スタートアップのエンジニアになるには?あるあるやメリットとは

スタートアップのエンジニアになるには?あるあるやメリットとは
スタートアップのエンジニアは、裁量の大きさや成長スピードの速さが魅力である一方、働き方や環境に不安を感じる人も少なくありません。実際に向いている人・向いていない人の差も大きい職種です。

そこで本記事では、スタートアップのエンジニアあるあるをはじめ、スタートアップのエンジニアになるメリット・しんどい点、求められる心構えなどについて詳しく解説していきます。

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1. スタートアップのエンジニアあるある


スタートアップのエンジニアあるあるとして、業務範囲の広さや変化の激しさに戸惑う人は少なくありません。

本章では、スタートアップ特有の開発現場で起こりやすい出来事を4つ解説します。いずれも必ずしもそうなるというわけではありませんが、大手企業と比べると“あるある” の可能性が高いものです。

エンジニアの担当以外の業務もやる

スタートアップのエンジニアあるあるとしてよく挙げられるのが、担当領域にこだわらず、さまざまな業務を任される点です。

スタートアップでは少人数で事業を回しているケースが多く、役割を細かく切り分ける余裕がないことが多くあります。そのため、コードを書くことだけが仕事、という状況にはなりにくくなります。

実際には、開発作業と並行して要件定義や仕様のすり合わせを行ったり、場合によっては顧客対応や資料作成まで担うこともあるでしょう。スタートアップでは「担当外だからやらない」よりも、「今それが必要かどうか」が優先されやすく、状況に応じて動く柔軟さが求められます。

リリース前のタイミングでは、エンジニアが営業資料の技術面をチェックしたり、問い合わせ対応の窓口になることもあります。負担が大きいと感じる場面もありますが、プロダクトがどのように売られ使われていくのかという、事業開発の流れを理解できるしょう。

業務範囲の広さに最初は戸惑うかもしれませんが、技術だけでなくビジネス全体を見渡せる視点が身につく点は、スタートアップならではの経験と言えます。

タスクの優先順位が毎日変わる

続いてスタートアップのエンジニアあるあるとしてよく挙げられるのが、タスクの優先順位が日々めまぐるしく変わる点です。スタートアップは事業環境の変化が激しく、当初の計画通りに物事が進まないことを前提に動く必要があります。

市場の反応や顧客からのフィードバック、資金状況などを踏まえ、昨日まで最優先だった機能が急に後回しになることも珍しくありません。そのため、決めた方針に固執するよりも、その都度状況を見て判断を切り替える柔軟さが求められます。

たとえば、開発を進めていた新機能よりも、突発的な不具合対応や急なデモ対応が優先されるケースはよくあります。スケジュール通りに進めることよりも、「今この瞬間、事業にとって何が一番重要か」を考え続ける姿勢が必要です。

このような環境では、緻密な計画性よりも即応力や判断の速さが評価されやすくなります。変化をストレスとして捉えるのではなく、前提条件として受け入れられるかどうかが、スタートアップに適応できるかの分かれ目になるでしょう。

社内メンバーがころころ変わる

スタートアップのエンジニアあるあるとして、社内メンバーの入れ替わりが比較的激しい点も特徴の一つです。組織が成長途中にあるため、人員体制が安定しにくく、流動的になりやすいためです。

資金調達の状況や事業方針の転換によって、急に採用が進むこともあれば、逆に体制を縮小せざるを得ない場面も出てくるでしょう。その結果、チーム構成が短期間で変わることは決して珍しくありません。

数か月前まで一緒に開発を進めていたメンバーが突然いなくなり、引き継ぎを行いながら業務を続けることもあります。人の入れ替わりは不安を感じやすい要素ではありますが、一方で多様なバックグラウンドを持つ人材と働ける機会が増えるということでもあります。

環境の変化に対応し続ける中で、自然と柔軟性や耐性が身につく点は、スタートアップならではの環境です。

新しいものはどんどん取り入れる

スタートアップでは、生産性アップの観点や承認フローが少ないことなどから、新しい技術やツールを積極的に取り入れる文化があります。
特に最近では、エンジニアの業務でも生成AIを活用するケースが多くなってきています。また、新しいフレームワークやクラウドサービス、開発支援ツールが出てくるなかで、手探りながらも業務に活かす必要があるでしょう。

新しい技術やツールの活用は学習コストが高いですが、その分スキルや経験の幅が広がります。「動きながら改善を行う」という状態が基本となりますが、成長意欲の高いエンジニアにとっては刺激的です。

このような変化を楽しめるかどうかが、スタートアップの適性を考える上で大切な視点になります。

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2. スタートアップのITエンジニアになるメリット


スタートアップのITエンジニアになる主なメリットは、裁量の大きさと事業成長に直接関われる経験ができる点です。

大企業とは異なり、少人数で事業を推進するスタートアップでは、エンジニア一人ひとりの業務・責任範囲が広くなります。

そこで本章では、スタートアップで働くITエンジニアならではのメリットを5つご紹介します。

一人ひとりのエンジニアへの裁量が大きい

スタートアップでは、一人ひとりに与えられる裁量の幅が大きいです。少人数で事業を回しているケースが多いため、細かく役割を区切るよりも各自が状況を見ながら判断し、主体的に動くことが求められます。

与えられたタスクをこなすだけでなく、「どう進めるか」「何を優先するか」まで任される場面も少なくありません。大企業では設計、実装、運用と工程ごとに分業されることが一般的ですが、スタートアップでは企画段階からエンジニアが関わるケースも多いです。

技術選定や設計方針について意見を求められたり、意思決定に直接関与したりする機会もあるでしょう。その分、判断のスピードや責任感が自然と鍛えられ、仕事を通じて成長を実感しやすい環境だと言えます。

裁量が大きい分プレッシャーもありますが、主体的に働きたいエンジニアにとっては大きなやりがいにつながります。

革新的な新規事業・ビジネスモデルに携われる

スタートアップのITエンジニアになると、革新的な新規事業やビジネスモデルに携われるという魅力もあります。

既存サービスの改善が中心となる環境とは異なり、ゼロから価値を生み出す「事業開発」に携わるケースが多いためです。まだ形の定まっていない領域に挑むからこそ、技術の使い方にも柔軟さが求められます。

未成熟な市場や新しい課題に向き合う場面が多く、過去の成功事例をそのまま当てはめることはできません。自分たちで仮説を立て、検証を繰り返しながら最適解を探していく必要があります。

たとえば、ユーザー検証の結果を踏まえて、プロダクトの仕様を何度も見直すことも日常的に起こります。成功だけでなく失敗も含めて経験できるため、変化を楽しめるエンジニアにとっては非常に刺激的な環境と言えるでしょう。

将来の起業に役立つ経験を積める

スタートアップのITエンジニアとして働くことで、将来の起業に役立つ経験を積める点もメリットです。スタートアップでは、社長との距離も近く、事業運営に直接関わる機会が多くあります。

プロダクトを作るだけでなく、「どう売るか」「どう伸ばすか」といった視点に触れられる環境は貴重です。顧客ニーズの把握や収益モデルの検討などをエンジニアが担当する場合もあるでしょう。

技術だけでなく、事業全体を俯瞰する視点を持つことが求められるため、自然と経営感覚が養われていきます。

技術がどのように事業価値へ変換されるのか、その流れを実際に体験することでスキルアップやキャリアの選択肢を広げる機会になるでしょう。

社内の制度や文化をつくる側になれる

スタートアップのITエンジニアになるメリットには、社内制度や文化をつくる側になれる点があります。創業初期の会社は組織が未成熟で、仕組みが固定されていません。

評価制度や開発フロー、情報共有の方法なども整っていないこともあります。その分、現場の声が反映されやすい環境です。エンジニア主導でコードレビュー文化や勉強会制度を立ち上げることもできるでしょう。自分たちに合った働き方を形にできることは大きな魅力です。

自由な環境のなかで働きたい人や、組織づくりに興味がある人、将来マネジメント層にいきたい人にとっても、スタートアップはおすすめといえます。

社長と近い距離で仕事ができる

スタートアップのITエンジニアになるメリットとして、社長と近い距離で仕事ができる点があります。意思決定者(経営層)との距離が近く、直接やり取りする機会が多いです。

事業方針や優先順位を直接聞けるため、背景理解も深まり無駄な調整コストも減らせます。自分の提案が即座に反映されることもあるでしょう。

常に経営視点に触れられることは、視野を広げる良い機会です。事業全体を意識して働きたい人に向いています。

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3. スタートアップのエンジニアでしんどいこと


スタートアップのエンジニアでしんどいことは、成長環境の裏側にある不安定さと負荷の大きさにあります。裁量やスピード感と引き換えに、労働環境や制度面が整っていないケースも多いです。

本章では、スタートアップでITエンジニアとして働く際に直面しやすい代表的な課題を整理し、事前に理解しておくべき注意点を解説します。

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長時間労働になりやすい

スタートアップのエンジニアでしんどいこととして、長時間労働になりやすい点が挙げられます。少人数で事業を回しているため、業務量が特定のメンバーに集中しやすいからです。

プロダクト開発、障害対応、改善施策が同時進行する状況も珍しくありません。納期や資金調達のタイミングが迫ると、稼働が一気に増えることもあります。

たとえば、日中は開発を進め、夜間に不具合対応を行うケースもあります。オンオフの切り替えが難しくなる点は負担になりやすいでしょう。

ただし、裁量が大きい反面、自己管理が求められます。働き方の優先度を事前に考えておくことが必要です。

属人的な業務で苦労しやすい

スタートアップでは業務の流れやドキュメントが整備されていないことが多く、属人的な業務が多くなりやすいです。エンジニア業務では、特定の人しか把握していない仕様や設計が存在することもあるでしょう。

「自分がいないと回らない」という状況はやりがいにもなりますが、同時に責任が集中しやすく、長期的には疲弊につながることもあります。多忙であっても、意識的に情報共有を行ったり、簡単でもドキュメントを残すといった工夫が必要です。

少人数であればあるほど業務は属人性が高まるため、特に創業初期のスタートアップでは把握しておいた方が良いでしょう。

昇給には期待できない場合が多い

スタートアップのエンジニアでしんどいこととして、昇給に期待できない場合が多い点が挙げられます。事業が安定しておらず、人件費を抑える必要があるからです。

成果を出しても、すぐに給与へ反映されないケースもあるでしょう。株式報酬やストックオプションが代替となることもありますが、必ずしも価値が保証されるわけではありません。

そのため、スタートアップのエンジニアというポジションは、すぐに高年収を得たいと思う人には向いていません。募集要項でも報酬体系が説明されていないことも多いため、事前に確認することが大切になります。
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福利厚生が十分に整っていない

スタートアップはどうしても業務が優先になるため、社内の環境づくりや組織づくりが後回しになりがちです。そのため、福利厚生が十分に整っていないこともあるでしょう。

大企業にはある住宅手当や退職金制度も、スタートアップにはない場合もあります。有給取得ルールが曖昧なこともあるでしょう。

ワークライフバランスや働きやすさを重視する場合は注意が必要です。働き方について譲れない条件があれば、会社の福利厚生は細かくチェックしておきましょう。

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倒産・解雇のリスクが高い

スタートアップは、大企業と比べて経済的な企業体力がない場合が多く、倒産や解雇のリスクが高いです。資金調達がうまくいかない場合、急な事業撤退も起こり得ます。

企業の経済規模は、個人ではコントロールできない要因が多くあるため、入社前に売上や今後の経営計画なども見ておくと安心です。

倒産・解雇でなくとも、経営判断により開発チームが縮小されることもあります。組織体制の変化は精神的な負担になるケースも多いため、注意してください。

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4. スタートアップでITエンジニアになるときの心構え


スタートアップでITエンジニアとして働くには、技術力だけでなく働き方や価値観への理解が欠かせません。環境変化が激しく、役割も流動的なため、大企業とは異なる心構えが求められます。

そこで本章では、スタートアップのITエンジニアが長く活躍するために意識したい考え方について解説します。

常にスピードを意識する

スタートアップでITエンジニアとして働くには、常にスピードを最優先で考える姿勢が重要です。スタートアップでは市場環境や事業戦略の変化が早く、意思決定と実行の遅れがそのまま競争力の低下につながってしまいます。

完成度を高めるよりも、まずは動くものを早く出し、改善を繰り返す方が評価されやすい傾向にあるといえるでしょう。

たとえば、新機能の実装においても、最初から理想的な設計を追求するより、最小限の仕様でリリースし、ユーザーの反応を見ながら修正することが求められます。そのため、コードの美しさや最適解にこだわりすぎると、かえって進捗が悪くなることもあるので注意が必要です。

短い期間で仮説検証を回すという仕事のスタイルが、スタートアップのITエンジニアには求められます。もちろん、スピードを重視するあまり品質を軽視してよいわけではありません。重要なのは、状況に応じてスピードと品質のバランスを見極めることです。

常に「今、最優先すべき価値は何か」を考え、素早く行動できるかどうかが、スタートアップで信頼されるエンジニアになる鍵となります。

自分からタスクを取りに行くようにする

スタートアップのITエンジニアには、自分から仕事を見つけて動く姿勢が求められます。組織やプロセスが整備されていないことが多く、明確な指示やタスクが常に用意されているとは限らないからです。待ちの姿勢では、成長機会も逃しやすくなります。

たとえば、開発タスクが一段落した際に、次の指示を待つのではなく、プロダクトの改善点や業務効率化の余地を自ら探すことが重要です。小さな不具合修正やドキュメント整備、他メンバーのサポートなども、立派な価値提供になります。積極的な行動は、周囲からの信頼や評価にもつながるでしょう。

また、自分からタスクを取りに行くことで、単なる作業者ではなく、プロダクトを一緒に育てる当事者意識が身につきます。スタートアップでは、主体性が大切になり重要な評価対象です。

守備範囲外の業務も楽しむ姿勢をもつ

スタートアップでITエンジニアになる場合、職種の枠にとらわれない働き方を受け入れる必要があります。限られた人数で事業を回しているため、エンジニアであっても開発以外の業務に関わる場面が多いです。

仕様策定や要件定義だけでなく、カスタマーサポートへの同席や営業資料の作成に関わることもあります。一見すると本来の役割から外れているように感じるかもしれませんが、これらの経験はプロダクト理解を深める貴重な機会です。ユーザーの声を直接知ることで、より価値のある開発につなげられます。

守備範囲外の業務を「やらされ仕事」と捉えるのではなく、成長のチャンスとして楽しめるかどうかがポイントです。幅広い経験を積むことで視野が広がり、将来的にリードエンジニアやプロダクト責任者を目指す際にも大きな強みになります。

ハードワークになる可能性を受け入れる

スタートアップでITエンジニアとして働く以上、ハードワークになる可能性を理解しておくことは欠かせません。事業の成長フェーズでは、開発スピードや成果が強く求められ、業務量が一時的に増えることもあります。

特に、資金調達直後や新機能リリース前などは、短期間で成果を出す必要があり、残業や休日対応が発生するケースが多いでしょう。この点を把握せずに入社すると、理想とのギャップに苦しむ原因になります。あらかじめ覚悟をもっておくことで、精神的な負担を軽減できるでしょう。

ただし、ハードワークによって健康に悪影響が出るのは良くありません。自分がどこまで許容できるかを把握し、限界を超えそうなときには相談するようにしましょう。

体力とメンタルケアを怠らないようにする

スタートアップのITエンジニアが長く働き続けるには、体力とメンタルケアをより意識することがポイントです。スタートアップでは業務量や責任が増えやすく、知らないうちに心身の負担がたまりやすい環境となります。

長時間のデスクワークや緊急対応が続く環境だと、集中力の低下や体調不良になりやすくなります。運動や睡眠といった基本的な生活習慣は整えつつ業務を進める必要があるでしょう。

体力とメンタルは、一度崩れると回復に時間がかかります。日頃からセルフケアを習慣化し、無理をしすぎないことがスタートアップでエンジニアに求められます。

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5. スタートアップのエンジニアに向いている人の特徴


スタートアップでエンジニアとして働くには、技術力以上に「どのような価値観や志向を持っているか」が重要になります。環境変化が激しく、安定よりも成長が優先されるため、向き不向きがはっきり分かれるのも特徴です。

本章では、スタートアップのエンジニアに向いている人の代表的な特徴を具体的に解説します。

変化を楽しめるタイプの人

スタートアップのエンジニアに向いているのは、環境や状況の変化を前向きに楽しめるタイプの人です。スタートアップでは事業方針や開発優先度、チーム体制が短期間で変わることが日常的に起こります。

安定したルールや固定された業務を前提に働きたい人にとっては、大きなストレスになる可能性があるでしょう。

数週間前に決まった仕様が、ユーザーの反応や市場の変化によって急に見直されることもあります。また、昨日まで担当していた機能とは別の領域を、急きょ任されるケースも珍しくありません。こうした変化を「想定外のトラブル」と捉えるか、「新しい挑戦」と捉えるかで、働きやすさは大きく変わります。

変化を楽しめる人は、状況に応じて柔軟に考え方を切り替えられます。新しい技術や役割にも前向きに取り組めるため、成長スピードも速いです。スタートアップでは、この適応力そのものがエンジニアとしての価値につながるため、変化耐性の高い人ほど活躍しやすい環境だと言えるでしょう。

まだ世の中にないサービスを作りたい人

スタートアップのエンジニアに向いているのは、まだ世の中に存在しないサービスや価値を生み出したいと考える人です。スタートアップの多くが未成熟な市場や新しい課題に挑戦しており、正解が用意されていない中で開発を進める必要があります。

スタートアップでは、大企業のように確立されたプロダクトや明確な成功モデルがありません。仮説検証を繰り返しながらサービスを形にしていきます。ユーザーの反応を見ながら仕様を変えたり、場合によってはプロダクト自体の方向性を見直すこともあるでしょう。この過程を面白いと感じられるかどうかが、大きな分かれ道になります。

「誰かが作ったものを改善するより、ゼロから価値を生み出したい」と考える人にとって、スタートアップはとても魅力的な環境です。自分のアイデアや実装が、そのままサービスの中核になるという経験ができます。

未知のものを形にする過程を楽しめる人ほど、スタートアップのエンジニアとしてやりがいを感じやすいでしょう。

安定性よりも将来性を重視したい人

スタートアップのエンジニアに向いているのは、短期的な安定よりも将来性を重視したい人です。スタートアップは経営基盤が脆弱な場合も多く、大企業と比べて給与や福利厚生が整っていないケースもあります。

そのため、目先の条件だけで判断すると、デメリットが目立ちやすい環境です。一方で、事業が成長すれば、エンジニアとして得られる経験や裁量は非常に大きくなります。若いうちから重要な機能開発や技術選定に関われることも多く、市場価値の高いスキルを身につけやすい点は大きな魅力です。会社の成長とともにポジションや役割が広がる可能性もあります。

安定性を最優先に考える人には不向きですが、「将来の選択肢を増やしたい」「成長環境に身を置きたい」と考える人には適した環境です。スタートアップのエンジニアは、リスクを理解したうえで将来性に投資できる人ほど、納得感を持って働けるでしょう。

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6. スタートアップのエンジニア就活を成功させるコツ


スタートアップのエンジニア就活を成功させるには、大手企業とは異なる視点での準備が欠かせません。スキルや経験だけでなく、事業フェーズへの理解や企業との相性も重要になります。

そこで本章では、スタートアップ企業から評価されやすい具体的なポイントを整理し、就活で意識すべきコツを解説していきます。

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即戦力で活躍できるスキル・意欲をアピールする

スタートアップのエンジニア就活では、即戦力として活躍できるスキルや意欲をアピールすることがポイントです。スタートアップは人員に余裕がなく、入社後すぐに開発や改善に貢献できる人材を求める傾向にあります。

大企業のように長期間の研修制度が整っていないことから、自走力が評価されやすいといえるでしょう。実務経験が浅い場合でも、個人開発やインターン、ハッカソンなどの経験は有効なアピール材料になります。

どのような課題を設定し、どんな技術を使って解決したのかを具体的に説明できると、実践的なスキルが伝わりやすいです。また、技術力だけでなく、新しい知識を学び続ける姿勢や、困難な状況でもやり切る意欲もみられます。

スタートアップでは、完璧なスキルセットよりも「成長し続けられるか」が大切です。そのため、現時点でできることと、今後どのようにスキルを伸ばしていきたいのかを言語化しておくようにしましょう。即戦力としての素養と前向きな学習意欲をセットで伝えることで、採用担当者からの評価を高めやすくなります。

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自分にマッチした社風・風土かどうかをリサーチする

スタートアップでは企業ごとの文化や価値観の違いが非常に大きいことから、ミスマッチが起きると早期離職につながりやすくなります。

スピード重視で意思決定が早い会社もあれば、議論を重ねながら慎重に進める会社もあります。また、エンジニアが企画や仕様決定に深く関わる企業もあれば、開発に専念するスタイルの企業も存在します。こうした違いを理解せずに入社すると、「思っていた働き方と違う」と感じてしまう可能性が高いです。

企業の公式サイトや採用ページだけでなく、社員インタビュー、技術ブログ、SNSの発信内容なども確認すると、実際の雰囲気を把握しやすくなるのでおすすめです。自分がどのような環境で力を発揮できるのかを整理したうえで企業を見ることで、納得感のある就活につながります。社風との相性を見極める視点は、スタートアップ就活において特に重要です。

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資金調達状況や創業メンバーの経歴を把握しておく

スタートアップのエンジニア就活では、資金調達状況や創業メンバーの経歴を把握しておくことをおすすめします。これらの情報は企業の安定性や成長可能性を判断する大きな材料になるからです。

スタートアップは成長途中の企業であるため、将来性を見極める視点が欠かせません。どのタイミングでどの程度の資金調達を行っているかを確認することで、事業の成長フェーズや余力を推測できます。また、創業メンバーや経営陣の経歴を見ることで、どの分野に強みを持つ企業なのかが分かるでしょう。

これらの情報は、面接時の質問や志望動機にも活かせます。企業理解が深いことを示せるため、評価につながりやすくなります。

創業間もない会社は情報も少ないことが多いため、気になる点は説明会や面接などで質問しておくと安心です。

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7. まとめ

スタートアップのエンジニアは、成長機会が多く裁量も大きい一方で、環境の変化が激しく負荷を感じやすい働き方です。特に、業務範囲や責任範囲が広いこと、スピードが求められる点や福利厚生には期待しにくい点は注意しましょう。

そのうえで、主体的に学ぶ姿勢や変化を楽しめる心構えを持つ人は、スタートアップに向いています。就活では企業フェーズや開発体制を見極め、自分に合う環境を選ぶことが大切です。

スタートアップのエンジニアを考えている就活生は、本記事でご紹介したようなスタートアップならではの特性を理解し、各企業の情報収集を細かく行いましょう。

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