年12月31日時点)

3位

ソルクシーズ

588万円(2022年12月31日時点)

4位

昭和システムエンジニアリング

561万円(2022年3月31日時点)

5位

フォーカスシステムズ

557万円(2022年3月31日時点)

これらの企業は自社での開発も行っているため、より高い経験を積めたり、多岐にわたる仕事に携われたりする可能性があるでしょう。

新卒の就活では、気になるSES企業を十分に研究した上で求人に応募するか検討してください。

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5. 新卒がSES企業で働くために必要なスキルや知識

ここでは、新卒がSES企業で働くために必要なことについて解説します。

プログラミングスキルの習得

SES企業に限らずどのような企業でも、エンジニアとして働くためにはプログラミングスキルが欠かせません。

プログラミング言語には数多くの種類がありますが、新卒でSES企業のエンジニアを目指す場合は、特にJava、C言語、PHPの習得がおすすめです。それぞれ詳しく紹介します。

Java

Javaは、OSに依存せず、業務系システムやWebアプリケーション、Androidアプリの開発が可能で汎用性が高いため、多くの企業で使用されている言語です。

常にトップクラスの求人数を誇る需要の高い言語なので、習得すればSES企業でも重宝されるエンジニアになれるでしょう。

関連記事:学生向け|Javaとは?就職で役立つ特徴や活用事例をチェック

C言語

C言語は、主に組み込みシステムや業務システムの開発に使われる言語です。

難易度はやや高いですが、習得することでC言語の影響を受けているPythonC++といったほかのプログラミング言語を学びやすくなります。

PHP

PHPは、Webアプリ・サービスの開発に特化した言語ですが、業務システムやゲーム開発などにも幅広く使用されています。

PHPの特徴は、コードがシンプルなことに加え、書いたプログラムをすぐに実行して動作確認できる点です。習得難易度は低いとされており、参考書籍や情報も多くあるため、プログラミング未経験の新卒生でも学びやすい言語といえます。

関連記事:学生向けPHPの入門方法!環境構築や基本構文を紹介

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プログラミング以外のスキル・知識の習得

SES企業への就職を考える新卒は、プログラミングスキル以外にも下記のようなスキルが求められます。いずれもITエンジニアには欠かせない適性なので、自身の特性と照らし合わせ、足りない部分は磨く努力をするとよいでしょう。

新しい技術への興味・関心

SES企業にエンジニアとして就職したいと考える新卒は、新しい技術やニュースに関心を持つのが大切です。

IT業界の技術の進歩は非常に速いため、エンジニアは常に最新情報をインプットしながら仕事をしていくことになります。

したがって、未経験や知らない分野でも、興味を持ったことは自ら積極的に学ぶ姿勢が必要です。

コミュニケーション能力

エンジニアはプログラミングスキルだけでなく、コミュニケーション能力も求められます。

エンジニアの重要な仕事内容はクライアントから要望を聞き出し、実現方法の提案を行うため、的確な表現で伝えることが大切です。

また、システム開発はチームで行うのが基本なので、スムーズに仕事を進めるうえでもメンバーとのコミュニケーションは欠かせません。特に、SES企業で働くエンジニアは案件によって企業を転々とするため、高いコミュニケーション能力が要求されます。

コミュニケーションに苦手意識を持つ新卒は、意識的に人と会話をする機会を持つようにして、相手の話をじっくりと聞いたり、自身の意見を分かりやすく伝えたりする練習を行うとよいでしょう。

論理的思考力

SES企業でエンジニアとして働くには、論理的思考力も欠かせません。

エンジニアの業務には、クライアントからのニーズに沿った設計書の作成やシステムについての説明など、物事をロジカルに考え、それを順序立てて分かりやすく伝える力が必要な場面が多くあります。

SES企業への就職を目指す新卒は、日ごろから物事の原因や理由について掘り下げて考えるくせをつけ、論理的思考力を磨いておくのがおすすめです。

プログラミングスキルだけでなくヒューマンスキルも磨けば、エンジニアとしての価値を上げることにつながるでしょう。

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6. 新卒でSES企業で必要なスキルを習得する3つの方法

ここでは、新卒がSES企業に求められるスキルを習得する3つの方法を紹介します。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールでは、新卒がSES企業に求められるスキルを効率よく習得できます。

プログラミング習得には時間も根気も必要なため、挫折してしまう人が少なくありません。しかし、プログラミングスクールでは、プロの講師が組み立てたカリキュラムで体系的にスキルを習得できます。

学ぶ中で分からない点が出てもすぐに質問できるなど、挫折しにくい環境が整えられている点も特徴の一つです。

ほかの習得方法と比較して高額な費用が掛かってしまいますが、まったくの未経験からSES企業への就職で有利になるスキルを身につけたい新卒は、プログラミングスクールでのスキル習得を特におすすめします。

なお、レバテックでは、大学生・大学院生向けに月額29,800円でプログラミングを学べるレバテックカレッジを運営しています。

現場で活躍するエンジニアが考案した「確実に成長できる」オリジナルカリキュラムで、未経験者でも3カ月でWebサービスの開発に必要なスキルを身に付けることが可能です。

また、教室には成長するベンチャー企業のエンジニア内定者を中心としたメンターが常駐しており、分からない点をいつでも気軽に相談できます。

さらに、オンラインでは、Zoomでの相談会を開催しているほか、Slack上でもメンターに質問できます。リーズナブルな価格で、一生もののスキルを身につけたい方におすすめのプログラミングスクールです。

長期インターンシップに参加する

企業の長期インターンシップへの参加も、新卒がSES企業に求められるスキルを習得するのに有効な方法でしょう。

実際の仕事現場を体験すれば、業務内容や業界への理解を深められます。また、プログラミングスキルだけでなく、実務で必要とされるビジネススキルやヒューマンスキルも磨けるでしょう。

ただし、長期インターンシップに参加するには事前選考を突破しなければなりません。競争率が高い企業では、応募の段階で一定レベルのプログラミングスキルやIT知識が求められることもあるようです。

長期インターンシップへの参加を考える新卒は、基本的なスキルや知識をあらかじめ自分で学んでおく必要があるでしょう。

独学

独学で書籍や無料のWebサイト、アプリなどを活用して学習するのも、新卒がSES企業に求められるスキルを習得する方法の一つです。この方法は費用をあまり掛けずに、自分のペースで学習を進められます。

ただし、分からないことが出てきた際に解決できなかったり、継続して学習できなかったりして挫折してしまう人が多いようです。

そのため、独学の場合は、根気や高い自己管理能力が必要です。また、書籍や無料のWebサイト、アプリは、最新情報を網羅していなかったり、学べるスキルが基礎レベルまでであったりすることも少なくありません。

未経験の新卒が、「プログラミングとはどのようなものか」「適性はあるのか」を知るにはおすすめです。しかし、実務で役立つより高いレベルのスキルを身につけたいと考える場合は、プログラミングスクールなどほかの方法も検討するとよいでしょう。

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7. 新卒でSESに向いている人・向いていない人

ここでは、新卒でSESに就職するのが向いている人と向いていない人のポイントをそれぞれ3つ紹介するので、参考にしてみてください。

新卒でSESに向いている人

まずは、新卒でSESに就職するのが向いている人について紹介します。

適応能力がある

適応能力が高い人は、SES企業での勤務に向いているでしょう。

客先の変更により関わる人やプロジェクトが変わるため、適応能力を発揮すればすぐに現場に慣れ、仕事のパフォーマンスも一定に保ちやすいといえます。

人間関係を築くのが得意

人間関係をうまく構築するのが得意なことも、SES企業に向いている人の特徴です。

特に、SES企業では職場が頻繁に変わる可能性が高く、その都度初対面の人と関係を築く必要があります。

そのため、初対面や関係の浅い人ともうまく関われる人は、SES企業で能力を発揮できるでしょう。

能動的に仕事を進められる

SES企業では、能動的に調べたり質問したりしながら動ける人が向いています。

客先では業務について積極的に教えてくれる場合もあれば、現場が多忙などの理由であまり教えてもらえない場合もあるでしょう。

その際、何もせず待っているだけでは仕事が進みません。そのため、自分から質問したり、できる限り調べたりするなど能動的に動ける人は、SES企業での勤務が向いています。

新卒でSESに向いていない人

次に、新卒でSESに就職するのが向いていない人を紹介するので、自分の性格や考えに照らし合わせてみてください。

環境の変化でストレスを感じやすい

頻繁な環境の変化にストレスを感じやすいのは、SES企業への就職に向いていない人の特徴です。

先ほど述べたように、SES企業では、人間関係や取り組む仕事内容が頻繁に変わる可能性があります。また、勤務先が遠方になるケースもあるでしょう。

そのため、変化を楽しめずストレスを感じやすい人はSES企業に向いていないといえます。ただし、ストレスを感じてもバネにできる人は、SES企業で勤務を続けられる確率が高いです。

高収入を求めている

新卒で就職してすぐ高収入を求める人も、SES企業に向いていないといえるでしょう。

SES企業は下位層の仕事を請け負っているため、中間層が多ければ必然的に受け取る金額も減少します。そのため、早く高収入を得たい人は、SES企業以外の会社を目指すのがおすすめです。

しかし、SES企業ではさまざまな経験を積める可能性が高いため、業界で求められるスキルを磨けば転職で有利となり得ます。新卒ですぐ高収入を見込めない場合でも、将来的に達成する可能性はあるでしょう。

案件にこだわりがある

関わりたい案件に強いこだわりを持っている人は、SES企業に向いていない可能性があります。

配属される客先を自分で選べず、案件が自分のこだわりに合わなかった場合、不満を抱えやすいからです。

しかし、「こだわりには合わないけれど、大切な経験になる」と柔軟に考えられる人は、SES企業への就職も問題ないでしょう。

これらの特徴を踏まえて、自分がSES企業で働くイメージをし、就職を検討してみてください。

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8. 新卒がSES企業に就職する3つの方法

最後に、新卒がSES企業に就職するための3つの方法を紹介します。

新卒採用の求人に応募する

新卒がSES企業に就職する方法として一般的なのは、新卒採用に応募する方法です。

求人サイトや各企業の求人ページから応募し、書類選考、面接などの工程を経て、内定をもらえれば、SES企業のエンジニアとして仕事を開始することができます。

長期インターンシップでアピールする

長期インターンシップも、新卒がSES企業に就職する方法の一つです。

長期インターンシップ中に、仕事を通して自身のモチベーションや能力の高さを企業にアピールできれば、そのまま企業から就職のオファーが来る可能性があります。

プログラミングスクールの就職支援を活用する

プログラミングスクールの就職支援を活用するのも、SES企業への就職を目指す新卒には有効な方法です。

多くのプログラミングスクールでは、カリキュラムを終えた人を対象に就職支援を行っています。IT業界の最新情報やこれまでの支援経験をもとにサポートしてもらえるので、就活をスムーズに進められるでしょう。

スクールによっては企業とのつながりから、就職先を紹介してもらえる場合もあります。

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9. まとめ

SESは、クライアントに対してエンジニアの技術と労働力を提供する契約形態です。

SES企業はネガティブな印象を持たれがちですが、未経験でも就職を目指しやすく、入社後は幅広い案件に携わりスキルを磨けるほか、キャリアアップに繋がる人脈も広げられるなど、新卒で就職するメリットは数多くあります。

自分の性格や将来目指したい方向性、働き方も考慮した上で、SES企業を就職先として視野に入れるか判断するとよいでしょう。

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