IT業界の志望動機書き方・例文!新卒で内定獲得するためのコツも解説

IT業界の志望動機書き方・例文!新卒で内定獲得するためのコツも解説
今や私たちの生活に欠かせないものとなったインターネット。Webサービスやアプリだけでなく、IoT技術を用いた家電など日常のさまざまなところに関係しており、IT業界の市場は年々拡大しています。IT業界に新卒で就職したいと考える学生も多く、選考を突破するには魅力的な志望動機を作成することが大切。 この記事では、新卒でIT業界から内定をもらいたいと考えている学生に向けて、志望動機の書き方や例文を解説していきます。やってしまいがちなNGパターンもあわせてご紹介しますので、志望動機を書く際にぜひ参考にしてください。

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1.そもそもIT業界とは?

IT業界とは、情報・通信技術(Information Technology)を活用し、人々の生活を豊かにするサービスなどを提供・開発などしている企業が集まった業界のことを指します。

Webサービスやアプリ、ソフトウェアやハードウェア開発はもちろん、デジタルマーケティングや広告代理店なども広義のIT業界に該当します。また、近年はIoT技術の発達により、家電や自動車の開発にもIT業界が関わっています。このように、ITだけに特化した企業だけでなく、ITと特定のサービスや領域をかけ合わせた事業を展開する企業が増えてきているのが近年の動向です。

2.IT業界は4つに分けられる

IT業界と一言で言っても、提供する技術やサービスによって大きく4つに分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

インターネット業界

インターネット業界は、インターネットを介してWebを中心にさまざまなサービスを提供する業界を指します。インターネット業界に該当する企業には以下が挙げられます。

・Google
・Amazon
・Meta(旧Facebook)
・Netflix
・楽天

GAFAMと呼ばれる世界の巨大テック企業は、インターネット業界で大成功を収めており、日々の生活に欠かせないサービスを提供しています。

そのほかにも、WebサイトやECサイトの制作を請け負う企業や、Webアプリケーションの開発、ソーシャルゲームやスマホアプリの開発企業などもインターネット業界に該当します。

コロナ禍で巣ごもり需要が拡大したこともあり、IT業界の4分類のなかでも、特に成長・拡大している業界です。

通信業界

通信業界とは、電波や通信に関するサービスを扱う業界のことです。通信業界に該当する企業には以下が挙げられます。

・NTTドコモ
・ソフトバンク
・KDDI
・LINE

通信業界の業務内容は、有線・無線・その他の電磁的方式により情報を伝えるための手段や、ネットワークの設計、構築、運用、監視などです。

通信業界は人々の生活に欠かせません。そのため市場規模が大きく、また新規参入ハードルも高いため、IT業界の4分類のなかでも需要が安定していると言えるでしょう。

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ソフトウェア業界

ソフトウェア業界は、目に見えない無形のソフトを開発する業界です。具体的にはコンピュータを動作・制御するためのプログラムのことで、業務管理やセキュリティ対策、クラウド業務に対応するためのソフトウェアなどを開発しています。
 
・日本オラクル
・NTTデータ
・トレンドマイクロ

ソフトウェア業界に該当する企業は上記などがあり、5Gの高速通信技術が整備され、AI開発の進展などに伴い、まったく新しいサービス・ソフトウェアが開発される可能性を秘めている業界です。

ハードウェア業界

ハードウェア業界とは、ソフトウェアの反対概念であるパソコンや周辺機器、スマートフォン、家電、ゲーム機器など、有形の電子機器類の開発・製造・販売を行う業界です。ハードウェア業界に該当する代表的な企業は以下のとおりです。
 
・Apple
・SONY
・日立
・NEC
・富士通

現在はIoT家電などが積極的に製造・開発され、あらゆる機器にIT技術が導入されるようになっています。このような背景からも、ハードウェア業界の需要は上昇トレンドにあるといえるでしょう。

IT業界の詳細は「IT業界の分類とは?5つの分類のほか、活躍する職種、働く魅力までを解説」でも紹介しているため、あわせてご確認ください。

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3.IT企業が志望動機でチェックするポイント

IT企業の採用担当者が就活生の志望動機でチェックしているポイントを3つ解説します。採用担当の目線を踏まえることで、ほかの就活生よりも差別化でき、説得力のある志望動機が書けるようになるはずです。

数ある業界からITを選んだ理由

まず、企業としては就活生がどの程度業界研究しているかを確認したいと考えています。そのため、「IT業界でなければいけない理由」を言語化しましょう。
 
・ほかの業界では実現できないことがあるのか
・IT業界のどのような点に魅力を感じているのか
・ITで人生を変えるような出来事があったのか
・IT業界で実現したいことがあるのか

他の業界と差別化して、IT業界で働きたいという熱意が論理的に伝わるほど、採用担当の評価も高まります。

くれぐれも「かっこいいから」「給与や待遇がよいから」などの理由を前面に押し出すのは効果的なアピールにつながらないため避けましょう。

ITのなかでその業界を選んだ理由

IT業界は大きく4つに分類できるということは冒頭でご説明した通りです。志望動機では、そのなかで特定の業界(インターネット業界など)を選んだ理由も見られています。

一口にIT業界といっても幅が広いため、IT業界のなかでも差別化できる説明や論理展開が欠かせません。
 
・ソフトウェアに関する深い思い入れがある
・大学や高校の授業でWebサービスの開発経験がある
・IoTで実現してみたいことがある
・AI開発に非常に興味がある

IT業界のなかでもその業界が魅力的である根拠、その業界で働きたい理由が明確であればあるほど、採用担当を納得させられるはずです。自身の体験やキャリアビジョンを踏まえて、志望動機を論理的に説明できるよう整理しましょう。

業界のなかでその企業を選んだ理由

IT業界に限った話ではありませんが、同じ業界のなかで、その企業を選んだ理由も当然見られています。

IT業界はほかの業界に比べて、企業間で同様のサービスを提供しているケースが多い傾向です。通信業界における大手3大キャリアは典型的といえるでしょう。

そのため、競合他社ではなく自社を志望する理由は、特に明確に伝える必要があるのです。競合他社との差別化ができていないと、面接官からは「競合の〜〜社でも同じことが言えませんか?」などと問われかねません。

このような質問にも明確に答えられるよう、その企業で働きたい理由・その企業でなければならない理由を明確にしましょう。

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4.IT企業から内定を獲得するための志望動機を書く3ステップ

IT企業の採用担当者が見ているポイントを踏まえ、ここでは、IT企業から内定を獲得するための志望動機を書く手順を3ステップで解説します。魅力的な志望動機を書くために、手順を一つずつ確認していきましょう。

ステップ1:企業研究と業界研究から求める人物像を知る

内定を獲得するための志望動機を書くには、企業研究と業界研究を通じた、求める人物像の理解が欠かせません。企業の採用ホームページや社員の声・インタビュー記事などを通して、その企業が求める人物像を理解しましょう。

魅力的な志望動機を書くには、企業が求める人物像を理解することが最優先です。業界・企業研究によって求める人物像を捉えた上で、次のステップに進みます。

IT業界に向いている人の特徴は以下の記事も参考にしてみてください。
IT業界に向いている人の特徴7選!就職するメリットやおもな職種もご紹介

ステップ2:自己分析を通じて志望動機に必要な要素を抽出する

企業が求める人物像を踏まえ、自己分析を通じて洗い出した強みから、志望動機に必要な要素をピックアップしましょう。

IT企業の採用担当者が志望動機でチェックしているポイントは、以下の3点です。

・数ある業界のなかでIT業界を選んだ理由
・IT業界のなかでその業界を選んだ理由
・競合他社ではなく自社を選んだ理由

他社ではなくその会社を選んだ理由を論理的に説明するためには、上記のポイントを満たした上で、企業が求める人物像に自分がマッチしていることを伝える必要があります。

自己分析によって洗い出した強みのなかでも、アピールに効果的な強みと効果的でない強みがあるはずです。例えば、その企業が「変化に対応できる柔軟性」を求めているなら、「一度決めたことを必ずやり通す意思力」のようなアピールはすべきでないでしょう。

強みは言い換えもできるため、その企業に効果的な文言を探しながら、志望動機に必要な強みをピックアップしてください。記事の後半では具体的な志望動機の例も紹介しています。その内容もぜひ参考にしてみてください。

強みを洗い出す際は、裏付けるエピソードもあわせて書き出しておくと、次の作業がスムーズに進むためおすすめです。

ステップ3:志望動機の型に当てはめてまとめる

必要な要素をピックアップした後は、志望動機を作成する型に当てはめてまとめましょう。

志望動機や自己PRの書き方には一定の型があるため、オリジナルな言い回しなどを考える必要はありません。次の章で解説する志望動機の型に当てはめ、「てにをは」や接続詞を見直して完成です。

志望動機を作成する際の構成の型として基本的なのは、「PREP法」と呼ばれるものです。

・P:Point(結論)
・R:Reason(理由)
・E:Example(具体例)
・P:Point(結論)

これらの頭文字をとったものが「PREP法」であり、志望動機に限らず何かを伝えるときの基本的な型のひとつ。PREP法を用いたIT業界の志望動機のまとめ方については、次の章で具体的に解説します。

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5.新卒向けIT業界の志望動機の例文5つ

新卒向けのIT業界の志望動機を、職業別で具体的に解説します。

システムエンジニア・プログラマー志望の場合

私が御社を志望したのは、大学3年生の夏休みの期間にプログラミングを楽しく学べたことがきっかけです。(なぜIT業界を志望したのか)

大学の休み期間を利用し、何か新しいスキルを身に付けることができるのではないかと考えていたところ、夏休みの期間でプログラミングの基礎的な部分を勉強する限定講義を見つけ、そこに応募しました。学んだ言語はJavaです。(学習の意欲)

御社の△△というサービスは、私自身も含めて多くの方に利用されているため、自分の能力を使って誰かを喜ばせたいと感じています。(なぜその企業を希望したのか、入社後にやりたいこと)

システムエンジニア志望の場合

私は御社の●●というサービスの開発に携わりたいと思い、志望しました。(結論)

新型コロナウイルスによる自粛期間中、オフラインでの人との交流や娯楽が制限されているときに御社の●●と出会ったことで▲▲のような体験ができました。そのときに、自分も●●のように環境による制限を受けることなく楽しみを提供できるWebサービスの開発に携わりたいと思ったのがきっかけです。(なぜそのサービスに携わりたいと思ったのか)

そのために在学中に独学でプログラミングを学び、簡単なサービスではありますが自分でつくってみました。実際につくってみると、~~~~という点に特に関心を抱き、さらにこの分野について学んでみたいと思っています。(具体例、意欲)

私の長所として、好奇心の強さと行動力があります。興味のもったことに対しては積極的に情報収集をし、まずやってみるということを心がけてきました。御社に入社できた際には、この長所を活かして、システムエンジニアとして新しい技術やスキルを常に学びながら、サービス開発に取り入れていき、ユーザーを飽きさせないようなサービスをつくっていきたいと考えています。(入社後にやりたいこと)

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IT企業の営業職志望の場合

私は御社のアプリ開発事業に関わりたいと考え、御社を志望しました。

私の叔父は飲食店を経営していましたが、コロナの影響を受けて閉店せざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。一方で、叔父の知り合いの別の飲食店さんは御社のサービスを受けアプリ開発に着手したことで広く集客ができるようになり、現在も営業を継続できています。私は、より多くの人がITへの理解を深めることで、将来の可能性を広げることができると確信しました。(なぜIT業界、その企業を志望したのか)

具体的には、御社のサービスを利用するユーザー数をさらに増やすための営業活動に携わりたいと考えています。また、説得力のある提案ができる営業職を目指して開発の勉強も積極的に行います。(学習の意欲、入社後に何がしたいのか)

Webデザイナー志望の場合

私は御社の「年齢や立場に関係なく、皆が真剣に意見を出し合いながら目標を成し遂げる」という社風のもと、Webデザイナーとして活躍したいと考え志望しました。(なぜその企業を志望したのか)

まずWebデザイナーになりたいと考えた理由は、Webデザインを通してさまざまな企業や商品の価値を、世界に発信できることに魅力を感じたためです。私は知的好奇心が強いので、さまざまな業界や商品について幅広く興味を持ち、魅力を発信することができるWebデザイナーという職業に向いていると考えています。(なぜIT業界を志望したのか)

現状、私のWebデザインのスキルは、スクールに3カ月間通うことで得た基礎的なものです。入社までに、さらにたくさんのWebサイトを見て勉強し、Illustrator、Photoshopを使ってWebサイトをトレースできるようになる予定です。御社でデザインの製作に取り組み、将来的にはディレクション側に回れる社員へと成長したいと考えています。(学習への意欲)

職種を問わない場合

私がIT業界を志望する理由は、技術の進化に常に触れ、新しい挑戦に取り組むことができる環境に魅力を感じているからです。そのなかでもIT技術を活かした新規事業などに積極的な御社の社風に惹かれ、志望しました。(結論)

小学生の頃からサッカーをやっていたのですが、VARの導入やスマートフォンでリアルタイムに試合状況が分かるアプリなど、IT技術によってスポーツ業界が大きく進化しているのをきっかけに、IT業界に興味を持ちました。(理由)

御社の新規事業開発のインターンシップに参加した際、既存の枠組みにとらわれず、さまざまな領域とIT技術のかけ合わせによるイノベーションの可能性を感じました。(具体例)

そこで、最新のIT技術やスキルを活かし、御社が近年注力している●●の領域で私がスポーツ業界に感じたような進化をもたらすように貢献できればと考えています。(結論)

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6.新卒向けIT業界の志望動機NGパターン3選

続いて、IT業界の志望動機でやってしまいがちなNG例を3つ解説します。

どの企業でも通用する志望動機

私が御社を志望する理由は、通信サービスのさらなる向上に貢献したいためです。

私は大学時代にアメリカンフットボール部に所属していました。アメリカンフットボールは未経験でゼロから始めました。戸惑うことも多かった一方で、できることが増える感覚が楽しく、トレーニングは正直きついものばかりでしたが、成長へのモチベーションになったため継続できました。3年間努力し続けた結果、大学3年次はスターティングメンバーとしてインカレに初出場し、6位入賞を果たしました。

御社は大手通信業者の市場優位性を活かし、業界トップとして先陣を切っています。私が部活動で培った「粘り強さと継続力」を活かし、通信サービスのさらなる向上に貢献したいと考えています。

以上のことから、私は御社を志望します。

▼解説
一文目の「通信サービスのさらなる向上に貢献したい」はかなり抽象的で、どのように貢献したいか、より具体的に書いたほうがよいでしょう。

また、業界トップの企業を志望したことと、強みとしてアピールした「粘り強さと継続力」に整合性が見えづらく、説得力に欠けています。

「通信サービスのさらなる向上」であれば、むしろ業界トップ以外の企業で実現させるべきではないかと思われかねません。「ほかの企業でもいえること」にならないよう、差別化を意識しましょう。

受け身なスタンスの志望動機

私はディープラーニングについて大学時代の講義で学習しました。その際にAIによって実現される未来を学び、ぜひ私も御社でAIのさらなる発展に貢献したいと考えたため、志望しました。

御社は未経験のエンジニア採用も積極的におこなっており、私でもPythonについて学習でき、エンジニアとして成長できる教育制度があるため、御社を志望します。

▼解説
学習意欲の高さは伺えるものの、「教育制度を通して学んでいきたい」という姿勢は企業も求めていません。

企業はあくまで利益を追求するため、会社の売上に貢献できる人材であることをアピールする意識は必須です。自分でプログラミングを学ぶ姿勢や資格取得を目指すなど、意欲を行動で示す内容を盛り込みましょう。

「学ばせていただきたい」のような受け身なスタンスではなく、AI開発に携わるエンジニアとしての展望やビジョンを明確にしてアピールすることが重要です。

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福利厚生が最優先になっている

私は入社して10年を目安に、年収800万円を稼げるエンジニアになりたいと考えています。御社は同業界の中でも、給与水準や賞与の支給額が高いことがわかりました。

また、全国に拠点を構える資本力と大手企業の傘下という強みを活かし、充実した福利厚生を用意している点も魅力に感じています。長きに渡って安心して働ける環境が整備されているため、御社を志望いたしました。

▼解説
福利厚生を優先した志望動機は、その会社に入社してどのように貢献するかをアピールできていません。

勤労意欲やその企業が展開する事業に対する興味関心を伝えられていない志望動機は、採用担当を納得させられる内容とはいえないため注意しましょう。

福利厚生や給与水準に対する魅力などは、志望動機を補足する材料の一つにとどめ、意欲やスキルなどを訴求して自分を採用するメリットを優先的に伝えることが重要です。

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7.新卒がIT業界の志望動機を書くときに気を付けるポイント

最後に、新卒でIT業界を目指す学生が志望動機を書くときのポイントをご紹介します。次の4つのポイントを意識するだけで、ほかの学生に差をつけるクオリティの高い志望動機へとつながるでしょう。

「なぜ」「何を」を最優先にする

志望動機は「なぜ」「何を」を突き詰めて、具体性のある内容に仕上げましょう。

採用担当としては、同様のサービスを展開するさまざまなIT企業のなかで、自社を選んだ理由を特に知りたいと思っています。

・IT業界の将来性を強く実感した体験
・企業の事業のなかで特に携わりたい仕事
・IT業界やその企業に就職後、何をしたいのか

上記などに触れて、「その企業ならでは」というポイントを押さえてまとめることが重要です。具体的に何を書くべきか悩む場合は、「企業と自分自身、両者にメリットがある」ことを選びましょう。

自分自身の伸ばしたいスキルなどを明確にしつつ、それが企業の発展にどのようにつながるかをはっきりと伝えることで、高評価を獲得しやすくなるはずです。

「興味・関心」「意欲」を伝える

志望動機には「興味・関心」「意欲」を盛り込み、不足しがちなITスキルや経験を補いましょう。ITスキルや経験を身につける努力を行動で示して、意欲をアピールすることが重要です。
 
・プログラミングの勉強を独学で行っている
・Webサイトのデザイン制作を請け負った
・簡単なサービスを調べながら開発した
・資格取得に向けて勉強している

上記の行動や経験などを志望動機に盛り込むと、興味関心や意欲の高さを裏付ける根拠になります。特に、具体的な成果物があると面接の場で披露できるため、IT企業への就職を目指す際は、行動した結果を見える化できるまで努力しましょう。

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「知識」「経験」の具体的なエピソードを盛り込む

IT業界で働くにあたり、旺盛な学習意欲やコミュニケーション能力といった基本的なビジネススキルも求められます。これらをアピールできる経験も志望動機に盛り込みましょう。

新卒採用は、就活生の「伸び代」を見込んだポテンシャル採用の側面もあります。「魅力的なIT人材として活躍できそう」という印象を与えられるようなエピソードを簡潔に盛り込み、要点を押さえて伝えましょう。

スキル不足を補う経験と、基礎的なビジネススキルをアピールする経験の両方を盛り込むことで、魅力的な志望動機に仕上がるはずです。

文系は特に興味を持ったきっかけや理由を明確にする

文系出身者でIT企業を志望する際は、興味を持ったきっかけや理由を特に明確にしましょう。

IT企業に採用される理系文系の割合に関して、文系に比べて理系のほうが多いため、珍しい印象を抱かれる傾向にあります。そのため、ITに興味を持ったきっかけや理由をより明確に伝えることが重要です。

アピールすべき内容は先ほど解説したとおりで、スキル不足を自身で補っている努力・経験はもちろん、理系出身者にはない強みを訴求してもよいでしょう。

「文系でも会社に貢献できる人材だ」と評価してもらえるよう、自己分析や企業研究はより入念に行うことをおすすめします。

関連記事:文系出身もIT業界で活躍できる!その理由と就職に必要なことを紹介

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まとめ

新卒でIT業界に就職するためには、志望動機の構成が非常に重要です。

一口にIT業界といっても幅が広いため、他業界や競合他社と比べて、その企業を志望する理由をいかに差別化できるかが鍵を握ります。企業が求める人物像を踏まえ、不足するスキルを補う学習意欲の高さや具体的な経験をアピールしましょう。

自分を採用するメリットを志望動機に盛り込むことで、ほかの就活生と差別化できる、魅力的な志望動機に仕上がるはずです。

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