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- 1.自社開発のIT企業に新卒で入社できる?
- 2.自社開発とは
- 3.自社開発のメリットとデメリット
- 4.自社開発のエンジニアに必要なスキル
- 5.自社開発のIT企業で人事が見ているポイント
- 6.新卒で自社開発のエンジニアに就職するための準
- 7.新卒で自社開発のIT企業に就職するためのスケジュール
- 8.まとめ
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.自社開発のIT企業に新卒で入社できる?
自社開発のIT企業に新卒で入社できるのか不安に思われる方は多くいらっしゃいますが、結論から言うと可能です。ただし、他の企業と比べて戦場を突破する難易度が高くなっています。
自社開発系のIT企業は、開発することがゴールではなく開発して売上を上げたりビジネスを成長させることがゴールになります。そのため、エンジニアは開発スキルだけでなくビジネススキルも求められ、より求められるスキルは高くなっています。したがって開発はできる前提で、より良いサービスやプロダクトを作るにはどうすべきか、という観点で仕事をすることが求められます。ゆえに、自社開発のIT企業は求められるプログラミングスキルは高く、ある程度プログラミングや開発ができる人が入社することが多くなっているのです。
逆に言うと、開発だけをしたい、開発スキルだけをつけたいと言う方は自社開発IT企業に向いていないかもしれませんし、開発だけでなく開発からビジネスを成長させられるエンジニアになりたいといった方には自社開発系のIT企業はおすすめになります。
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2.自社開発とは
まず、自社開発の概要や求人イメージ、受託開発との違い、仕事内容について解説します。
自社開発の概要
自社開発とは、企業が自社でサービスを企画・開発・運営することを指します。自社人員が開発を行うことで、サービスの継続的かつ柔軟な開発が可能となり、サービスリリースの迅速化にもつながります。自社開発は主にWeb系の企業で多く行われています。
自社開発を行っているIT企業の事業内容と求人イメージ
自社開発は、Webサービスやソーシャルゲームサービス、ECサービスなどのBtoCから、SaaS(Software as a Service)などのBtoBまで幅広い企業で見られる形態です。
自社開発を行っているIT企業の求人はエンジニア職が主となります。新卒採用に積極的な企業も多く、新卒から自社開発のエンジニアに就職するチャンスもあります。
自社開発と受託開発の違い
一般的に、受託開発は開発内容が仕様書で明確化されており、クライアントから依頼された内容通りのものを開発します。一方で、自社開発は開発内容の決定権が自社にあります。サービスを作る中で当初案より良いアイディアを採用したり、方向性の修正を行ったりすることもよくあります。
また、受託開発ではマネジメント職の割合が多い一方で、自社開発のIT企業ではエンジニア職の割合が多くなります。
自社開発での仕事内容
新卒で自社開発のIT企業に就職すると、まずは軽微なシステム構築やテストなどの取り組みやすい業務から任されることが多いです。
将来的には、アーキテクトとしてシステム全体の設計や、インフラエンジニアとしてサービスの基板設計などを担当することになります。キャリアによっては、サービスの企画担当やディレクション担当に進むことも考えられます。
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3.自社開発のメリットとデメリット
次に、自社開発にはどんなメリットとデメリットがあるのか解説します。
自社開発のメリット
自分の作ったサービスが世に出るという達成感を得られる
自社開発では、企画や要件定義段階から開発に携わるため、自身のアイディアが反映されたサービスを世に出すことができるという達成感が味わえます。また、自身が作りたいものを作ることができるというのが何よりの魅力です。
最新の技術を利用して仕事ができる
受託開発では、どうしても契約関係上リスクを取りにくくなり、安定した技術を活用するケースが多いです。一方で自社開発では、受託開発よりリスクを気にせずに、最新の技術を積極的に導入することができます。最新の技術に触れることでモチベーションも上がりますし、自身のスキル向上につなげることができます。
納期の制約が厳しくない
契約で納期が定められている受託開発と比較すると、自社開発では納期の制約が厳しくありません。より良いものを作るためにスケジュールを組みなおすこともできます。ただし、あくまでビジネスとして開発を行っているので、事業計画などで定められているリリーススケジュールの厳守は必要となります。
自社開発のデメリット
事業が失敗するリスクがある
自社開発では、その事業の責任は自社にあるため、サービスの不調などによって事業の縮小や撤退が起こる可能性があります。場合によっては経営が悪化して倒産するリスクもあります。
幅広い分野の開発はできない
自社開発のIT企業に就職すると、基本的には自社サービスの開発のみを担当することになります。そのため、幅広い分野の開発に携わることは難しく、スキル面で偏りが発生する場合もあります。
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4.自社開発のエンジニアに必要なスキル
次に、自社開発のエンジニアに必要なスキルと、その向上方法について解説します。新卒で自社開発を行っている企業に就職するためには、ある程度のスキルや知識が必要となります。以下のすべてのスキルが必須なわけではありませんが、自身の強みとなるスキルを磨いておくと有利になるでしょう。
新卒時点であると良いスキル
プログラミングスキル
自社開発のエンジニアとして仕事をするのであれば、プログラミングスキルは必須となります。特にWeb系が中心となる自社開発では、PHPやRuby、JavaScriptなどのWeb系で利用される言語を習得するとよいでしょう。
サーバー・データベース・ネットワークの知識
自社開発では、サービスを提供するためのサーバーやデータベース・ネットワークも自社で用意することになります。たとえプログラマーとして仕事をする場合でも、これらの知識は必要です。プログラミングだけではなくサーバー・データベース・ネットワークなどのインフラ面の知識を身に付けて、他者との差別化につなげましょう。
コミュニケーション能力
システムやサービスを作り上げていく上では、チームでの活動が主となります。他のメンバーと協力して円滑に仕事を進めるためにも、コミュニケーション能力は必須となります。受託開発と違い明文化された契約がない自社開発では、チームでの対話の場面も多く、コミュニケーション能力の必要性はより高くなるといえるでしょう。
エンジニアに必要なスキルを向上させる方法
書籍等で独学する
プログラミングやインフラの知識を身につけるための最も基本的な方法は、書籍で独学することです。また、最近ではインターネット上の動画でプログラミング講座を見ることもできます。
プログラミングスクールに通う
独学での学習はハードルが高く、挫折してしまう可能性もあります。特に初学者の方は、より早く確実に学べるプログラミングスクールの利用がおすすめです。ただし、費用がかかるため、スクール選びは慎重に行いましょう。
インターンシップやアルバイトを行う
エンジニアとしてインターンシップやアルバイトに参加することで、実務経験を積みながらスキルを向上させることができます。興味がある企業でインターンシップやアルバイトを募集していないかチェックしてみましょう。
関連記事:エンジニアインターンは未経験でも参加できる?未経験参加可能な求人の応募方法
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5.自社開発のIT企業で人事が見ているポイント
続いて自社開発のIT企業で人事が見ているポイントを解説します。普段IT企業と接点を持つことの多いレバテックルーキーだからこそわかるポイントですので、参考にしてみてください。
プログラミングスキルや開発経験
プログラミングスキルが高いか、開発経験が豊富かどうかは人事の方はほとんど見ています。上述したように自社開発のIT企業は比較的レベルの高いスキルを持った学生が採用される傾向にあります。そのため、ポートフォリオや過去開発した製作物などを見ながら現場のエンジニアと一緒に評価しつつ、どのくらいのレベルなのかを判断しています。
ここで突破できないとまず面接にも参加できないため、今のうちから少しずつ開発スキルを培うための経験を積んでおきましょう。
事業理解度
自社事業に対する理解度も人事は見ています。どういった企業なのか、どんな事業を展開しているのか、その事業は何を目指しているのか、そしてその事業に共感しているかといった点が見られるポイントです。いくら開発スキルの高い学生でも、事業に共感していないと仕事で成果を出せない可能性が高いため採用されません。どうしてその事業に興味を持ったのか、その事業の未来のどういった点に共感しているのかを明確にしておき、選考担当に語れるようにしておきましょう。
エンジニアとてのキャリア
今後どういったエンジニアのキャリアを考えているのかといった点もよく見られています。ゆくゆくは開発組織をマネジメントするCTOのような職種になりたいのか、さまざまなプロダクト開発に携わりたいのかなどなど、人によって描くキャリアはさまざまです。どのキャリアが正解ということはなく、人事担当は自分の企業でどういったキャリアが提示できるのかを想像しながら聞いています。そのため、キャリアプランがない状態だと人事担当がその学生を判断する材料を持つことができず、早期離職につながるリスクを排除できないので採用しづらくなってしまいます。
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6.新卒で自社開発のエンジニアに就職するための準備
ここでは、新卒で自社開発のエンジニアとして就職するためにどのような準備をしておくべきか解説します。
自社開発を行っている企業を探す
業界研究を行う
まずは、業界研究をして自社開発を行っているIT企業を探しましょう。求人サイトを利用すると効率的に調査をすることができます。また、自分が普段利用しているサービスを提供している会社が自社開発エンジニアの求人を募集していないかも探してみるとよいでしょう。
インターンシップやアルバイトを行う
興味がある企業でインターンシップやアルバイトを募集していたら、参加することをおすすめします。スキルを身につけながら、会社の雰囲気を知ることができるというメリットがあります。また、インターンシップやアルバイトでの仕事ぶりが認められれば、そのまま正社員として採用される可能性もあります。
就活支援サービスを活用する
IT業界への知識があまりなく、企業の選び方が分からない場合は、就活支援サービスを利用してエージェントに相談するという方法もあります。エージェントでは自己分析や面接のアドバイスもしてもらえるため、自分の適性を見極めやすくなり、より希望に近い企業を探すことができます。
ポートフォリオを作成する
自社開発を行っているIT企業は、スキルがあり即戦力となる学生を求めています。スキルをアピールするための方法として、自分のこれまでの開発経験をまとめたポートフォリオを作ることをおすすめします。採用の場でポートフォリオを示すことで、効果的にスキルをアピールすることができます。
新卒採用選考を受ける
自社開発のIT企業に新卒で就職するための最も一般的な方法です。
採用選考では、志望動機などの一般的な内容に加え、IT業界への興味関心や技術動向について質問される可能性が高いため、事前にしっかりと準備しておきましょう。
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7.新卒で自社開発のIT企業に就職するためのスケジュール
続いて、新卒で自社開発のIT企業に就職するためのスケジュールを解説していきます。
大学3年生の夏ごろから内定までの流れを解説し、スケジュール感をつかんでいただけるよう具体的なステップを紹介します。
大学3年生の夏(6月〜8月)は、自己分析と企業研究
まず就職活動が始まった大学3年生の夏頃は、自己分析を徹底的に行いましょう。自分の強みや弱み、どのようなスキルを磨いていきたいかを明確にします。また、企業研究の際は以下の2点を見ておくと良いでしょう。
自社開発企業の特徴を理解する
自社開発企業は受託開発企業と異なり、自社製品やサービスを手がけます。そのため、それぞれの企業でどんなプロダクトやサービスがあるのか、そのプロダクトやサービスがどんなビジョンを持っているのか、を見ておくようにしましょう。そこで共感するかしないかが一つのポイントになります。
気になる企業の技術スタックを調査する
各企業が使用しているプログラミング言語やフレームワークを調べ、自分が興味を持てる技術があるか、自分が経験のある技術スタックなのかを調べます。いくら面白そうなプロダクトが見つかっても、自分と違う言語の場合は開発体験が異なり一から勉強しないといけない可能性もあります。そのため、自分の持っている技術スタックで勝負できるのかという観点で企業を見ておくことは大切です。
大学3年生の秋〜冬(9月〜12月)は、インターンシップに参加する
多くの自社開発IT企業は秋から冬にかけて長期インターンシップを実施しています。この時期にインターンに参加することで、実際の開発現場を経験でき、企業の雰囲気やカルチャーを掴み自分に合うかどうかを確認することができます。
なお、多くのインターンシップでは選考が用意されています。そのため、ご自身の履歴書やポートフォリオを充実させておくと同時に、GitHub上に自作のプロジェクトを公開しておくと、技術力をアピールできるでしょう。
大学3年生の冬〜大学4年生の春(1月〜4月)は本格的な面接や選考が始まる
この時期になると本格的な選考が始まります。自社開発企業は通常、技術面接や実技試験を重視しますので、プログラミングスキルをつけておいたりポートフォリオをブラッシュアップしておくと良いでしょう。
また技術力だけでなく、企業理解も進めておき、面接対策までしておくことでよりその企業に自分の意欲をアピールすることができるよう準備しておきましょう。
大学4年生の夏(5月〜8月)に最終面接と内定が出る
技術面接やカジュアル面談を経て、最終面接に進みます。そして突破できれば無事内定が出るのがおおよそ夏頃の時期になってきます。なお企業によってはチームフィットを重視し、複数回の面接を行う場合もあります。
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8.まとめ
新卒でも、自社開発のIT企業に就職することは可能です。自分が開発に携わったサービスが世に出る達成感は、自社開発ならではですが、その一方で一部のリスクもあります。メリット・デメリットを把握してから、就職先として検討するかすることがポイントです。多くの場合、新卒時点でもある程度のプログラミングスキルが求められるため、学生のうちから学習を進めておくことをおすすめします。
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