自社開発はやめとけと言われる理由|勝ち組と言われる背景や就活対策

本記事では、自社開発とは何かを整理したうえで、やめとけといわれる理由や勝ち組といわれる背景、未経験から目指す方法や企業研究、就活対策まで解説します。

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1. 自社開発企業とは?
自社開発企業とは、自社で企画したITサービスやプロダクトを開発・提供する企業です。受託開発やSESのようにクライアントから依頼を受けて開発するのではなく、自社のサービスを継続的に改善・運用していく点が特徴といえます。
扱う技術や業務内容が自社サービスに依存しやすく、経験の幅が限られる場合もあります。そのため、自社開発企業の特徴を理解したうえで、自分に合った働き方かを見極めることが重要です。
自社開発企業のビジネスモデル
自社開発企業のビジネスモデルは、自社サービスを通じて継続的に収益を得る仕組みです。受託開発のように案件ごとに報酬を得るのではなく、自社で企画したサービスをユーザーに提供し、広告収入や月額課金などによって収益化します。そのため、サービスの利用者数や売上の成長が、企業の業績やエンジニアの評価に直結しやすい点が特徴です。
また、自社開発企業ではサービスを一度作って終わりではなく、継続的な改善と運用が重要です。たとえば、ユーザーの利用データやフィードバックをもとに機能を追加したり、UIを改善したりすることで、サービスの価値を高めていきます。こうしたサイクルを回し続けることが、競争力を維持するうえで欠かせません。
さらに、開発だけでなくビジネス視点も求められる点も特徴です。どの機能を優先的に開発するかや、どのようにユーザーを増やすかといった判断に関わる場面もあります。そのため、自社開発企業では技術力に加えて、サービスを成長させる視点を持つことが重要といえるでしょう。
受託開発・SESとの違い
自社開発企業と受託開発・SESの違いは、開発の主体と働き方です。自社開発は自社サービスを成長させることを目的としますが、受託開発はクライアントの依頼に応じてシステムを開発します。SESはクライアント先に常駐し、プロジェクトごとに業務内容や環境が変わる点が特徴です。
自社開発では、同じサービスに長期的に関わるため、仕様の改善や機能追加に継続して取り組みます。一方で受託開発は、案件ごとに開発内容が異なり、納品をもってプロジェクトが終了するケースが一般的です。SESは参画するプロジェクトによって担当業務や技術スタックが変わるため、幅広い経験を積みやすい側面があります。
働き方にも違いがあり、自社開発は社内での開発が中心となり、客先常駐が発生しにくい傾向にあります。受託開発は社内開発が多いものの、納期に合わせたスケジュール管理が必要です。SESは常駐先によって労働環境が変わるため、柔軟性が求められる働き方といえるでしょう。
自社開発エンジニアの仕事内容
自社開発エンジニアの仕事内容は、自社サービスの開発から運用・改善までを一貫して担当することです。単にプログラムを書くのではなく、サービスを成長させるために必要な機能の設計や実装、リリース後の改善まで関わる点が特徴といえます。開発だけで完結せず、長期的にプロダクトに関わり続ける役割を担います。
業務内容としては、機能の企画をもとにした設計、プログラミング、テスト、リリース後の保守・運用などが挙げられます。ユーザーの利用状況を分析し、課題を見つけて改善することも重要な業務の一つです。チームで開発を進めるため、エンジニア同士だけでなく、デザイナーや企画担当と連携する場面も多くなります。
さらに、サービスの品質を維持するために、バグ修正やパフォーマンス改善といった継続的な対応も求められます。加えて、開発環境の整備やコードのレビューを通じて、チーム全体の生産性を高める役割を担うこともあると覚えておきましょう。このように、自社開発エンジニアは技術面だけでなく、サービス全体の成長に関わる幅広い業務を担当する職種といえます。
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2. 自社開発(web系)エンジニアはやめとけと言われる11の理由
自社開発(web系)エンジニアはやめとけと言われる理由は、就職難易度の高さや働き方の特徴にあります。自社サービスの成長に直接関わるやりがいがある一方で、求められるスキル水準が高く、入社後も継続的な努力が必要とされるためです。
自分の志向やキャリアプランによっては大きなメリットにもなり得ます。そのため、理由を正しく理解したうえで、自分に合った働き方かどうかを判断することが重要です。
ライバルが多く就職難易度が高い
自社開発エンジニアはやめとけと言われる理由として、ライバルが非常に多く就職難易度が高いことが挙げられます。新卒・未経験での採用枠が限られているにも関わらず、知名度の高さや働きやすいイメージから自社開発企業に応募する方は多く、求人倍率も高水準となる傾向があります。
自社開発企業では、優秀なエンジニアを採用することが自社製品の改善・向上に直結することから、受託開発企業などと比べると即戦力のエンジニアを欲することが多いです。そのため新卒であっても開発経験やプログラミング実績を求められることが多く、厳しい選考をクリアしなければ内定を獲得するのは困難です。
プログラミング未経験の状態から自社開発企業を目指すハードルは非常に高いことを理由に、早めに就活の方針転換をした方が良いとアドバイスされることも多くなるでしょう。
得られるスキル・経験の幅が狭い
自社開発エンジニアは、業務を通じて得られるスキル・経験の幅が狭いという理由で、やめとけと言われるケースもあります。受託開発企業やSES企業であれば、案件に応じて異なるプロジェクトに参画するので、さまざまな開発環境の中で業務を経験し、幅広いスキルを身につけることが可能です。未経験からIT業界を目指す場合、こうした広範なスキルをカバーしたエンジニアの方が、転職活動で有利になることも珍しくありません。
一方で自社開発エンジニアの場合、自社製品で必要となる言語・ツールのみを使って効率的に開発業務を進めるので、新たな言語を習得したり、別の開発チームで経験を積んだりするのが難しくなる傾向にあります。一つの領域に特化したエンジニアの需要も高いものの、将来の転職活動では就職先の幅が限られてしまうことに注意が必要です。
自社製品の売上に待遇が左右される
自社開発エンジニアは、良くも悪くも自社製品の売上によって、待遇や賞与などが大きく左右される性質を持ちます。自社製品の売上が好調であれば、待遇改善や賞与アップにつながることは多いですが、業績が落ち込んでしまうと人員削減の対象となる可能性も出てきます。
そのため安定性のある自社開発企業で働きたい場合には、その企業が手掛ける商品・サービスの将来性を十分に研究するか、自社開発以外に受託開発も手掛けるなど、複数の事業の柱を持った企業を選ぶことをおすすめします。
周囲のエンジニアのスキル・スピードについていけない
自社開発企業で働くエンジニアは、業界でもトップクラスの技術力を持った中途入社の社員が中心となっており、高いスキルや速いスピード感についていけずに挫折感を味わってしまうことから、やめとけと言われることがあります。周囲とのレベルの差を痛感したとしても、その背中を見ながら技術力を伸ばし、同じレベルに立てるよう努力できる人でないと、長く活躍し続けるのは難しいでしょう。
そのため、自社開発企業は客先常駐がなく待遇も良いからといった理由で入社してしまうと、周囲との技術力のギャップを感じてミスマッチを起こす可能性が高まります。長期的にIT業界で活躍するために、向上心を持って自己研鑽できる人でなければ、自社開発エンジニアはやめとけと言われることが多くなるのです。
仕事内容・職場環境に変化が起こりにくい
自社開発企業では、受託開発企業やSES企業のように、プロジェクトごとの仕事内容の変化・職場環境の変化がありません。新規事業を展開したり、異なる事業部へ異動したりする場合を除いて、同じ商品・サービスの開発や運用業務に携わることになります。そうした働き方に飽きてしまうケースも珍しくなく、仕事への楽しみを見出しにくいことから自社開発エンジニアはやめとけと言われることが多いです。
入社した企業でやりたいことをすべて達成し、学べることもなくなったと感じた際には、転職や独立しか選択肢がなくなることも考えられます。飽き性なタイプで、常に刺激や変化を求める方の場合、自社開発エンジニアを目指す時には慎重にエントリー先を決める必要があるでしょう。
自社製品に愛着がないと続きにくい
自社開発エンジニアとして活躍するためには、入社する企業が扱う自社製品に対し、愛着を持って開発・運用業務に取り組む姿勢が必要です。自社製品にあまり興味が持てず、改善・向上させようとするモチベーションに欠ける場合、自社開発企業で長く働き続けるのは難しくなるでしょう。
企業の選考においても扱う製品に興味を持てないことが伝わって、評価が下がる可能性があるほか、入社後に周囲のエンジニアの意識の差が浮き彫りになり、ミスマッチを感じるリスクも高まります。こうしたタイプの方は自社開発エンジニアはやめとけと言われることが多くなり、受託開発企業やSES企業の方が適性が高い傾向にあります。
新たな人との出会いが少なく人脈が広がりにくい
自社開発企業に勤める場合、一緒に働くチームの顔ぶれにも変化が少なく、ほぼ同じメンバーと働き続けることになります。エンジニアとしてのスキルが周囲と同等のレベルに達すれば、似たようなスキル・キャリアを持ったチームでいつも働くことになるため、考え方や価値観が固定化されたり、外部の情報が入ってくることが減って成長が頭打ちになってしまうことも考えられます。
また、将来の独立・企業を見据えて人脈を広げるのにも不向きで、さまざまなクライアント企業との接点がある受託開発企業の方が、人脈を広げるのに適した環境となっています。新たな人との出会いを重視し、将来を見据えて人脈を広げていきたいと考えている方の場合、自社開発エンジニアはやめとけと言われる可能性が高くなるでしょう。
技術レベルが高く成長スピードが求められる
自社開発エンジニアは、技術レベルが高く成長スピードが求められるため、やめとけと言われることがあります。自社サービスの品質や競争力はエンジニアの技術力に大きく依存するため、企業は高いスキルを持つ人材を求める傾向があるのです。その結果、新卒であっても一定の開発経験や知識が前提となる場合があります。
現場では即戦力に近いレベルが期待されることもあり、周囲のエンジニアも高い技術力を持っているケースが多いです。そのため、基礎的な知識だけでは業務についていくのが難しく、継続的な学習や自己研鑽が欠かせません。開発スピードも重視されるため、短期間で成果を出すことが求められる場面もあります。
さらに、新しい技術や開発手法が導入されることも多く、常に最新の知識を学び続ける必要があります。業務時間外に学習する人も多く、努力の差が成長速度に直結しやすい環境です。
このような環境では、主体的に学び続ける姿勢がないと、周囲との差を感じやすくなるでしょう。そのため、自社開発を目指す際には、継続してスキルを高められるかを事前に考えておくことが重要です。
サービスの成長に強く影響を受ける
自社サービスの売上や利用者数が企業の業績に直結するため、サービスの成長が鈍化した場合には、開発方針や評価制度にも影響が及ぶ可能性があります。安定した案件を継続的に受注する受託開発とは異なり、事業の状況に左右されやすい点が特徴です。
サービスの状況によっては、機能追加よりも改善や保守が中心となることもあります。新規開発の機会が減ることで、成長実感を得にくいと感じるケースもあるのです。さらに、ユーザー数の増減や市場環境の変化によって、開発の優先順位が頻繁に変わることもあり、柔軟な対応が求められます。
また、サービスの評価はユーザーの反応によって明確に表れるため、成果が数値として可視化されやすい点も特徴です。結果が出ない場合はプレッシャーを感じやすく、精神的な負担につながる可能性もあります。
このように、自社開発は事業の成功と密接に関係している働き方です。そのため、企業選びの際には、サービスの将来性や市場での競争力をしっかり確認することが重要になります。
成果主義の評価制度が多い
自社サービスの成長に直接関わるため、開発した機能の成果やユーザーへの影響が評価に反映されることもあります。単に業務をこなすだけでなく、どれだけ価値を生み出したかが重視される点が特徴になります。
評価基準としては、リリースした機能の利用状況や売上への貢献度などが指標になることがあります。成果が明確に数値化されることで、公平に評価されやすい一方で、結果が出ない場合は評価が伸びにくいと感じることもあるでしょう。特に新卒の場合、短期間で成果を求められる環境に負担を感じるケースも考えられます。
また、チームで開発している場合でも、個人の成果が強く見られる企業もあります。そのため、周囲と比較される機会が増え、プレッシャーを感じる可能性があるので覚えておきましょう。
加えて、成果を出すために業務量が増えやすい環境もあり、働き方とのバランスに悩むケースも考えられます。このような環境では、自ら課題を見つけて改善に取り組む姿勢が重要です。成果主義の特徴を理解し、自分に合った評価環境かを見極めることが大切になります。
少人数チームで責任が大きい
自社サービスを開発する企業では、効率的に開発を進めるために少人数でチームを構成することが多く、一人ひとりの役割が重要になります。そのため、担当範囲が広くなりやすい点が特徴です。
少人数の環境では、設計から実装、運用まで幅広い業務を任されるケースがあります。担当する機能や領域が明確である一方で、トラブルが発生した場合には自分で解決することも必要です。サポート体制が整っていない場合は、負担を感じる可能性もあるでしょう。
さらに、メンバーが少ない分、業務の属人化が起こりやすく、特定のエンジニアに負担が集中するケースもあります。自分の担当範囲が広がることで、業務量が増えやすい点にも注意が必要です。
一方で、自分の関わった機能がサービスに直接反映されるため、成果を実感しやすい環境ともいえます。このように、責任の大きさは成長機会と負担の両面があるため、自分に合った働き方かを見極めることが重要です。
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3. それでも自社開発エンジニアは勝ち組と言われる理由
自社開発エンジニアはやめとけと言われる一方で、勝ち組と評価される理由もあります。自社サービスに長期的に関わることで、開発だけでなく企画や改善まで経験できるためです。
さらに、プロダクトの成長を長期的に追えることで、自分の開発がどのように価値につながるかを実感しやすい点も評価されています。このように、自社開発には厳しさだけでなく魅力もあるため、特徴を理解して判断することが重要です。
自社サービスの企画や上流工程に関われる
自社開発エンジニアは、自社サービスの企画や上流工程に関われる点が強みです。受託開発では仕様が決まった状態で開発を行うことが多い一方で、自社開発ではサービスの方向性や機能の検討段階から関わる機会があります。そのため、開発だけでなくサービス全体を考える経験を積める点が特徴です。
業務の中では、ユーザーの課題をもとにどのような機能が必要かを考え、設計に落とし込む工程に関わることがあります。開発した機能がどのように使われるかを意識しながら設計するため、より実践的なスキルが身につきやすい環境です。こうした経験は、エンジニアとしての視野を広げることにつながります。
さらに、サービスの改善にも継続的に関われるため、自分のアイデアを形にする機会もあります。企画段階から関与することで、ビジネス視点を持ちながら開発を進める力も養われるでしょう。
加えて、意思決定に近い立場で業務に携わることができるため、将来的にリーダーやマネジメントを目指す場合にも役立つ経験になります。このように、上流工程から関われる経験は、将来的なキャリアにも活かしやすいといえるでしょう。
客先常駐がなく働き方が安定しやすい
自社開発エンジニアは、客先常駐がなく働き方が安定しやすい点が評価されています。受託開発やSESではプロジェクトごとに勤務先が変わるケースがありますが、自社開発では基本的に自社内で開発を行います。そのため、職場環境や人間関係が大きく変わりにくく、落ち着いて業務に取り組みやすい点が特徴です。
勤務場所が固定されていることで、通勤や働く時間帯も安定しやすくなります。プロジェクトの都合で急に環境が変わることが少ないため、生活リズムを保ちやすいといえるでしょう。また、社内のメンバーと長期的に関係を築けるため、チーム内での連携も取りやすくなり、開発効率の向上につながる場合もあります。
さらに、自社開発企業ではリモートワークやフレックス制度を導入しているケースも多く、働き方の自由度が高い傾向にあります。働く場所や時間を調整しやすいため、自分に合ったスタイルで業務を進めることが可能です。このように、環境の変化が少なく安定した働き方ができる点は、自社開発エンジニアが勝ち組といわれる理由の一つといえるでしょう。
プロダクトの成長を長期的に見られる
自社開発エンジニアは、プロダクトの成長を長期的に見られる点も魅力の一つです。受託開発では案件ごとに開発が完了すると関わりが終わることが多いですが、自社開発では同じサービスに継続して携わります。そのため、自分が開発に関わった機能がどのように使われ、どのように改善されていくかを追い続けることができるでしょう。
継続的に関わることで、ユーザーの反応や利用状況をもとに改善を繰り返す経験が積めます。たとえば、リリースした機能の利用率を分析し、改善点を洗い出して再度実装するというサイクルを回すことが一般的です。このような経験を通じて、単なる開発スキルだけでなく、サービスを成長させる視点も身につきます。
さらに、長期的に関わることでプロダクトへの理解が深まり、より本質的な課題に取り組めるようになります。短期的な開発では得られない視点を持てる点が大きな強みです。
加えて、サービスの成長とともに自分のスキルも向上していくため、成長実感を得やすい環境といえます。このように、プロダクトの成長を見続けられる点は、自社開発ならではの魅力といえるでしょう。
スキルを深く伸ばせる環境が多い
自社開発企業では、同じサービスに継続して関わるため、特定の技術領域や開発環境に対する理解を深めやすいことが特徴です。短期間でさまざまな現場を経験する働き方とは異なり、一つの分野を掘り下げて専門性を高めることができます。
開発から運用、改善まで一貫して担当することで、システム全体を理解しながらスキルを伸ばせます。たとえば、パフォーマンス改善や設計の見直しなど、継続的に取り組むことで技術力が磨かれやすいです。こうした経験は、単発の開発では得にくい知識やノウハウにつながります。
さらに、同じサービスを長く担当することで、技術的な課題にも深く向き合う機会が増えます。原因の特定から改善までを繰り返すことで、問題解決力も高まるでしょう。
加えて、チーム内でコードレビューや設計の議論を行う機会も多く、他のエンジニアの知見を吸収しながら成長できます。このように、自社開発は特定領域での専門性を高めたい人にとって適した環境といえるでしょう。また、長期的に関わることで自分の成長を実感しやすく、キャリアの軸を明確にしやすい点も魅力です。
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4. 自社開発エンジニアに向いていない人の特徴
自社開発は特定のサービスに長く関わる働き方であるため、求められる適性が他の業態と異なります。自分の志向と合わない場合、ミスマッチにつながる可能性があるため注意が必要です。
そのため、自社開発を目指す際には、自分の性格やキャリアの方向性と合っているかを事前に確認することが重要です。向いていない特徴を理解したうえで判断することで、入社後のミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。
幅広くスキル・技術を磨きたい人
ITエンジニアとしてWeb・インフラ・アプリ開発など、幅広い領域のスキル・技術を磨いていきたいと考える方は、自社開発企業はやめとけと言われることが多くなります。自社開発企業では、原則として自社で扱っているサービスについての開発業務しか担当できないため、幅広い経験を積むには不向きな環境だからです。
自社開発エンジニアは、一つの専門分野を追求したい方に向いており、技術力を磨き続けたい方には受託開発・SES事業を手掛ける企業の方がマッチしています。自分の将来のビジョンとして、どのような強みを持ったエンジニアを目指したいのかをもとに、エントリーする企業を選択することが大切です。
エンジニアの仕事に変化・刺激を求める人
エンジニアの仕事に対し、変化・刺激を求める人も自社開発企業はやめとけと言われることが多くなるでしょう。自社開発企業では、その企業で扱っているサービス・商品の開発業務に携わる仕事が中心で、新規事業を立ち上げたりしない限り、仕事内容に大きな変化が起こることは少ないです。
人によってはルーティンワークの日々が続くような感覚を抱くこともあるので、飽き性な方や新たな技術・言語を扱いたいと考えている方には不向きです。変化・刺激よりも安定性を重視し、既存の業務をより効率化しながら働くことが苦に感じない方であれば、自社開発企業で活躍できるチャンスがあります。
対人コミュニケーションが苦手な人
自社開発エンジニアは、対人コミュニケーションに苦手意識を持っている人ほど、やめとけと言われやすくなります。自社開発企業では、開発チームのメンバーがほぼ固定化されており、常に同じ人間関係の中で働くことになります。対人コミュニケーションが苦手で、同僚やチームメンバーとのトラブルを起こしてしまうと、今後長い期間にわたって居心地の悪さを感じながら働くことになるかもしれません。
一方で、SES企業の客先常駐エンジニアとして働く場合には、プロジェクトによって職場や人間関係が変化するため、人間関係のトラブルを抱えにくいという側面があります。クライアントやチームメンバーと円滑なコミュニケーションを取るよりも、開発業務に集中したいと考える方は、自社開発企業は不向きと言えます。
自己学習を続けることが苦手な人
自己学習を続けることが苦手な人は、自社開発エンジニアには向いていないといえるでしょう。自社開発では技術力の向上が求められ続けるため、業務外でも学習を継続する姿勢が重要になります。新しい技術やフレームワークが次々と登場する中で、学び続ける意欲がないと成長が止まりやすい環境です。
現場では、既存の知識だけで対応できる業務ばかりではありません。新機能の開発や改善を行う際には、未知の技術や手法に取り組む必要があります。
そのため、自分で調べて理解し、実装に落とし込む力が必要です。こうした姿勢がない場合、業務についていくのが難しくなる可能性があります。さらに、周囲のエンジニアも継続的にスキルを磨いているケースが多く、学習意欲の差が成長の差につながりやすい環境です。
努力を続ける人ほど評価されやすいため、自己学習を避けると評価が伸びにくくなることも考えられます。また、技術の変化に対応できない場合、担当できる業務が限られてしまうこともあるかもしれません。このように、自社開発では学び続ける姿勢が前提となるため、自己学習が苦手な人には負担を感じやすい働き方といえるでしょう。
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5. 未経験から自社開発エンジニアを目指すのは可能?
未経験から自社開発エンジニアを目指すことは可能ですが、難易度は高いといえます。自社開発企業は即戦力に近い人材を求める傾向があり、プログラミング経験や開発実績が重視されるためです。そのため、事前にしっかりと準備を行うことが重要になります。
未経験からでも目指すことはできますが、十分な準備と戦略が必要になります。必要なスキルや対策を理解し、計画的に取り組むことで、内定獲得の可能性を高めることができるでしょう。
未経験で自社開発に入るのが難しい理由
未経験で自社開発に入るのが難しい理由は、企業が即戦力に近い人材を求める傾向にあるためです。自社サービスの品質や成長はエンジニアの技術力に大きく依存するため、基礎的なスキルだけでなく、実践的な開発経験が重視されるでしょう。その結果、未経験者は選考で不利になるケースがあります。
新卒であっても、プログラミング経験や開発実績を求められることが多くなっています。個人開発やチーム開発の経験があるかどうかで評価が分かれる場合もあり、未経験の状態では差をつけにくいのが現状です。また、人気の高い企業ほど応募者が多く、競争が激しくなる点も難易度を高める要因といえます。
さらに、入社後も高いレベルでの業務が求められるため、企業側としても育成コストを抑えたいと考える傾向があります。そのため、一定のスキルを持つ人材が優先されやすくなるのです。
加えて、技術面だけでなく、自社サービスへの理解や志望動機の深さも評価対象となるため、準備不足のままでは評価されにくい傾向があります。このような背景から、未経験で自社開発に入るには事前準備が重要であり、開発経験を積んでおくことが求められるといえるでしょう。
未経験から評価されやすいスキル
未経験から自社開発エンジニアを目指す場合は、評価されやすいスキルを身につけることが重要です。自社開発企業では実務に近いスキルが求められるため、基礎知識だけでなく、実際に開発ができるかどうかが重視されます。そのため、学習内容をアウトプットとして示せる状態にしておくことが評価につながりやすいです。
具体的には、プログラミング言語の理解に加えて、フレームワークの使用経験やデータベースの知識などが求められます。さらに、Gitを用いたバージョン管理やチーム開発の経験があると、実務への適応力が高いと判断されやすくなるでしょう。これらのスキルは独学でも習得可能であり、早い段階から取り組むことで差をつけることができます。
また、技術力だけでなく、課題解決力や論理的思考力も重要です。開発では問題に直面する場面が多いため、自分で調べて解決できる力が評価されます。加えて、自社サービスへの理解や志望度の高さも選考では見られるため、企業研究を行うことも欠かせません。このように、技術と考え方の両面を意識して準備することが、未経験から評価されるためのポイントといえるでしょう。
ポートフォリオの重要性
未経験から自社開発エンジニアを目指す場合は、ポートフォリオの質が評価に大きく影響します。ポートフォリオは自分のスキルを具体的に示す材料となるため、実務経験がない場合でも能力を伝える手段になるでしょう。書類だけでは判断できない実力を補完できる点が重要です。
内容としては、実際に動くWebアプリやサービスを作成することが望ましいです。単なるサンプルコードではなく、ユーザーを想定した機能や設計を意識することで、実践的なスキルを示せます。また、使用した技術や工夫した点を説明できるようにしておくことで、面接での評価も高まりやすくなるでしょう。
さらに、開発過程を重視する企業も多く、設計の考え方や改善の工夫なども見られます。コードの可読性やディレクトリ構成、エラー処理などの基本的な部分も評価対象となるため、細部まで意識して作り込むことが重要です。
また、GitHubなどでソースコードを公開し、開発履歴を見せることも効果的です。このように、ポートフォリオは技術力と考え方の両方を伝える重要な材料といえるでしょう。
インターン参加が有利になる理由
自社開発エンジニアを目指す場合、インターン参加は選考で有利に働くことがあります。実務に近い経験を積めるため、未経験でも即戦力に近い人材として評価されやすくなるためです。企業側にとっても、実際の働きぶりや適性を事前に確認できる点が大きなメリットとなります。
インターンでは、実際の開発環境に近い形で業務を経験できることが多く、チーム開発やコードレビューなども体験できます。これにより、独学では得にくい実践的なスキルを身につけることができるでしょう。また、現場のエンジニアと関わることで、仕事の進め方や求められるレベルを具体的に理解できる点も重要です。
さらに、インターンを通じて企業との接点が生まれることで、そのまま選考に進めるケースもあります。企業理解が深まることで志望動機の説得力も高まり、他の応募者との差別化につながるでしょう。
加えて、実務経験があることでポートフォリオの質も向上しやすくなります。このように、インターンはスキル習得と選考対策の両面で効果があるため、自社開発を目指すうえで重要な取り組みといえるでしょう。
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6. 自社開発IT企業の探し方と企業研究のポイント
自社開発IT企業を選ぶ際は、正しい探し方と企業研究のポイントを押さえることが重要です。企業によってビジネスモデルや開発体制が大きく異なるため、表面的な情報だけで判断するとミスマッチにつながる可能性があります。
そのため、複数の観点から企業を比較し、自分に合った環境かどうかを見極めることが重要です。企業の探し方や情報の見方を理解することで、より納得感のある就職活動につながるでしょう。
自社開発企業を見分ける方法
自社開発企業を見分けるには、事業内容と収益モデルを確認することが重要です。求人票や企業サイトに「自社開発」と記載されていても、実際には受託開発やSESが中心のケースもあります。そのため、どの事業で売上を立てているのかを把握することで、本当に自社開発が主軸かどうかを判断しやすくなるでしょう。
企業のサービスページやIR情報を確認すると、どのようなプロダクトを提供しているかが分かります。自社サービスがあり、その売上が事業の中心となっている場合は、自社開発企業である可能性が高いです。一方で、受託案件や常駐案件の記載が多い場合は、別のビジネスモデルが主軸であることも考えられます。
さらに、エンジニアの働き方にも注目する必要があります。客先常駐の有無や開発体制、使用技術などを確認することで、実際の業務内容をイメージしやすくなるでしょう。また、口コミや説明会の情報も参考にすることで、より具体的な実態を把握できます。このように複数の情報を組み合わせて判断することで、自社開発企業を正確に見分けることができるでしょう。
自社開発IT企業の代表例
自社開発企業は、自社サービスを中心に収益を上げている点が特徴であり、身近なWebサービスを提供している企業も多く存在します。実際の企業名を把握することで、業界のイメージがより明確になるでしょう。
代表的な企業としては、楽天市場を運営する楽天グループ株式会社、ABEMAなどのサービスを展開する株式会社サイバーエージェント、Yahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社などが挙げられます。これらの企業は自社サービスの開発・運用を主軸としており、エンジニアは機能追加や改善に継続的に関わります。サービスの規模が大きいため、多くのユーザーに影響を与える開発に携われる点が特徴です。
さらに、メルカリやLINE、DeNAといった企業も自社開発を中心としたビジネスモデルを持っています。フリマアプリやコミュニケーションアプリ、ゲームサービスなど、提供する領域は多岐にわたります。
ベンチャー企業から大手企業まで幅広い選択肢があるため、それぞれの特徴を比較しながら企業研究を進めることが重要です。このように、具体的な企業を理解することで、自社開発企業のイメージをより明確にすることができるでしょう。
企業ランキングを見る際の注意点
自社開発IT企業のランキングを見る際は、評価基準を確認することが重要になります。ランキングは年収や売上、知名度などさまざまな指標で作られており、基準によって順位が大きく変わるためです。数値だけを見て判断すると、自分に合わない企業を選んでしまう可能性があります。
ランキング上位の企業は魅力的に見えますが、必ずしも働きやすいとは限りません。たとえば、売上が高い企業でも業務の負担が大きいケースや、年収が高くても求められるスキル水準が非常に高いケースもあります。企業ごとの開発体制や評価制度、働き方の違いによって、実際の働きやすさは大きく変わる点に注意が必要です。
さらに、ランキングはあくまで参考情報として活用することが重要です。企業ごとの特徴や自分の志向を踏まえて判断することで、ミスマッチを防ぎやすくなります。
また、複数のランキングを比較することで、偏った情報に左右されにくくなります。企業説明会や口コミなどもあわせて確認し、総合的に判断することが大切です。このように、ランキングは一つの指標として活用しながら、主体的に企業研究を進めることが重要といえるでしょう。
自社開発エンジニアの年収傾向
自社開発エンジニアの年収は、スキルレベルや企業規模によって大きく変わる傾向があります。一般的にITエンジニアの年収は高水準とされており、厚生労働省のデータでもスキルレベルに応じて年収が上昇することが示されています。自社開発企業でも同様に、技術力が収入に直結しやすい点が特徴です。
たとえば、Webサービス開発エンジニアの場合、ITスキル標準(ITSS)レベル1〜2では年収約420万〜620万円、レベル3では約450万〜700万円、レベル4では約500万〜780万円とされています。さらに高度なレベル5以上では、600万〜950万円のレンジになるとされています。※このように、スキルの高さに応じて年収が段階的に上がる仕組みになっているのです。
また、自社開発企業は成果やスキルが評価に直結しやすく、若手でも高年収を目指せる可能性があります。実際に、高度な技術を持つ人材に対しては、新卒でも高い報酬が提示されるケースもあるので覚えておきましょう。
その一方で、スキルが不足している場合は年収が伸びにくいこともあるため、継続的な学習が重要です。このように、自社開発エンジニアの年収は実力に応じて大きく変動する傾向があるといえるでしょう。
参考:システムエンジニア(Webサービス開発)|職業情報提供サイト(job tag)
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7. 自社開発エンジニアの内定を得るための就活対策
自社開発エンジニアの内定を得るためには、事前準備と戦略的な就活対策が重要です。自社開発企業は選考難易度が高く、スキルや志望度の両方が厳しく見られる傾向があります。やみくもに応募するのではなく、評価されるポイントを押さえて対策を進めることが必要です。
自社開発エンジニアを目指す場合は、スキル習得と企業理解を両立させることが重要です。適切な対策を行うことで、内定獲得の可能性を高めることができるでしょう。
入社後に用いるプログラミング言語を習得する
自社開発企業に応募する際には、まずは入社後に用いるプログラミング言語をリサーチし、開発スキルを身につけることが重要です。自社開発企業では、特定の言語に特化してエンジニアを募集していることが多く、事前にそのプログラミングスキルを身につけておくことにより、選考で高い評価を得やすくなります。
一方で、手当たり次第にプログラミング言語を学ぶことは、自社への志望度が低いと判断されやすくなるためおすすめできません。入社後に用いるプログラミング言語を用いて、個人開発した経験やポートフォリオをアピールできると、さらに内定を獲得できるチャンスが高まるでしょう。
長期インターンシップに参加する
自社開発企業では、インターン生として実務の一部を経験できる長期インターンシップを開催しているケースが多く、選考直結のプログラムに参加することにより内定を獲得しやすくなるメリットがあります。その企業の内側を深く理解し、実際に働いている先輩エンジニアから話を聞いたりすることで、ミスマッチを起こさない企業選びにも役立ちます。
長期インターンシップでは、通常の採用選考と同じようにエントリーシートの提出や面接が求められることが多く、人数の上限やスケジュールも決まっている企業がほとんどです。そのため第一志望の企業の情報はしっかりとチェックしておき、応募忘れがないように注意しましょう。
IT業界に特化した就活サイトを活用する
自社開発に強い企業を見つけて効率的に企業選びを進めるために、IT業界に特化した就活サイトを活用するのもおすすめです。IT業界に特化した就活サイトなら、その企業が自社開発・受託開発・SESなど、どのような事業を展開しているのかを比較しやすく、客先常駐の有無なども調べやすいメリットがあるからです。
また、IT業界ならではの就活ノウハウが学べたり、企業ごとのエントリーシートの書き方や面接対策についてアドバイスを受けられることも多いです。プログラミング経験などのプロフィールを埋めておくことにより、大手企業からのスカウトが届くこともあるので、積極的に活用してみてください。
企業ごとの開発環境を研究する
自社開発エンジニアの内定を得るには、企業ごとの開発環境を研究することが重要です。自社開発企業はそれぞれ異なる技術スタックや開発体制を持っているため、事前に理解しておくことで選考での評価が高まりやすくなります。企業理解の深さは志望度の高さとしても判断されるポイントです。
開発環境としては、使用言語やフレームワーク、インフラ構成などを確認することが重要です。たとえば、JavaやPython、JavaScriptなどどの言語が使われているかを把握することで、事前に学習を進めやすくなるでしょう。また、クラウド環境や開発手法についても理解しておくことで、実務への適応力をアピールできます。
さらに、開発体制やチームの進め方にも注目しましょう。アジャイル開発やスクラム開発を採用している企業も多く、チームでのコミュニケーション能力が求められる場合があります。
企業ごとの特徴を踏まえて対策を行うことで、より具体的な志望動機を伝えやすくなります。このように、開発環境の理解は選考対策として重要な要素といえるでしょう。
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8. まとめ
自社開発エンジニアはやめとけといわれる理由には、就職難易度の高さやスキルの偏り、環境の変化の少なさなどがあります。一方で、自社サービスに深く関われる点や働き方の安定性などのメリットもあり、一概に避けるべきとはいえません。特徴を正しく理解したうえで判断することが重要です。
自社開発エンジニアは勝ち組といわれる側面もあり、上流工程への関与や専門性の高いスキルを身につけられる点が魅力です。ただし、向いていない人の特徴もあるため、自分の志向や適性を踏まえて選択する必要があります。自社開発かどうかだけで判断するのではなく、仕事内容や環境を総合的に見ることが大切です。
企業研究をしっかり行い、開発環境や求められるスキルに合わせた準備を進めることで、内定獲得の可能性を高められるでしょう。
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