修士院生の就活はいつから?成功させるポイントや就活の流れを解説

修士院生の就活はいつから?成功させるポイントや就活の流れを解説
修士院生の就活は、準備は1年生の春から、インターンシップ選考は夏から始まります。院に進学後すぐ就活を始めなければいけないので、学業や研究との両立が課題になります。 この記事では、修士院生の具体的な就活スケジュールや、修士院生だからこそ陥りがちな失敗をご紹介します。 修士院生がアピールすべき強みや就活を成功させるポイントについても詳しく解説しています。ポイントを押さえて行動し、就活を成功させましょう。

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1.知っておきたい理系修士院生の就活事情

まずは、理系の修士院生の就活事情を紹介します。理系の修士院生ならではの就活で気を付けるべきポイントや情報を知っておきましょう。

推薦応募で内定を得られる可能性がある

修士院生なら必ず知っておくべきなのが推薦応募の存在です。
推薦応募とは、学校側に推薦状を用意してもらって企業にエントリーする応募方法です。
企業から学校側に募集を行い、学校や教授がその募集に見合った人材を推薦します。大学院での成績や学習、研究への姿勢が評価された学生が参加できる推薦と言えるので、通常の選考(自由応募)よりも内定を得やすいのが特徴です。
自身の大学や研究室で推薦応募が可能かはぜひチェックしておきましょう。

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理系の修士院生は就活で有利になりやすい

大学院生ならではの強みをアピールすることで、就活を有利に進めることができます。
理系の修士院生が評価されるのは以下のようなスキルや経験です。
 

  • ・専門知識やスキル、実践経験

    ・論理的思考力(ロジカルシンキング)

    ・分析スキル

    ・プレゼンテーションスキル


理系の修士院生は学部生と比べてより専門知識や技術があると認識され、就活で有利になりやすいといえます。

また、大学院での活動を通して、論理的思考力(ロジカルシンキング)やプレゼンテーション能力など、専門分野についての知識以外にもさまざまな能力が身につきます。

企業に入社後も、新しい事業に携わったり、既存の課題を解決したりする中で、理系の修士院生が持つ知識やスキルを役立てられるでしょう。企業にとっては一から育成する時間が省けるので、就活で有利になる確率が高いといえます。

就活と研究の両立が難しい

理系の修士院生は、研究や論文などで忙しく、なかなか就活を思うように進められないという声をよく聞きます。

研究や学業の合間に就活を進めると、かなり多忙なスケジュールになりやすいため、1年生のはじめからしっかり計画を立てておくことが重要です。学部生と比べて修士院生の就職活動は有利になりやすいとはいえ、必ず内定がもらえるわけではないため、入念に対策を行ってください。

また、教授が就活に協力的ではないケースもあるようです。
そのような場合は、教授や周囲の人に事情を説明して協力してもらったり、就活を終えている同じ研究室の先輩から効率のよい進め方を聞いたりしながら取り組みましょう。

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理系の修士院生の主な就職先は?

理系の修士院生の中には、どのような企業に就職するのかイメージのついていない方もいると思います。大学院卒業後の、修士の主な就職先は以下のような企業です。
 

  • ・企業の研究職や開発職

    ・大学の研究職

    ・国や公的機関の研究職

    ・IT業界のエンジニア


研究職はメーカーやシンクタンク、大学や国などさまざまな選択肢がありますが、応募要件に「修士卒業以上」という条件がある企業もあり、レベルの高い選考になる可能性もあります。
社会的な需要の増加に伴い、IT業界のエンジニアも人気を集めています。
例として、統計・科学的手法・AI(人工知能)など複数の分野からなるビッグデータから必要な情報を集めて、新たな価値を引き出せるデータサイエンティストや、さまざまな情報システムの設計や実装を行うITエンジニア・プログラマーなどが挙げられます。

関連記事:IT業界の魅力とは?将来性や就職に向いている人材について解説

理系であっても、文系職種に就職する修士院生もいる

理系の修士院生の中には、コンサルタントや営業など、文系の職種に就く人もいます。これらの職種では、クライアントの課題に対し、修士院生として培った論理的思考力や分析力、課題解決力が活かせるでしょう。

理系ならではの強みで、文系の大学生と差別化を図ることも可能です。ただし、理系と文系の職種で選考の特徴が異なる可能性があるため、しっかり事前に調べて準備を行ってください。

関連記事:理系は就活で有利?ニーズ増加中の文系就職のメリット&就活のポイントとは

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2.修士院生の就活は1年春からスタート!具体的なスケジュールをご紹介

ここからは修士院生の一般的な就活スケジュールや時期に合わせてやるべきことを解説します。
通常2年間の修士課程において、どの時点から就職活動をスタートすればよいか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

修士院生の就活スケジュール全体像

修士1年 春 自己分析・情報収集
修士1年 夏 インターンシップ選考(6〜7月)・参加(8〜9月)
修士1年 秋 早期選考開始
修士1年 春〜2年 通常選考エントリー開始
早期選考の内定が出始める
大学院生は研究成果についての学会発表に向けた準備や、日々の研究がある分だけ学部生よりもまとまった時間の確保が難しいでしょう。そのため、学部生と同じペースで就活を始めてしまうと遅れを取る可能性があります。

就活の取り組みが遅れると、OB・OG訪問のアポイントメントが取りにくくなったり、講義との両立が困難になったりするなどの弊害も生じる確率が高いです。
学部生より有利に就活を進め、研究との両立を図りやすくする観点から、遅くともサマーインターンのエントリーが始まる1年の6月頃、できればそれ以前から就職活動を開始しておくことが望ましいでしょう。

修士1年 春から〜:自己分析・情報収集

大学院に入学したら、まずは自己分析や就活の情報収集から進めていきます。
せっかく就職するなら、自分の専攻分野を活かせる、または興味がある業界から選びたいものです。そのためのファーストステップとして、自分の専門分野とマッチするのはどのような業界なのか、その業界には具体的にどのような企業や機関があるのかといった情報収集が重要です。

まずは自己分析を行い、自分の仕事選びの軸や生かしたい研究内容・スキルなどを明確化していきましょう。
その後に業界研究・企業研究を行い、選考に参加したい企業を洗い出していきます。
その際、必ず企業のエントリースケジュールやインターンシップ情報を確認しておきます。

入学後、できるだけ早く気になる企業の選考スケジュールを確認しておくことで、「気づいたらインターンシップの選考が締め切られていた…」といった事態を避けることができます。

関連記事:自己分析とは?5つの方法と就活に役立つポイントを解説

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企業セミナーや就活セミナーに積極的に参加しよう

目指す業界をなかなか絞り込めない場合もあるでしょう。そんな時は、複数企業が合同で開催するセミナーに足を運べば、さまざまな業界の情報を一度に収集でき、業界選択の上で大いに参考になります。

また、最近ではオンラインによるセミナーも多く開催されているので、地元にいながら遠方の企業について話を聞くことも可能です。

修士1年 夏〜:インターンシップ参加

大学の夏休み期間に合わせて、多くの企業がサマーインターンのプログラムを提供しています。
エントリー開始は例年6月頃ですが、期間は企業によって異なります。短いもので数日、長くなると1ヶ月以上にわたるものもあるため、自分に合ったインターンシップを選ぶのがおすすめです。

たとえば、多くの企業で業務を体験してみたい場合は、短期のインターンに複数参加し、1つの企業の仕事をじっくり深掘りしてみたいのならば、長期のインターンを実施している企業を選ぶとよいでしょう。実際に企業の業務や雰囲気に触れることで、就職した後のイメージをつかみやすくなります。

修士院生の就活は、インターンシップの参加が非常に重要となります。
政府が公表した「2024年(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」によると、2024年度以降に修了する予定の大学院生が一定の条件を満たしたインターンシップに参加した場合、企業がその情報を採用活動に活用できるようになると方針づけられました。
要は、インターンシップに参加したかどうか、参加時の取り組み姿勢などが選考に影響する場合があるということです。
そのため、インターンシップへの参加はより重要な就活の取り組みとなり、競争率も激しくなるかもしれません。「忙しいからインターンには参加しない」と考えている修士院生も、一度参加を検討してみることをおすすめします。

関連記事:インターンシップのメリットとは? 探し方や注意点も解説

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修士1年 秋〜:早期選考がスタート

近年、企業の選考スケジュールは早まる傾向にあり、企業によっては修士1年の秋頃から選考がスタートします。

修士1年の秋頃には、内定に直結するインターンシップを行う企業や、選考解禁日である翌年6月以前に本選考面接を実施して早々に内々定を出している企業など、政府が定める就活スケジュールを前倒しする形で採用活動を進める企業があるのです。

特に、ベンチャーや中小企業が多いIT業界では、早期から選考を開始する企業が多い傾向にあります。政府が公表している就活解禁日である修士1年生の3月までのんびり構えることなく、この時点で選考の土俵に上がることを目指して活動しましょう。

早期選考への対応はエントリーシート(ES)の作成や面接の練習にもなり、その後に控えた第一志望の企業に向けた面接スキルの向上が期待できます。

なお、就活のスタートは早いに越したことはないため、「修士1年の夏から始めよう」と決めず、できることから少しずつ取り組んでいきましょう。

修士1年 春〜:通常選考エントリー開始・内定が出始める

経団連の就活スケジュールに沿った通常の選考を行う企業の場合、修士1年の3月ごろからエントリーが開始され、6月から選考開始となります。
また、早い場合は修士1年の春ごろから早期選考の企業の内定が出始めます。通常の選考の場合は修士2年の6月以降に内定が出ます。

内定獲得後は、9月に内定式があるというスケジュールになっています。

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3.修士院生の就活でよくある失敗は?対策と共にご紹介

ここでは、特に理系の大学院生が就活で失敗しがちなパターンを5つ紹介します。就活スケジュールを把握し、どれだけ綿密な計画を立てても想定外の落とし穴があるものです。失敗を回避するために、ぜひ押さえておいてください。

研究が多忙でセミナーやインターン参加の機会を逃す

多くの修士院生が陥りがちなのが、研究が忙しく就活セミナーやインターンシップ参加の機会を逃がしてしまう、というケースです。

日々の講義や研究・実験はもちろん、ゼミの計画や発表会準備といった研究室のタスク・イベントが次々に押し寄せてくる中、自分から情報を取りにいかなければならない就活関連のイベントに参加するのはなかなか難しいかもしれません。

しかし、就活生の中には「情報収集を先延ばしにしていたら、興味のある業界の就活セミナーが終了していた」という悲しいケースも存在します。

【対策】スケジュール管理をしっかりと行う

このような事態を避けるためにも、大学院で次々に与えられるタスクに溺れず、研究と就活スケジュールの整理を行うことが重要です。
まずは情報を取り逃がさないよう、大学院入学後すぐに自己分析と気になる企業の情報収集を行なっておきましょう。

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企業や業界が絞り込めない

自分がスキルや知識を活かして働く姿や、将来のビジョンがイメージできていない場合、企業選びの軸がぶれてしまい、なかなか企業を絞り込めなかったり、選考に出遅れてしまう可能性もあります。

将来像がイメージできない原因として、「自己分析や企業研究が足りない」「就職をゴールに設定している」「大学院を修了するのだからどうにかなると考えている」などが挙げられます。

【対策】選考前に就活の軸を固めておく

自己分析や企業研究を行うことで、自分が就職において何を求めるか明確にし、主体的に就活を行うことが大切です。
また、身近な社会人や先輩に、将来設計をどのようにしたらよいか相談してみるのもよいでしょう。特に、自分の専攻分野や興味のある分野に携わっている社会人から話を聞けば、将来進みたい道が見えてくるかもしれません。

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特定の分野や業界にこだわりすぎる

就活では「自分の専攻は○○分野だから、目指す業界は○○業界」「大学院まで研究を行ってきたのだから、将来の職は研究者か研究職」などと目標を絞り込み過ぎてしまうことも失敗しやすいポイントです。
目標を絞り込みすぎた結果、その職種や業界に求められる素質が足りておらずいつまでたっても内定がもらえない…なんてケースも。

夢や目標を持つのはもちろん大切ですが、道は決してひとつではありません。たとえば、「応用物理を研究していた人が、物理専門書の出版社を選び、編集者として専門書の刊行に携わる」といった、一見畑違いと思われる分野で大学院生時代の学びを開花させるケースもあります。
また先にご紹介したように、理系学部の出身であってもコミュニケーションスキルなどを生かして、営業職などの文系職種に就職する人もいます。

【対策】複数の業界や職種のリサーチを行う

初めは業界や職種に縛られすぎず、幅広い視野でリサーチを行なってみましょう。
インターンシップや企業説明会など、より深く企業や職種のことを知ることができる場に参加するのもおすすめです。

同じ分野で研究してきた人たちの進路やキャリアパスなどをリサーチしてみると、新しい発見を得られるかもしれません。

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修士の強みをアピールし切れていない

修士として培った強みを就活でアピールし切れない場合、同じ修士院生との競争だけでなく、学部生との競争にも負けてしまうケースもあります。

目指す企業や機関が修士院生に期待しているのは、研究成果をはじめとする学業面での知見だけではありません。
研究遂行のための論理的思考力や学会発表などで培われたプレゼンテーション力、そして近年注目を集める壁にぶち当たっても最後まで投げ出さず前に進み続けることで得られたやり抜く力「GRIT(グリット)」などの強みがあることも期待されているのです。

しかし、持っている強みをうまくアピールできず、企業が求める人材とマッチしているのにチャンスを逃がしてしまうケースもあります。
また、修士過程で身につけたスキルや知識などをうまくアピールできないと、企業の採用担当者から「院生なのに何のために院に進学したのかわからない」と受け取られてしまい、ガクチカに力を入れた学部生との競争に負けてしまう可能性もあります。

【対策】修士で身につけた経験・スキルを整理・言語化しておく

大学院での生活全般を通して自分が身につけた強みを洗い出し、アピール材料となるように整理しておきましょう。
その際、専門分野の知識だけでなく、研究や論文執筆の中で身につけた論理的思考力やプレゼンテーションスキルなどもアピールできるようにしておくのがおすすめです。

これらの就活で陥りやすいパターンを回避し、就活を成功に導くための方法を次章でさらに詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

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4.これだけは押さえて!修士院生の就活成功ポイント6つ

ここでは、注意点や強みを踏まえ、理系の大学院生が就活で望む結果を得るためのポイントを具体的に解説します。

就活を優先する時期を設ける

理系の修士院生の就活を成功に導くために、研究メンバーや教授などに事情を話し、就活を優先する時期を設けるのがおすすめです。研究以外でもコミュニケーションをとったり、助け合ったりしておくと、スムーズに協力を得られるかもしれません。

また、インターンシップに参加する時間を確保し、実際の現場を経験するのもよいでしょう。

就職するか博士課程に進学するかで悩んでいる場合、いざ就職すると決めた際に手遅れにならないよう、自己分析や興味のある業界・企業研究は最低限行っておくことをおすすめします。

推薦応募と自由応募をうまく活用する

理系の大学院生は、学校推薦や教授推薦を受けられれば、就活を有利に進められるでしょう。まずは、自分が所属する専攻に推薦枠があるかや、推薦される条件などの確認を行ってください。

なお、推薦を受けられたからといって内定を確約するものではなく、ライバルもいるため自由応募も並行して行うことが大切です。

また、推薦で内定をもらった場合、よほどの事情がない限り辞退するのは望ましくありません。「内定をもらいやすそう」といった理由で推薦を受けてしまうと、後から「自分の希望する仕事ではなかった」と後悔する可能性もあります。

事前に業界・企業分析などを十分に行った上で、推薦を受けるか判断しましょう。

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専門分野以外の業界にもエントリーする

前に述べたように、専門分野での業界でしか働けないといった固定概念にとらわれず、幅広い業界にエントリーすることが重要です。

企業や機関は、修士院生の専門分野が合致しているかだけでなく、修士院生ならではの強みを就職後にどれだけ発揮してくれるかを重視しています。意外な業種で、自分の専門分野の知識が花開くことも大いにあり得るのです。

そのため、専門分野と合致した業種のみを選択基準にするのではなく、自分の専門知識やスキルを活用できる可能性があるかという視点を持ち、興味のある企業には積極的にエントリーしてみてください。

修士院生として培った強みを端的に伝える

就活においては、修士課程で遂行した研究や身についたスキルについて端的に伝える必要があります。

就職するために自分の強みをすべてPRしたくなるかもしれません。しかし、専門的過ぎる研究内容や具体的過ぎるスキル取得のエピソードなどを述べると、重要な部分が伝わりにくくなってしまいます。

面接でプレゼンテーション能力の有無を判断される要素ともなり得るため、研究内容やエピソードは要点を絞り、企業や業務に必要な強みを分かりやすく伝えるようにしましょう。

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面接対策を徹底する

一般的な就活対策と同様に、理系の修士院生も面接対策を徹底しておくことが重要です。修士院生は学会の発表といった人前に出て話す機会が多いものの、就活で同じように振る舞えるとは限りません。

また、面接では自分が述べた内容について、面接官から深掘りされる確率が高いため、質問に対する対策も必要です。

想定問題を作り周囲の人に質問してもらうなど、面接練習を繰り返し行っておきましょう。

専門の就職エージェントを利用する

修士院生の就活は、スケジュールを押さえた上で業界研究や面接対策などさまざまな準備が必要です。しかし、忙しい修士院生の中には、自分で情報を集めたり、就活生向けのサイトに登録したりなど、なかなかまとまった時間が確保できない人もいるでしょう。

その場合は、専門の就職エージェントを活用するのも一つの手です。ITエンジニア専門就職エージェント「レバテックルーキー」は、修士院生一人ひとりに合った企業選びや選考対策を無料でサポートしています。

特に、非公開企業を含む優良ベンチャー企業の紹介には定評があり、これまで就活サイトでは見つけられなかった企業などを、個人の適性に合わせて紹介可能です。

また、エントリーシートの添削や面接対策まで、修士院生の就活をトータルでサポートする就活アドバイザーを置き、あらゆる就活の悩みに対応しています。

時間がないと困っている場合は、レバテックルーキーの利用を検討してみてください。

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5.修士院生が就活でアピールするべき強み

ここでは、企業や機関が期待する修士院生の強みについて解説します。自分自身を振り返りながら、特に秀でていると感じる強みを明確に伝えられるように準備しておいてください。

学部生と比べて専門知識がある

学部生よりも高度な研究を深く行って得た知識は、企業や機関から大いに期待されるポイントです。気になる企業が現在行っている事業とマッチした研究内容でなくても、将来的に展開を検討している事業に必要な知識として求められる可能性もあるでしょう。

いずれにしても、学部生よりさらに2年の研究した実績は大きな強みとなります。

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研究で培ったスキルを活かして即戦力になる

大学院の研究で培った論理的思考力や課題解決スキルを、就職後に即戦力として発揮できるのもアピールすべきポイントです。

前に述べたように、修士院生は研究生活の中で、物事を筋道立てて整理し体系化していく論理的思考力が日常的に鍛えられているでしょう。思考の過程で複数の視点から考察したり、全体を俯瞰的に把握したりすることに長けている修士院生は、優秀な人材とされています。

また、ビジネス現場では、ビジネスチャンスの発見や問題の洗い出しなど、さまざまなデータの分析が欠かせません。その中で、大学院での研究にあたりデータ統計や分析を行ってきた修士院生の持つ経験や能力は即戦力として期待を寄せられています。

修士院生であれば、研究テーマに対して自ら仮説を立てて実行し、検証や考察から次の仮説につなげる作業を常に行っているでしょう。これはビジネス現場で広く取り入れられている考え方であるPDCAサイクル(計画/Plan→実行/Do→評価/Check→改善/Action)に値する仮説設定・検証能力そのものです。

この能力が身についている修士院生は、課題の洗い出しや解決ができ、業務改善につなげていける人材として高い評価を受けています。

実務に近い経験がある

大学院で実務に近い経験をしていることもアピールすべき強みです。

日々の研究活動と就職後の実務は決して分断されたものではなく、地続きの活動といえるでしょう。そのため、研究そのものに加え、研究に関わる一連の活動が、企業で実務を行う上で必要なスキルの取得につながっていると捉えられます。

なお、実務に活かせる大学院での経験の一例は下記のとおりです。

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英語の活用経験(論文精読・海外関係者とのやり取りなど)

研究の場では、英語で書かれた論文を何本も読んだり海外の研究者とメールでやり取りを行ったりすることも少なくないでしょう。英語スキルは就職後の現場でも必要になります。

そのため、大学院での経験で培った英語力を目に見える形でアピールできるよう、在学中に少なくともTOEICといった英語力が数値化できる資格を取っておくのがおすすめです。

プレゼンテーション(準備~発表)の経験

修士院生は、研究活動と並行して指導教官や先輩などから技術面でのアドバイスを受けながら、多くのプレゼンテーションを行ってきた経験があります。

企業で働き始めてもプレゼンテーションや発表の機会は多くあるため、幅広い業種・職種で必ず役に立つ技術です。

これらを参考にしつつ、自己分析を行い、ほかの強みを掘り出してみましょう。

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6.修士院生が就活で優良企業を見つける方法

最後に、理系の修士院生が就活で優良企業を探す方法を紹介します。学業で忙しいからこそ、参考にして時間を有効に使いましょう。

リアルとオンラインで情報を集める

オンラインで収集できる就活情報は多いですが、リアルな情報を知るのも大切です。

時間がない中でオンラインで情報収集できるのは効率的であり、個人の意見も知れる機会として役立ちます。しかし、リサーチできる情報がすべて正しいわけではなく、古い場合や信憑性の低い場合もあり得るでしょう。

一方、リアル・オフラインでは時間の都合をつけなければなりませんが、最新の情報を受け取れ、実際の企業や社員の様子を見ることもできます。
同じ大学院出身の先輩や、研究室の先輩などから話を聞くのもおすすめです。
また、修士に進学しなかった学部時代の友人などから就活事情を聞くのも有効ですね。

就活では、企業説明会やOB・OG訪問といったリアルな情報と、口コミやSNSなどオンラインの情報をうまく取り入れ、精査しながら進めてください。

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就活四季報を確認する

就職先を検討するにあたって、就活四季報を確認する方法も有効です。就活四季報は採用試験情報や、企業の年収、有休消化率、3年後の離職率など、応募前に知っておきたい客観的な情報が掲載されています。

有名企業に限らずさまざまな会社の情報を網羅的に確認できるため、自分に合った優良企業を見つけられるかもしれません。

気になる企業が見つかれば、実際に問い合わせしたり就職情報を検索したりするなど、的を絞ってリアル・オンラインでの情報収集ができるでしょう。

優良企業の認定を受けた会社を探す

公的機関から優良企業の認定を受けた企業を探し、検討するのもおすすめです。たとえば、厚生労働省が規定する「安全衛生優良企業公表制度」や経済産業省が定める「健康経営優良法人認定制度」にて、優良企業の認定を行っています。

自分の興味のある業界や、求める働き方ができる企業があるかを含め、一度閲覧してみるとよいでしょう。

ほかにもさまざまな企業の探し方がありますが、ある程度方法を絞って就活を進めるのがおすすめです。

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7.まとめ

修士院生の就活において、企業は即戦力を求める傾向にあります。学部生と比べて就活が有利になりやすいものの、培ったスキルや専門知識をいかにうまく伝え、企業に貢献できると捉えてもらえるかが重要です。

理系の修士院生は時間がタイトな中で、研究と就活の両立が困難な場合もあるでしょう。しかし、本記事で述べた必要なポイントを押さえて就活を行えば、内定につながる可能性が高まるので、ぜひ今からできる対策に取り組んでください。

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