ネットワークエンジニアに必須の勉強内容とは?就活に役立つ勉強方法・IT資格も解説

\15年超の実績を持つレバテックが運営/
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1.ネットワークエンジニアの就活対策で勉強したい内容
ネットワークエンジニアの就活へ臨むにあたっては、次のような知識を勉強しておくと、選考を有利に進めることができます。
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・ネットワークに関する知識
・ITインフラ全般の知識
・基礎的なIT知識
・クラウドについての知識
・セキュリティについての知識
それぞれどのような勉強が必要とされるのか、順番にご紹介しましょう。
ネットワークに関する知識
ネットワークエンジニアを目指すために、まずは基礎的なネットワークの知識を押さえておくと良いでしょう。ネットワーク通信におけるルールに相当する「プロトコル」や、パソコンやスマホなど端末を問わず通信できるようにするための規格「OSI参照モデル」、現在主流の通信プロトコルである「TCP/IP」などは、ネットワークエンジニアの業務を進めるための土台となります。
いずれも日常生活では登場しない専門用語であり、初心者にとってはとっつきにくい印象があるかもしれません。ネットワークエンジニアを目指す学生向けの動画コンテンツなどを活用しながら、少しずつ勉強して理解を深めていくと良いでしょう。
ITインフラ全般の知識
ネットワークエンジニアが勉強したい知識として、ITインフラ全般が挙げられます。ITサービスを動かすためのITインフラには、ネットワーク以外にもサーバー・データベースなどが挙げられます。ネットワークがデータのやり取りを行うための「通り道」だとすれば、サーバーやデータベースはデータを保存・整理する「保管庫」に相当します。
ネットワークエンジニアの業務では、ネットワークの設計・構築だけではなく、サーバーの設計・構築にも携わるケースがあります。最適なネットワーク構築のためにサーバーの知識が必要となることも多いので、ITインフラ全般を総合的に勉強しておくと良いでしょう。
基礎的なIT知識
ネットワークエンジニアを目指すなら、コンピュータやインターネットの仕組みをはじめとする基礎的なIT知識についても勉強しておくことをおすすめします。ソフトウェア・ハードウェアの役割や、プログラミングの仕組みなど、IT業界のエンジニアとして活躍するためには欠かせない知識です。
効率的にIT知識を身につけるためには、IT系の国家資格の参考書・問題集を活用するのがおすすめです。初心者向けには「ITパスポート試験」「情報セキュリティマネジメント試験」などが存在し、これらの資格を勉強しながらスキルアップを目指すと、効率的にネットワークエンジニア向けの知識を習得できるでしょう。
クラウドについての知識
ネットワークエンジニアのための勉強として、クラウドについての知識を学ぶことも重要です。従来のネットワークエンジニアといえば、企業のオフィスに常駐してネットワーク機器を扱うエンジニアが主流でしたが、近年ではクラウドサービス上でITインフラを構築する企業が増加しています。ネットワークに関する知識だけではなく、クラウドを扱うスキルが求められつつあるのです。
そのためネットワークエンジニアの就活を目指して勉強する際にも、クラウドに関する知識は必ず押さえておきましょう。企業のITインフラに使われる主なクラウドサービスとして、AWS、GCP(Google Cloud Platform)、Azureといった種類が存在します。これらのクラウドサービスについて理解を深めておくのがおすすめです。
セキュリティについての知識
ネットワークエンジニアの業務では、外部からの不正アクセスやサイバー攻撃から守るためのセキュリティについての勉強も不可欠です。専門的なセキュリティ対策については、別途セキュリティエンジニアが担当することも多いですが、セキュリティに強いネットワークエンジニアはどの現場でも重宝されます。
IT業界における情報セキュリティの分野は、近年高い注目が集まっている領域であり、高年収・好待遇を狙いやすい分野でもあります。将来はセキュリティエンジニアへのキャリアアップを目指している方なら勉強しておいて損はないので、「情報セキュリティマネジメント試験」の資格対策を兼ねつつ学習しておくと良いでしょう。
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2.ネットワークエンジニアが効率的に勉強する流れ
ネットワークエンジニアを目指した就活に取り組む方の中には、ES対策や面接対策のための時間が必要で、IT知識を勉強する時間が足りないと感じる方も多いでしょう。ネットワークエンジニアに必要な知識を勉強することも重要ですが、就活対策が不足してしまえば内定を得るチャンスも遠のいてしまいます。
ここではネットワークエンジニアが最小限の時間で効率的に勉強するための流れを、3つのステップで解説します。
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・書籍・動画サイトを活用して基礎を身につける
・ネットワークエンジニア向けの資格を取得する
・仮想環境上でネットワーク構築に挑戦する
一つひとつ順番にご紹介しましょう。
書籍・動画サイトを活用して基礎を身につける
初心者がネットワークエンジニアに必要な知識の勉強を始めたいと思った時には、まずは初心者向けの書籍や動画コンテンツを活用して、基礎を身につけるのがおすすめです。いきなり専門的な技術書や現役エンジニア向けの学習サイトを使うのではなく、初心者の理解を助ける教材を活用するのがおすすめです。
特に動画サイトを使った勉強は、視覚的にもインプットしやすく、難しい専門用語が多かったとしてもスムーズに理解できるメリットがあります。就活の途中で挫折してしまわないよう、まずはわかりやすさ重視で勉強を進めてみましょう。
ネットワークエンジニア向けの資格を取得する
ネットワークエンジニアに必要な知識の基礎が身についたら、勉強のゴールを定め、選考を有利に進めるためにも、ネットワークエンジニア向けの資格取得を目指すのがおすすめです。資格の受験を申し込んで試験日が決まれば、その試験日まで集中して勉強しようとするモチベーションが生まれます。アウトプット学習を通じて記憶の定着を図れるほか、試験に合格できれば履歴書に書いて選考でアピールできるのもメリットです。
ネットワークエンジニア向けの資格は後述しますが、「基本情報技術者試験」「CCNA」「LPIC/LinuC」などの資格は選考で有利に働きます。途中でネットワークエンジニアになるための勉強で挫折してしまわないように、明確なゴールを決めて勉強に取り組みましょう。
仮想環境上でネットワーク構築に挑戦する
ネットワークエンジニアになるための基礎知識や資格が身についたら、より実践的な環境でネットワーク構築に挑戦してみましょう。業務用のネットワーク機器を用意して設定・構築できるのが理想ですが、機器を準備するのはハードルが高いので、無料で試用できるクラウドサービスを使ってネットワーク構築にチャレンジしてみるのがおすすめです。
ネットワーク機器メーカーの大手、Cisco社が提供している「Cisco Packet Tracer」を使うと、仮想環境上でネットワーク構築を無料体験することができます。AWSやAzureの公式サイトでもトレーニングコースが用意されているので、こうしたサービスを活用しながら実践的なスキルを勉強しましょう。
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3.ネットワークエンジニアのおすすめ勉強方法
ネットワークエンジニアの勉強方法には、書籍・動画サイトを使う以外にも、次のような手段が考えられます。
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・学習サイトを使って勉強する
・ネットワークが学べるスクールに通う
・勉強会・セミナーに参加して学ぶ
それぞれ解説しますので、自分に合った勉強方法を探す参考にしてみてください。
学習サイトを使って勉強する
ネットワークエンジニアに必要な最新の知識を勉強するためには、Web上の学習サイトを使うのがおすすめです。学習サイトは書籍や動画サイトと比べて、情報のアップデートがしやすいので、ネットワークエンジニア向けの古い知識を刷新して最新の知識を学びやすいというメリットがあります。学習サイトの更新日が新しいものを利用すると、さらに効果的です。
ネットワークエンジニア向けの学習サイトとして有名なのは、「3分間ネットワーキング」「ネットワークエンジニアとして」の2種類です。ネットワークエンジニアの初心者向けに、図やイラストを使ってわかりやすく解説されているサイトです。どちらも無料で利用できるので、まずはこれらの学習サイトを使ってネットワークの知識を勉強すると良いでしょう。
ネットワークが学べるスクールに通う
ネットワークエンジニアに必要な知識を着実に身につけたい場合、ネットワークが学べるスクールで勉強するのも効果的です。一般的なエンジニア向けのスクールは、プログラミングスキルが学べるカリキュラムのものが多いですが、中にはネットワークやサーバーなど、ITインフラが学べるコースを用意したスクールも存在します。
現役のネットワークエンジニアの講師が在籍しているスクールなら、独学で行き詰まった場合にもすぐに質問して疑問を解消できるので、着実に勉強を進められるメリットがあります。入学費用・授業料は高額な傾向にありますが、挫折を防いで効率よく勉強したい方におすすめです。
勉強会・セミナーに参加して学ぶ
費用を抑えてネットワークエンジニアの知識を勉強したい方は、エンジニアが参加する勉強会・セミナーを活用するのも一つの手段です。ネットワークエンジニアが集まる勉強会・セミナーに参加を申し込み、現役エンジニアや講師の話を聞きながら勉強する方法です。ネットワークエンジニアとして働く先輩の話を聞くことで、入社後のイメージを膨らませてモチベーションを高め、勉強に取り組む集中力を高めるメリットもあります。
スクールに通う場合と比べると参加費は少額なので、就活中の学生でも利用しやすいのも魅力です。勉強中の学生を歓迎するイベントや、無料で参加できるイベントも少なくないので、「connpass」などの勉強会支援サイト、もしくはSNSを通じてイベントを検索してみてください。
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4.ネットワークエンジニアの勉強に役立つIT資格
次に、就活でネットワークエンジニアを目指す方が勉強するのにおすすめなIT資格をご紹介します。
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・ITパスポート試験
・情報セキュリティマネジメント試験
・CCNA
・LPIC/LinuC
・AWS認定資格
これらの資格を通じてネットワークエンジニアの勉強に取り組みつつ、選考を有利に進める資格を増やしてみましょう。
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、エンジニアに限らずITに関わるすべての人を対象とした国家資格で、基礎的なIT知識を身につけるのに最適な出題範囲となっています。未経験・新卒からネットワークエンジニアを目指す際にも有効なので、就活を見据えて資格を取るなら、最初に合格を目指したい資格です。
CBT方式により全国の会場で随時受験できるので、忙しい就活の合間を縫って試験を受けることも可能です。ただし、難易度が低めのITパスポート試験だけでは就活でライバルと差別化することは難しいので、あくまでも基礎をマスターするための勉強に取り組む意識を持って受験すると良いでしょう。
関連記事:ITパスポートは就活に有利?組み合わせてアピールできる関連資格4選
情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験は、ITパスポート試験と同様の国家資格であり、情報セキュリティについての基礎的な知識を習得できるのが特徴です。ネットワークエンジニアのキャリア形成では、情報セキュリティの知識は非常に有用であり、セキュリティ関連の資格の中では最も難易度が低いので、就活と並行して取得するのもおすすめです。
将来はセキュリティエンジニアを目指したいと考えている方にも適した資格で、より情報セキュリティについて理解を深めたい場合には、「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」の受験も視野に入れてみると良いでしょう。
CCNA
CCNAは、Cisco社が運営するネットワークエンジニア初心者向けの資格です。企業が運営するベンダー資格ではありますが、IT業界では非常に知名度が高いため、取得できると選考でのアピールにも直結します。公式サイトからは試験対策のトレーニングを利用できるなど学習教材も充実していますが、資格の有効期限は3年間と設定されていることに注意しましょう。
LPIC/LinuC
LPIC/LinuCは、いずれも「Linux技術者認定」と呼ばれる資格です。Linuxは、ネットワークエンジニアが扱う機会が多いOSのことを指しており、OSの扱いについて習得できるベンダー資格となっています。LPICは国際的に認められた資格、LinuCは日本市場向けの資格という違いがあります。どちらも日本語で受験可能ですが、将来はグローバル人材を目指したいかどうかによって、受験する資格を選ぶと良いでしょう。
AWS認定資格
AWS認定資格は、ネットワークエンジニアが扱うことの多いクラウドサービス、AWSのスキルを証明する資格です。ネットワークエンジニアの業務では、クラウドサービスを扱う知識が欠かせないため、就活と並行しながら取得するのがおすすめです。AWS認定資格には難易度や対象エンジニア向けにさまざまな種類がありますが、最も基礎的なレベルである「AWS Certified Cloud Practitioner」からスタートすると良いでしょう。
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5.まとめ
ネットワークエンジニアが勉強したい知識には、ネットワークに関する知識のほか、ITインフラ・クラウド・セキュリティなどの知識が挙げられます。初心者が勉強をスタートするなら、まずは書籍や動画サイトを活用して基礎的な理解を深めつつ、ネットワークエンジニア向けの資格を通じて勉強するのがおすすめです。
また、ネットワークエンジニアにおすすめな勉強方法として、Web上で利用できる学習サイトやネットワークが学べるスクール、エンジニアが集まる勉強会を活用するのも効果的です。本記事で解説してきたネットワークエンジニア向けのIT資格の取得も視野に入れながら、コツコツと勉強を続けて内定獲得を目指してみてください。
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