
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.SESのデメリット

続いてはSESのデメリットについて解説していきます。進路を考える際には、メリット・デメリットをしっかりと比較することが大切です。
同期や先輩との関係を構築しにくい
SESのメインの職場はクライアント先であり、自分の所属している会社ではありません。そのため、同期や先輩に会うのは月に1回程度といったケースも一般的です。名前を聞いたことはあるものの、実際に会ったことがない同僚なども珍しくありません。
このような状況から、社内の同期や先輩と関係を築くのは比較的難しいといえます。一方で、社外の人脈は広がりやすいため、どちらを大切にしたいかが重要です。なお、社外の人脈は、今後の転職につながる可能性もあります。
ひとつの技術を追求するのは難しい
SESはさまざまなプロジェクトでさまざまな技術に触れることができる反面、何かひとつの技術を追求しにくいと言われます。ます。特定の技術を追求したいエンジニアにとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
一方、メリットで述べた通り、残業が少ないことから、業務外の時間を使って技術を身につけるSESエンジニアも数多くいます。
役に立っている実感が得られにくい
SESの働き方では、エンジニアがクライアント企業に常駐し、プロジェクトの一員として業務を行います。そのため、自社のメンバーと直接関わる機会が少なく、成果が評価されにくいと感じることがあります。
特に、大規模プロジェクトの一部を担当する場合、全体像が見えづらく、自分の貢献がどのように影響しているのか実感しにくいこともあるでしょう。
また、SES企業の評価制度によっては、クライアント先でどれだけ成果を出しても給与や昇進に直結しづらい点もデメリットです。成果をしっかり実感したい人には、社内開発や受託開発の方が向いている可能性があります。
職場がどこになるかはプロジェクト次第
SESはプロジェクトごとに働く場所が変わるのが一般的です。プロジェクトへアサインされる際、通いやすさはある程度考慮されます。しかし、職場の最寄り駅などによっては「距離的には近いものの通勤が大変」といったケースもあります。
また、どうしても人員が足りない場合には、遠隔地へのプロジェクトにアサインされることもあり、マンスリーマンションなどで生活することもあります。ただし、こういったケースは稀なので、あまり心配しなくても大丈夫でしょう。
環境が早いスパンで変わる
SESでは、契約期間が数カ月から数年とプロジェクトごとに異なり、環境が頻繁に変わることがあります。特に短期間のプロジェクトでは、新しい職場やチームに慣れたころに次の現場へ移ることになり、人間関係の構築や業務の習熟が中途半端になってしまうケースも多いです。
業務内容や使用する技術も案件ごとに変わるため、柔軟に対応できる人にとっては良い経験になりますが、安定した環境でじっくりスキルを磨きたい人にとっては負担になるかもしれません。
有給や休みに気を遣う
SESエンジニアはクライアント企業に常駐して働くため、実際の雇用主であるSES企業ではなく、常駐先の就業ルールに従うことが一般的です。そのため、有給を取得する際も常駐先の業務スケジュールやチームの状況を考慮する必要があり、自由に休みを取るのが難しいケースもあります。
また、クライアント企業の繁忙期に合わせて残業が増えることもあるため、SES企業の労働管理体制によっては負担が大きくなりやすいでしょう。
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2.SESのメリット

まずは客先常駐の多いSESならではの、メリットについて解説していきます。
エンジニア未経験でも就職しやすい
SESは、多くの企業がエンジニア未経験者を採用しており、IT業界への入り口としてのハードルが比較的低いのが特徴です。特に、教育制度が整っている企業であれば、基礎的な研修を受けながらスキルを習得し、現場で実践を積むことができます。
また、経験を重ねることで転職の選択肢も広がるため、まずは実務経験を積みたい人にとってSESは有力な選択肢の一つとなるでしょう。
関連記事:未経験からSESエンジニアになるメリット・デメリットとは?企業選びのコツも解説
関連記事:SESは誰でも受かるって本当?ブラック企業を見極めるコツと優良企業に入社する就活対策
専門スキルが身につく
SESでは、さまざまなクライアント企業の案件に関わるため、業務を通じて専門的なスキルを習得できます。特に、インフラ構築やシステム運用、Web開発など、自分の得意分野を見つけやすい環境です。
最新の技術やツールを使う機会も多いため、意欲次第で市場価値の高いエンジニアへと成長することが可能です。
さまざまな仕事・プロジェクトに携わることで技術の幅が広がる
SESのエンジニアは、多種多様なプロジェクトに関わるのが一般的です。プロジェクトごとに違う技術やシステムが使われているため、自ずと使える技術の幅が広がり、スキルアップにつながります。
また、「世の中にはどういった課題があるのか」「それをIT技術でどう解決するのか」を実地で知ることができる点もSESのメリットです。エンジニアとしてだけではなく、社会人としても大きく成長できるでしょう。
自社以外でのネットワークをつくりやすい
SESの働き方では、さまざまな企業やチームと関わるため、幅広い人脈を築くことができます。特に、同じプロジェクトで働くエンジニアやPM(プロジェクトマネージャー)との関係を構築することで、技術的な学びを得たり、将来的な転職につながるチャンスを増やすことも可能です。
フリーランスやスタートアップに興味がある人にとっては、業界内でのネットワークを活用できる点がメリットになります。
大企業・メガベンチャーなどの仕事に関わるケースもある
SESに仕事を依頼する企業はさまざまです。グローバルで事業を展開している大企業や、規模を拡大し続けているメガベンチャーなどもSESを利用しており、大きなプロジェクトに参画できる可能性もあります。
大企業では仕事の進め方そのものが優れているケースも多く、社会人としての学びにつながります。また、人脈が広がることもメリットです。
残業が少ない
SESは労働力を提供することが基本的な契約です。そのため、残業など契約以上の労働は発生しない傾向があります。ワークライフバランスを取りたい方にとっては魅力的な働き方です。
関連記事:SESは残業が少ない?残業代が出ないケースと残業指示を受けた時の対処法を解説
常駐先から引き抜きがある可能性もある
SESエンジニアとして働く中で、スキルや実績が評価されると、クライアント企業から「うちで働かないか」と直接オファーを受けるケースもあります。長期間同じ現場で活躍していると、クライアント側からの信頼が高まり、正社員として採用される可能性が高まります。
より良い待遇やキャリアアップを目指す際の選択肢として、SESを活用することも一つの戦略と言えるでしょう。
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3.SESはやめとけと言われる5つの理由

SESについて調べるなかで、「SESはやめとけ」ということを見聞きした方は多いと思います。
そこで本章では、SESはやめとけと言われる5つの理由をご紹介します。
関連記事:「新卒でSESはやめとけ」は本当?メリットや優良企業の選び方を解説
直接仕事を見ない自社が評価するため頑張りが給料に反映されにくいから
SES企業では、エンジニアの業務評価を行うのは自社ですが、実際に仕事をするのはクライアント企業です。そのため、クライアント先でいくら努力しても、それが自社の評価に直接つながりにくいという問題があります。
特に、評価制度が曖昧な企業では、成果を出しても昇給や昇進につながらず、モチベーションが下がる要因になりがちです。
常駐先によって労働環境が大きく違うから
SESは、派遣される企業やプロジェクトによって労働環境が大きく異なります。働きやすい現場もあれば、残業が多かったり、教育体制が整っていなかったりするケースもあります。
希望しない業務を任されることもあり、自分に合った環境を見つけるのが難しいことも「やめとけ」と言われる理由の一つです。
多様な業界の知識を学ぶ必要があるから
SESの案件は、金融、医療、製造、物流などさまざまな業界にまたがります。そのため、技術だけでなく業界ごとの知識を学ぶ必要があり、しかも短期間で適応しなければならないことも多いです。
特定の業界に特化して専門性を高めたい人にとっては、方向性が定まりにくくなってしまいやすいといえます。
伸ばしたいスキルとは違う仕事を任されることも多いから
SESでは、希望する技術を扱える案件に配属されるとは限りません。たとえば、開発を希望していても運用・保守の案件に回されることがあり、スキルアップの機会が制限される可能性があります。
キャリアプランを明確に持ち、自分に合った案件を選べる環境で働くことが重要です。
キャリアパスが不透明になりやすいから
SESエンジニアは、プロジェクトごとに働く環境が変わるため、長期的なキャリアプランを描きにくいことがあります。また、スキルアップの方向性が定まらないと、キャリアの軸がブレてしまうこともあるでしょう。
将来的にフリーランスや受託開発、社内SEなどの道を考える場合は、早めにキャリアプランを立てることが重要です。
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4.そもそもSESとは

SESとはSystem Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)の略です。SESを提供する会社は、所属しているエンジニアをシステム開発・運用・保守などの現場に派遣します。まずは仕事の概要と派遣との違いについて解説していきます。
関連記事:SESとは?業務内容やメリット、派遣契約との違いについて分かりやすく解説
SESの概要
SESに所属しているエンジニアは、基本的に自社ではなく、クライアント先に派遣されて働きます。
IT業界ではプロジェクトの規模拡大などに伴い、一時的に人員が不足するケースがあります。そういった人員が不足しているプロジェクトは、SESエンジニアが活躍する場所のひとつです。プロジェクトが落ち着くと、契約が終了し、次のプロジェクトへ赴きます。
SESと派遣との違い
クライアント先で仕事をするなど共通点が多いため、SESは派遣社員と混同されることがあります。しかし、その詳細は明確に異なります。一番の違いとも言えるのが契約形態です。
派遣社員は、派遣先企業の指示に従って仕事をします。一方で、SESエンジニアは所属している会社の指示に従って仕事をするのが基本です。そのため、現場の判断で新たな仕事が舞い込むことはほとんどありません。
また、SESは労働力を提供するのが基本的な契約内容であるため、成果物を完成させる義務がないことも大きな特徴です。
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5.エンジニアへの就活ならエージェントの利用もおすすめ
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