- 1.内定直結インターンとは
- 2.内定直結インターンの特徴
- 3.内定直結インターンに参加するメリット
- 4.内定直結インターンで評価されるためのポイント
- 5.内定直結インターンに参加する場合の注意点
- 6.インターンシップの探し方
- 7.まとめ
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1.内定直結インターンとは
インターン(インターンシップ)とは、実際の職場で就業体験を行うことです。ホームページなどでは分からない実際の企業の雰囲気を肌で感じることができ、実務の経験からグループディスカッションへの参加や社員へのインタビューなどを通して、企業についてより理解を深めることができます。
そのなかで内定直結インターンとは、インターン期間中の活動成果によって、終了後に内定が出るインターンのことを指します。
もともと企業はインターン参加者に対して早期の選考を案内するなど、これまでも多くの企業がインターンを踏まえた採用活動を行っていましたが、厳密には採用目的としたインターンは禁止とされていました。
しかし、実際のインターンシップの状況を鑑みて、2022年4月に経団連と産学協議会が政府に対してルールの見直しを提言。その後、政府の関係省庁会議において、インターンシップで企業が得た学生の情報を採用活動に活用できることが合意されました。これにより、2025年卒の就活から、企業は正式にインターンの評価を選考へ活用できるようになったのです。
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2.内定直結インターンの特徴
内定直結インターンは、企業にとって採用活動の一環となるため通常のインターンとは異なる特徴があります。もちろん企業によって差はありますが、大まかな特徴は下記の通りです。
インターン参加前に選考があるケースが多い
インターンを通して通常の選考フローよりも前に内定が出るというのは、学生にとっても魅力的であるため、通常のインターンよりも応募者が多い傾向にあります。また、企業としても採用活動であるため、参加者の質を担保するという意味でも事前選考があるケースが多く、参加するための倍率が高くなりやすいです。
インターン参加のための選考は、書類だけの場合からグループワークや面接も行われることもあります。企業分析や志望理由の作成などの対策をしっかり行ったうえで臨むようにしましょう。
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実際の業務に近い経験ができる
学生の能力や気質、企業へのマッチ度合いを測るためにも、実務に近いプログラム内容を組んでいる企業が多い傾向にあります。業務に取り組む姿勢や、そこでの成果、適性などを総合的に判断したうえで、内定を出すかを判断します。
学生にとっても、実際の業務に近い経験ができるため入社後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。
長期間のインターンの場合が多い
内定直結インターンでは、参加する学生の資質をしっかりと見極めて内定を出すかどうかの判断を行うため、通常のインターンと比べて期間が長く設定されている傾向にあります。
先ほど説明したように、実際の業務に近い体験ができるプログラムを組まれているケースが多く、事業内容の理解から業務のレクチャー、就業体験、社員からのフィードバックなどプログラム内容も充実したものになります。時間をかけて取り組む分、会社や社員の雰囲気もしっかりと体験することができるでしょう。
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3.内定直結インターンに参加するメリット
内定直結インターンへの参加にはさまざまなメリットがあります。ここでは代表的なメリットを3つご紹介します。
早期に内定獲得できる
内定直結インターンに参加するメリットとして、もっとも大きいものはやはり早期内定を獲得できることでしょう。
インターンは通常選考が始まる前に開催されることが多いため、インターンを通して内定をもらうことができれば、その時点で就活を終了することもできますし、続けるとしても余裕をもって取り組むことができます。
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ミスマッチを防げる
希望に胸を膨らませて入社したものの、仕事や職場の雰囲気が理想と大きくかけ離れていた、といったケースは少なくありません。このようなミスマッチは、企業側にとっても就活生にとってもデメリットです。
内定直結インターンでは実際の業務に近い体験ができるため、事業や業務内容が自分に合っていそうか、社員の方々や職場の雰囲気に馴染めそうかなどを体感することができます。
他の学生と情報交換できる
インターンに参加している学生と、さまざまな情報の交換や共有をできるのもメリットです。就活を有利に進めるうえで、情報収集は重要です。内定直結インターンには、就活に対する意識が高い学生も参加しているため、今後の就活に役立つさまざまな情報を仕入れることができるでしょう。
近年の就職面接では、従来の枠にとらわれない質問を投げかけられるケースも増えています。このような情報はあまり表に出ないため、意識的に情報収集しないと取得できません。
インターンに参加している学生との交流から、気になっている企業の面接でどのような質問をされたのか、情報を得られる可能性があります。また、その質問にどう答えたのか、面接担当者のリアクションはどうだったのか、といった情報も取得できるかもしれません。
関連記事:インターンシップのメリットとは? 探し方や注意点も解説
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4.インターンで評価されるためのポイント
内定直結インターンといっても、参加したすべての学生が内定を獲得できるというわけではありません。内定をもらうためにはインターン参加時に評価されることが重要です。ここでは、どのような学生がインターンで高評価を得やすいのかをご紹介します。
積極性がある
積極性がある学生は、インターンで高く評価される傾向があります。社会に出ると、自ら考え行動することを求められるシーンが多々あります。積極性が見られる学生は、自ら考え行動できる人材であると判断されるため、高評価が期待できます。
積極性をアピールするため、インターンでは疑問に感じることや不明点を積極的に質問しましょう。あまり質問ばかりするのは失礼になるのではないか、と不安に感じるかもしれませんが、インターンではそのような姿勢が評価されます。
また、何か意見を求められたときは率先して口を開きましょう。ときには的外れな意見を口にしてしまうかもしれませんが、見られているのは積極性です。ただ、積極性をアピールしたいあまり、周りに過度な迷惑をかけてしまうのは逆効果なので、そこは注意したほうがよいでしょう。
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結果にこだわる
結果にこだわる姿勢を見せるのも、インターンでの高評価につながります。社会に出ると、過程よりも結果を求められることが多いからです。
学生のころは、結果がよくなくても過程を評価されることが少なくありません。結果が伴わずとも、努力の形跡やまじめに取り組んだ姿勢が見えれば、そこを評価してもらえることはよくあります。
一方、社会に出ればそのようなことは少なくなります。どれほど努力のあとが見えようが、一生懸命仕事に取り組んでいようが、結果を出すことを求められます。
このような理由から、多くの企業は結果にこだわる人材を採用したいと考えています。たとえインターン中にチームメンバーと意見が衝突しても、試行錯誤しつつ結果を残せるようこだわる人材が評価される傾向があります。
フレームワークを活用できる
企業における業務で、フレームワークを活用するシーンは多々あります。ビジネスで活用できるフレームワークはいくつもあり、うまく用いれば意思決定や問題解決に役立てられます。
フレームワークを数多く知っているだけでは評価につながりません。覚えているフレームワークを、そのときどきのシーンにあわせて活用できるかどうかが重要です。たとえば、現状を正確に把握しないといけないため、PEST分析を使おう、物事を論理的に整理したいためロジックツリーを作成しよう、とシーンに応じて使い分けられる力があるかどうかです。
インターンできちんとフレームワークを使いこなしていれば、入社したあとも業務でうまく活用できると判断してもらえます。入社後すぐに活躍できるだろうと判断されれば、内定にも近づくでしょう。
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5.内定直結インターンに参加する場合の注意点
早期内定を獲得できるチャンスでもある内定直結インターンですが、その分注意が必要な点があります。ここでは、内定直結インターンに参加する際の注意点をご紹介します。
ほかの企業を知る機会が少なくなる
内定直結インターンは長期間であることが多く、早期に内定をもらえる可能性もあるため、その分ほかの会社を知る機会が減ってしまうことには注意が必要です。
内定を獲得することが目的なのではなく、最終的に納得感のある会社に入社することが就職活動の目的のため、ある程度複数の会社を知り、比較検討をすることも大切です。志望業界や職種が定まっていない場合は、いきなり長期の内定直結インターンに参加するのではなく、さまざまな業界や会社を見ておくことをおすすめします。
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参加者のレベルが高く、埋もれないよう注意が必要
人気企業になればなるほど、内定直結インターンの参加倍率は高くなります。参加している学生は高い倍率の事前選考を通過してきているため、優秀な学生が多く集まっていると言えるでしょう。
ほかの学生たちも内定を目指して積極的な姿勢で参加していると予想されるため、なんとなくインターン期間中を過ごしてしまうと目立った成果やアピールができずに終わってしまう……なんて可能性もあります。優秀な学生たちのなかでどうやって自己アピールをするか、成果をあげるかといったことも考えながら、意欲的に参加することが大切です。
スケジュール管理が必要になる
長期インターンに参加する場合、学業との両立が難しくなる可能性があります。学業をこなしつつ、インターンにも参加するため、必然的に毎日が忙しくなり、プライベートの時間もとりにくくなるかもしれません。
内定直結インターンは夏休みなどの長期休みに行われることが多いですが、ほかの企業の説明会やインターンにも参加するのであれば適切なスケジュール管理と調整が必要になることを覚えておきましょう。
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6.インターンシップの探し方
インターンを探す方法としては、逆求人サイトやインターン専門サイトなどの利用が考えられます。また、大手求人サイトや企業の公式HPでインターンを探す方法も有効です。
逆求人サイト
逆求人サイトとは、企業からのオファーを受け取れるサービスです。一般的な求人サイトは、求職者が気になる企業を見つけエントリーしますが、逆求人サイトは企業が求職者へオファーを出します。
使い方は簡単で、自身のプロフィールをプラットフォームへ登録するだけです。あとは、企業が登録者のプロフィールをチェックし、気になる人材にオファーを送ります。
逆求人サイトを利用するメリットは、手間が少ない点です。インターン先の選定や申し込みなどをする必要がなく、一度登録すればオファーが来るのを待つのみであるため、手間と時間がかかりません。そのため、少しでも時間を有効活用したい方や、忙しい方に適しています。
なお、現在はさまざまな逆求人サイトがあり、それぞれ特徴が異なります。登録している企業の数や利用できる機能などにも違いがあるため、利用する前にあらかじめチェックしておきましょう。
インターン専門サイト
インターン専門サイトとは、インターンに特化した情報サイトです。インターン案件のみを扱っているため候補を見つけやすい点がメリットです。
インターンを実施している企業は数多いものの、それゆえにそのなかから候補を選ぶのは大変です。大手企業のインターン案件はすぐ見つけられますが、ベンチャーや中小企業の案件を見つけるのは簡単ではありません。
一方、インターン専門サイトであれば、企業の規模にかかわらずあらゆるインターン案件を検索できます。そのため、自身の希望にマッチしたインターン案件も比較的容易に見つけられます。
また、サイトによっては、インターンへの参加により習得できるスキルを明記しているケースもあります。このようなサイトであれば、身につけたいスキルからインターン先を選ぶことも可能です。
さらに、インターンでどのような業務に携わるのか、どういったスキルが求められるのかといったことを記載したサイトもあります。こうしたサイトなら、あらかじめ不安要素を排除したうえでインターンに参加できます。
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大手求人サイト
大手求人サイトは、扱っている情報量の多さが特徴です。さまざまな業界や職種の求人案件を扱っており、そのなかからインターン案件をピックアップできます。
そのため、さまざまな企業のインターン案件をチェックしたい方に適しています。大手求人サイトの多くは優れた検索機能も実装しており、設定した条件で案件を検索できるため、望む案件をスムーズに見つけられる可能性が高いのもメリットです。
ただ、大手求人サイトに掲載されているインターン案件は、短期であるケースが多いため注意が必要です。短期インターンは倍率が高く、選考をクリアするのは簡単ではありません。逆に考えれば、短期インターンの案件は豊富であるため、専ら短期のものを探したいと考える方には適しています。
企業のHP
企業のHPでインターン参加者を募集しているケースもあります。求人サイトや、逆求人サイトには掲載していない、より詳しい情報が載せられていることも少なくありません。
どうしてもインターンに参加したい企業があるのなら、対象企業のHPに目を通してみましょう。エントリーフォームが用意されていれば、直接申し込みもできます。ただし、特にインターンを希望する企業が決まっていない、といったケースにおいて、この方法はあまりおすすめできません。わざわざ企業のHPをひとつずつチェックしなくてはならず、非効率です。
また、近年ではTwitterやFacebookといった、SNSで情報を発信する企業も増えています。なかには、インターンの募集をSNSで実施しているケースも見受けられます。思わぬ情報を取得できる可能性もあるため、SNSを利用しているのならそちらでも情報を収集してみてはいかがでしょうか。
関連記事:【大学生向け】おすすめエンジニアインターンとインターン先の探し方|選考対策まで解説
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7.まとめ
インターンへの参加により、ミスマッチを回避できるほか、周囲の学生との有益な情報の共有や交換もできます。インターンで高評価を得たいのであれば、積極性や結果にこだわる姿勢をアピールするとよいでしょう。就活の一環としてインターンを活用し、スムーズな内定取得を実現してください。
また、ITエンジニアを目指す学生向けのインターンについての詳細は、下記のページを読んでみてください。
関連記事:内定に直結するインターンとは? 参加する際のポイントも解説
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