
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
1.SE(システムエンジニア)を取り巻く現状
SEの将来性について疑問を持つ方向けに、ここではまずSEを取り巻く現状についてご紹介します。
関連記事:SEとは?システムエンジニアの仕事内容・年収と就活のコツを解説
慢性的な人手不足が続く
SEを含めてIT業界では、慢性的な人手不足が続いているのが現状です。どの企業も優秀なSEが足りておらず、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」のデータでは、2030年には最大79万人ものIT人材が不足するという試算があるほどです。データ公表時の2019年以降も、IT企業への需要は増加する一方でSEの人手不足は解消されていないため、「多くの案件が舞い込んでくるが、プロジェクトをさばくSEがいない」という状況に多くのIT企業が陥っているのです。
SEを含めたエンジニア系職種は、未経験から入社するのは難しいというイメージがあり、難解なプログラミング言語への苦手意識から、SEを志望する人が増えていない傾向にあります。その結果、IT業界においてどれだけ技術革新が起こったとしても、それを活かせる人材を確保できているIT企業は少なく、どの企業も常に優秀なSEを求めているのが現状です。
全職種と比べて年収は高水準
SEはIT業界における専門職であり、人手不足によって高収入を用意して優秀なSEを迎えようとするIT企業も増えていることから、全職種と比べて年収は高水準を維持しています。厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」によれば、「システムエンジニア(業務用システム)」の職種の平均年収は557.6万円となっています。
一方で、国税庁による「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、給与所得者の平均給与は458万円というデータが公表されています。つまりSEの平均年収は、会社員全体の平均年収と比べて、約100万円も高額であるという結果です。
ポテンシャル採用の新卒入社で得られる初任給の時点では、SE以外の職種と比べて大きな差はないものの、SEとしての専門性・スキルを身につけるほどに年収の上昇幅が大きくなっていくのが、SEを含めたエンジニア系職種の特徴です。
新たな技術・サービスによりSE需要が発生
昨今のIT業界や社会全体においては、ITを活用した新たな技術・サービスが次々と登場しています。生成AIやIoT家電、自動運転技術などが普及することにより、さらにSEの需要が発生しているのが実情です。企業の公式サイトやWebサービスの開発に携わるWeb系SE、企業のITシステムを支えるインフラ系SE、ソフト・ハード両面の扱いに長けた組み込み系SEなど、各分野でSEの需要が急増しているのです。
日進月歩のIT業界では、今後も新たな技術やサービスが続々と誕生することが考えられます。そして新たなITサービスが普及する時に必要となるのが、SEの人手です。現状でもSEの需要が上昇傾向にありますが、今後もその傾向は続き、これまで以上にSEの需要が増えると見込まれているのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
2.SEの将来性はこれからも高まり続ける
上記のような現状の中で、SEの将来性は暗いどころか、非常に明るい職種であると言えます。新たな技術やサービスが生み出される限りSEの需要はなくなることはないですし、人手不足を背景としてIT企業側も未経験・若手の人材を積極的に採用する傾向にあります。専門性が高くハードルが高い職種ではあるものの、高収入・好待遇が得られる人気の職種として、多くの志望者が集まっているのが現状です。
こうした傾向は今後も続くと見込まれており、SEはこれからも将来性の高い花形の職業として、人気を集めることになるでしょう。そのため将来性を重視して仕事を選びたい方にとっては、SEを目指すのは非常におすすめな選択肢となっています。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
3.SEの将来性が高まる5つの理由
次に、なぜSEの将来性が明るいと言えるのか、その理由について以下の5つの観点からご紹介します。
-
・人手不足により相対的に需要が上がるから
・DX化の推進によりSEの人手が求められるから
・AI・IoTなどの先端分野が発達しているから
・利便性の高いクラウドサービスが普及しつつあるから
・AIに置き換えるのが難しい職種だから
上から順番に解説しますので、SEの将来性が高い理由について気になっている方は参考にしてみてください。
人手不足により相対的に需要が上がるから
SEの将来性が高い理由として、IT業界の人手不足に伴い、一人ひとりのSEの需要が相対的に高まることが挙げられます。SEを求める企業が増加しているのに対して、SEとしてのスキルを持った人材は大幅に増えているわけではないため、売り手市場が顕著な状態が続いています。
その結果、相対的に一人ひとりのSEの評価が高まりやすくなり、就活では内定を取りやすく、転職活動でも好条件のオファーを受け取りやすくなっています。企業側もSEの人手不足を解消するために未経験の人材を積極的に採用し、丁寧に教育して一人前に育てようとする意識があるので、今からSEを目指すのは賢明な選択肢と言えます。
DX化の推進によりSEの人手が求められるから
昨今では、自治体や企業におけるDX化が推進されており、新たなITシステムの導入によって業務効率化を図る現場が増加しています。そうしたDX化の現場で求められるのが、SEの人手です。ITシステムを導入するクライアント企業へのヒアリングや、現場でのITシステムの開発、導入後の保守・運用やメンテナンスなど、いずれの工程でもSEが必要とされます。
国内では、複雑化・ブラックボックス化したレガシーシステムの刷新が急務となっており、「2025年の崖」という言葉も話題になったほどです。こうした社会全体が抱える課題を解決するためにもSEの存在が不可欠なので、SEの将来性は今後も明るいと判断できるのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
AI・IoTなどの先端分野が発達しているから
AI・IoTなど、先端技術を扱うSEは、特に将来性が高い職種であると見込まれています。近年では生成AIによる文書・画像・動画の生成が普及し、新たなビジネスモデルの一つとして認知されつつあります。こうしたAIの開発・運用に携わるのもSEの仕事であり、機械学習やビッグデータを扱う仕事も担当します。
これらの先端分野では、新たな領域が次々と誕生しており、これまでにないスピード感でSEの需要が高まっています。従来のプログラミング言語やIT技術だけではなく、業界の最先端で使われている技術・スキルを身につける必要はあるものの、努力次第では世界的に通用するSEにキャリアアップするチャンスも得られるのです。
利便性の高いクラウドサービスが普及しつつあるから
AWSやGCP(Google Cloud Platform)、Azureといった大手IT企業が手掛けるクラウドサービスの普及も、SEの需要や将来性の高さに拍車をかけています。クラウドサービスが普及したことで、企業は自社のITインフラをクラウド環境へと移行し、より利便性の高い企業活動が可能になりました。
しかしクラウドの活用ノウハウを持ったIT企業は多くないため、クラウドの扱いに長けたSEはどの企業からも重宝される存在なのです。クラウドサービスを活用したITインフラの構築や、ビジネスシーンにおけるクラウド活用は今後も増加すると見込まれているため、これらの領域を得意とするSEは非常に高い将来性を備えているのです。
AIに置き換えるのが難しい職種だから
エンジニアやプログラマーといえば、AIに仕事が代替されやすい職種というイメージを持つ方も多いかもしれません。確かに基本的なコードを書くだけの単純作業に限れば、生成AIを活用することで大幅な時間短縮が可能になりつつあり、一部の仕事がAIに奪われていると言えるかもしれません。
しかし実際には、プログラムが書ければSEの仕事を代替できるというわけではなく、クライアントとの意思疎通やニーズに合わせた柔軟な仕様変更などは、AIに置き換えるのが難しい仕事内容です。むしろAIを活用し、コードを書く時間を減らして上流工程の業務を担当できるSEは、高い評価を得ている傾向にあります。そのためAIが今後どれだけ普及したとしても、SEの将来性が失われることは考えにくいのです。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
4.今後も将来性が高まるSEの種類とは?
続いて、SEの中でも特に将来性が期待されている職種について、以下の5つをご紹介します。
-
・AI・IoTを扱うSE
・データベースに詳しいSE
・セキュリティに強いSE
・クラウドサービスを扱えるSE
・Web開発が得意なSE
これらのSEに高い将来性が見込まれている理由とともに解説していきましょう。
AI・IoTを扱うSE
IT業界における先端分野であるAI・IoTを扱うSEは、特に高い将来性が見込まれる職種です。具体的には、組み込みエンジニアやAIエンジニア、IoTエンジニアなどの職種名で募集されていることが多いです。自動運転技術に携わるのもSEの仕事なので、今後自動運転技術が普及すれば、さらにSEの需要は高まることでしょう。
AI・IoT分野は、IT業界に限らず、金融・医療・小売などさまざまな業界でも応用できるポテンシャルを持ちます。そのためAI・IoTを扱うSEとして専門性を高めることにより、長く活躍できるエンジニアになることができるでしょう。
データベースに詳しいSE
データベース・ビッグデータの扱いに長けたSEも、今後の高い将来性が見込まれている職種です。ゲーム業界におけるユーザーの行動データや、小売業界における顧客の売上データなど、ビッグデータを活用したビジネスモデルはあらゆる業界で普及し始めています。その際に必ず必要となるのが、企業の目的に合わせたデータベースを構築し、ビッグデータの活用を支援するSEの存在です。
データベースエンジニアやデータサイエンティストと呼ばれる職種が注目を集めることが多く、データベースの設計・構築のためのスキル・経験を持ったSEは、大手企業の大規模案件に携わる機会も豊富です。AIエンジニアやITコンサルタントへのキャリアパスを目指せる将来性も魅力となっています。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
セキュリティに強いSE
情報セキュリティの分野に強いSEは、今後さらに需要が増し、将来性が見込まれる職種です。ITの普及に伴ってセキュリティ上のリスクも増加しており、自社のITシステムやデータを守るセキュリティエンジニアの存在は不可欠となっています。国内外のセキュリティインシデント事例を踏まえて対策を施したり、企業のセキュリティポリシーを策定して社員一人ひとりのセキュリティ意識を高めたりするのが仕事で、高年収・好待遇が得られる現場も少なくありません。
企業の情報セキュリティを担う責任の大きな立場ではあるものの、自社のITシステムやユーザー、社員の安全を守るやりがいを得られる職種でもあるので、年々人気が高まっているのも特徴です。IT企業の企業活動を支える立場として高い将来性が見込まれるため、SEを目指すにあたってセキュリティを専門分野として追求するのもおすすめです。
クラウドサービスを扱えるSE
クラウドサービスの扱いに長けたSEも、将来性が明るい職種の一つです。サーバーやネットワークといったITインフラを扱うインフラ系SEを目指すのであれば、クラウドサービスへの理解や操作を身につけておくことは非常に効果的です。大手IT企業が手掛けるクラウドサービスは、年々新たな機能やサービスを提供しており、いち早く変化に適応できるSEはどの企業でも高く評価されます。
また、従来のインフラ系SEは、企業のサーバールームなどに常駐する必要がありましたが、クラウドサービスの扱いを習得することにより、リモートワークや在宅勤務との相性が良くなるメリットもあります。企業のITシステムを支えるインフラ系SEになりたい方は、クラウドサービスを扱うスキルや知識も身につけておくと良いでしょう。
Web開発が得意なSE
WebサイトやWebアプリといったWeb開発に強みを持つSEも、今後の高い将来性が見込まれています。IT業界の中でも、Web開発の需要は高い水準を維持しており、柔軟な働き方を実現できる自社開発企業に入社できるチャンスも豊富です。Web系SEの中でも、HTML/CSSやJavaScriptを扱うフロントエンドエンジニアは、未経験・新卒からでも内定を獲得しやすい職種であり、就活での人気も高まっています。
フロントエンド開発からバックエンド開発に携わるSEへとステップアップすることで将来のキャリア形成でも有利になるほか、Webアプリの開発経験をスマホアプリ開発に活かして活躍することも可能です。将来のキャリアパスの選択肢が豊富で、高い将来性が見込まれるのもWeb系SEの特徴です。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
5.将来性の高いSEになるためのポイント
SEは将来性の高い職種ではあるものの、スキルアップやキャリアアップのための努力なくして活躍できるわけではありません。ここでは将来性の高いSEになるために、押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
-
・技術面以外のヒューマンスキルを磨く
・最新のITトレンドを情報収集する
・将来のキャリアプランを明確にしておく
一つひとつ詳しく解説しましょう。
技術面以外のヒューマンスキルを磨く
将来性の高いSEになるためには、プログラミングスキルやIT知識といった技術面だけではなく、ヒューマンスキルを磨くことが重要です。クライアント企業に対するヒアリングスキルや、専門用語を非エンジニアにわかりやすく伝える説明力などを身につけることにより、人物面で評価されるSEになれるチャンスがあります。
また、SEとしてのマネジメントスキルや提案力を磨くことができれば、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなど、将来性の高い上位職種へとステップアップすることも可能です。ヒューマンスキルに優れたSEは、AIに代替されにくくなるメリットもあるので、ぜひ実践してみてください。
最新のITトレンドを情報収集する
将来性が高いSEになるために、最新のITトレンドを情報収集することも重要です。変化の激しいIT業界では、開発の現場で用いられる言語やツールが目まぐるしく変化するため、常に最新のITトレンドを追い続けることが欠かせません。好奇心を持ってITニュースや技術ブログなどをチェックできるSEは、企業の選考でも高く評価されます。
また、IT業界やSE向けの最新情報は、主に英語圏で一次情報が発信されるため、英語圏の記事・論文を読み解く英語力を持ったSEにも高い将来性が期待できます。SEになるために英語力は必須ではありませんが、将来性の高いSEになりたいと考えるならプログラミングの勉強と並行して英語力を磨くことをおすすめします。
将来のキャリアプランを明確にしておく
SEとして将来性の高い働き方を実現するために、将来のキャリアプランを明確にしておくことも重要です。将来なりたいエンジニア像やステップアップを目指す上位職種などをはっきりと決めておくことにより、そのキャリアプランを実現するためのスキル・経験を効率よく身につけることができるからです。
明確なゴールを決めて、一貫性のあるキャリアを積んできたSEは、転職活動では即戦力人材として高い評価を受けられます。市場価値の高いSEになるためにも、明確なキャリアビジョンを定めてエンジニアとしてのゴールを決めることは非常に重要なので、就活に臨む前にはっきりとキャリアプランを作成しておきましょう。
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
\15年超の実績を持つレバテックが運営/
6.まとめ
SE(システムエンジニア)は将来性が高い職種であり、今後も高い需要が見込まれているのが特徴です。慢性的な人手不足が続いており、次々と登場する新たな技術・サービスを開発するためのSE需要が発生しているため、これからもSEの将来性が失われることはないでしょう。
中でもAI・IoTを扱うSEや、セキュリティに強いSE、Web開発に携わるSEなどは、特に将来性が高い職種として期待されています。ただし、自分自身のスキルアップなくして将来性あるSEになることは難しいため、ヒューマンスキルを磨いたり、最新のITトレンドの情報収集をしたりして、将来性を高める努力に取り組むことも欠かさないようにしてください。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
就活アドバイザーに相談してみる