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\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.構築業務を担うインフラエンジニアとは?
IT業界において「構築」に携わるエンジニアといえば、ITインフラの設計・構築・保守に携わる「インフラエンジニア」が挙げられます。インフラエンジニアにはいくつかの種類があり、「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」はその代表例です。いずれも未経験から入社しやすい仕事となっており、新卒採用でも積極的に募集されている職種です。
サーバーエンジニアはデータの保管庫となるサーバーの構築業務、ネットワークエンジニアはデータをやり取りする通路となるネットワークの構築業務を主に担当することになります。こうしたITインフラの構築は、近年ではクラウドサービス上で行われることが多くなっていますが、物理的な機器を使って構築するオンプレミス環境においては、各種機器の扱いや配線を含めた幅広いスキルが求められるのが特徴です。
なお、インフラエンジニアが手がける構築業務では、基本的にプログラミング作業は発生しません。プログラミングスキルがあることで、業務効率化に役立つシーンは多いですが、プログラミング言語が必須というわけではないので注意しましょう。構築業務を担当するインフラエンジニアに必要なのは、プログラミングスキルではなく、ITインフラを扱うスキルやIT全般の知識です。
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2.インフラエンジニアの構築業務とは?
続いて、インフラエンジニアが手がける構築業務は、具体的にどのような作業を、どのような目的のために実施するのかをご紹介します。インフラエンジニアの構築業務は、未経験の方からするとイメージがつきにくく、仕事内容への理解が進みにくい傾向にあるので、ここでしっかりと押さえておきましょう。
インフラ構築の目的
そもそもITインフラとは、企業がITサービスやアプリケーションを提供するために欠かせないIT基盤のことを指します。たとえばゲームアプリを開発する企業にとっては、ゲームデータを保管するサーバーが必要であり、ユーザーとデータのやり取りを行うネットワークが欠かせません。ゲームアプリのプログラムを書いて開発するために、土台としてITインフラが不可欠なのです。
また、企業や自治体などがITサービスを利用するためにも、ITインフラは必要となります。近年注目が集まっているDXの推進においても、業務効率化のためのシステム・アプリケーションを動かすためのIT基盤がなければ、本来の機能を引き出すことはできないでしょう。
AIの利活用に際しても、インフラエンジニアの構築業務と深い関わりがあります。AIを動かすためにはビッグデータを保管するためのデータセンターを用意しなければなりません。データセンターには膨大な数のサーバーが設置されており、このサーバーの構築を担当するのもインフラエンジニアだからです。
このようにインフラエンジニアの構築業務は、社会のさまざまな場面で役立っており、縁の下の力持ちとして活躍しているのです。
構築業務の役割
インフラエンジニアの仕事内容には、サーバーやネットワークの構築業務だけではなく、要件定義やインフラ設計、構築後の保守・運用業務なども含まれます。ITインフラを構築したら仕事が終わるわけではなく、現場によってはその後の監視業務まで担当するケースもあるのです。
ただしインフラエンジニアの仕事内容においては上流工程に分類され、クライアント企業へのヒアリングを通じてまとめた要件定義をもとに設計書を作成し、この設計書をベースとしてITインフラの構築に進みます。
また、次のフェーズである保守・運用業務のために、保守・運用に関わるドキュメントをまとめて準備しておくのも構築業務の大切な仕事です。要件定義・設計のフェーズで作った設計図をカタチにするのが構築業務なので、インフラエンジニアの仕事内容の中では最もやりがいを感じやすいと言えるでしょう。
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3.インフラエンジニアの構築業務の流れ
次に、インフラエンジニアが携わる構築業務について、大体の流れについてご紹介します。ただし構築業務の流れは入社する企業や担当する現場によっても大きく異なるため、あくまでも一般的な働き方として参考にしてみてください。
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・構築計画の策定
・初期設定・インストール
・検証・動作テスト
・完了報告
上記4つのステップについて、それぞれご紹介します。
構築計画の策定
インフラエンジニアの構築業務では、ITインフラの構築計画を策定するところからスタートします。すでに要件定義書・設計書が手元にある状態なので、サーバー機器・ネットワーク機器を手配しつつ、企業のサーバールームにどのようなレイアウトで設置するのかを決定します。物理的なインフラ機器を設置する際には、ラックの設計やコード・ケーブル類の配線も重要になるため、丁寧に見積もる必要があります。
また、プロジェクト全体の流れを踏まえつつ構築スケジュールを計画し、調達したインフラ機器が届き次第、検収・キッティングを実施して構築作業に備えます。
初期設定・インストール
インフラ構築のための準備が完了したら、次に設計書をもとにインフラの初期設定・インストール作業を行います。物理的なインフラ構築の場合には、組み立て・配線作業を行い、OS・ミドルウェアのインストールを進めます。サーバーやネットワークのトラブルがあった場合に備えて、冗長化・分散化して構築することが重要です。
検証・動作テスト
インフラ機器の設置とセットアップが完了したら、検証・動作テストのフェーズに入ります。単体テスト・統合テストなどを経た上で、要件を満たしたスペックであることを確認します。パフォーマンスが低下していることが判明した場合には、チューニング・最適化を試みて性能改善を図ります。外部からの不正アクセスなど、セキュリティインシデントが発生した場合に備えて、対応手順を事前にテストしておくフェーズでもあります。
完了報告
以上の工程が終了すると、インフラエンジニアによる構築業務は完了です。その後の保守・運用に備え、運用設計書・手順書などのドキュメントを用意しておき、保守・運用チームへの引き継ぎを行います。最後にクライアント企業やプロジェクトの責任者に対して完了報告を行います。
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4.インフラエンジニアの構築業務で得られるやりがい
次に、構築業務を担当するインフラエンジニアにとってのやりがいについて、下記の3つの観点からご紹介します。
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・クライアント企業のIT基盤を支える実感
・検証・テストを重ねる中での発見
・幅広い分野の知識・スキルが身につけられる
インフラエンジニアとして働く魅力やメリットの参考として、職種研究に役立ててみてください。
クライアント企業のIT基盤を支える実感
インフラエンジニアの構築業務は、ITインフラを導入するクライアント企業のIT基盤を支える業務です。その企業にとってはなくてはならないインフラを整備することから、仕事を通じて大きなやりがいを実感できる方も多いです。電気・水道・ガスといった社会インフラと同じように人々の生活に欠かせないITインフラに携わるので、縁の下の力持ちとして活躍したい方におすすめです。
検証・テストを重ねる中での発見
インフラエンジニアの構築業務を通じて、トラブルを解決しながら納品を目指す過程が楽しく、やりがいを感じる方も多いです。ITインフラの構築は一発でうまくいくことは少ないですが、構成を見直したり設定を変更したりすることで、一気にスムーズに構築できるケースもあります。検証・テストを重ねる中で最適な答えを発見し、まるでクイズの設問を解くような感覚で仕事に取り組める方にとっては、インフラエンジニアは大きなやりがいを得られる職種となるでしょう。
幅広い分野の知識・スキルが身につけられる
インフラエンジニアの構築業務には、ITインフラやIT全般についての基礎知識や、インフラ機器を扱うスキル、クラウドサービスを扱うスキルなど、幅広い知識が求められます。こうしたスキルを企業の手厚い研修を受け、現場でも活かしながら身につけられることにyらいがいを感じる方もいます。インフラエンジニアとしてのスキルは陳腐化しにくく、今後も長く活躍できるスキルなので、手に職をつけられることに充実感を得ることも多いでしょう。
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5.インフラエンジニアの構築業務で必要となるスキル
インフラエンジニアの構築業務に携わるためには、インフラエンジニアとして上流工程を担当できるだけのスキルを習得しておく必要があります。ここではインフラエンジニアの構築業務で求められるスキルについて、以下の3つをご紹介します。
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・ITインフラの設計・構築のための基礎スキル
・クラウド環境でのインフラ構築スキル
・情報セキュリティについての知識
それぞれ順番に解説しましょう。
ITインフラの設計・構築のための基礎スキル
構築業務を担当できるインフラエンジニアになるために、ITインフラの設計・構築のための基礎スキルが欠かせません。サーバーやネットワークの設計・構築について、実務経験とともに「自走」できるスキルが身についていることが望ましいです。一人で現場を担当し、インフラ構築を最後まで完遂できるスキルがあれば、どの現場でも重宝されるでしょう。
ITインフラの設計・構築については、独学で身につけることは難しいため、企業に入社して研修を受けながら経験を積んでいくことが基本となります。インフラエンジニアは未経験から採用している企業も多いので、未経験から入社した企業でじっくりと実績を出すことをおすすめします。
クラウド環境でのインフラ構築スキル
近年ではITインフラをクラウド環境上で構築するケースが増えているため、インフラエンジニアにはクラウドサービスを扱えるスキルも必要となっています。AWSやAzureなどのクラウドサービス上で、クライアント企業が求めるITインフラを構築するためには、物理的なITインフラの構築スキルも求められます。
今後もクラウド化の流れは進むと見込まれており、オンプレミス環境からクラウド環境へと移行しつつインフラ構築ができるインフラエンジニアは非常に重宝されます。将来クラウドエンジニアへステップアップする際にも役立つスキルなので、積極的に習得しておきましょう。
情報セキュリティについての知識
インフラエンジニアとして構築業務に携わるなら、情報セキュリティの知識も必須です。外部からのサイバー攻撃や不正アクセスからITインフラを守り、機密情報の漏洩などのセキュリティインシデントを予防するために必要だからです。ITインフラのセキュリティ対策は、専門のセキュリティエンジニアが担当することも多いですが、現場で働くインフラエンジニアにセキュリティの知見があると高く評価されます。
将来セキュリティエンジニアを目指す方にもおすすめのスキルなので、国家資格「情報セキュリティマネジメント試験」などを通じて、セキュリティの基礎を身につけておくと良いでしょう。
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6.構築業務を担当するインフラエンジニア向けIT資格
最後に、構築業務を担当するインフラエンジニアになるために、取得しておきたいIT資格についてもご紹介しましょう。
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・基本情報技術者試験
・LPIC/LinuC
・CCNA/CCNP
いずれもインフラエンジニアの就活を有利に進められる資格なので、積極的に受験して合格を目指してみてください。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門とされる国家資格であり、インフラエンジニアを含めたエンジニア系職種を目指すのであれば取得しておきたい資格の一つです。現役のエンジニア向けなので未経験から取得するのはややハードルが高いですが、合格できると就活を有利に進めるチャンスとなります。
CBT方式による受験が可能で、試験は随時行われているので、忙しい就活の合間を縫って試験を受けることも可能です。インフラエンジニア以外の職種に応募する際にも有利に働くので、IT業界を目指すことを決めた段階で早めに勉強しておくのがおすすめです。
関連記事:情報学部における理系と文系の年収差とは?おすすめの職種と就活対策を解説
LPIC/LinuC
LPIC/LinuCは、どちらもサーバーOSとして使われるLinuxの技術者認定が受けられる試験です。LPICは国際資格、LinuCは日本国内市場向けの資格という違いがありますが、国内で知名度が高く日本語表現がわかりやすいのはLinuCです。LinuCはレベル1〜3の難易度に分かれているので、まずはレベル1の合格を目指すことをおすすめします。
インフラエンジニアとしての保有資格でライバルと差別化し、将来は海外企業や外資系企業でも活躍したいと考えている場合には、LPICの受験に挑戦してみるのも良いでしょう。
CCNA/CCNP
CCNA/CCNPは、ネットワーク機器メーカー大手のシスコシステムズ社が運営している民間資格です。初心者向けなのがCCNA、中級者向けがCCNPという難易度設定で、まずはCCNAの合格を目指すのがおすすめです。出題範囲にはネットワークの構築も含まれるので、インフラエンジニアとしてスキルアップしたい方に人気の資格です。
未経験からネットワークの基礎を学ぶのにも適しているので、公式サイトから利用できるトレーニングコースや、動画サイトの解説動画などを活用して、資格取得を目指してみてください。
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7.まとめ
インフラエンジニアはITインフラの構築に携わる職種であり、「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」がそれぞれサーバー・ネットワークの構築に携わることが多いです。構築計画の策定からスタートして、インフラ機器の初期設定・インストールを行った後、検証・動作テストを済ませてインフラ構築の作業は完了となります。
ITインフラの構築を担当するインフラエンジニアは、クライアント企業のIT基盤を支えるやりがいのほか、検証・テストを通じて最適な答えを発見する楽しみが感じられる仕事でもあります。上流工程である構築業務を担当できるインフラエンジニアになるためには、ITインフラを設計・構築するための実践的なスキルや、クラウド・セキュリティについての知識が求められるので、本記事で解説してきたおすすめ資格とともに習得を目指してみてください。
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