自己PRの見つけ方ガイド|エピソードがない場合の裏ワザも解説

自己PRの見つけ方ガイド|エピソードがない場合の裏ワザも解説
自己PRを書こうとしても、何を強みとして伝えればよいのかわからず手が止まってしまう学生は少なくありません。自己PRは、特別な実績を探すものではなく、これまでの経験や行動を整理し、企業に伝わる形で言語化することで作れます。本記事では、自己PRが思いつかない理由を整理したうえで、強みの見つけ方から言語化の手順、具体的な例文まで解説していきます。
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1. 自己PRがわからないと感じる理由

自己PRは特別な経験を並べるものではなく、整理の仕方で見つかるものです。ここでは、自己PRの見つけ方がわからなくなる代表的な理由を整理していきます。理由を理解しておくことで、自己PRを見つけるために次に取るべき行動を明確にしていきましょう。

すごい実績がなく、しょぼい実績しかないと思っている

自己PRが書けない最大の理由は、評価に値する実績がないと思い込んでいる点です。
その背景には、自己PRは成果や受賞歴などの目立つ実績で構成するものだという誤解があります。特に理系やエンジニア志望の学生は、数値や結果がない経験を価値の低いものと判断しがちです。

しかし、自己PRでは結果よりも取り組みの過程や工夫、課題への向き合い方が評価されます。たとえば、研究で仮説検証を繰り返した経験や授業課題で改善を重ねた経験も十分な材料です。まずは実績の大小ではなく、行動の中身に目を向けることが、自己PRの見つけ方の第一歩です。

他人と比較してしまっている

自己PRが浮かばない理由として、周囲と比べて自分を低く評価している点が挙げられます。
就活では優秀な友人の経験やSNS上の成功例が目に入りやすく、自分の経験が見劣りすると感じてしまうこともあります。その結果、自分のエピソードが弱く書く価値がないと判断してしまいます。
ただ、自己PRは他人との優劣を競うものではありません。企業が見ているのはその人なりの強みや思考の特徴です。研究テーマへの向き合い方や地道に改善した姿勢は、他人と比べる必要のない要素です。比較をやめ、自分の行動に集中することが自己PRを見つけやすくするポイントの1つになります。

当たり前にできていることを過小評価している

自己PRが見つからない理由には、自分にとって当たり前の行動を、価値として認識できていない点があります。
理系学生やエンジニア志望の場合、論理的に考えることや継続して検証することや原因を分析することといった行動を日常的に行っています。そのため、強みとして意識しにくくなります。

しかし、企業から見ると案外求める能力であったり再現性の高いスキルであったりすることもあります。実験計画を立てたり、エラー原因を切り分けたりした経験は仕事に直結します。そのため、当たり前だと感じている行動を書き出すことでアピールできるポイントが案外眠っているかもしれません。

仕事に直結する自己PRの定義が狭い

自己PRが分からないと感じてしまう理由は、仕事で評価される要素を狭く捉えすぎている点にあると考えられます。

多くの学生は自己PRは専門スキルや即戦力だけを示すものだと考えがちです。その結果、学生時代の経験が仕事に結びつかないと判断してしまいます。

実際には、課題発見力や継続力、改善力なども重要な評価軸としてみられることが多くあります。研究や学業で培った思考プロセスは、職種を問わず活かされます。

自己PRの定義を広げておくことで、案外自分でも書けることが多いと気付きやすくなります。

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2. 自己PRを見つける手順①:過去の経験や自分の特性を書き出す

ここからは実際に自己PRを見つける手順を紹介していきます。自己PRを見つける最初の段階では、材料となる情報を網羅的に可視化することが重要です。

頭の中だけで考えると経験や強みを過小評価しやすくなります。過去の行動や性格的な特徴を書き出すことで、自己PRの見つけ方が整理されて次に深掘りすべき対象が明確になります。

過去の経験を自分史で洗い出す

過去の経験を整理する方法として、自分史を作成する方法があります。自分史とは、幼少期から現在までの出来事や取り組みを時系列で書き出す手法です。学業、研究、アルバイト、課外活動などを幅広く洗い出すことで、忘れていた経験も可視化できます。

たとえば、研究テーマに興味を持ったきっかけや継続して取り組んだ活動、中学高校時の意思決定などを振り返ると、行動の一貫性が見えてきます。
自己PRをより見つけやすくするために、自分の経験を遡っておき、自分なりの経験則や一貫性を掴んでおくようにしましょう。

モチベーショングラフでモチベーションのありかを探る

自分の強みを把握する手法として、モチベーショングラフを活用する方法もあります。
モチベーショングラフは、時期ごとのやる気の高低を線で表し、その理由を書き添える分析手法です。数値ではなく感情の動きを可視化できる点が特徴です。

たとえば、研究が楽しかった時期や、困難を乗り越えた場面を振り返ることで、自分が力を発揮しやすい状況が分かります。逆に、自分の気分が落ちた時や体調が悪化した時などを振り返ることで、自分のモチベーションが低下する傾向を掴むこともできます。

自分のモチベーションの源泉を把握しておくことで、自己PRをより見つけやすくなるでしょう。

MBTI診断やストレングスファインダーで自分の特性を探す

自分の特性を整理する手段として、各種診断ツールを参考にする方法も人気です。
MBTI診断やストレングスファインダーは、思考傾向や強みを客観的に言語化できる点が特徴です。自覚しにくい特性を把握しやすくなります。

こういった有名な診断を活用して自分の特性を掴むことで、自分の性格や行動特性を理解するための一助になるでしょう。ただし、ツールの言うことを鵜呑みにしすぎず、自分自身で過去の経験を振り返っておくことも重要です。
補助的に診断結果を自己理解を深めるための材料として使うことで、自己PRの内容をより簡単に見つけやすくなります。

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3. 自己PRを見つける手順②:その経験の背景や動機を深堀りする

自己PRを形にする段階では、経験の背景や動機を深く掘り下げることが重要です。行動の理由や思考過程を整理すると、強みとしての説得力が高まります。表面的な経験を意味づけすることで、仕事につながる自己PRを見つけやすくなるでしょう。

行動の原動力となった動機を言語化する

経験を自己PRとして伝えるためには、行動の動機を明確にする必要があります。企業が評価するのは結果だけでなく、なぜその行動を選んだのかという判断軸です。興味関心や問題意識を言語化すると、価値観が伝わりやすくなります。

たとえば、研究に力を入れた理由を掘り下げると、探究心や粘り強さといった性格が浮かび上がる方も多いでしょう。このように、行動の原動力となった動機を整理しておくことで、より自分にあった自己PRを見つけやすくなります。

課題や困難に対する独自の工夫を抽出する

自己PRの説得力を高めるには、課題への向き合い方を整理することが大切です。
困難な状況でどのように考え、どのような工夫をしたのかは、再現性のある強みとして評価されます。単なる出来事の説明では不十分です。

たとえば、実験がうまく進まなかった際に原因を分解し、改善策を試した経験は仕事でも役立てられます。また、インターンシップなどで成果を出すためにとった行動や施策は企業の選考時にも活用できます。

課題や困難に対する自分なりの工夫を抽出することで、自己PRを見つけやすくなります。

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4. 自己PRを見つける手順③:自分の強みを言語化する

自己PRを完成させるためには、経験を強みとして言語化する工程が欠かせません。経験を並べるだけでは評価される自己PRにはなりにくいです。複数の行動を整理し、共通する特徴を抽出することで、再現性のある強みとして伝えられるようになります。

複数の経験を通じて得た共通点を整理する

複数の経験の考察を通じて共通点を見出し、自分の性格理解に繋げると言うのは多くの学生が取る手法です。単発の出来事だけを見ると、偶然の成果に見えてしまいますが、研究や課題、アルバイトなどを横断して振り返ると、行動の傾向が見えてきます。

たとえば、どの場面でも試行錯誤を繰り返していた場合、課題解決力や粘り強さが共通点として挙げられます。こういった形で複数の経験を通じて得た共通点を抽出して整理しておくことで、これまで見えてこなかった自己PRが見つけやすくなるきっかけになります。

強みと長所の違い

自己PRを考える際には、強みと長所の違いを理解する必要があります。
長所は性格的な特徴を表す言葉で終わることが多く、仕事との接続が弱くなりがちです。一方、強みは行動や成果と結びついた再現性のある能力です。

たとえば、真面目という長所を計画的に作業を進める力という強みに言い換えると、業務との関連性が高まります。強みと長所の違いを理解しておき、自己PRには強みを言語化したうえで仕事につなげたアピール内容を記載しておくようにしましょう。

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5. 自己PRを見つける手順④:企業のニーズに合わせて言語化する

自己PRは、自分の強みをそのまま伝えるだけでは不十分です。企業が求める人物像と接続して初めて評価されます。企業視点を踏まえて言語化することで、自己PRの説得力が高まります。

企業分析を徹底的に行う

自己PRを企業向けに調整するためには、企業分析を徹底して行う必要があります。
事業内容、職種、求める人物像を把握しておくことで、評価されやすい強みの方向性が見えてきます。表面的な企業研究では自己PRとの接点が作れません。

たとえば、課題解決を重視する企業であれば、粘り強さや改善力を軸に整理する方が適しています。また、チームワークを重視する企業であれば、コミュニケーション力や思いやりなどの強みを押し出す方が良いでしょう。

企業分析を深めておくことで、企業の事業内容だけでなく文化や風土、働く人の雰囲気などさまざまな側面から自分にあった会社を選びやすくなります。

PREP法を活用して言語化する

自己PRを分かりやすく伝えるためには、PREP法を用いて文章を作成するようにしましょう。

PREP法とは、結論、理由、具体例、再結論の順で伝える方法で、この順で書くことで読み手が内容を理解しやすくなる構造でできた文章になります。

まず、最初に強みを結論として示すことで評価の軸が明確になります。その後に、なぜそれが強みといえるのかという理由を述べ、学生時代の具体的な経験で裏付けます。最後に改めて強みをまとめることで、印象に残りやすくなります。思いついた内容をそのまま書くのではなく型に当てはめて整理することで、論理的で伝わる自己PRを作成できます。

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6. 自己PRがない場合に使える見つけ方の裏技

どうしても自己PRが見つからない場合でも、視点を変えることで材料は見つかります。経験の捉え方を工夫すると、自己PRの切り口を広げられます。

短所を長所に言い換える

自己PRが見つからない場合は、短所を別の視点から捉え直すことが有効です。多くの短所は、見方を変えると仕事に活かせる強みになります。たとえば、慎重すぎるという短所はミスを防ぐ確認力や計画性として言い換えられます。

重要なのは、単なる言葉の置き換えではなく、行動と結び付けて説明することです。実際にどのような場面でその特性が発揮されたのかを整理すると、説得力が高まります。短所を否定するのではなく、活かし方を言語化することで自己PRの選択肢を広げられます。

企業の課題や求める人物像から強みを見つける

自己PRの切り口として、企業側の視点から逆算する方法があります。企業が抱える課題や求める人物像を整理すると、評価されやすい行動や考え方が見えてきます。

そこに自分の経験を当てはめることで、強みとして言語化できます。たとえば、改善志向を重視する企業であれば、小さな工夫を積み重ねた経験が有効です。自分の強みを一から考えるのではなく、企業ニーズと経験の接点を探すことで実務に近い自己PRを作れます。

他己分析をする

自己PRが思い浮かばない場合には他己分析が効果的です。他己分析とは、友人や先輩、家族など第三者から自分の印象や強みを聞く方法です。自分では当たり前だと感じている行動が、周囲からは評価されている場合があります。

たとえば、自分では普通に話していたつもりだったが、周りから見ると説明が分かりやすい、相談しやすいといった評価を得られることもあり、こういった強みは十分自己PRの材料になります。複数人から共通して挙がる点を整理すると再現性のある強みとしてまとめやすくなります。客観的な視点を取り入れることで、自己理解を深めていきましょう。

当たり前やちょっとした改善・工夫を記載する

自己PRがないと感じる場合は、日常の当たり前の行動に目を向けることが重要です。自分にとって自然な改善や工夫は、他人から見ると価値のある行動であることがあります。

たとえば、作業効率を上げるために手順を見直した経験や、ミスを防ぐためにチェック方法を工夫した行動などです。こうした小さな取り組みは、社会人になってからも十分評価されます。特別な成果がなくても、工夫の積み重ねを整理することで自己PRにつながります。

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7. 自己PRで使える強み一覧

自己PRを考える際は、強みを体系的に整理すると方向性が定まります。強みは性格だけでなく、行動や思考、対人面など複数の切り口があります。分類して把握することで、自分の経験と結びつけやすくなり、自己PRの見つけ方が具体的になります。

行動や実行系

行動や実行に関する強みは、自己PRとして企業から評価されやすい要素です。なぜなら、仕事において成果を出すまでの過程が想像しやすく、入社後の再現性を判断しやすいためです。継続力、実行力、主体性、改善力などが挙げられるでしょう。

たとえば、アルバイトで業務をただこなすのではなく、作業時間を短縮するために手順を見直した経験や、研究課題に対して試行錯誤を重ねながら取り組み続けた経験は行動系の強みといえます。結果の大きさよりも、課題に対して自ら考え行動を継続してきた姿勢を具体的に整理することが重要になります。

特性や性格、マインド系

特性や性格、考え方に関する強みも、自己PRとして十分に活用できます。このタイプの強みは、行動の背景にある価値観や思考の癖を伝えられる点が特徴です。

たとえば、探究心や粘り強さ、責任感、向上心などが挙げられます。ただし、性格を表す言葉を並べるだけでは説得力が弱くなります。重要なのは、その特性がどのような行動として表れているかを自分の経験に交えて説明することです。研究や課題に対して深く考え続けた経験や最後までやり切った姿勢を具体化すると、仕事に活かせる強みとして伝わりやすくなります。

対人・チームワーク系

対人関係やチームでの関わりに関する強みも、自己PRとして評価されやすい要素です。協調性や傾聴力、調整力、リーダーシップなどがこの分類に含まれます。理系学生やエンジニア志望であっても、研究室やグループワーク、アルバイトなどでチームに関わる場面は多くあります。

たとえば、意見が分かれた際に相手の話を整理して共有した経験や、周囲をサポートする役割を担った行動は対人系の強みとして整理できます。人とどのように関わり、チームにどう貢献してきたかを振り返ることがポイントです。

分析・戦略系

分析や戦略に関する強みは、論理性や思考力を求める職種と相性が良い特徴です。このタイプの強みには、課題発見力や分析力、仮説思考、計画力などが含まれます。

特に理系学生の場合、研究や課題を通じて自然と身に付いているケースが多いです。たとえば、問題の原因を分解し、仮説を立てて検証した経験は分析系の強みとして使えます。結果だけでなく、どのように考え判断したのかという思考の流れを整理することが重要です。

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8. 自己PRのエピソード例文

自己PRは、強みを具体的なエピソードで裏付けることで伝わりやすくなります。ここでは代表的な強みごとに、伝わりやすい構成を意識した例文の考え方を示します。文章化する際の参考にしてみてください。

継続力を自己PRにした例文

私の強みは目標に向かって継続的に取り組める点です。大学時代、飲食店のアルバイトで業務効率の改善に取り組みました。

最初は作業に時間がかかっていましたが、先輩の動きを観察し、自分なりに手順を整理し直しました。その結果、忙しい時間帯でも安定して対応できるようになりました。この経験から、地道な改善を続ける姿勢は仕事でも活かせると考えています。

課題解決力を自己PRにした例文

私の強みは、課題を分析し改善につなげる力です。大学のゼミでは、発表資料が見づらく分かりにくいという課題がありました。そこで、聞き手の視点で構成を見直し、図や要点を整理しました。その結果発表後の理解度が向上し、ゼミ生全員のレポートの精度が上がったと教授から褒めてもらうことができました。原因を考え工夫する姿勢は、業務改善にも活かせると考えています。

協調性を自己PRにした例文

私の強みは、周囲と協力しながら物事を進められる点です。大学では社会学のゼミに所属していたのですが、その際、立場の違いからグループワークで意見が分かれる場面が多くありました。

私は全員の意見を整理し、共通点を見つける役割を担いました。具体的には、全員の意見をホワイトボードに整理して、中立的な立場で肩入れせずに議論を整理し、折衷案を見つけるプロセスを丁寧に行いました。

その結果、スムーズにゼミの方針を決めることができたため、チーム全体を意識して行動する姿勢は職場でも活かせると考えています。

柔軟性を自己PRにした例文

私の強みは、状況に応じて柔軟に対応できる点です。インターンでは、予定していた業務内容が急に変更されることがありました。その際、指示を待つのではなく、必要な情報を整理し、自分にできる作業を進めました。変化に対応しながら行動できる点は、仕事でも役立つと考えています。

傾聴力を自己PRにした例文

私の強みは相手の話を丁寧に聞き、行動につなげられる点です。飲食店のアルバイトでは、新人スタッフから業務が分かりにくいという相談を受けました。具体的には、文字が多く読みづらい、そして誰もそれを修正しようと思っていないと言う問題がありました。

そこで、私は話は全従業員から話を聞いた上で、過去のマニュアルを大幅にアップデートして最新の内容や入れられていなかった細かい項目も追加して、簡潔にまとめ直しました。その結果、新人メンバーの業務理解が早く進み、入社後一人前になるまでの速度が1週間ほど早くなりました。相手の立場を考えて実行に移す姿勢は、職場でも活かせると考えています。

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9. 自己PRで伝えておくべきポイント

自己PRは、強みを伝えるだけでは十分とは言えません。企業はその強みが入社後にどのように再現され、どの場面で活かされるのかを重視しています。そのため、経験の切り取り方や文章構成によって評価は大きく変わります。ここでは、自己PRを作成する際に押さえておきたい重要なポイントを整理します。

企業でどのように活かせるのかをきちんと盛り込んでおく

自己PRでは、強みを企業でどう活かせるのかを明確に示すことが重要です。というのも、学生時代の経験そのものよりも、入社後に再現できる行動や思考が評価されるためです。

たとえば継続力を強みとする場合は、業務でどのように粘り強く取り組めるのかまで言及する必要があります。経験を語って終わるのではなく、仕事に置き換えた活用場面を示すことで企業側は入社後の姿を具体的にイメージできます。強みと業務を結び付けて説明することで、自己PRの完成度を高めることができます。

具体的な行動や定量成果を記載する

自己PRの説得力を高めるためには、具体的な行動や成果を盛り込むことが欠かせません。抽象的な表現だけでは、実際にどのような行動を取ったのかが伝わりにくくなります。たとえば課題解決力を示す場合は、どのような課題があり、どのように考えて行動したのかを順序立てて説明します。

可能であれば、改善件数や期間などを示すと客観性が高まります。行動を具体化することで強みの再現性が伝わりやすくなります。

モチベーションの源泉を抽象化して書く

自己PRでは、行動の背景にある動機を整理して伝えることも重要です。なぜその行動を取ったのかを言語化することで、価値観や判断軸が伝わります。

たとえば、研究に打ち込んだ理由を知的好奇心や課題解決への関心として抽象化すると、職種が変わっても活かせる強みになります。経験に紐づいた動機を一段抽象化することで、企業は長期的な活躍イメージを持ってもらえるでしょう。

論理的な文章構成を意識する

自己PRは、内容だけでなく文章構成も評価に影響します。結論を最初に示し、その理由や具体例を補足する構成にすると読み手が理解しやすくなります。逆に、話の流れが整理されていないと、どれだけ良い強みがあっても伝わりません。

特にエンジニア志望や理系学生の場合、論理的に説明できるかどうかは重要な評価軸になります。構成を意識して書くことで、自己PR全体の説得力が高まります。

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10. まとめ

自己PRは、特別な実績を探すものではなくこれまでの経験を整理し、強みとして言語化することで見つけられます。過去の行動や特性を書き出し、背景や動機を深掘りすると自分らしい強みが明確になります。

その上で企業のニーズに合わせて表現を調整し、具体的な行動や工夫を交えて伝えることが大切です。自己PRは経験の切り取り方と構成次第で説得力が高まるため、手順に沿って整理し、論理的にまとめておくようにしましょう。

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