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1. そもそも文系出身エンジニアはどれくらいいるの?
「ITエンジニア=理系出身者がなるもの」というイメージの方も多いですが、実際のシステム開発現場には文系出身のITエンジニアが一定数います。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発表した「IT人材白書2020」によると、先端IT従事者(いわゆるSEなど)のうち、30.2%はIT・情報系学部以外の文系出身者です。
10人いるエンジニアのうち3人は文系出身者と考えると、思いのほか割合は多いと言えるのではないでしょうか。
文系出身でもエンジニアになれる【結論】
先ほどのIT人材白書2020では、IT・情報系学部の出身者が36.0%、IT・情報系学部以外の理系出身者が26.4%という結果も公表されています。
文系出身者の30.2%という割合に比べて、IT・情報系学部出身者のほうが多いものの、次いで文系出身者が多いという結果です。この点から、文系出身でもエンジニアになることは十分可能と言えます。
文系出身だからといって不安になったり、エンジニアへの就職を諦めたりする必要はありません。エンジニアとして市場価値を高めたいという意欲があれば、IT業界で十分活躍できるでしょう。
次の章では、文系理系に関係なく、エンジニアに求められるスキルを紹介します。
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2. 【文理関係なし】エンジニアに求められる5つのスキル
新卒でエンジニアを目指す場合、文系理系はほとんど関係ありません。エンジニアに求められるスキルは、次に紹介する5つです。
下記に当てはまれば、新卒でもエンジニアとして活躍できる可能性は十分あります。さらに、面接でこれらのスキルを効果的にアピールすると、面接を通過できる確率も高まるでしょう。
基本的なITスキルやITに関する興味
IT技術は日々進歩を続けています。今日学んだ知識が、翌年には古くなっていることも少なくありません。そのため、エンジニアとして活躍するためには「IT技術に関する興味」が重要です。最新のIT技術に興味を持ち、勉強を続けることが求められます。
また、プログラミングそのものではなく、ネットワークやサーバーなどのITに関する基本的なスキル・知識は、持っているに越したことはありません。
ITに関する興味は、文系・理系関係ありません。文系であっても、IT技術に興味を持っていればエンジニアとして活躍できる資質はあります。
今の時代、独学でも十分にITに関するスキルや情報は学べるため、積極的に学ぶ姿勢を意識しましょう。
関連記事:学生向け | IT業界研究 業界の概要から将来性までを解説
論理的思考力
ITエンジニアには論理的思考力が欠かせません。
なぜなら人間と違い、ITでは曖昧さを許容できないからです。たとえば、この条件ならAを表示、この条件ならBを表示など、理路整然と物事を考える必要があります。曖昧さを残してしまうと、バグを生み出しかねません。
一般的に「理系=論理的」で「文系=直感的」と思われがちです。しかし、理系が論理的だと思われるのは、卒業研究などを通じて論理的思考力を鍛えられるからであり、必ずしも理系だからといって論理的思考力が高いわけではありません。
文系の中にも論理的思考力が高い人もいれば、理系の中にも直感的思考力が高い人もいます。文系・理系というくくりは、それほど関係ありません。
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知的好奇心・学習意欲
エンジニアとして活躍していくには、知的好奇心や学習意欲も欠かせません。
IT分野は技術の流行り廃りが激しく、1年前の当たり前が当たり前ではなくなっていることも多く、常に最新の情報をキャッチアップする努力が必要です。
プログラミングは、一度学べばこの先ずっと通用するようなスキルではありません。だからこそ、エンジニアとしてスキルを磨くと市場価値は自然と高まるのです。
あらゆる物事に対して、「なんでこうなるの?」といった疑問を抱き、その疑問を自分で調べて解決している人は、エンジニアが向いているでしょう。
コミュニケーション能力
使いやすいシステムを作るためには、顧客の要望を漏れなくヒアリングし、顧客が抱える問題点やシステムで実現したいことを理解する必要があります。そのためにはコミュニケーション能力が欠かせません。
場合によっては現場で働くスタッフともコミュニケーションを取り、何に困っているのか、どんなシステムがあれば仕事が円滑に進むのかを考える必要があります。
なお、コミュニケーション能力といえば、一般的に文系が優れているイメージがありますが、理系の中にもコミュニケーション能力が高い人もいれば、文系の中にもコミュニケーションが苦手な人もいます。
コミュニケーション能力は出身学部に関係なく、普段の生活で培われる資質といえるでしょう。
語学・文章力
エンジニアとして活躍するには、語学力や文章力も欠かせません。
プログラミング言語は外国語を理解するようなもので、そもそも英語で書かれています。コードのエラーに対するリサーチや最新情報をチェックするには、海外サイトを見たほうが情報量は豊富なため、英語の読解力があるとスムーズに仕事を進められます。
また、文章力はエンジニアに限らず、あらゆる業務において欠かせません。エンジニアの仕事においても、コードを書くことだけが仕事ではなく、仕様書の作成といった工程では文章力が必要不可欠。
語学や文章力で言えば、文系学生のほうが比較的得意とする分野であり、エンジニアとして活躍できるチャンスが広がっているのです。
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3. 文系出身でもエンジニアになれる5つの理由
文系出身者でもエンジニアになれるのは、大きく分けて5つの理由が挙げられます。
新卒のエンジニア採用で求められるスキルがわかったとしても、プログラミング未経験だと就職してからついていけるか不安になるはずです。しかし入社時にプログラミングの経験がなくても、文系出身者ならではの強みなどを活かせるのでそれほど困ることはないでしょう。
新卒でプログラミング経験者はそれほど多くないから
文系・理系にかかわらず、新卒の入社時にプログラミングが本格的にできる人はそれほど多くありません。
理系でも情報工学部などの一部の学部を除いては、プログラミングは情報処理の講義で軽く習う程度で、高度なプログラミングを経験することはあまりないでしょう。
また、プログラミングは「人間の言葉を機械の言葉へと翻訳していくこと」です。そういった意味では、言葉を扱うことに長けた文系出身の方には習得しやすいかもしれません。
新卒採用の場合、文系理系のスキルレベルにはほとんど差はありませんので、極度に心配する必要はないでしょう。
コミュニケーション能力を評価されるから
エンジニアの新卒採用において、コミュニケーション能力の高さを評価されて採用されるケースも多いです。
文系出身はコミュニケーション能力が比較的優れている傾向があり、面接の場面でアピールできると採用される可能性が高まるでしょう。
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新規採用者向けに研修を行うから
前述した通り、文系・理系関係なく、新卒採用者の多くはプログラミング未経験者です。そのため、多くの企業では入社後にプログラミングに関する研修を実施しています。
エンジニアとして働くための基礎知識は、そこで身につけられるでしょう。
また、企業の多くは新卒採用時点でのプログラミング能力はそれほど重視していません。むしろエンジニアとしての伸びしろに着目しています。
文系理系を問わず、エンジニアとして求められるスキルを備えているかどうかが重要です。
文章を書くスキルや読解力があるから
文系出身者ならではの強みとして文章を書くスキルや読解力を備えていることが多く、その力が高く評価されることも。
後述するように、エンジニアはプログラミングをすることだけが仕事ではありません。基本的な文章力は、あらゆるビジネスの基本です。
自身の強みをしっかりと打ち出せば、文系出身でも十分エンジニアを目指せます。
プログラムを書くことだけが仕事ではないから
ITエンジニアというと、ひたすらパソコンと向かい合ってプログラミングをするイメージがありますが、実際の仕事内容は多岐にわたります。
たとえば、「システムによって何を実現するのか」を顧客と打ち合わせすることもITエンジニアの仕事です。顧客とスムーズにやり取りをするためには、高いコミュニケーション能力が求められます。
ほかにも、システムの概要が決まった後も、すぐにプログラミングの工程に進むのではなく、プログラムの設計図作りが必要です。それらの資料はもちろん日本語です。わかりやすい資料を作るためには、文系的な能力が役立ちます。
このように、「エンジニアは理系の仕事」というわけではありません。文系で培ったスキルを活かして十分活躍できるでしょう。
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4. 文系出身のエンジニアが後悔しがちな3つのこと
文系出身のエンジニアの中には、就職してから後悔した人も一定数存在します。とくに、次で紹介する3点で後悔している人が多い傾向です。
新卒採用のカードを大切に使うためにも、後悔しがちな3つの注意点を理解しておきましょう。
ITに関する知識が足りない
文系出身のエンジニアが後悔しがちなことに、「ITに関する知識が足りない」が挙げられます。
文系出身者はIT・情報系学部の理系出身者に比べるとITに関する知識量が乏しく、仕事を覚えるまでに苦労する傾向です。
プログラミングに触れたことがない人の場合、事前知識として理解すべき項目の多さに戸惑う可能性も否定できません。
また、情報や知識のアップデートも必要不可欠で、知識のキャッチアップが辛いと感じる人も一定数存在することは覚えておきましょう。
不規則な勤務時間や残業の多さ
IT業界全般に言えることですが、残業や休日出勤が割と多いという特徴があります。文系出身という点で慣れない業務を担当することも相まって、思ったより労働時間が長いことに後悔する人も多いようです。
とくに納期間際やエラーが発生したときなどは、夜通しで作業することも。
しかし、エンジニアに限らず仕事を始めて間もない頃は苦労することのほうが多いため、ある程度やむを得ない面もあると言えます。
パソコンに向き合い続けるのがつらい
パソコンでの作業に慣れていない人や、座りっぱなしのデスクワークが苦手な人は、エンジニアの仕事に後悔する可能性があります。
エンジニアの場合は、基本的に一日中パソコンと向き合って仕事をしています。プログラミングコードを書き、エラーが発生したら調べて解決し、さらにコードを書いていくという作業の繰り返しです。
どんな仕事にも向き不向きがあるため、エンジニアの特徴を理解しておきましょう。
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5. 文系からエンジニアになっても後悔しない3つの対策
文系出身のエンジニアが後悔しがちな点を3つ紹介しましたが、後悔しないように対策を施すことは十分可能です。
そもそも、文系からエンジニアになる人だけが後悔するわけはなく、理系出身者でもエンジニアになって後悔する人はいます。職業に関するミスマッチは、エンジニアに限った話ではありません。
文系から広告代理店に入って後悔する人もいれば、理系からメーカーに入って後悔する人もいるでしょう。
以下、文系からエンジニアになっても後悔しないための対策を、3つピックアップして紹介します。
エンジニアの仕事内容や業界をリサーチする
まずは、エンジニアの仕事内容や業界を入念にリサーチしましょう。「IT業界は将来性がありそう」などの安易な理由でエンジニアを目指すと、仕事自体に興味を持てず、後悔する可能性が上がってしまいます。
理想と現実のギャップを埋めるためにも、仕事内容や業界のリサーチは欠かせません。
就職後に後悔しないためには、自分が興味のあることや、将来的になりたい姿を明確にして就職活動に取り組むことが重要です。
興味関心や将来のキャリアなどを踏まえ、適切な職業選択に移りましょう。
関連記事:就活で企業選びの軸が重要な理由
知人や友人のエンジニアに実情を聞いてみる
文系からエンジニアになるのを後悔しないために、知人や友人のエンジニアに実情を聞くのも有効です。
ネットの情報だけでなく、実体験・一次情報を確認することで、現場のリアルな声・働き方が分かります。
実際に働く人の声を聞き、それでも「本気でエンジニアになりたい」と思えたら、文系理系関係なく後悔する確率はかなり下げられるでしょう。
自分でプログラミングを学び何か作ってみる
文系からエンジニアになって後悔したくないなら、自分でプログラミングに触れることも大切です。
エンジニアになる以上は、プログラミングを中心に扱うことが目に見えています。実際に手を動かし、簡単なサービスの設計や開発をしてみると、適性の判断はつきやすいでしょう。
今なら無料でプログラミングを学べる教材はたくさんあります。まずは自分でプログラミングを学んでみて、合う合わないの判断をしてみてもよいでしょう。
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6. 文系出身でエンジニアに向いていない人の特徴5選
文系出身でエンジニアを目指すにあたって、以下の5つに該当する人は、もしかしたらエンジニアはあまり向いていないかもしれません。
それぞれの特徴を確認し、自身の性格などを照らし合わせながら読み進めてみてください。
一つのことを突き詰めるのが苦手
日常生活などの些細なことも含めて、一つのことを突き詰めるのが苦手な人はエンジニアに向いていない可能性があります。
エンジニアの仕事は、システムやサービス開発というひとつの目標・成果物に対し、プログラミングをして形作っていくものです。
その都度与えられたタスクに対し、責任を持ってやり遂げる力がないと、エンジニアとしての業務を遂行できません。
とくに、エンジニアの仕事は「エラー」と戦う毎日といっても過言ではなく、タスクの完了に向けて突き進む力が必要です。
そのため、物事を深掘り・突き詰めることが苦手な人は、エンジニアの業務がつらいと感じる可能性があります。
デスクワーク中心よりも外に出たい
デスクワークよりも外に出て仕事をしたい人も、エンジニアに向いていないかもしれません。
エンジニアは基本的に長時間のパソコン作業で、一日中デスクワークをする日々が大半です。
部署や業務内容によってはお客様と打ち合わせのために外出する場合もありますが、入社してすぐは開発のポジションを任されることが通常でしょう。
「じっとしているよりも体を動かしたい」という人にとっては、エンジニアの仕事は肌に合わない可能性があります。
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普段から自分で調べる癖がない
普段から気になったことを自分で調べる癖がない人も、エンジニアの仕事は向いていないかもしれません。
先ほども説明したように、エンジニアの業務はタスクを完遂し、システムやサービスを開発することです。その過程でいくつものエラーに直面するため、エラーを調べて解決し続ける胆力が欠かせません。
気になったことを人にすぐ聞いてしまったり、そもそも調べる癖がついていなかったりすると、エンジニアの業務に対応できないかもしれません。
個人で成果を出したい
仕事の成果を個人で出したいと考えている人は、エンジニアのチームで開発する仕事のスタイルに馴染まない可能性があります。
開発の規模によりますが、エンジニアの仕事は数十人、なかには複数の会社にまたがり、百人単位で開発を進める場合もあります。
自分一人で仕事が完結するというものではなく、同じチームのメンバーと協力しながら、部分的に開発を進めて最終的にひとつのサービスを完成させるのです。
個人で仕事の成果を追い求めたい場合は、エンジニアよりも営業や販売などの仕事のほうが向いているかもしれません。
将来性などを目指す理由にしている
将来性や給料が高そうなイメージを理由にエンジニアを目指すのも、あまりおすすめできません。
エンジニアの仕事は、プログラミングができるようにならないと市場価値は上がらず、スキル習得も決して簡単ではないことは覚えておきましょう。
就職してから「こんなはずじゃなかった」となって挫折しないため、自分の興味関心をベースに職業選択することが大切です。
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7. 文系出身でもエンジニアに向いている人の特徴5選
文系出身だからといってエンジニアに向いていないわけではなく、向いている人ももちろんいます。なかでも以下5つのどれかに該当する人は、文系出身でもエンジニアに向いている可能性があります。
自分がエンジニアに向いているのか、一つずつ確認していきましょう。
ものごとをじっくり考えることが好き
ものごとについてじっくりと考えることが好きな人であれば、文系出身でもエンジニアに向いています。
なにか目標に向かってコツコツと頑張れるタイプの人なら、エンジニアとして与えられたタスクをこなしてスキルアップしていけるはずです。
あれこれ考えながら「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤する過程を楽しめる人は、エンジニアに向いているでしょう。
生産性アップ・効率化をしたくなる
日常の家事や課題、アルバイトなどにおいて、生産性や物事の効率をよくしたいと考えて行動している人も、エンジニアに向いているといえます。
物事を改善させる過程では、「この動作の順番を変えて、その間にこれをやればもっと効率がよいのでは?」といった思考がはたらきます。言い換えると、論理的な思考をもとに改善方法を考えているのです。
論理的思考力はエンジニアに欠かせず、生産性を上げたいと考えて行動している人には、エンジニアとしての素養が備わっています。
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疑問を自分で調べて解決できる
日常の疑問を自分で調べて解決できる人も、エンジニアに向いています。
先ほども解説したように、エンジニアはプログラミングのエラーを解消する日々です。エラーの原因を論理的に考えて仮説を立て、実際に調べてコードを修正してタスクを完了させるのがエンジニアの仕事。
気になったことは普段から調べているような人であれば、その習慣が仕事に活かせます。
「エンジニアの仕事はググり力(Google検索を使いこなせる力)が重要」と言われるくらいなので、自分で調べて疑問を解消できる人はエンジニアに向いているでしょう。
知的好奇心が比較的強い
新しいもの好きで、知的好奇心が比較的強い人も、エンジニアに向いています。
IT・エンジニアの仕事は技術の流行り廃りや技術革新の流れが早いため、常に最新技術のアップデートをする必要があります。こうした職業柄、知識の幅を広げたい、新しいものが好き、あれこれ知りたい欲が強い人もエンジニアに向いているのです。
最新技術をキャッチアップできている人は仕事の幅も自然と広まり、その結果、自分の市場価値を高められるでしょう。
個人よりもチームで結果を出すのが好き
営業職などのように、個人で成果を出すよりもチームで結果を出すのが好きな人もエンジニアに向いています。
エンジニアの仕事はチーム戦です。一つのサービスやシステム開発を分担し、それぞれに与えられたタスクを遂行して、最終的な成果物を作り上げます。
複数で喜びや苦しみなどを分かち合い、その過程を含めて仕事として打ち込める人は、エンジニアが向いているでしょう。
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8. 文系からITエンジニアを目指す人が学ぶべきこと
文系からエンジニアを目指すなら、「ITパスポート」試験を受験し、ITに関する基礎知識を身につけることをおすすめします。
「エンジニアを目指すならプログラミングを勉強しておきたい」と考える人は多いですが、目的が明確ではない状態でやみくもにプログラミングを勉強するのはあまりおすすめできません。
業界や開発する内容によって、使われるプログラミング言語は異なります。プログラミング言語の違いは、英語と中国語くらいの違いがあるものです。プログラミング言語を学んでも、就職する業界で必要ないものであれば意味がありません。
そのためITパスポート試験を受験し、どんな業界でも役に立つITに関する基礎知識を身につけるのです。さらに、ITパスポート試験に合格すれば、就職活動でもアピールしやすくなるでしょう。
ただし、注意して欲しいのが「ITパスポート=内定」ではないことです。企業としては、採用時点のITに関する知識やプログラミングスキルよりも、伸びしろを見ています。
もちろん、「こんなサービスを作りたくてこの言語を学びました」という経験は十分アピールできるため、目的意識を持ってプログラミングを学ぶことは積極的にしていきましょう。
ITパスポートの資格があることではなく、「学生時代に頑張ったこと」の一つとして、「ITに関する興味」や「自分で勉強する姿勢」をアピールしましょう。
関連記事:国家資格ITパスポートの勉強方法を徹底解説!
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9. 文系出身からエンジニアに採用されるためのコツ3選
文系出身からエンジニアになるには、いくつかコツがあります。なかでも以下の3つはエンジニアへの採用確率を高められるため、興味のある人はできることから取り入れてみましょう。
エンジニアを目指す理由を言語化する
まずはエンジニアを目指す理由を言語化し、エンジニアになってどんな仕事をしたいのかを明確にしましょう。
新卒入社で文系学部出身の割合は、全体の30%でした。文系からエンジニアを目指す人のほうが少数派であることは事実です。その状況において、なぜあなたがエンジニアを目指したのかは、企業も確認したいでしょう。
面接官を納得させられるよう、具体的なエピソードなどを交えてエンジニアを目指す理由を伝えられると、面接官の評価も高まるはずです。
ただ、文系からエンジニアを目指すにあたって、「志望動機が思いつかない」人もいるでしょう。そのような場合は、就活のプロに相談するのがおすすめです。
レバテックルーキーは、ITエンジニア専門の就活エージェント。プロによる就活のサポートや厳選したベンチャー企業の紹介などをしているので、エンジニアを目指す文系学生の方はぜひ利用してみてください。
自分で何かサービスを作る
学生のうちから、プログラミングの学習をしておいて損をすることはありません。「実際にアプリやサービスを作ってみた」という経験は、面接で強くアピールできるポイントになります。
プログラミングを実際にすることで適性を判断できますし、面接官から技術的に踏み込んだ質問をされても、経験をもとに回答できるはずです。
入社後に扱うプログラミング言語が異なったとしても、ゼロから覚え直すほどのものでもありません。入社への高い意欲を示したいなら、自分で何かサービスを作ってみましょう。
チームで何かに取り組む経験を積む
エンジニアの仕事はチームでおこなうため、学生時代のうちにチームで何かに取り組む経験を積むと、面接の場面で役立ちます。
ゼミやサークル活動以外にも、アルバイトを通じて複数人で何かに取り組む経験があるはずです。そこでどのような立ち回りをして、その結果どのような経験をできたのかを伝えられると、エンジニアとしての素養をアピールできるでしょう。
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10. まとめ
エンジニアのうち文系出身者の割合は約30%で、理系のほうが多いものの、文系出身者でもエンジニアとして活躍しています。エンジニアの新卒採用にあたっては、プログラミングスキル以上に、論理的思考力やコミュニケーション能力といった、基本的な地頭のよさやビジネススキルが重視されます。
ただ、エンジニア特有の働き方などにギャップを感じ、後悔する人が一定数存在するのも事実です。本記事で紹介した、エンジニアに向いている人・向いていない人の特徴を踏まえ、自身の適性を判断しましょう。
エンジニアを本気で目指すにあたって、ITパスポートの勉強をすると損することはありませんし、自分で簡単なサービスを開発してみることをおすすめします。文系出身でもエンジニアとして活躍できるチャンスは十分あるため、自分磨きや業界研究など、できることから始めていきましょう。
ITエンジニアを目指す新卒学生向け就活エージェントならレバテックルーキー
レバテックルーキーは、レバテックが運営するITエンジニア専門の就活エージェントです。多数のITエンジニアのキャリア支援経験のあるアドバイザーが、あなたのスキルと希望に合わせた企業の紹介から、人事目線での面接対策など、就職までを一貫してサポートします。ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートなども実施していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。
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