ES作りに何時間もかかるのは普通?平均時間と作成時間を節約するコツ

ES作りに何時間もかかるのは普通?平均時間と作成時間を節約するコツ
就活で使用するES(エントリーシート)は、一通作るために何時間もかかることは珍しくありません。エントリーシートのように長文のビジネス文章を書く機会が少なかった方であれば、1社のESを作るために1日費やしてしまうこともあるでしょう。就活が進み、ESを書く枚数が増えることで徐々に時間は短縮されますが、なるべく素早く作成して面接対策に時間を割きたい方も多いはずです。 しかしES作りにかける時間を短くしようとすると、自己分析や企業研究が浅くなり、通過率が低いESになってしまう危険性があります。ESを作成する時に重要なのは、速さと質のバランスを取りながら書き進めることなのです。 本記事では、ES作りに時間がかかる理由・原因と、作成時間を節約するコツ、速さと質を両立するためのES添削のポイントについてもご紹介します。ESにかかる時間を減らしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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1.ES一通にかかる時間は約4時間が目安

ESを一通作成するためにかかる時間は、約4時間が平均とされています。授業のない日や休日を活用すれば、1日で作成することも可能な時間です。ただし、中には1時間以内で作成できる学生や、5時間以上かけなければ完成しない学生もいます。就活を始めてすぐの一通目のESでは1日でも書ききれないことは多いでしょうし、就活終盤になれば1時間で一通作成できることもあるでしょう。

そのため、あまり作成時間にこだわる必要はありません。それよりもESを作る時に重要なのは、企業から内定をもらえるESを作れているかどうかです。ESの作成時間を短くしようとするあまり、あなた自身の強みや魅力が伝えきれず、書類選考で落ちてしまっては意味がありません。

本記事でもESの作成時間を節約するコツについてご紹介しますが、あまり時短ばかりに気を取られず、あくまでも「受かるES」を第一に考えて作成しましょう。

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2.ESの作成に時間がかかってしまう理由・原因

1社分のESの作成で約4時間、もしくはそれ以上の時間がかかってしまう場合、もしかするとESの作成方法に問題があるのかもしれません。ESの作成に時間がかかってしまう理由には、以下の3つが考えられます。
 

  • 使い回しできる回答を新しく書いているため

    自己分析・企業研究が不足しているため

    ESの基本構成・テンプレートを使っていないため


それぞれ順番に解説しますので、当てはまる原因がないかを確認してみてください。

使い回しできる回答を新しく書いているため

ESの作成に時間がかかってしまう場合、氏名や電話番号などの使い回しできる情報まで毎回新しく書いているケースが考えられます。ESで企業から高評価を得るためには、基本的には1社ずつESを新たに作成するのが望ましいです。しかし、氏名・住所・電話番号・資格など、どの企業に応募する時にも絶対に変わらない内容を毎回作成するのは、時間のロスにつながってしまいます。

手書きのESの場合には時間短縮は難しいですが、パソコンで作成するESであれば、基本情報はその都度コピペしてESを提出すると良いでしょう。その際には、以前応募した別の企業名などがそのまま残ってしまわないように注意してください。

自己分析・企業研究が不足しているため

ESの作成に時間がかかってしまう原因として、自己分析や企業研究が不足していることも挙げられます。志望動機や自己PRなどの回答を考えるために時間がかかり、ESを書いている時間よりも手を止めて考えている時間が長い場合に当てはまるケースです。自己分析や企業研究が不十分だと、企業からの質問にスムーズに回答が思い浮かばず、毎回答える内容を考える必要が出てくるからです。

しかし、事前の自己分析・企業研究により、自分自身がアピールできる強みやスキル、応募したい業界・職種とその理由について明確にしておけば、ESでどのように質問されたとしてもスムーズに回答できるようになるでしょう。深く自己分析・企業研究を行うことは、面接での深振り質問にスムーズに受け答えできるメリットにもつながるので、積極的に取り組むようにしましょう。

ESの基本構成・テンプレートを使っていないため

ESの作成方法には決まったルールはなく、それぞれが自由に作成することができますが、就活では自分自身の強みをアピールしやすい文章の基本構成・テンプレートがある程度決まっています。そうした基本構成・テンプレートを使わずに毎回構成を考えていると、ESの作成時間が延びてしまう原因になります。

たとえば、ESのどの質問にも応用できるのが「PREP法」と呼ばれるテンプレートです。PREP法は、「結論・理由・具体例・まとめ」の順番で、4つの要素をもとに主張を伝えるテクニックを指します。就活だけではなくビジネスシーンでもよく使われる文章構成であり、論理的に自分の考えを伝えるのに適した書き方です。ESを作成する時にも、このPREP法を活用して全体の流れを決めておくことにより、考える時間を減らしてスムーズに回答を作れるようになるでしょう。

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3.ES作りにかかる時間を節約するコツ

続いて、ES作りにかかる時間を節約し、面接対策などに時間を割くためのコツをご紹介しましょう。
 

  • 自己分析・企業研究を深めておく

    ESの頻出質問を押さえておく

    自分だけのESのテンプレートを用意しておく

    下書きをスマホ・パソコンで作成する

    ESを書く枚数を重ねる


これらのコツについてそれぞれご紹介します。

自己分析・企業研究を深めておく

ES作りをスムーズに進めるためには、事前に自己分析・企業研究を深く進めておくことが重要です。エントリーシートの質問項目は、応募する企業によっても異なる部分が多いため、事前に回答を作成していてもそのまま使えるとは限りません。しかし自己分析や企業研究によって就活の軸や企業選びの軸を定めておけば、どのような質問にもスムーズに回答できるようになります。

自己分析を行う際には、自分史・モチベーショングラフ・なぜなぜ分析などさまざまな方法があるので、自分に合ったものを選んで使用すると良いでしょう。自分一人ではESの回答が思い浮かばない場合、自分の強みや性格について周囲の人に質問してみる「他己分析」を活用するのもおすすめです。

企業研究では、「こうした特徴を持った学生を採用します」というメッセージでもある、求める人物像を中心にチェックしておくと良いでしょう。先輩社員の1日のスケジュールや、社員インタビューなどを参考に、入社後の働き方のイメージを膨らませておくのも効果的です。

ESの頻出質問を押さえておく

ES作りにかかる時間を節約するために、ESの頻出質問を押さえておくのもおすすめです。ESの設問には、以下のような質問が用意されていることが一般的です。
 

  • 自己PR

    志望動機

    ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)

    長所・短所


これ以外にも、下記の事柄について詳しく尋ねられることも多いです。
 

  • 将来の夢・目標

    企業選びの軸

    キャリアプラン

    高校時代に力を入れたこと


ESの質問を大別すると、自分自身のこと・学生時代のこと・就活のこと・入社後のことについて深掘りされる傾向にあります。これらの分野についての質問を想定しながら、頻出質問への対策を進めておくと良いでしょう。

自分だけのESのテンプレートを用意しておく

ESに書くエピソードや強みなどの回答材料が集まってきた段階で、自分だけのESのテンプレートを用意するのもおすすめです。「チームワークを重視する企業では部活動のエピソードを書く」「自己PRではチャレンジ精神を留学経験とともに書く」のように、ESの骨組みを用意しておくのがポイントです。

他人が作成したESのテンプレートではなく、自分が作成したテンプレートであれば、複数の企業で使っても重複してしまうことはありません。応募企業の求める人物像や事業内容に合わせて微修正しながらESを作成すれば、質の高いESをスピーディに用意できるでしょう。ただし、以前応募した企業名を別の企業のESで使ってしまうなどのケアレスミスには注意してください。

下書きをスマホ・パソコンで作成する

ESの作成時間を節約するコツとして、下書きをスマホ・パソコンで作成することも挙げられます。特に手書きのESが求められる場合には、清書ではなく下書きの段階だけでもスマホ・パソコンを使用するのがおすすめです。使い慣れている機器を使ってESを作ることにより、文章を書く時間を大幅に短縮することができるからです。

パソコンのキーボード入力が苦手な方であれば、スマホのフリック入力や音声入力を使っても良いでしょう。文字数をカウントできるWebサイトやアプリを使うことにより、文字数指定があるESでも簡単に調整することができます。誤字脱字の検出ツールを使ってミスを減らせるメリットもありますが、手書きとは異なり誤変換が起こりやすいので注意しましょう。

ESを書く枚数を重ねる

ESを作る時間を短縮するためには、とにかく場数を踏むことも大切です。ESを作成して企業にエントリーする回数を重ねれば、ESの書き方にも慣れ、一通あたりの作成時間も自然と短くなっていきます。就活を始めてすぐの頃はESを書くのに時間がかかるように感じますが、少しずつ慣れていくので安心して就活に取り組むと良いでしょう。

もしES対策に時間を割けるようであれば、好きな企業を選んでESを提出すると仮定して、実際には提出しないESを練習で作成してみるのも良いでしょう。

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4.ES作りでは添削・アドバイスに時間をかけるのがポイント

ES作りでは時間をかけずに素早く作成することも大切ですが、肝心の中身がスカスカでは意味がありません。ESの回答を考え、作成する時間はなるべく短縮したほうが良いですが、その後の見直す時間や添削を受ける時間はしっかりと確保する必要があります。というのも、自分で書き上げた段階で提出するよりも、友人やプロの目から添削してもらったほうが、圧倒的に質の高いESが完成するからです。

ES添削は友人・先輩・社会人などに依頼を

ESの添削は就活エージェントなどのプロだけにしか依頼できないわけではありません。同じように就活中の友人や一学年上の先輩、すでに社会人として働いているOB・OGの方に添削してもらうのも効果的です。たとえ就活のプロではなくとも、第三者からの客観的な意見をもらうことで、日本語の間違いや意味の通じない表現などを見直すきっかけになるからです。

また、大学のキャリアセンターの窓口でES添削を依頼することも可能です。自分の大学について詳しく知っている職員の方に相談することで、大学の強みや魅力を引き出すようなESを作成することもできるでしょう。ただしキャリアセンターの窓口は、就活の時期になると非常に混み合うので、空いている時間を見計らって利用するのがおすすめです。

チームで協力しながらES添削するのも有効

周囲で同じように就活に取り組んでいる友人とともに、チームを組みながらES添削する方法もあります。3人〜5人程度のグループで一人ひとりのESを回し読みしながら、気づいたことをメモや感想にまとめる方法です。チームでのES添削を行うことにより、より多くの人の意見を聞きながらESの完成度を高めることができます。友人のESを見せてもらうことにより、新たな表現方法やアピール方法が見つかるヒントになることも多いでしょう。

同じように面接対策についてもチームで取り組むことができれば、模擬面接の機会を増やせるメリットもあります。互いに面接官役を務めながら、ESをもとに深掘り質問を投げかけるなど、実際の面接を想定して練習するのがおすすめです。就活は個人戦というイメージがありますが、チームを組んで就活対策に取り組むことで、内定を獲得できるチャンスを高められるでしょう。

人に頼りながら作成するESは高評価を得やすい

このように第三者からのES添削を受けたり、チームでES対策に取り組んだりすることで、自分一人で完成させたESよりもずっと高評価を得やすいESが完成します。多くの人の意見を取り入れ、より客観性を高めた回答で企業にアピールできるからです。

企業は学生のESを通じて、具体性があり説得力のある回答が書けているかを重視します。創作の回答やテンプレート通りの回答ではなく、オリジナリティある回答のほうが企業に評価されやすいのです。人に頼りながら作成したESは、たとえ完成するまでに時間がかかったとしても、実際の選考では高い通過率で書類選考を突破できることでしょう。

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5.ES作りにかかる時間を減らすには内定者ESを参考にすると効果的

なお、ES作りにかかる時間を減らしたい場合、すでに内定を獲得して社会人として活躍している、内定者ESを参考にするのも効果的です。実際に内定を獲得した実績のあるESを参考にできるので、選考に通過するESにはどのような特徴があるのか、自分のESとどこが違うのかを見比べることにより、大きなヒントが得られることもあるでしょう。

内定者ESは、部活動やサークルなどの先輩から入手できるのが理想的です。知り合いや友人のツテも頼りながら、社会人の先輩から内定を獲得したESの下書きなどを見せてもらうと良いでしょう。

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6.ES作りにかかる時間を短縮する時の注意点

最後に、ES作りにかかる時間を短縮する時に、ESの質を下げないために注意すべきポイントについてもご紹介します。
 

  • 見直す時間は十分に確保する

    企業ごとに書き直すべき項目は使い回さない

    ESの提出期限に余裕を持って作成する


これらのポイントにも注意しながら、ESの提出に進みましょう。

見直す時間は十分に確保する

本書で紹介してきた方法をもとに、ESの作成時間を節約するのは良いことですが、それと一緒に質も下がってしまっては意味がありません。そのためESが完成した後は、自分で読み返す時間やES添削を受ける時間など、見直しのための時間をしっかりと確保するようにしてください。

周囲の人から意見をもらってESを見直し、微修正して提出するまでには1週間ほどの期間があると良いでしょう。そのためESの提出期限の1週間前までには、少なくともESの下書きが完成するようにスケジュールを組みましょう。

企業ごとに書き直すべき項目は使い回さない

ES作りにかかる時間を節約するため、企業ごとに内容が変わらない基本情報についてはコピペしてもOKですが、企業ごとに書き直すべき項目についてはコピペで作成するのはNGです。特に志望動機・自己PR・ガクチカの回答などは、一社一社の事業内容や求める人物像に合わせて作成するのが望ましいです。

コピペで使い回してしまうと、応募企業の事業内容とESの回答でズレが生まれるなど、採用担当者に違和感を与える原因になってしまいます。アピールする強みやエピソードの内容はそのまま使い回しても問題ありませんが、回答全部をコピペして提出しないようにご注意ください。

ESの提出期限に余裕を持って作成する

ES作りやESの見直しに時間をかけてどれだけ質を高めたとしても、ESの提出期限を過ぎていればエントリーを受け付けてもらえなくなります。多くの企業はESの提出期限として、3月〜5月の期間を定めています。具体的な提出期限は企業によって異なるので、ESのフォーマットを企業のホームページからダウンロードする際には、しっかりと提出期限を確認するようにしてください。

素早くESを作成して期限よりも早めに提出できると、定員オーバーによって応募できなくなるリスクを避け、高い志望度を持って応募していることをアピールできます。場合によってはESの早期提出者限定のイベントに参加できることもあるので、なるべく早めの提出を心がけましょう。

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7.まとめ

ESの作成に時間がかかるのは、就活を始めてすぐの頃はよくある悩みです。ES一通の平均的な作成時間は約4時間とされていますが、ESを作る回数を重ね、自分なりのESのテンプレートを用意できれば、より短時間で完成させることも可能です。そのためには深い自己分析・企業研究が欠かせないほか、ESの頻出質問を押さえておくことも効果的なので、ぜひ実践してみてください。

また、ES作りでは下書きが完成した後、友人や先輩などに協力してもらいながらES添削を通じて質を高めるのも重要です。自分一人ではなく、周りの人に頼りながら作成したESは、企業からの高評価も受けやすいので、積極的に依頼してみてください。

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