クラウドエンジニア就職が難しいと言われる7つの理由!未経験から目指すロードマップも解説

クラウドエンジニア就職が難しいと言われる7つの理由!未経験から目指すロードマップも解説
クラウドエンジニアは、インフラ分野・クラウド分野を中心としてさまざまなスキルが要求される職種であり、未経験からの就職難易度も高いのが特徴です。そのため「クラウドエンジニアは難しい・きつい」と言われることも多く、就職先として選ぶべきかどうか不安を感じる方も少なくありません。 そこで本記事では、クラウドエンジニアへの就職が難しいと言われる理由について7つの観点からご紹介します。就活でクラウドエンジニアを目指すかどうか迷っている方は、職種研究の参考としてぜひ活用してみてください。
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1.クラウドエンジニア就職が難しいと言われる7つの理由

クラウドエンジニアの就職が難しいとされるのは次の7つのような理由があるからです。
 

  • ・身につけるべき知識・スキルが多いから

    ・インフラ分野でプログラミングスキルが必要だから

    ・未経験者採用が少なく経験者採用が中心だから

    ・新しい職種で就活対策の情報が少ないから

    ・不規則な働き方へ適応する必要があるから

    ・インフラを支える責任が求められるから

    ・技術革新のスピードが速いから


それぞれ詳しく解説しますので、クラウドエンジニアの職種研究・就活対策の参考にしてみてください。

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身につけるべき知識・スキルが多いから

クラウドエンジニアはIT業界の中でも、特に身につけるべき知識・スキルが多い職種です。サーバー・ネットワークなどのインフラ技術に加えて、クラウドサービスを扱うスキル、プログラミングスキル、情報セキュリティに関する知識など、非常に幅広い分野のスキルが要求されます。

クラウドエンジニアを採用する際には、企業側もこうした知識・スキルをできるだけ備えている人材を優先して採用するため、未経験・スキルなしからのスタートでは内定を獲得するハードルが高まってしまうのです。

また、クラウドエンジニアとして採用された後も最新の技術・知識を学び続ける必要があるため、学習意欲の高い人でなければ活躍するのは難しいと言われているのです。

インフラ分野でプログラミングスキルが必要だから

クラウドエンジニアの就職が難しいとされる理由として、インフラ分野にもかかわらずプログラミングスキルが要求される点が挙げられます。従来はインフラエンジニアといえば、プログラミングスキルが必須ではなく、インフラ技術が最も重視されてきました。

しかしクラウド環境でのITインフラが普及したことで、インフラ構築を自動化・プログラム化するためのIaC(Infrastructure as Code)という手法が注目されるようになっています。IaCツールを使うことで、プログラミング言語を活用してインフラ構築の負担を大幅に軽減できるため、クラウドエンジニアの就活ではプログラミングスキルをアピールすることが重要となっています。

未経験者採用が少なく経験者採用が中心だから

クラウドエンジニアは、幅広い分野の知識・スキルを必要とするほか、インフラ構築の現場での豊富な経験が求められます。その結果、未経験者採用が少なく経験者採用が中心であることも、就職が難しいとされる理由です。

新卒採用においても、下請けのSES企業などを除いてクラウドエンジニアの募集は少なく、未経験から応募できる求人も限られています。そのためクラウドエンジニアを目指す方の中には、新卒入社するのではなく、まずインフラエンジニアとして経験を積んでから、クラウドエンジニアへの転職を目指す方も多いです。

新しい職種で就活対策の情報が少ないから

クラウドエンジニアは、クラウドサービスが普及する頃から登場した比較的新しい職種です。システムエンジニア・プログラマーなどの従来から存在する職種と比べると、就活体験記をはじめとする就活対策のための情報が少なく、対策しにくいことも就職が難しいとされる理由の一つです。

クラウドエンジニアは新卒入社するケースが少なく、就活を経てクラウドエンジニアになった例が少ないことも、就職が難しいと言われる理由です。そのためクラウドエンジニアの就活対策では、SNSの情報も検索してみるなど、積極的に情報収集する姿勢が求められます。

不規則な働き方へ適応する必要があるから

クラウドエンジニアをはじめとするインフラエンジニアは、夜勤や休日出勤などの不規則な働き方が発生することが多いことも、就職が難しいと言われる理由の一つです。24時間体制の有人監視が必要な現場では、シフト制の勤務により夜勤が求められることがあるほか、サーバートラブルやネットワークの不具合が発生した際には、休日であっても障害対応のために呼び出されることがあるのです。

特に人手不足が続いている現場では、どうしても不規則な働き方が発生しやすくなる傾向にあります。入社後にクラウドエンジニアの働き方が苦に感じてしまい、ミスマッチを起こして早期退職に至るケースも少なくありません。こうした大変さ・難しさはインフラ分野に関わるエンジニアであれば避けられないのも事実なので、事前の職種研究で入社後の働き方をしっかりとイメージしておくことが大切です。

インフラを支える責任が求められるから

クラウドエンジニアが携わるITインフラは、企業がITサービスを提供するための基盤となる技術であり、企業の経営活動を支える大きな責任を担っています。そのため日々の仕事の中で大きな責任によるプレッシャーを感じることも多く、ストレスの多い働き方になってしまうためにクラウドエンジニアは難しいと言われることがあるのです。

クラウドエンジニアの選考の際にも、ITインフラを担当するための責任感の高さが重視される傾向にあります。将来性ある職種で楽に高収入を稼ぎたいと考えている方にとっては、面接官に好印象を与えるのは難しいかもしれません。

技術革新のスピードが速いから

クラウドエンジニアが扱うクラウド分野は、技術革新のスピードが速く、柔軟な適応能力が求められる傾向にあります。プライベートの時間でもニュースサイトや技術ブログをチェックして情報収集に取り組んだり、新たな技術やスキルを積極的に業務に取り入れたりする姿勢が求められる職種です。

そのためIT技術にあまり興味がない方や、IT業界の情報収集が苦に感じる方にとっては、クラウドエンジニアとしての就職は難しくなるでしょう。自分がIT技術やクラウド分野に興味・関心があるのかどうかを判断するためにも、クラウドエンジニア向けの資格や書籍などをチェックして、適性を確認しておくと良いでしょう。

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2.クラウドエンジニアが難しい・きついと感じやすい人の特徴

クラウドエンジニアは就職するハードルが高く、仕事内容も難しいと言われることが多いです。特にクラウドエンジニアが難しい・きついと感じやすい人の特徴としては、下記の3つが挙げられます。
 

  • ・IT技術やインフラ分野に興味がない人

    ・プログラマーとして開発業務に取り組みたい人

    ・対人コミュニケーションが不得意な人


それぞれ解説しますので、クラウドエンジニアの資質があるかどうかを判断する参考にしてみてください。

IT技術やインフラ分野に興味がない人

クラウドエンジニアが難しいと感じやすい人の特徴として、IT技術やインフラ分野に興味がない人が挙げられます。クラウドエンジニアは幅広い分野の知識・スキルが求められる職種で、変化のスピードも速いので、絶え間なく情報収集・スキルアップに取り組む必要があります。

その際にIT技術やインフラ分野にあまり興味が持てないようでは、クラウドエンジニアとして活躍するための勉強にストレスを感じやすくなります。その結果、クラウドエンジニアの仕事を続けるのが難しいと感じてしまい、ミスマッチを起こす原因になるのです。クラウドエンジニアの将来性や注目度だけで就職を考えている方は、特に注意が必要です。

プログラマーとして開発業務に取り組みたい人

プログラマーとして開発業務に取り組みたい人に関しても、クラウドエンジニアは向いていない可能性が高いです。クラウドエンジニアのようなインフラエンジニアは、プログラミングスキルを使って新たなITサービスを開発するというよりも、ITサービスを支える基盤構築を担当する地道な職種です。

Webエンジニアやアプリケーションエンジニアのように、自分の手でシステム・アプリを生み出し、世の中の多くのユーザーに使ってもらう仕事を担当したい方にとっては、やりがいが得にくく、クラウドエンジニアの仕事を続けるのが難しいと感じやすくなるでしょう。クラウドエンジニアなどのインフラエンジニアは、開発エンジニアとは異なる役割・仕事内容を担当することを理解しておきましょう。

対人コミュニケーションが不得意な人

クラウドエンジニアはクライアント企業や開発チームのメンバーなど、さまざまな立場の相手とコミュニケーションを取りながら仕事を進める職種です。そのため対人コミュニケーションが苦手な方にとっては、クラウドエンジニアの仕事を続けるのは難しいと感じるかもしれません。

エンジニアの働き方のイメージとして、一人で黙々とパソコンに向かって作業する姿を連想する方が多いですが、IT基盤を支えるクラウドエンジニアは、さまざまな相手と関わる機会が多いことに注意しましょう。

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3.クラウドエンジニア就職を成功させるためのロードマップ

一般に就職は難しいと言われるクラウドエンジニアですが、企業に求められるスキルや経験を着実に積み重ね、スキルアップ・キャリアアップに努めることで、理想の職場でクラウドエンジニアとしてのキャリアをスタートさせることも十分に可能です。ここではクラウドエンジニアへの就職を成功させるためのロードマップについて、次の3つのステップで解説します。
 

  • ・インフラ分野の基礎知識を身につける

    ・クラウドサービスの認定資格・トレーニングで学ぶ

    ・インフラエンジニアとして経験を積む


それぞれ順番にご紹介しましょう。

関連記事:新卒でインフラエンジニアになれる?インフラエンジニアの仕事内容や職種を徹底解説

インフラ分野の基礎知識を身につける

クラウドエンジニアとして活躍するためには、まずはインフラ分野の基礎スキルを身につける必要があります。サーバー・ネットワークの構築や保守・運用について、インフラエンジニア向けの出席や学習サイトを通じて習得しておくと良いでしょう。クラウド環境でインフラ構築を担当するクラウドエンジニアも、物理的な「オンプレミス環境」でのインフラ技術が必要とされるのは変わりません。

基礎的なインフラ技術が身についていない場合、どれだけクラウドサービスの扱いに長けていたとしても、企業から内定をもらうことは難しくなってしまうため注意しましょう。

クラウドサービスの認定資格・トレーニングで学ぶ

インフラ分野の基礎スキルを身につけた後は、各クラウドサービスの認定資格やトレーニングコースでクラウドサービスの扱いについて習得しましょう。AWSやAzure、GCP(Google Cloud Platform)といった大手クラウドサービスの公式サイトでは、無料で受講できるトレーニングコースや、独自の認定資格の試験を受けることができます。

AWSを扱う現場へ就職を目指すなら、AWS認定資格とAWSトレーニングに取り組むなど、身につけたいスキルに合わせて資格・トレーニングを活用すると、効率よくクラウドエンジニアとしてのスキルを習得することができるでしょう。

インフラエンジニアとして経験を積む

クラウドエンジニアとしての就職を成功させるためには、まずはインフラエンジニアとして就職し、インフラ分野の経験を積むのもおすすめです。未経験からクラウドエンジニアに就職するのはハードルが高いですが、インフラエンジニアとしてのスキル・経験を持つ方がクラウドエンジニアに転職するのは難しいことではありません。

インフラエンジニアとしての経験を積むことで、クラウドエンジニアとして活躍するための基礎が身についていると判断され、内定を獲得しやすくなるのです。新卒でクラウドエンジニアになる場合と比べて少し遠回りに感じるかもしれませんが、高収入・好待遇で就職できるチャンスにもつながるので、ぜひ検討してみてください。

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4.クラウドエンジニアの内定を得るための就活のコツ

最後に、新卒でクラウドエンジニアとしての内定を得るための就活のコツについて解説しましょう。
 

  • ・クラウドサービスの認定資格を取得する

    ・プログラミングスキルをアピールする

    ・コミュニケーションスキルを強調する


未経験・新卒からのクラウドエンジニアへの就職は険しい道となりますが、内定を取りたい強い気持ちがある方はぜひ参考にしてください。

クラウドサービスの認定資格を取得する

新卒でクラウドエンジニアの内定を得るためには、各クラウドサービスの認定資格を取得するのが効果的です。AWSならAWS認定資格、AzureならMicrosoft Azure認定資格などが用意されているため、これらの資格のうち初心者向けとされる難易度の資格取得を目指してみましょう。

各クラウドサービスの認定資格に合格しておくことで、クラウドエンジニアへの高い志望意欲を企業側へアピールできるメリットがあります。資格があるだけでクラウドエンジニアの内定を獲得できるとは限りませんが、自分自身の適性を判断し、就活を有利に進めるためにも、積極的に受験してみてください。

プログラミングスキルをアピールする

新卒でクラウドエンジニアの内定を目指す場合には、基礎的なインフラ技術やクラウドサービスの扱いに加えて、プログラミングスキルをアピールするのも有効です。クラウドエンジニアの仕事内容では、プログラミングスキルを用いてインフラ構築を自動化する場面も多いです。その際に高いプログラミングスキルがあると、クラウドエンジニアとしての業務効率化を図ることができるので、生産性の高い人物と評価されます。

クラウドエンジニアが扱う機会の多い言語として、Python・Java・Rubyなどが挙げられます。基礎的なインフラ技術を身につけた後は、これらの言語の習得を目指してプログラミングスクールなどを活用してみると良いでしょう。

コミュニケーションスキルを強調する

新卒でクラウドエンジニアになるために、コミュニケーションスキルを積極的にアピールするのも良いでしょう。クラウドエンジニアの仕事内容では、さまざまな立場の相手とコミュニケーションを取る機会が多く、コミュニケーションスキルの高さがエンジニアとしての市場価値の向上にもつながるからです。

また、クラウドエンジニアとしての技術は入社後に指導することができますが、コミュニケーションスキルをゼロから教えるのは難しいと判断する企業も多いです。ポテンシャル採用を実施する企業であれば特にクラウドエンジニアの新卒内定を取りやすくなるため、面接の場では積極的にアピールしてみましょう。

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5.まとめ

本記事ではクラウドエンジニアへの就職が難しいと言われる理由について、下記の7つの観点からご紹介してきました。
 

  • ・身につけるべき知識・スキルが多いから

    ・インフラ分野でプログラミングスキルが必要だから

    ・未経験者採用が少なく経験者採用が中心だから

    ・新しい職種で就活対策の情報が少ないから

    ・不規則な働き方へ適応する必要があるから

    ・インフラを支える責任が求められるから

    ・技術革新のスピードが速いから


クラウドエンジニアは将来性が高く注目度の高い職種ではありますが、これらの大変な一面も十分に理解した上で就活に取り組むことが大切です。IT技術やインフラ分野に興味がない人や、開発業務に取り組みたい人にとっても、クラウドエンジニアの働き方はきついと感じやすいため注意しましょう。

ここまで解説してきたクラウドエンジニアになるためのロードマップや就活のコツを参考にしながら、後悔のないキャリアを歩み始めましょう。

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