ITコンサルティング企業の就職おすすめランキングTOP7!新卒内定を取るための就活対策も

ITコンサルティング企業の就職おすすめランキングTOP7!新卒内定を取るための就活対策も
ITコンサルティング企業は、IT・経営についての専門的な知見を活かし、クライアント企業の経営課題を解決して売上向上に導く存在です。AIに代替されにくく、業界では高い需要があることから、高収入・好待遇が期待できる人気の就職先となっています。
しかしITコンサルティング企業への人気の高まりにより、多くの優秀なライバルが殺到して厳しい戦いが強いられるのも事実です。第一志望のITコンサルティング企業の内定を獲得するためには、スキル・資格を習得することはもちろん、応募する企業についての徹底した企業研究が必要とされます。
本記事では、新卒採用での就職先としてのITコンサルティング企業について、事業内容やSIerとの違いについて解説しながら、おすすめの就職先ランキングをご紹介します。ITコンサルティング企業に向いている人の特徴や具体的な就活対策についても解説しているので、これからの就活にお役立てください。
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1.ITコンサルティング企業とは?


まずはITコンサルティング企業の事業内容や、そこで働くITコンサルタントに求められるスキル・資格についてご紹介しましょう。

ITコンサルティング企業の事業内容


ITコンサルティング企業は、IT活用を含めた経営課題を抱えているクライアント企業に対して、IT戦略の策定・提案や導入するシステム開発の助言、ツール導入のアドバイスといったコンサルティング業務を手掛ける企業のことを指します。経営コンサルティングやビジネスコンサルティングを行う企業と比べると、ITを活用することで業務効率化や売上向上を図ることに大きな特徴があります。

なお、ITコンサルティング企業は、ITコンサルティング事業だけを手掛けるよりも、後述するSIerとしての事業にも携わっているケースがあります。ITコンサルティングを提供したクライアント企業に対して、自社のシステム開発部門が実際のシステム開発サービスを提供するという、一貫したトータルソリューションを強みとしていることも多いです。

ITコンサルタントに必要なスキル・資格


ITコンサルティング企業で活躍するITコンサルタントになるためには、IT・経営についての深い専門知識に加えて、相手の困りごとを正確に汲み取るコミュニケーションスキル、難解な物事をわかりやすく伝える説明力などが必要とされます。クライアント企業から信頼を勝ち取るためには論理的思考力が備わっていることも不可欠です。金融業界を強みとするITコンサルティング企業に勤めるのであれば、金融業界で使われる専門用語や業界トレンドについて身につけておく必要があります。

ITコンサルタントになるために必須の資格はありませんが、基礎的なIT知識が身についていることを証明するために基本情報技術者試験・応用情報技術者試験といった資格が評価されることが多いです。経営コンサルティングに関する国家資格である中小企業診断士も、ITコンサルタントの就活が有利になる資格の一つです。

ITコンサルティング企業とSIerの違い


ITコンサルティング企業はSIerとしての側面を持つことが多く、それぞれの違いがうまく理解できない方も少なくありません。

ITコンサルティング企業は、クライアント企業に対してIT戦略の策定から携わり、最適なシステム開発の提案や導入を支援するのが仕事です。一方でSIerは、クライアント企業からシステム開発プロジェクトを受注し、受託開発に取り組む企業のことを指します。SIerもクライアント企業に最適なシステムの設計・提案を行いますが、IT戦略について助言するなどの高度なコンサルティングを提供することは少ないです。

また、ITコンサルティング企業ではクライアント企業の経営課題の解決のため、自社・他社を問わず最適な製品を用いたソリューションを提供しますが、SIerはクライアント企業のニーズに合わせたオーダーメイドのシステムを開発・提供するという違いがあります。

新卒採用においては、ITコンサルティング企業では高度なスキルを持った少数の人材を幹部候補として迎える傾向にありますが、SIerでは現場で活躍するシステムエンジニア・プログラマーを確保するために、大量募集を実施することが多いという違いもあります。

関連記事:SIer(エスアイヤー)とは?仕事内容やSEとの違いを解説

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2.ITコンサルティング企業の就職おすすめランキングTOP7


続いて、就職先としてもおすすめな業界を代表するITコンサルティング企業を7社ご紹介します。
 

  • ・アクセンチュア株式会社

    ・株式会社野村総合研究所

    ・アビームコンサルティング株式会社

    ・シンプレクス株式会社

    ・日本アイ・ビー・エム株式会社

    ・デロイトトーマツコンサルティング合同会社

    ・PwCコンサルティング合同会社


それぞれの企業について、事業内容や採用方針とともに解説しますので、企業選びや業界研究の参考にしてみてください。

アクセンチュア株式会社


アクセンチュア株式会社は、世界でもトップクラスの実績を誇るITコンサルティング企業であり、世界49ヵ国・200都市に及ぶエリアで事業を展開しています。国内では業界を代表する大企業や官公庁を顧客として、DX推進にも貢献しているのが特徴です。新卒採用では「ビジネスコンサルタント」「デジタルコンサルタント」などの職種を募集しており、入社後は先輩社員が講師を務める丁寧な研修を通じてスキルアップをサポートしています。

株式会社野村総合研究所


株式会社野村総合研究所は、女性社長が経営トップを務め、国内トップクラスの売上高を誇るITコンサルティング企業です。ITコンサルティング事業に加えて、SIerとしてのシステム開発事業も手掛けているため、IT戦略の策定からシステム導入までを一貫して支援するトータルソリューションを強みとしています。新卒採用では、夏季・冬季インターンをはじめとする就活イベントを積極的に開催しており、優秀な人材の確保に力を入れているのが特徴です。

アビームコンサルティング株式会社


アビームコンサルティング株式会社は、アジア圏を中心としてグローバルに活躍する日系の大手ITコンサルティング企業です。特にアジア進出を図る国内企業に対するコンサルティングに強みを持ち、ITを組み合わせた総合的な支援サービスを展開しています。新卒採用では「戦略コンサルタント」「公共経営コンサルタント」「AIコンサルタント」など、各領域に特化したコース別採用を行っており、自分の強みを活かして就活に臨むことができます。

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シンプレクス株式会社


シンプレクス株式会社は、銀行や証券会社、保険会社などの金融業界で多くの実績を残してきたITコンサルティング企業です。株式や為替の取引システムの導入のための支援サービスや、導入するシステムの設計・開発事業を展開しています。新卒採用ではES提出を不要としているのが特徴的で、毎週開催の「本選考説明会」に参加することで筆記試験・一次面接に進むことができます。選考フローでは、Java言語を使ったプログラミング課題が出されるため、プログラミングスキルの習得も必須です。

日本アイ・ビー・エム株式会社


日本アイ・ビー・エム株式会社は、世界トップクラスのIT企業、IBM社の日本法人です。世界で初めて汎用コンピュータを開発し、日本では業界に先駆けて複数金融機関に対応したコンビニATMを導入した実績を持ちます。基礎研究・コンサルティング・システム開発の3つの事業を柱としており、新卒採用でもこれら3つの事業部ごとに募集が行われています。「デジタルビジネスコンサルタント」「ITスペシャリスト」「データサイエンティスト」など、高度なスキルを活かせるポジションの募集が中心です。

デロイトトーマツコンサルティング合同会社


デロイトトーマツコンサルティング合同会社は、国内でも最大手の監査法人である有限責任監査法人トーマツのグループ傘下において、主に外資系企業の支援を手掛けているITコンサルティング企業です。グローバルな活動を通じて培ったノウハウを活かしたコンサルティングに強みを持つほか、会計・税務といった監査法人としての支援サービスも手掛けているのが特徴です。新卒採用では「コンサルタント職」の募集を実施しており、初年度年収は学部卒で580万円と提示されるなど、高水準の待遇で高い人気を集める就職先です。

PwCコンサルティング合同会社


PwCコンサルティング合同会社は、世界最大のコンサルティング企業に上げられる「BIG4」の一員です。監査法人を親会社に持つことから、ITコンサルティングに加えて会計・税務についての支援サービスも充実しているのが特徴です。新卒採用では「#これからのコンサル」をテーマとした採用活動を実施しており、「戦略コンサルタント職」「デジタルコンサルタント職」などの募集を積極的に行っています。

関連記事:新卒で入社できるITコンサル企業とは?代表的な5社の仕事内容・必要スキルとおすすめ資格

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3.ITコンサルティング企業に向いている人の特徴


ここからはITコンサルティング企業に向いている人の特徴について、以下の3つの項目ごとにご紹介します。
 

  • ・ヒアリング力・コミュニケーション力が高い人

    ・論理的思考が得意な人

    ・IT知識や業界知識を貪欲に学べる人


ITコンサルティング企業への就活に向けた自己分析の参考にしてみてください。

ヒアリング力・コミュニケーション力が高い人


ITコンサルティング企業に向いているのは、ヒアリング力・コミュニケーション力が高い人です。ITコンサルタントはクライアント企業が抱える経営課題をヒアリングしたり、最適なIT戦略についてプレゼンしたりする機会が多い職種です。相手の立場になって考え、クライアント企業の希望や要望を正確に汲み取り、説得力ある説明ができる方であれば、周囲からの信頼も獲得しやすくなるでしょう。

ITコンサルタントは、クライアント企業内部の機密情報を扱う機会も多いため、人望が厚く重要な仕事を任せたいと思わせるような人物であることが評価されます。そのためお喋り上手で八方美人と受け取られるような人物よりも、落ち着いた物腰で真摯に相手と向き合える人物のほうがITコンサルタントの内定を獲得しやすいでしょう。

論理的思考が得意な人


ITコンサルティング企業で活躍するためには、ロジカルな提案やプレゼンを通じてクライアント企業からの信頼を得る必要が出てきます。プレゼンの中で矛盾があったり、詰めが甘い箇所があったりすると信頼を失うことになりかねないので、論理的思考が得意な人ほどITコンサルタントに向いています。

論理的思考力は、日頃の心掛けやES対策・面接対策を通じて習得できるスキルなので、じっくりと就活対策に取り組んで相手に論理的思考力が伝わるようなアピールを実践すると良いでしょう。ITコンサルタント以外のどの職種に就職するとしても、論理的思考力は評価されやすいスキルなので、就活対策の最初のステップとして磨いておくのもおすすめです。

IT知識や業界知識を貪欲に学べる人


ITコンサルティング企業は、ITの専門家としての知識、そしてクライアント企業が属する業界の専門知識を駆使して、売上向上のための提案を行うのが仕事です。新卒で企業に入社した時点では、ITや経営に関する知識が不足していることも多いでしょう。そのためITコンサルティング企業で働き始めた後も、IT知識やクライアント企業の業界知識について、貪欲に学べる姿勢がある人も高く評価されます。

ITコンサルタントは、自分自身の知識や経験をもとにクライアント企業へアドバイスする仕事なので、どれだけ知識を増やせるかが成績に直結します。IT資格や経営コンサルティングに役立つ資格を取得するなど、就活と並行してスキルアップに取り組めることをアピールするのも有効です。

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4.ITコンサルティング企業の新卒内定を取るための就活対策


最後に、ITコンサルティング企業からの内定を獲得するために実践したい3つの就活対策についてもご紹介しましょう。
 

  • ・資格取得を通じて志望意欲をアピールする

    ・インターンシップに積極的に参加する

    ・まずはITの専門家としてのキャリアを積む


それぞれ順番に解説します。

関連記事:新卒でITコンサルタントになるために知っておくべきこと7選

資格取得を通じて志望意欲をアピールする


ITコンサルティング企業への就職を目指す際には、入社後の業務に関連する資格を取得することで志望意欲をアピールすると効果的です。新卒採用の時点では、企業側もスキル・知識重視ではなくポテンシャル採用を実施するケースが多いため、保有資格だけで内定を獲得するのは困難です。

しかし就活を見据えて資格取得に取り組む姿勢は、ITコンサルティング企業へ入社後も継続して学習に取り組める人物であるという評価につながるので、志望意欲をアピールするために保有資格を増やしておくのが有効なのです。IT系であれば基本情報技術者試験、経営コンサルティング系として中小企業診断士などの資格を勉強してみるのがおすすめです。

関連記事:ITコンサルの就活には中小企業診断士がおすすめ!入社後の仕事内容・関連資格も

インターンシップに積極的に参加する


ITコンサルティング企業からの内定を取るために、志望企業が開催しているインターンシップには積極的に参加すると良いでしょう。特に長期インターンでITコンサルタントとしての実務を経験しておくと、入社後の仕事内容のイメージを把握できるので、働き始めた後のミスマッチを減らせるメリットがあります。

採用直結型のインターンであれば、参加すること自体が就活で有利に働きます。そのため就活が始まる時期からこまめに志望企業の採用ページなどをチェックしておき、インターンの募集に確実に参加できるように備えておきましょう。エントリーシートの提出や面接など、インターンに参加するための選考があるタイプの企業も多いので、じっくりと選考対策に取り組むことも重要です。

まずはITの専門家としてのキャリアを積む


ITコンサルティング企業への就職を果たすための方法には、新卒で就職する以外にも、IT系の職種を経験した後に中途採用で入社するという選択肢があります。ITコンサルティング企業の新卒採用で良い結果が得られない場合や、実力不足を実感している場合には、まずはSIerで働くシステムエンジニアとして就職するなど、長期的な視野を持ってITコンサルタントを目指すのもおすすめです。

ITコンサルタントの主なキャリアプランとして、システムエンジニアやプログラマーとしての経験を積み、プロジェクトマネージャーなどの上位職種へステップアップを果たした後、ITコンサルタントへのキャリアチェンジ・独立を目指すのが一般的です。そうしたキャリアビジョンを描きながら、まずはITの専門家としてのスキル・経験を習得する道も選択肢に入れてみると良いでしょう。

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5.まとめ


本記事ではITコンサルティング企業の就職おすすめランキングTOP7とともに、ITコンサルティング企業の事業内容や入社後の働き方について解説してきました。ITコンサルティング企業に向いている人の特徴を備えた方であれば、ITコンサルティング企業の求める人物像にもマッチしやすく、内定を獲得できる可能性が高まるでしょう。

ITコンサルティング企業の選考を受ける際には、資格取得を通じて志望意欲をアピールしたり、インターンシップに積極的に参加することで企業研究に取り組むのが有効です。まずはシステムエンジニアなどの職種でITの専門家としてのキャリアを積むのも効果的なので、将来のキャリアビジョンを決める際の参考にしてみてください。

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