IT企業の面接でよく聞かれる10の質問!回答例もあわせて解説

IT企業の面接でよく聞かれる10の質問!回答例もあわせて解説
エンジニアやプログラマーを目指すなかで、IT企業の面接を受けることになったとき、どのようなことを聞かれるのでしょうか? 内定を獲得するためには、事前の面接対策も必須です。 この記事では、IT企業の面接で聞かれる定番の質問とその回答例についてご紹介します。また、面接で好印象を与える逆質問や、面接時に気を付けるポイントなどについてもあわせて解説しますので、これからIT企業の面接を受ける学生はぜひ参考にしてみてください。

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1.IT業界の面接で企業が見ているポイント

IT企業の面接に対策するときには、まず企業がどのようなところを見ているのかを知っておきましょう。どの業界にも言えることですが、企業が見ているポイントを知ったうえで、聞かれた質問への回答に求められている要素を盛り込むことで好印象につながります。

一定レベルのITスキルや関心があるか

エンジニアやプログラマーの採用面接の場合、ある程度のプログラミングスキルやIT関連の知識・関心があるかは見られるポイントです。

新卒採用では入社後に研修が行われるケースも多く、即戦力レベルのスキルを持っている必要はありませんが、IT技術やWebサービスに対する興味があるかどうかといったところは重要視されます。好きなサービスやゲームについてどのような部分が好きかを語ったり、自分から情報収集をするような意欲があることなどを面接時にアピールするとよいでしょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力があるかどうかも、IT企業の面接で見られるポイントの一つです。

社会人として基本的なスキルでもあり、エンジニアやプログラマーを目指す方であってもプログラミングスキルのような専門スキルがあれば良いというわけではありません。実際の仕事でも、チームメンバーとスムーズに意思疎通をはかる必要が出てくるため、苦手意識がある方は日頃から意識しておくとよいでしょう。

会社やチームの社風にマッチするか

IT業界に限らず、企業の面接ではその社風に合う人柄や資質を持っているかということが見られています。また、エンジニアやプログラマーといったIT系職種はチームで仕事を進めることが多いため、今いる社員と雰囲気がマッチしそうかどうかということは重要なポイントです。

同じIT系企業であっても社風はさまざまのため、採用ページや会社説明会でどのような社員の方がいるのかを確認したうえで、そこに自分が入るイメージが湧くかを考えてみるとよいかもしれません。

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2. IT企業の面接でよく聞かれる質問10個と回答例

IT企業の面接では、よく聞かれる定型化された質問があります。ここでは主な5つを紹介していきます。どのような質問をされるのかをあらかじめ把握していれば、スムーズに答えられるようになるでしょう。回答例もあわせてご紹介します。

志望動機

志望動機は、IT業界に限らずあらゆる企業の採用面接で質問されます。採用担当にとって、目の前にいる人物がどのような気持ちで応募したのか、なぜ他社ではなく自社なのかはもっとも気になるところだからです。

志望動機に関してはまず間違いなく質問されるため、自分の考えがはっきりと伝えられるように回答を用意しておきましょう。ポイントは「その会社でなければいけない理由」を、自分の言葉で伝えることです。

「パソコンを触るのが好きだから」や「プログラミングが得意だから」といった漠然として理由では、自社でなくても働けるでしょうと思われてしまう可能性があります。「貴社が取り組んでいる事業に強い関心があること」や「企業理念に強く共感したこと」など、他社にはない選定理由を相手に分かりやすく説明しましょう。

【回答例】
「私が御社を志望した理由は、〇〇というサービスの開発理念に惹かれ、自分としてもこれまで学んできたスキルを活かすことができそうだと感じたからです。御社は受託開発以外にも自社でサービスを開発する部署もあると聞き、さまざまな工程を経験しながらエンジニアとしてスキルアップできると強く感じ、志望いたしました。」

関連記事:IT業界の志望動機書き方・例文!新卒で内定獲得するためのコツも解説

自己PR

「自己PRを求める質問は、高い頻度で出されます。当然ですが、採用担当にとって目の前にいる人は初対面であり、どのような人物なのかまったくわかりません。簡潔に長所や短所、人となりなどを把握するために自己PRを要求するのです。

自己PRではシンプルに、ご自身の強みやスキル、これまで経験したことなどを伝えましょう。そこからさらに、自身を採用することで会社にどのようなメリットがあるのかも、併せて伝えられるとベストです。たとえば、学生時代はサッカー部でリーダーを経験し強い責任感が身についたといったエピソードとともに、就職してからは、その経験を仕事を投げ出さずに最後までやり遂げられる力として活かせることを伝えます。」

【回答例】
「私の強みは粘り強く行動できる、諦めない気持ちの強さです。私は中学高校と野球部に所属していましたが、練習してもなかなか上達せず、スタメン出場できない日々が続きました。監督やコーチに対し、何が足りないか直接指導を仰ぎ、不足していた筋力トレーニングを中心に行動し続け、高校3年夏の大会で初めてスタメンを獲得できました。諦めずに努力し続ければ必ず結果は出るんだとわかった体験でした。」

御社に入社できた際には、この粘り強さを活かして難易度の高い開発プロジェクトにも挑戦し、チームの一員として貢献したいと考えています。

関連記事:【新卒就活】IT業界向けの自己PR文の例とアピールポイントを詳しく解説

学生時代に頑張ったこと

学生時代に頑張ったことについてもよく聞かれる傾向にあります。勉強を頑張ったことや部活に励んだことといった事実のみを端的に伝えるのではなく、そこから何を得たのかを説明することが大切です。

たとえば、学業で校内トップを目指してテスト勉強に励み、その結果1番になれたエピソードにプラスして、努力することや諦めないことの大切さを学べたことも説明できれば良い回答でしょう。

学生時代に頑張ったこととそこから得たことは、自己PRにも使えます。上記の回答では、努力することと諦めないことの大切さを理解しているため、業務でどのような困難に直面しても、必ずやり遂げられる精神力があることをPRできます。

【回答例】
「私が学生時代に力を入れたことは、ブログサイトの運営です。始めた理由は、趣味の旅行で体験したことを発信し、たくさんの人に見てもらいたいと思ったからです。ただ、毎日欠かさず更新をしているにもかかわらず、なかなかアクセス数が伸びないことが悩みでした。

そこで、日頃よく使うSNSの活用を思いつきました。SNSも毎日必ず更新すると同時に、ブログ記事の拡散もこまめに行いました。その結果、アクセス数が倍以上に増え、現在は旅関係のWebメディアから記事の執筆依頼をいただくようにもなりました。」

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入社後にやりたいこと

この質問では企業への理解度とあなたの将来のビジョンを見られているため、入社したらどの部署で働きたいのか、またどの職種を希望するのかといった質問をされるケースがあります。いずれの質問にしても、応募した企業のことをしっかりと研究していないと、スムーズに答えられないため注意が必要です。

企業としては、自社のことをきちんと研究したうえで、応募してくれた人を採用したいと考えています。そのような人のほうが、熱意をもって仕事に取り組んでくれると考えられるからです。

前提として、面接を受ける企業のことは事前にしっかりと研究をしておきましょう。その上で入社後の仕事について質問されたときは、素直に希望を答えつつ、企業の研究をきちんとしていることをアピールするのがおすすめです。

【回答例】
「ユーザーが日常的に使うサービス開発に興味があり、御社の●●の部署を希望しています。いずれは新規サービスの開発などのプロジェクトにも携わりたいと考えていますが、保守や運用も含めてWebサービスに関連する一連の業務をすべて経験し、仕事の幅や広げていければと思っています。」

将来のキャリアについて

将来のキャリアは、ミスマッチを防ぐための質問です。自社では達成できないキャリアプランを描いているのなら、採用しても離職する可能性が高いと判断されてしまいます。

採用につなげるには、その会社で達成できるキャリアプランを盛り込んで回答することが有効です。具体的には、「○年後には××部門でエンジニアとしてメンバーを牽引する存在になりたい」や「プロジェクトリーダーとして▲▲事業部で活躍したい」といった明確なキャリアプランを伝えられると、好印象を与えられます。

【回答例】
「モノづくりと同じくらい人とコミュニケーションを取ることが好きなので、IT技術とコミュニケーション力の両方を活かせるエンジニアになりたいです。具体的には、お客様の製品導入からアフターフォローまで携われるセールスエンジニアに興味があります。そして技術力をしっかりと身につけたら、チームをまとめるプロジェクトマネージャーのような役割を担える人物になりたいと考えています。」

関連記事:「どんなエンジニアになりたいか」にはどう答えるべき?5つの回答例を紹介

チーム開発の経験について

チームでの経験は、協調性や課題解決力を示す良い材料になります。どのようにチームに貢献したかを具体的に伝えましょう。

【回答例】
「ゼミでの共同研究プロジェクトでは、開発進行が遅れていた部分を自ら引き受け、進捗管理や分担見直しを提案し、無事に納期に間に合わせることができました。」

IT業界を選んだ理由

動機が明確でないと「とりあえずIT業界を選んだのでは?」と思われてしまいます。具体的なきっかけや背景を交えて伝えることが重要です。

【回答例】
「中学生の頃にスマホアプリを使って感動した体験がきっかけで、IT技術の力に魅力を感じるようになりました。大学では情報系を専攻し、サービス開発に関わる授業に特に力を入れてきました。」

最新技術への関心

IT業界では技術のトレンドに敏感であることが求められます。最新の動向にアンテナを張り、自分なりの見解を持っておくとよいでしょう。

【回答例】
「最近では生成AIや低コード開発に関心があります。特に生成AIについては、自分でもAPIを使って小さなツールを作ってみた経験があります。」

ストレス耐性や失敗経験

IT業務ではトラブル対応も多いため、困難にどう対処するかが問われます。冷静な判断力や粘り強さをアピールできるエピソードが有効です。

【回答例】
「アルバイト先でクレーム対応を任された経験があります。お客様の話を丁寧に聞き、責任者と連携して問題を解決できたことで、冷静な対応力を評価されました。」

複数企業の選考状況

他社と比較してどのような軸で就活をしているのかを知るための質問です。企業選びの軸や、御社が第一志望である理由などを整理しておきましょう。

【回答例】
「現在は●●社と御社の選考を進めていますが、自社開発を行っている点や、エンジニア育成に力を入れている点から、御社が第一志望です。」

ここまでIT企業の面接でよく聞かれる質問と回答例を解説してきましたが、「記事にある回答例を意識したけど、一次面接で落ちてしまう。何がいけないかわからない」と悩むこともあるでしょう。

そのような時は、就活エージェントに相談してみるのも一つの手です。レバテックルーキーはITエンジニアに特化した就活サービスで、エンジニア選考のポイントをふまえてES添削や面接練習がおこなえます。あなたの理想にあった企業の紹介もしているので、IT企業にエンジニアとして就職したい方は、ぜひ以下のボタンからレバテックルーキーに登録してご相談ください。

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3.IT企業の面接で好印象を与える逆質問

面接官から一通りの質問が終わったあと、「なにか気になることはありますか?」とこちらから逆質問の機会があることがあります。企業への理解度を深めたり、逆質問を通して自分の魅力をアピールするチャンスでもあるため、面接官に好印象を与える質問例をいくつか頭に入れておくようにしましょう。

企業が逆質問を求める意図

企業が逆質問を設けるのは、応募者の意欲や理解度、企業との相性を確認するためです。質問内容から、どの程度企業研究をしてきたか、どれほど関心を持っているかが伝わります。逆質問は単なる形式ではなく、応募者が主体的に情報を得ようとする姿勢を見せるチャンスでもあります。

志望度の高さをアピールしたい場合の質問例

面接ではその会社への志望度の高さを伝えることも大切です。志望度の高さをアピールできるような質問例としては、以下があります。
 

  • ・御社に入社して一日でも早く活躍したいと考えているのですが、入社前に勉強しておくべきことはありますか?

  • ・〇〇の開発チームに携わりたいと考えているのですが、そこで活躍するにはどんなスキルが必要ですか?

  • ・御社で活躍されている方の共通点はありますか?

  • ・御社の〇〇という理念に共感しているのですが、実際の仕事現場ではどのような形で実践されているのでしょうか。

経営戦略について知りたい場合の質問例

その企業に対する理解度を深めるうえで、ホームページ上などでは書かれていない踏み込んだ質問ができるのも逆質問のメリットです。経営戦略について知りたい場合の質問例は以下のようなものがあります。
 

  • ・今後力を入れていく予定の領域はありますか?

  • ・御社のマーケティング戦略における現状の課題はどのようなものでしょうか?

  • ・10年後に向けてどのような経営ビジョンを描いているのか教えていただきたいです。

  • ・御社の〇〇について、今後の事業展望はありますか?

求める人物像やキャリアパスについて知りたい場合の質問例

求める人物像やキャリアパスについての質問は、入社後のイメージを具体的にするのにも役立ちます。面接官からしても、志望度の高さを感じてもらいやすい質問であるため、以下のような質問で深掘りしてみるとよいでしょう。
 

  • ・今活躍されている従業員の方の考え方、姿勢に何か共通点はありますか?

  • ・御社で仕事をする上で身につけるべきスキルはありますか?

  • ・部署異動はどのくらいの頻度ですか?


逆質問を成功させるポイントについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:就活生向け!面接での逆質問例6選 逆質問を成功させるポイントとは

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4.IT企業の面接で気を付けるべきこと

面接で質問される内容に対して模範的な回答を用意していたとしても、それ以外の部分で面接官によくない印象を与えてしまうと、不採用につながる可能性があります。ここでは面接時に気を付けておくべき大切なポイントを紹介します。

調べて分かることは聞かない

逆質問などで学生側から企業の方に質問ができる機会もありますが、新卒採用ページや企業ホームページに載っているようなことを聞くと、「あまり調べてきていないんだな」とネガティブな印象を与えてしまいかねません。

その会社がどのような事業をしているのか、主力サービスはなにか、社員は何人くらいか、といったことはある程度調べておき、面接ではそのうえで疑問に思ったことや、ホームページ上には書かれていないことを聞くようにしましょう。

身だしなみを整える

面接に参加するにあたり、身だしなみをきちんと整えることは非常に重要です。人の印象は、出会った瞬間にほぼ決まるともいわれており、だらしない格好や場にふさわしくない服装、清潔感のない見た目で臨んでしまうと、高い確率でネガティブな印象を与えてしまいます。

スーツで面接を受けるのなら、当日までにシワや汚れがないかを確認してください。髪の毛が長すぎるのなら切って整えたり、女性なら束ねたりしておきましょう。爪が伸びすぎていると清潔感を損ねてしまうため、きちんと切りそろえておくことも忘れないでください。

関連記事:【IT就活】服装の基本を男女・シーン別に解説!服装自由の場合の対策も

5. 面接対策に不安があるなら就活エージェントの活用も

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IT企業の面接でよく聞かれる5つの質問と回答のポイントについて説明しました。自分なりに伝えたいことをきちんと整理しておけば、臆することなく自信をもって面接に臨めます。面接における大切なポイントと併せて、今後の就活に役立ててください。

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