バックエンドエンジニアに未経験・新卒で入社できる?習得したいスキル・実績と向いている人

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1.バックエンドエンジニアに未経験・新卒で入社するのはハードルが高め
まず前提として、バックエンドエンジニアに未経験・新卒で入社するのは、ややハードルが高めと言えます。新卒採用でバックエンドエンジニアを募集している企業は多いですが、その大半は過去に開発経験を持つ方やポートフォリオを提出できる方などを対象とした即戦力採用だからです。
そうした求人に応募できる条件を満たすには、就活と並行しながら即戦力レベルのプログラミングのスキルを身につけ、そのスキルを活かして個人開発に取り組んだ実績を作るなどの大きな努力を必要とします。情報系出身の学生や、何年も前から就活を見据えてプログラミングを勉強してきたライバルと競う必要が出てくるため、非常に厳しい戦いとなるでしょう。
中には未経験からでもバックエンドエンジニアとして入社できる企業もありますが、非常に競争率が高く内定獲得が困難な求人になると考えられます。そのためどうしても新卒採用でバックエンドエンジニアになりたい理由がなければ、まずは同じWebエンジニアのフロントエンドエンジニアからキャリアをスタートすることをおすすめします。
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2.バックエンドエンジニアとは?
そもそもバックエンドエンジニアとは、Web開発においてWebサービス・Webアプリの裏側のシステム開発を担当する職種を指します。反対に、Webサイトの表側の見た目を構築するのがフロントエンドエンジニアの仕事です。ここではバックエンドエンジニアの主な仕事内容と、フロントエンドエンジニアとの違いについてご紹介します。
バックエンドエンジニアの仕事内容
バックエンドエンジニアの仕事内容は、「ユーザーからは見えない部分の開発」と表現されることが多いです。たとえばECサイトの開発に取り組む場合には、各商品ページの在庫数をリアルタイムに反映するシステムや、ユーザーからの注文を倉庫のシステムに送信して発送準備を進めるよう指示を出すシステムなどを開発します。
こうしたシステムはECサイトを利用するユーザー側からは見えておらず、すべて裏側のサーバーで処理されています。バックエンドエンジニアは、このようにユーザーからは見えない部分で稼働しているシステムの開発を担当しており、その土台となるサーバーやデータベースの構築にも携わる職種です。
時にはサーバートラブルや予期せぬトラブルの障害対応を担当することもあり、非常に幅広い分野の知識とスキルを駆使しながら活躍する職種となっています。
フロントエンドエンジニアとの違い
バックエンドエンジニアがユーザーからは見えない部分の開発を担当するのに対して、ユーザーの目に触れる部分の開発を担当するのがフロントエンドエンジニアの役割です。フロントエンドエンジニアの場合、初心者向けのプログラミング言語とされるHTML/CSSやJavaScriptなどの言語を用いて、Webサイトのレイアウト・配色・装飾などの実装を手がけます。
Webデザイナーによるデザインを、プログラミングスキルを使って形にするのがフロントエンドエンジニアの役割です。また、Webサービスで表示するページやコンテンツを管理するための「CMS」というツールの構築をフロントエンドエンジニアが担当することもあります。代表的なCMSである「WordPress」を扱い、非エンジニアのクライアント企業にとって使いやすいようにカスタマイズする仕事です。
なお、フロントエンドエンジニアに求められるスキルレベルは、バックエンドエンジニアよりも低めであり、未経験・新卒採用でも受かりやすい傾向にあります。そのためバックエンドエンジニアを目指す方の多くは、まずは未経験からフロントエンドエンジニアとして入社し、Web開発の経験を積みながらプログラミングスキルを習得した後、バックエンドエンジニアへのキャリアアップを狙うのが一般的です。
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3.バックエンドエンジニアに未経験・新卒で受かるための必要スキル
バックエンドエンジニアは、未経験・新卒で内定を得るハードルが高く、入社後に即戦力として活躍できるだけのスキルや実績を身につけておく必要があります。ここでは未経験・新卒からバックエンドエンジニアになりたい方向けに、必要となるスキルや経験についてご紹介します。
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・即戦力としてのプログラミングスキル
・クラウド・セキュリティを含めたITインフラ構築スキル
・個人開発のポートフォリオや実務経験
それぞれ詳しくご紹介しますので、今後の就活対策の参考にしてみてください。
即戦力としてのプログラミングスキル
バックエンドエンジニアに未経験・新卒から入社したい場合には、即戦力として活躍できるだけのプログラミングスキルを身につけておく必要があります。独学でプログラミング言語を学ぶだけではなく、そのプログラミングスキルを活用してWebサイトを立ち上げたり、受託開発に取り組んだりした経験があるのが望ましいです。
企業によってはバックエンドエンジニアの新卒採用において、過去に手がけたWebサービスのURLをまとめて「ポートフォリオ」として提出することを求められることがあります。ポートフォリオとはバックエンドエンジニアとしての作品集のことを指し、応募の際に提出できなければ書類選考で不合格となる可能性が高いでしょう。
クラウド・セキュリティを含めたITインフラ構築スキル
未経験・新卒からバックエンドエンジニアの内定を獲得するために、クラウドやセキュリティを含めたITインフラの構築スキルを習得することも欠かせません。バックエンドエンジニアはWebサービスの土台を支えるためのサーバー・データベースの構築に携わる職種であり、こうしたインフラ構築においても即戦力レベルのスキルが要求されます。
近年では物理的なサーバー機器を用いるのではなく、クラウドサービス上でITインフラを構築するケースが主流となっています。AWSやAzure、GCP(Google Cloud Platform)といった代表的なクラウドサービスについての知識を身につけ、クライアント企業の要望に応じて最適なクラウドサービスや構成を提案できるスキルがあると、即戦力のバックエンドエンジニアとして高く評価されます。
個人開発のポートフォリオや実務経験
バックエンドエンジニアをはじめとして、IT業界では資格・スキルの有無よりも、これまでの開発経験や実績が重視される傾向にあります。未経験・新卒からバックエンドエンジニアを目指す場合にも、URLや公開ページを提示できるような開発経験をアピールするのが望ましいです。
個人開発でWebサイト制作を手がけた実績や、クラウドソーシングでWeb開発の案件を受けて完遂した実績などをURLとともにアピールできると、即戦力のバックエンドエンジニアとして評価されやすくなります。
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4.バックエンドエンジニアに未経験・新卒で入社するロードマップ
続いて、未経験・新卒からバックエンドエンジニアを目指すためのより具体的なロードマップをご紹介しましょう。
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・プログラミングスキルを習得する
・アルバイト・インターンで実務に触れておく
・個人開発に取り組む
・フロントエンドエンジニアから始めるのも選択肢
上から順番に一つひとつ解説しますので、就活に向けてどのような対策を行えば良いのかの参考にしてみてください。
プログラミングスキルを習得する
未経験・新卒からバックエンドエンジニアになるためにまず取り組みたいのが、プログラミングスキルの習得です。バックエンドエンジニアの業務で使用するプログラミング言語として、Python・Java・Ruby・PHPなどが挙げられます。これらの言語のうち一つだけでも構いませんので、実務レベルのプログラミングスキルを身につけておくことが望ましいです。
すでに志望企業が決まっており、その企業で使用するプログラミング言語が判明しているのであれば、その言語を優先して学習しておくと良いでしょう。
また、プログラミングスキルを習得する際には、開発効率を高めるための開発フレームワークの扱いについても併せて身につけておくことが大切です。開発フレームワークは各プログラミング言語ごとに用意されているので、代表的なフレームワークの扱いを押さえておきましょう。
アルバイト・インターンで実務に触れておく
未経験・新卒からバックエンドエンジニアを目指すにあたっては、アルバイト・インターンを通じてWeb開発の実務に触れておくことも効果的です。バックエンド開発の実務経験を積むことが望ましいですが、フロントエンド開発の開発経験でも就活で有利に働く可能性があります。
ただし、あくまでも職業体験的な短期インターンではなく、企業の現役エンジニアと同様の仕事内容に携わる長期インターンの経験をアピールする必要がある点に注意してください。その際には習得したプログラミングスキルを活かして業務に取り組むことを心がけましょう。
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個人開発に取り組む
バックエンドエンジニアとしての開発実績を増やすためには、Webサイト・Webアプリを個人で開発する経験を積むのがおすすめです。Webサービスの企画・設計段階からアピールできるように、「なぜそのWebサービスを開発したのか?」に答えられるような自分にとって興味のあるWebサービスの立ち上げにチャレンジしてみると良いでしょう。
就活対策のための個人開発では、収益化や膨大なアクセスを獲得する必要はなく、あくまでもバックエンドエンジニアとして即戦力で活躍できるだけのスキル・経験をアピールすることが目的です。シンプルで簡単なWebサービスでも構いませんので、個人開発の経験を増やすことを優先してみましょう。
フロントエンドエンジニアから始めるのも選択肢
ここまでで解説してきた通り、未経験・新卒からバックエンドエンジニアの内定を獲得するのはハードルが高めです。そのため一般的なWebエンジニアのキャリアパスと同様に、まずはフロントエンドエンジニアから始めてみるのもおすすめです。
未経験・新卒からでも入社しやすいフロントエンドエンジニアから始めて、研修やOJTで基礎的なスキルを身につけつつ、数年スパンで経験を積んでバックエンドエンジニアを目指すという選択肢です。
バックエンドエンジニアとしての仕事に関わるまでに少し長い時間を必要としますが、給料を受け取りながらスキルアップに取り組み、着実にバックエンドエンジニアとしてのキャリアパスを目指すことができるので、ぜひ実践してみてください。
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5.未経験・新卒からバックエンドエンジニアに向いている人
バックエンドエンジニアは非常に幅広い分野の知識とスキルを活用しながら働く職種なので、人によって向き不向きが激しい傾向にあります。ここでは未経験・新卒からでもバックエンドエンジニアになる適性が高い人の特徴についてご紹介します。
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・Web業界に高い関心がある人
・常にIT技術を磨き続けられる人
・コミュニケーションスキルが高い人
自分がこれらの特徴に当てはまり、バックエンドエンジニアに向いているのかどうかをチェックしておきましょう。
Web業界に高い関心がある人
バックエンドエンジニアに向いている人の特徴として、Web業界への興味・関心があることが挙げられます。IT業界の中でも特に変化の激しいWeb業界について、最新のトレンドや注目の技術について情報収集しながら、積極的にスキルを身につけて業務に活かそうとする姿勢が高く評価されます。
一方で、Web業界やIT技術に対してあまり興味がなく、プライベートの時間を使って情報収集することが苦痛に感じる方の場合には、バックエンドエンジニアにはやや不向きかもしれません。
常にIT技術を磨き続けられる人
バックエンドエンジニアは、プログラミングスキルやインフラ構築スキルなど、幅広い分野の知識を活用しながら働く職種なので、常にIT技術を磨き続けられる人ほど向いています。バックエンドエンジニアとしてのスキルレベルや技術力が、そのままエンジニアとしての評価につながりやすい職種なので、常に技術力を高める努力ができる人ほど活躍しやすいです。
すぐに業務では必要としないプログラミングスキルやIT資格を取得したり、バックエンドエンジニアとして入社後のプライベートでも個人開発に取り組んだりと、技術力を磨き続けることに楽しみを見出せる人なら、バックエンドエンジニアの資質は十分です。
コミュニケーションスキルが高い人
バックエンドエンジニアに向いている人の特徴として、コミュニケーションスキルが高いことが挙げられます。バックエンドエンジニアは、クライアント企業とのやりとりを担当するほか、フロントエンドエンジニアとの連携が重要となる職種なので、相手の立場になってコミュニケーションが取れる人は高く評価されます。
バックエンドエンジニアとしての技術力は企業に入社後に身につけることができますが、コミュニケーションスキルをゼロから教えることは難しいと企業側は判断します。そのため新卒採用では、コミュニケーションスキルが高いことが選考で有利に働く可能性も高いので、積極的にアピールしてみましょう。
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6.まとめ
バックエンドエンジニアは未経験・新卒から入社するのはハードルが高めの職種であり、即戦力として活躍できるだけのプログラミングスキルや、ITインフラの構築スキル、ポートフォリオとして提出できる個人開発の経験などをアピールする必要があります。こうした応募条件を満たすことが難しい場合には、まずはフロントエンドエンジニアとして企業に入社して、Web開発の経験を積みながらバックエンドエンジニアへのキャリアアップを目指すのも一つの選択肢です。
本記事で解説してきたバックエンドエンジニアに向いている人の特徴も参考にしながら、バックエンドエンジニアとして後悔のないキャリアを歩み始めましょう。
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授業でプログラミング言語に触った程度で、開発した経験が無くてもITエンジニアとして就職することは可能です。
ただし、応募すべき企業や選考でアピールする内容はしっかりと検討する必要があるため、就活エージェントの利用をおすすめします。
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