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1.IT資格はいらないと言われる5つの理由
IT業界で働くエンジニアを目指すにあたって、「IT資格はいらない」と言われる背景には、次の5つの理由が考えられます。
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・IT資格よりも経験・スキルが重視されるから
・実務に欠かせない資格・免許は存在しないから
・民間のIT資格はスキルレベルを評価しにくいから
・IT資格ではなくポートフォリオでもアピールできるから
・新卒採用では人物面のポテンシャルが評価されるから
一つひとつ順番にご紹介しましょう。
IT資格よりも経験・スキルが重視されるから
IT資格はいらないと言われる大きな理由として、IT業界では経験・スキルが重視されることが挙げられます。技術職であるITエンジニアの選考では、IT資格の有無よりも、これまでの開発経験や実績が重視される傾向にあります。そのためIT資格を取得するための時間や労力を、プログラミングスキルの習得や個人開発に取り組むために使った方が良いと言われることも多いのです。
特にエンジニアとしての技術力が重視される中途採用・経験者採用においては、IT資格よりもこれまでの経験が評価される比重が高くなります。一方で新卒採用や未経験採用では、IT資格の有無によって基礎的なITスキルが備わっているかどうかが評価されることもあります。そのため実務経験が少ない方の場合、IT資格を取得するメリットが大きくなることもあります。
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実務に欠かせない資格・免許は存在しないから
IT資格がいらないと言われる背景として、実務に欠かせない資格・免許はIT業界には存在しないことも挙げられます。運送ドライバーや医師のように、「この資格がなければITエンジニアになれない」と呼べるような資格は存在せず、無資格からITエンジニアを目指すことが可能です。
極端に言えば、IT資格を一切持っていない方であっても、ITベンチャーを起業したり、年収1,000万円を得たりすることもできるのです。就職するために資格・免許が必須の職種と比べると、ITエンジニアは資格を取得する優先順位が低いためIT資格はいらないと言われることが多くなっています。
民間のIT資格はスキルレベルを評価しにくいから
IT資格がいらないと判断されやすいのは、民間のIT資格の中にはスキルレベルを評価しにくいことも理由の一つです。国家資格であるITパスポート試験や、代表的なベンダー資格であるAWS認定やオラクルマスターといった知名度の高いIT資格であれば、採用担当者もスキルレベルを予測しやすいことも多いでしょう。
しかしプログラミングスクールが独自に発行している資格や、子ども・高齢者を対象とした初心者向けの資格の場合、企業から認知されておらず選考では評価されない可能性が高いです。そのため業界での知名度の低い民間のIT資格は、いらないと言われやすくなるのです。
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IT資格ではなくポートフォリオでもアピールできるから
ITエンジニアが自分のスキル・技術をアピールする際には、資格よりもポートフォリオの方が効果的であることも多く、IT資格はいらないと言われることも多くなります。企業の面接において取得したIT資格をアピールしても話が膨らみにくいですが、これまでに製作したポートフォリオを伝えることにより、開発の過程やプログラミング言語・フレームワークのほか、苦労したことや公開後の反響といったさまざまなテーマを深掘りすることができます。
中でもWebエンジニアやアプリーケーションエンジニアの場合、製作したWebサービスやリリースしたスマホアプリなどを手軽にアピールしやすい傾向にあるため、IT資格よりもポートフォリオの方が優先度が高いと判断されることが多いです。ただし、ポートフォリオをアピールしにくいインフラ系のエンジニアの場合には、IT資格をアピールすることも有効です。
関連記事:就活で使えるポートフォリオの作り方!構成例や7職種の自己紹介例文を紹介
新卒採用では人物面のポテンシャルが評価されるから
新卒採用においては、保有資格よりも人物面のポテンシャルが評価されやすいため、IT資格はいらないと判断されることもあります。未経験からエンジニアを募集しているIT企業の新卒採用では、どの学生も未経験からのスタートであることは企業側も把握しているので、技術面ではなく、コミュニケーション力や社風とのマッチ度、人柄や性格を重視した選考が行われることが多いです。
IT資格をアピールすることもプラス材料にはなるものの、社風とのミスマッチなどをカバーできるほどの好材料とはなりません。そのため新卒採用ではIT資格を取得することよりも、ES添削を受けて魅力的なエントリーシートを作成したり、面接の練習を重ねて円滑なコミュニケーションが取れるよう対策したりすることのほうが重要と判断されやすいのです。
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2.IT資格を取得しておくメリット
ここまでIT資格がいらないと言われる背景について、デメリットとなる部分をご紹介してきましたが、一方でIT資格を取得しておくメリットも多いのが事実です。ここではIT業界を目指すにあたって、IT資格を取得しておくメリットを3つの観点からご紹介します。
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・資格手当で収入がアップする
・就活・転職でのアピール材料になる
・必須知識の見直し・復習に役立つ
上記の3点を順番にご説明します。
資格手当で収入がアップする
入社する企業によっては、取得したIT資格に応じた資格手当が毎月支給されることがあります。業務に直結するIT資格や取得難易度の高いIT資格は、資格手当の金額も高めに設定されていることが多く、毎月数万円の収入アップにつながることもあります。年収にして10万円以上の給与アップとなることも考えられるので、長期的に収入アップを目指したい方はIT資格を取得しておいて損はありません。
また、IT資格の取得を奨励している企業では、資格取得のためにかかる教材の費用や受験費用を補助していることも多く、少ない自己負担額でIT資格を取れることがあります。入社する企業において、資格取得支援制度や資格手当が充実している場合には、選考でのアピールも兼ねてIT資格の取得に力を入れることをおすすめします。
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就活・転職でのアピール材料になる
IT資格は就活・転職におけるアピール材料として、企業からの評価を高めることにも役立ちます。IT資格は、エンジニアとしてのスキルレベルを客観的に証明する手段であり、難易度の高い資格を保有していればそれだけ高い技術力を持った人材であると評価してもらえるメリットがあります。
IT資格を持っているだけで選考が大幅に有利となることは少ないですが、これまでの開発経験とともにアピールすることにより、その開発経験が嘘や誇張ではなく、客観的なIT資格とスキルに裏付けられたものであるという印象を与えます。そのためIT資格を持っていないライバルと比べて、開発経験やITスキルの高さに納得感を持ってもらえるというメリットが得られるのです。
必須知識の見直し・復習に役立つ
体系的なカリキュラムや教材が用意されたIT資格を取得することは、学習の過程で業務に欠かせない知識の見直し・復習に役立つメリットもあります。たとえ試験に合格しなかったとしても、資格取得のための学習を通じて得られたスキルは、今後の開発業務で貢献してくれるでしょう。
企業の研修制度で学ぶスキル・知識の方が実践的ではあるものの、ITエンジニアに欠かせない基礎知識を身につけるのであれば、効率よく学習するために体系化されたIT資格の教材を活用するのも効果的です。未経験からITエンジニアを目指す場合は特に、基礎固めのための教材としてIT資格のテキストを使ってみることをおすすめします。
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3.IT資格がいらないと判断されるエンジニアの特徴
次に、IT資格がいらないと判断されやすいエンジニアの特徴についてご紹介しましょう。
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・豊富な開発経験・案件実績がある
・企業側の研修制度が充実している
・収入アップにこだわっていない
これらの特徴に当てはまる方であれば、IT資格を取得するよりも開発経験などを優先した方が良いケースが多くなります。自分に当てはまるポイントがないかを確認しておきましょう。
豊富な開発経験・案件実績がある
人事評価や企業の選考を有利に進められるだけの豊富な開発経験・案件実績を持つ方であれば、IT資格はいらないと判断されることが多くなるでしょう。すでに十分なアピール材料を持っているため、新たにIT資格を取得してアピール材料を増やさなくても、十分有利に立ち回れるからです。IT資格の学習を通じた基礎知識を身につける必要もないケースが多いです。
ただし、新たな業務に携わるための未知の領域の資格を身につけたり、難易度の高い資格を学習したりすることは、今後のキャリアアップにも有効です。こうしたIT資格に興味があれば、積極的に資格取得を目指してみると良いでしょう。
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企業側の研修制度が充実している
入社する企業の研修制度が充実しており、IT資格を学習するよりも効率的にITスキルを身につけられる環境がある場合にも、IT資格はいらないと言われることが多くなるでしょう。IT資格で教科書的な知識を身につけるよりも、OJTなどを通じた企業の研修制度にて、実践的なスキルを身につけた方が今後のキャリアでプラスになる可能性が高いからです。
企業の教育カリキュラムによっては、ITパスポート試験や基本情報技術者試験などに対応する知識を一通り学習し、公式に受験すれば合格が狙えるレベルのスキルを身につけられることも多いでしょう。将来の転職活動を見据えて、休日などを利用して資格試験を受け、客観的な資格認定を取っておくのもおすすめです。
収入アップにこだわっていない
資格取得支援制度や資格手当が充実していたとしても、収入アップに強いこだわりがない場合には、IT資格はいらないと判断しても良いでしょう。IT資格を取得するための時間や労力を、開発経験を積むことに費やしたり、個人開発でITサービスを公開したりすることに使った方が、ITエンジニアとしての実績を増やすことにつながるからです。
また、収入面よりもプライベートの時間を優先したい方にとっても、IT資格の取得は優先度が低くなるでしょう。
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4.未経験からの就職ではIT資格をおすすめされる理由
ここまでIT資格がいらないと言われる理由や、取得のメリットについて解説してきましたが、もし未経験からIT業界への就職を目指すのであれば、積極的にIT資格を取っておくことをおすすめします。というのも、次のような理由があるからです。
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・基礎知識・スキルを体系的に学べるから
・キャリアプランや志望意欲をアピールできるから
・ITエンジニアへの適性をチェックできるから
それぞれ順番に解説しますので、未経験からITエンジニアになりたいと考えている方はぜひ押さえておいてください。
基礎知識・スキルを体系的に学べるから
未経験からITエンジニアに就職したいと考えるのであれば、IT業界の基礎知識やスキルを体系的に学べるIT知識は、ITエンジニアになるための最適な事前準備につながります。ITパスポート試験・基本情報技術者試験などを取得しておくことにより、ITエンジニアとして欠かせない知識を身につけられるので、どの職種に応募するとしても選考を有利に進めやすくなるからです。
IT資格は、出題範囲の知識・スキルを限られた問題数で問う試験なので、体系的かつ効率的に知識を吸収しやすいカリキュラムになっているのも特徴です。そのため一般的なITエンジニアの入門書や、初心者向けの動画サイトなどと比べても学習効率が高くなりやすいので、ぜひ活用してみましょう。
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キャリアプランや志望意欲をアピールできるから
未経験からITエンジニアを目指す時にIT資格を取得しておくと、将来のキャリアプランや志望意欲を企業側へアピールできるメリットもあります。IT資格を取得しておくことにより、将来はITエンジニアとして活躍しようとする熱意が伝わり、就活に備えて資格を取得してきた方ならIT業界を目指す強い志望度もアピールできるからです。
エントリーシートや面接でも、IT資格を取得するために努力してきたことをアピール材料として、印象的に自己PRできるメリットがあります。就活の中で企業側に対して高い志望意欲を伝えるためにも、未経験からIT資格を取得する意義は大きなものとなるでしょう。
ITエンジニアへの適性をチェックできるから
未経験からITエンジニアを目指す際に、事前にIT資格を学習しておくことで、自分がITエンジニアへの適性があるかどうかを判断できるメリットもあります。IT資格の学習を通じて、学んでいることに興味・関心を持てるようであればITエンジニアの適性が高いですが、学んでいることに興味が持てず、学んだ知識を活かして働くイメージも持てないようであれば、ITエンジニアは不向きと判断できます。
IT資格の学習が苦痛に感じてしまい、ITエンジニアへの適性がないと早めに判断できれば、異業種・別職種への就活に切り替えるなど、早めの方針転換も可能になります。このように自己分析の一つとしても役立つので、未経験の方はIT資格の取得を目指してみることをおすすめします。
関連記事:IT業界に向いている人の特徴7選!就職するメリットやおもな職種もご紹介
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5.未経験からの就職におすすめなIT資格
最後に、未経験からITエンジニアとして就職するためにおすすめなIT資格について、下記の3つを詳しく解説します。
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・ITパスポート試験
・基本情報技術者試験
・MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
それぞれの資格の内容を理解して、学習する資格を決めて学習スケジュールを作ってみましょう。
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、IT系の国家資格の中で最も難易度が低く、業務でITを活用するために欠かせない基礎知識を幅広く学べるのが特徴です。出題範囲には、IT技術だけではなく経営全般やマネジメント系の知識も含まれているので、将来はITエンジニアとして長く活躍していきたい方にも適しています。
試験はコンピューターを使うCBT方式によって実施され、都市部であれば試験日程も豊富なので、就活の合間を縫って受験しやすいのも魅力です。難関資格ではないため就活を大きく有利に進めることは難しいですが、ITエンジニアになるための必須知識を学べるのが大きなメリットです。
関連記事:ITパスポートは就活に有利?組み合わせてアピールできる関連資格4選
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基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITパスポート試験の上位資格として位置付けられており、ITエンジニアを目指す上での登竜門とされる資格です。ITエンジニアになるための基礎知識が問われるIT資格なので、IT業界への就職を考えている方は積極的に取得することをおすすめします。ITパスポート試験よりもやや難易度は高まりますが、実務が未経験でも取得可能なIT資格となっています。
基本情報技術者試験に関してもCBT方式で随時受験することが可能なので、試験日程に縛られにくいメリットがあります。公式サイトから試験会場や試験日程を確認できるので、事前に目を通しておくと良いでしょう。
関連記事:基本情報技術者就職は就活で有利?活かせる職業も解説
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)は、マイクロソフト社が提供するWord・Excel・PowerPointといったOfficeソフトの操作スキルを問う資格です。IT業界に限らず、社会人として活躍するためにはOfficeソフトの操作は欠かせないため、就活に備えてぜひ取得しておきたい資格の一つです。
こちらも難関資格ではないため就活でライバルとの差別化を図ることは難しいですが、MOS試験の学習を通じてOfficeソフトの扱いに慣れておくことは、ITエンジニアを目指す上でも有利になります。ExcelやAccessの操作は、ITエンジニアのプログラミングスキルとの関連性も高いので、Excel・AccessのMOS試験は積極的に取得しておくことをおすすめします。
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6.まとめ
本記事ではIT資格がいらないと言われる理由として、以下の5つについて解説してきました。
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・IT資格よりも経験・スキルが重視されるから
・実務に欠かせない資格・免許は存在しないから
・民間のIT資格はスキルレベルを評価しにくいから
・IT資格ではなくポートフォリオでもアピールできるから
・新卒採用では人物面のポテンシャルが評価されるから
これらの理由からIT資格は不要と判断されることは多いものの、一方でIT資格は資格手当による収入アップにつながったり、基礎知識の見直し・復習に役立ったりするメリットもあります。未経験からITエンジニアを目指す場合には、基礎的なスキルを身につけるためにもIT資格を取得しておくことをおすすめします。
本記事を参考にしながら、自分にとってIT資格が優先順位が高いものなのかどうかを判断しつつ、IT資格の取得を目指してみましょう。
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