理系の就活はいつから?何から始める?スケジュールの全体像を解説


- 1.理系就活を始めるタイミングはいつ?終わる時期は?
- 2.理系就活の全体スケジュール・流れ
- 3.理系就活でやるべきこととタイミング
- 4.理系が就活で失敗しないための7つのポイント
- 5.多忙な理系就活生はエージェントの利用もおすすめ
- 6.まとめ
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1.理系就活を始めるタイミングはいつ?終わる時期は?

理系の就活は「いつから始めるのがよいのか」と悩む方も多いでしょう。実際にこれまでの理系学生たちはどの時期から動き始め、どの段階で進路を固めているのでしょうか。過去の調査データをもとに、就活開始と終了の目安を確認してみましょう。
就職みらい研究所が実施した「【2025年卒】理系の学科系統別活動状況」によると、学部卒・院卒の学生が就職活動を始めた時期と進路が確定した時期で最も多かったのは、それぞれ以下のとおりです。
| 学部卒 | 院卒 | |
| 就活開始時期 | 3年の6月 | 修士1年の6月 |
| 進路確定時期 | 4年の4〜5月 | 修士2年の3月 |
参考:「【2025年卒】理系の学科系統別活動状況」|就職みらい研究所
大学生(学部卒)の場合は2023年6月に就職活動を始めた学生が最も多く、9月までに7割以上が就活を開始しています。特に機械・電気・電子系では84.9%と高く、生物・農学・水産系は71.3%とやや遅れがちです。一方で大学院生についても、全体的に6月に開始する学生が最多であり、修士1年の夏前後が就活スタートの目安といえます。
進路が確定する時期については、学部卒では4月から5月にピークが分散し、6月12日時点での確定率は機械・電気・電子系が91.9%と高いのに対し、生物・農学・水産系は59.2%と低い結果でした。大学院卒では3月に集中して進路が確定する傾向が強く、6月12日時点で全体の90.7%が進路を決めていました。
このような結果から、学部卒の理系学生は3年の6月頃から動き始め、4年の春には進路を決める流れが多いといえます。大学院卒の場合は修士1年の夏から動き出し、修士2年の3月には進路を決めるパターンが多いといえるでしょう。
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2.理系就活の全体スケジュール・流れ

理系就活の全体的なスケジュールと流れを解説します。
| やること | 年次(学部) | 年次(修士) | 年次(博士) |
| 業界研究・自己分析 | 3年春〜秋 | 修士1年目春〜秋 | 博士1年目夏〜秋 |
| SPIの勉強 | 3年春〜夏 | 修士1年目春〜夏 | 博士1年目夏〜秋 |
| エントリーシート作成 | 3年夏〜秋 | 修士1年目夏〜秋 | 博士1年目夏〜秋 |
| 面接練習 | 3年秋〜冬 | 修士1年目秋〜冬 | 博士1年目秋 |
| エントリー・説明会 | 3年冬〜4年春 | 修士1年目冬〜修士2年目春 | 博士1年目秋〜博士2年目夏 |
| 面接 | 4年春〜夏 | 修士2年目春〜夏 | 博士1年目秋〜博士2年目夏 |
| 内定 | 4年夏〜秋 | 修士2年目夏〜秋 | 博士2年目夏〜秋 |
理系就活はだいたい1年〜1年半ほどかけて行われます。特に最初の業界研究や自己分析は入念にしておき、自分が興味のある業界、企業を妥協なく探すことが大切になります。そのうえで、興味のある業界・企業に内定をもらうためのエントリーシート作成や面接対策をおこない、最終的に卒業年度の夏〜秋にかけて内定を獲得していくようなスケジュールになります。
なお、学部卒や修士の学生と比較して、博士卒の学生は少し就活スケジュールが異なります。研究や学会発表などで忙しくなることもあるため、全体として就職活動のスケジュールが長引きます。
参考:理系学生の就活スケジュール・ポイントを徹底解説!
3.理系就活でやるべきこととタイミング

理系学生は研究や論文に追われがちで、就活を始める時期を見極めることが難しいと感じる人が多いのではないでしょうか。しかし、企業側の採用スケジュールは待ってはくれないので、動き出すタイミングを意識して準備を進めることが、研究と就活を両立させるための大きなポイントとなります。
ここでは、就活でやるべきことを時系列で追いながら見ていきましょう。いつ・何をすればよいのか、タイミングを見極めるための参考にしてみてください。
3年生の春〜夏
大学3年生の春から夏にかけては、本格的な就活の土台を築く時期です。ここでしっかりと準備を進めておけば、秋以降の活動に余裕が生まれます。特にこの段階では、「業界・企業を知ること」と「自分を知ること」の両方をバランスよく進めていくことが大切です。
業界研究・企業研究をする
興味のある業界を軸に「会社四季報 業界地図」などをみて業界の特徴や傾向を掴んでみてください。どう言った業界なのか、直近の市場規模は上がっているのか下がっているのか、今後のトレンドとして業界にどのような変化が訪れそうか、を自分で調べて理解しておきましょう。
企業のホームページを確認するのはもちろん、IR情報(株主向けの情報)などもチェックしてみてください。IR情報には、業績や従業員数などが公開されており、企業のリアルな姿が見えてきます。今後の展望なども述べられているため、志望動機の参考にもなるでしょう。
また、気になる企業が見つかれば、競合他社もチェックしてみてください。いくつかの企業を比較すると、それぞれの魅力や特徴がより明らかになります。
ほかにも、各種就職イベントに参加するなど、オフラインの情報収集も積極的に行うのがおすすめです。
なお、最近では、多くの企業で採用時期が早まっている傾向があります。気になる企業を見つけたら、「採用開始時期」についてもチェックしておきましょう。
関連記事:【初心者向け】就活の企業選びをステップで紹介|選び方の例も紹介
自己分析を進める
同時に、ご自身の自己分析も併せてしておくことをおすすめします。これまでの経験や人生を振り返りつつ、どういった意思決定軸で物事を判断してきたのか、そこからどう言った経験を求めているのか、自分に対する理解を深めていきましょう。自己分析が甘く、入社してから「実は自分はこの仕事が好きじゃなかった」と気づいてしまい離職につながってしまうケースも少なくありません。
面接が始まってくると、忙しくて自己分析をしっかりする時間は取れませんので、今のうちに自己理解を深めておきましょう。
関連記事:就活の自己分析のやり方は?9つの方法と役立て方・行う際の注意点を解説
インターンシップに参加する
夏のインターンシップは、実際の職場を体験できる貴重なチャンスです。理系学生向けのインターンでは、研究職や技術職の現場を見学したり、開発プロジェクトに携わったりする機会があります。早めに応募して参加することで、自分がその職種に向いているかを判断できると同時に、企業からの評価につながることもあります。
複数のインターンに参加することでより業界理解を深められ、選考を受ける企業の選択肢も増えますが、無理なスケジュールは禁物です。企業によっては1DAYインターンなど、気軽に参加しやすいものを開催していることがあるので、気になる企業のインターン情報は早めに確認しておくことがおすすめです。
関連記事:抑えておきたい人気エンジニアインターンシップ6選|探し方や特徴も解説
3年生の秋
秋は就活準備を一歩進めて、社会人との接点や実践的な練習に力を入れる時期です。夏に得た経験や情報をもとに、さらに具体的に進路を考えていきましょう。
OB・OG訪問のアポを取る
OB・OG訪問は、実際にその会社で働く先輩からリアルな話を聞ける貴重な機会です。理系の専門性がどう実務に活かされているのか、研究と仕事の違いはどこにあるのかなど、実体験を踏まえた話を聞けることは、OB・OG訪問ならではの魅力です。
そのほかにも「なぜその企業を選んだのか」「入社前と後でギャップはあったか」など、ネットでは調べにくい質問を用意しておくと有意義な時間になります。大学のキャリアセンターや研究室のつながりを活用して、早めに訪問の予定を立てましょう。
関連記事:OB・OG訪問とは?行う時期とやり方・質問内容・メールの送り方を解説
面接練習を始める
面接練習をスタートさせることも、この時期の大事なステップです。できるだけ早めに取り組むほど安心感につながります。
最初は友人同士で模擬面接を行い、質問への答え方や表情、声の大きさを確認しましょう。第三者目線で、研究内容を分かりやすく説明できているか、話し方の癖はないかなど、改善点があれば指摘してもらうようにするとより効果的です。その後、大学のキャリアセンターや就活支援サービスを利用すると、採用担当者に近い目線でフィードバックをもらえます。
実際の面接では緊張しやすいため、複数回の練習を重ねておくことで、本番でも自分らしく話せるようになります。
関連記事:IT企業の面接でよく聞かれる10の質問!回答例もあわせて解説
3年生の冬〜4年生の春
冬から春にかけては、本格的に就活が動き出す時期です。企業のエントリー受付や説明会が始まり、いよいよ本選考への準備が必要となります。この段階で準備が不十分だと、研究との両立が難しくなるため、計画的に動くことが大切です。
エントリーシートを作成する
まず取り組むべきは、エントリーシートの作成です。
本選考に応募する際、ほとんどの企業でエントリーシートの提出が求められます。企業によって質問内容は異なりますが、基本となる自己PRや志望動機は共通しています。早い段階で一度書き上げ、何度もブラッシュアップしながら精度を高めていきましょう。教授や先輩に見てもらい、客観的な意見をもらうことも効果的です。
また、理系学生の場合は、研究テーマや学会発表の経験、実験や分析で培ったスキルなどを整理しておくと効率的に進められます。
関連記事:IT企業で評価されるESの書き方解説!志望動機の説得力を高めるコツも
企業説明会に参加する
3年生の冬から4年生の春にかけて、多くの企業がオンラインや対面で説明会を開催します。説明会は、企業研究を深めるチャンスであるだけでなく、社員と直接話せる場でもあります。理系学生にとっては、自分の専攻がどのように仕事に活かされるのかを知るきっかけになるため、積極的に質問してみるとよいでしょう。
また、企業によっては説明会への参加が選考の第一歩になっていることもあるため、参加するだけで志望度の高さを示すことにつながります。
本選考に向けて準備する
3月以降は本選考が本格的に始まります。エントリーシートやWebテスト、面接など、多くの企業で複数の選考ステップがあるので、スケジュール管理が非常に重要です。理系学生は研究や卒業論文と就活が重なる時期でもあるため、試験日や面接日をしっかりカレンダーに記録しておき、余裕をもって準備を進める必要があります。
また、研究で培った論理的な説明力やデータ分析の経験は面接で強みとなるので、具体的なエピソードとして語れるよう整理しておくと選考を有利に進められます。
関連記事:早期内定を獲得するコツ!早めに選考が始まる業界・企業とおすすめ対策
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4.理系が就活で失敗しないための7つのポイント

理系学生が就活で失敗しないためのポイントを解説します。入社してから後悔しないよう、ポイントを押さえて自分に合う企業を選びましょう。
ポイント1:推薦枠をチェック
理系の就活を進めるうえで、まずやるべきなのが「推薦枠のチェック」です。
学部・学科によっては、企業からの推薦枠を持っています。推薦応募は自由(一般)応募と比較して内定につながりやすいため、志望する業界・企業の推薦枠がある場合は積極的に活用しましょう。
推薦募集にエントリーする場合は、大学や教授に寄せられた推薦求人から応募先企業を決めるのが一般的です。
求人票の公開や説明会の実施など、推薦募集が本格的に始まるのは大学3年(大学院1年)12〜1月頃からなので、それまでに就活準備や選考対策を済ませておきましょう。
なお、大学や企業によって推薦応募の受付時期や期間は異なります。のんびり構えているとエントリー時期を逃してしまう可能性もあるため、必ず担当教授や大学のキャリアセンターなどに詳細を確認しておきましょう。
ポイント2:専門にこだわらず幅広い業界に目を向ける
理系学生は「専門性を活かして就職しなくてはならない」と考える人もいますが、必ずしも専門にこだわる必要はありません。
学部・学科を選んだ高校3年生の頃と現在では、考え方や見えている世界が異なるはずです。専門のことはいったん忘れて、さまざまな仕事に目を向けてみると、思わぬ仕事に興味を持つ可能性もあります。
例えば、機械工学科からIT系企業への就職や、物理学科からアパレル業界への就職なども珍しいケースではありません。
文系の就職先と思われがちな金融系や商社などでも、理系学生を求めているケースはあるため、幅広い選択肢を考慮したうえで就職する業界・企業を決定しましょう。
ポイント3:研究との両立のため早めに動く
理系学生は文系学生よりも講義の数が多く、時間を確保しにくくなります。また、大学4年生以降は研究室に所属して卒業研究に挑むため、さらに忙しくなるでしょう。
したがって、就職活動をスムーズに進めるためにも、情報収集などは早めに済ませておく必要があります。
また、研究の待ち時間や授業の合間にエントリーシート・履歴書を作成するなど、時間を効率的に使って就活準備を進めるのもおすすめです。
ポイント4:OG・OB訪問で活躍している社会人の話を聞く
就活に悩む理系学生は、OG・OB訪問で活躍している社会人の話を聞いてみるのもよいでしょう。
特に、専門分野か文系企業かなど進路に悩む場合は、実際に働いている社会人から話を聞くことで解消されるケースもあります。
また、OG・OB訪問では、志望する企業で実際に働いている人からリアルな話を聞けるのも特徴です。入社後の就業風景をイメージしやすくなるため、ミスマッチの回避にもつながります。
Webサイトに掲載されていない情報が入る貴重な機会を無駄にしないよう、質問をまとめてメモしておくなど、しっかり準備したうえでOG・OB訪問に臨みましょう。
関連記事:OB・OG訪問でおすすめな質問例21選!流れや聞いてはいけないことも
ポイント5:可能であればインターンシップに参加する
時間にある程度余裕があれば、インターンへの参加もおすすめです。
実際の現場で働くことにより、具体的な仕事内容や職場の雰囲気を掴めるため、企業選びや志望動機の作成に役立つでしょう。また、インターンでスキルを身につければ、就活を有利に進められる可能性もあります。
ただし、インターンシップへの参加によって、就活にかかる時間は増加するため、事前に単位を取得しておくなど、就活と学業を両立できるように対策しておきましょう。
関連記事:インターンシップに参加するメリットは?インターンへの参加方法についても解説
ポイント6:TOEICや資格の取得も検討する
理系学生の就活準備として、TOEICや資格の取得も検討してみてください。原則、就活において必須の資格は少ないですが、専門性や熱意をアピールするための材料にはなります。
なお、専門性の高い理系企業の場合、TOEICや資格の保有が応募条件になる可能性もあります。特に、外資系企業や世界シェアの高い自動車・部品メーカーなどでは、入社後にTOEICスコアが評価されるケースも多いようです。
企業の募集要項や人材ニーズをしっかり確認・リサーチして、必要であれば資格取得に向けた学習も進めておきましょう。専門性の高い資格の場合、取得までに時間がかかる可能性もあるため、余裕を持って試験対策を始めるのがおすすめです。
関連記事:IT資格の種類と難易度について解説!新卒におすすめの資格とは
ポイント7:適当に何社も受けるより厳選した数社に集中
就活で「数打ちゃ当たる」はあまり通用しません。手当たり次第に何社も受けるより、数社を厳選して丁寧に進めたほうが内定につながります。
近年では、採用したものの数年で辞めてしまう人も少なくありません。しかし、採用活動や新人の教育には多額のコストがかかるため、採用後すぐに辞められると、企業にとっては大きな損失となってしまいます。
そうした背景もあり、採用担当者は「志望の本気度」を入念にチェックします。取ってつけたような志望理由では、書類選考を通過するのは困難です。
就活をスムーズに進めるためだけでなく、就職後の失敗や後悔を回避するためにも、気になる企業を絞ったうえで、企業研究などを入念に行ってから就活に臨みましょう。
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5.多忙な理系就活生はエージェントの利用もおすすめ

「自己PRに書くことが思いつかない」「面接で気をつけるべきポイントが分からない」など、就職活動ではさまざまな悩みや疑問が生じます。そのような学生におすすめしたいのが、就活エージェントの活用です。
就活エージェントでは、専門のスタッフやキャリアコンサルタントが、個人の状況にあわせて就職活動をサポートしてくれます。
また、希望や条件に沿った企業を紹介してもらえる点も魅力です。特に、時間を取りづらい理系学生にとって、効率的に就活を進められるのは大きなアドバンテージとなるでしょう。
「お金がかかりそう」と思うかもしれませんが、基本的に就活生は無料で利用できるサービスがほとんどです。就職が決まった場合も、企業側が手数料を支払うため、学生側の料金負担はありません。
必要事項を入力するだけで簡単に登録できるサービスも多いため、まずは気軽にチェックしてみてください。
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6.まとめ
この記事では、理系就活のスケジュールや各スケジュールごとの準備内容について簡単に解説してきました。
理系学生は、卒業年度の1学年前の春(学部3年、修士1年、博士1年)から少しずつ就職活動を始めておくと、スムーズに就職活動を進めることが可能になります。正解がわからないからこそ不安がつきものな就職活動、エージェントや友人など周りの力も借りつつ、より納得のいく就職活動を進めていきましょう。
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