インフラエンジニアとは仕事?必要な資格や向いている人について解説

インフラエンジニアとは仕事?必要な資格や向いている人について解説
インフラエンジニアへの就職や転職を考えている方のなかには「インフラエンジニアって具体的にどんな業務をするの?」「インフラエンジニアとして就職したいけど自分に合っているのか不安...」といった疑問や不安を抱えている方も多くいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、インフラエンジニアの仕事内容や必要や経験や資格、向いている人からキャリアパスなどについて詳しく解説します。

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1.インフラエンジニアとは

インフラエンジニアは、情報技術分野において、コンピューターシステムやネットワーク、サーバーに必要となるインフラストラクチャーの設計や構築、運用・保守を行う職種です。組織やプロジェクト、プログラムがスムーズかつ安定して動作するために必要な、技術的な基盤を整えます。

サーバー管理やネットワーク管理、セキュリティ対策など、業務が広範囲となることも特徴です。そのため「サーバーエンジニア」や「セキュリティエンジニア」など担当領域ごとに専門職があります。

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2.インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアには、主に以下のような8つの業務があります。

  • 1. 要件収集

    2. 設計

    3. 環境構築

    4. 運用管理

    5. トラブルシューティング・アップデート

    6. レポート

各業務について、流れとともに詳しく解説します。

1. 要件定義

要件定義では、クライアントとのミーティングを通して、課題やシステムに必要な要件、その運用・管理方法などを明確にします。

この段階では、クライアント側にシステムの具体的な全体像が浮かんでいないことも多いです。そのため、エンジニア側でシステム構築のための基盤を固められるようなヒアリングが必要になります。ユーザーや関係者との良好なコミュニケーションが不可欠です。

2. 設計

要件定義後は、システム構築のための設計です。ヒアリングに基づきながら、システムをどのように作り上げていくのかを考えていきます。

建築で言えば、設計図を作成するイメージです。クライアントの要望を基に、使用する機器やソフトフェア、機能などの決定をしつつ全体像を決める作業となります。

この後の構築作業をスムーズに進めるため、「機器をどこに、どのように置いてつなぐか」など詳細に決めておくことが大切です。

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3. 環境構築

設計に基づいて、実際に機器の設置や配線業務などを行うのが環境構築です。

プロジェクトやシステムの要件に基づいた、最適な適切なハードウェアやソフトウェアをセットアップします。運用手順のマニュアル化なども作業の一部です。

セットアップ完了後は、問題なくシステムが稼働するかチェックを行います。

4. 運用管理

環境構築後は、システムが問題なく稼働するかどうか定期的な確認やフォローを行います。

システム監視やトラブルシューティング、セキュリティ対策の実施などの定期的なメンテナンスなどを通じ、システムの安定性を確保する業務です。クライアント先で構築したシステムの場合、通常は遠隔による監視を行います。

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5. レポート

レポート作成は、構築したシステムの運用結果などに関するデータをまとめ、クライアントなどの関係者に提供する業務です。定期的に

報告内容としては、デイリーの運用状況やトラブルの発生状況とその対応策、セキュリティの脆弱性や対策の実施状況などが含まれます。

レポートはプロジェクトの進捗やシステムの改善点などを明確にし、意思決定のサポートや今後の業務に活かすため重要なものです。

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3.インフラエンジニアに求められる知識・スキル

インフラエンジニアに求められる知識やスキルは多岐にわたります。

ここでは、その中でも特に必須となる3つのスキルについて詳しく解説します。

サーバー・ネットワーク知識

サーバーを中心としたストレージなどのハードウェアやWindows ServerなどのOS、及び前述のミドルウェアに関する知識・スキルが求められます。

またネットワークでは、外部のインターネットなどを含むネットワーク全般に加えて、ルーターやスイッチ、不正な侵入を防ぐファイヤーウォールなどのネットワーク機器に関する知識・スキルも必要です。

クラウドに関する知識

クラウド全般の知識・スキルに加えて、代表的なクラウドサービスであるAmazon Web Service(AWS)やMicrosoft Azure、Google Cloud Platformなどに関する知識を身に付けておくと役立つでしょう。

セキュリティに関する知識

昨今、外部からのハッカーによるアタックが増えており、個人情報などを守る必要があります。そのため、ウイルス対策ソフトウェアなどセキュリティに関する知識・スキルが求められます。

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4.インフラエンジニアにあると良い資格

インフラエンジニアになるためには、様々な資格を取得しておくと選考や業務時に役立ちます。

ここでは、4つの資格について詳しく解説します。

CCNA

CCNAは、シスコシステムズが提供するネットワーク技術の認定資格です。

インフラエンジニアに必要とされる、LAN構築やワイヤレスネットワーク、セキュリティなどの基本的な技術や知識が問われます。

幅広いネットワーク関連の業務において基礎的な理解とスキルを証明できるため、ネットワークエンジニアの職務においては一般的かつ重要な資格です。また、CCNAよりも難易度が高いCCNPという資格もあります。

LPIC/LinuC

LPIC/LinuCは、Linux技術に関する資格です。
資格プログラムには、1~3までのレベルがあります。LPIC-1はLinuxの基本的なスキルを評価し、LPIC-2では中級レベルのネットワーク管理やセキュリティ、LPIC-3は高度なLinuxシステム管理者向けの専門的なスキルを評価する内容です。

これらの資格は、Linuxは開発分野で使用頻度の高いOSなので、インフラエンジニアにとっても技術やスキルを証明することができる資格となります。

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基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報技術分野の基本的な知識やスキルを評価する日本の資格試験です。IPA(情報処理推進機構)が主催しています。

内容としては、ネットワークやデータベース、プログラミング、ソフトウェア開発などの広範な分野にわたる基礎的な知識やスキルを問うものです。

現役エンジニアだけでなく、エンジニア未経験者でも合格できる試験となっています。合格することで、情報技術に関する基本的な知識と能力をアピール可能です。

情報技術者試験の上位応用情報技術者試験(AP試験)の2つのレベルがあり、それぞれの難易度と範囲が異なります。

関連記事:基本情報技術者試験は新卒の就職に有利?ITパスポートとの違いも解説
関連記事:応用情報技術者試験は就職に有利になる?取得のメリットや難易度について

AWS 認定ソリューションアーキテクト

AWS認定ソリューションアーキテクトは、クラウドコンピューティングの分野でのスキルと知識を証明するための資格です。「Associate」と「Professional」の2つのレベルがあります。

「Associate」では基本的なAWSサービスの理解やクラウドアーキテクチャの設計、「Professional」ではエンジニア経験者向けに、大規模なプロジェクトにおける設計力や専門的な知識などが求められます。

資格取得により、クラウドアーキテクトとしてのスキルが証明されるため、市場価値を上げることができるでしょう。

ただし、資格は通常3年ごとに更新が必要となります。

関連記事:新卒にAWS資格は難易度が高い?勉強方法とキャリアパスを解説

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5.インフラエンジニアに求められるマインド

ここでは、インフラエンジニアの仕事を遂行する上で持っていた方が良いマインドについて解説します。

信頼性へのコミットメント

信頼性は、インフラエンジニアにとって欠かせないマインドセットです。

ITインフラの構築には、大きなコストがかかります。また、その運用にあたり膨大なデータをやり取りするため、機密情報など漏洩リスクも高いです。障害発生時には、冷静な判断と素早い対応が求められます。そのため、「どこの誰にインフラ構築を発注するか」は、クライアントにとって重要な視点です。

信頼性へのコミットメントは、案件を継続して受注するために必要な姿勢でもあるともいえるでしょう。

セキュリティ意識

セキュリティは、インフラエンジニアにとって最優先事項ともいえる課題です。データの機密性や安全性を保つことが不可欠となります。

システムを構築した後でも、定期的な脆弱性評価やセキュリティ対策の実施が必要です。そのため、常にセキュリティ意識を持ち脅威に対応できる姿勢が求められます

攻撃手法やウイルスも日々進化しているため、システムエンジニアには知識と技術をアップデートし続けることが大切です。

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6.インフラエンジニアに向いている人

ここでは、インフラエンジニアに向いている人の特徴について、3つ解説します。

知的好奇心が強い人

インフラエンジニアには様々な技術やシステムに対する理解が求められるため、知的好奇心が強い人が向いています。

新しい技術やトレンドに敏感で、常に学び続ける姿勢がキャリアの発展に繋がるでしょう。先述したセキュリティの観点からも、脅威からITインフラを守るために日々技術やスキルを向上させることが大切です。

テクノロジー環境は急速に変化するため、知的好奇心がある人のほうがインフラエンジニアとしても活躍しやすくなると言えます。

忍耐強い人

インフラエンジニアには、忍耐強さも必要です。

サーバーの構築や運用は複雑で予測困難な状況が多く、問題解決には時間がかかることもあります。トラブルシューティングには、冷静な対応や精密作業への注意深さや、ルーティンワークを問題なくこなせる能力が求められます。

そのため、忍耐強く、根気よく業務に取り組むことが重要です。

大規模なプロジェクトの場合は年単位で注力することもあるため、同じような業務をミスなく着実にこなせる人は活躍しやすいでしょう。

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コミュニケーションを取るのが好きな人

インフラエンジニアの業務として、ヒアリングや社内との連携業務も多くあります。

プロジェクトの成功には、チームワークやクライアントとの対話、課題の共有と解決における円滑なコミュニケーションが不可欠です。そのため、人との対話が好きで協力的な人がインフラエンジニアに向いているでしょう。

自己管理できる人

プロジェクトや業務は多岐にわたるため、時間や体調面でしっかりとした自己管理が求められます。

基本的にシステムは24時間稼働しているため、その運用や保守のため早朝や夜間の対応が必要となる場合も多いです。特に、クライアント先で構築したシステムにトラブルが発生した場合、勤務時間がイレギュラーとなる可能性があります。

システムエンジニアとして活躍するためには、日頃から業務量などを把握しつつ、必要なときに対応できるような自己管理能力も大切です。

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7.インフラエンジニアの職種

インフラエンジニアには、主に以下の3つの職種があります。

  • ・サーバーエンジニア

    ・ネットワークエンジニア

    ・クラウドエンジニア

それぞれ詳しく解説します。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、主にサーバーシステムの設計と構築・運用、保守など幅広い業務を担当します。ITインフラの要となる職種です。

単にインフラエンジニアというと、ネットワークエンジニアを指していることが多いでしょう。

OSへの理解からセキュリティ対策など、様々な技術やスキルが必要となります。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や構築・運用、保守を担当する職種です。

LANやWANの設計やネットワークデバイスの構成や管理、トラブルシューティングなどを行います。

サーバーエンジニアとの違いは、ネットワーク機器の構築を担当するか否かです。ネットワークエンジニアは、ルーターなどの機器を設置し運用し、問題なくサーバーに接続できるような環境を整えます。

関連記事:新卒でも活躍できる?ネットワークエンジニアのキャリアを解説

クラウドエンジニアは、クラウド上におけるシステム設計や運用、保守などを担当する職種です。

ネットワーク機器やその配線、接続は行わない点がサーバーエンジニアなどと大きく異なる点となります。

近年はクラウドによるITインフラを構築する企業も増えているため、クラウドエンジニアへの需要も高まっているといえます。

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クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、インターネット上のクラウドシステムに接続し、クラウド上にあるITインフラの「設計」「構築」を行います。

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8.インフラエンジニアのキャリアパス・将来性

ここでは、インフラエンジニアのキャリアパスと将来性について詳しく解説します。

キャリアパス

インフラエンジニアのキャリアパスには、サーバーエンジニアやネットワークエンジニア、クラウドエンジニアなど各専門分野への道があります。管理職では、マネージャーやCTO・CIOなどのポジションを目指すことができるでしょう。

経験を積めば、フリーランスとして独立することもできます。エンジニアリング関連のプロジェクトは単価も高いため、実務経験を経た後に独立する方も多いです。

インフラエンジニアの将来性

インフラエンジニアは需要が高まっているため、将来性のある仕事だといえます。

クラウド技術の普及やDXの推進、セキュリティの重要性やIoTの拡大などの要因により、業務効率化やテクノロジーの導入などで不可欠な存在です。そのため、インフラエンジニアには様々なスキルセットと専門知識が求められています。

今後も多くの企業でIT化が進められると予測されていることから「インフラエンジニアになっても稼げない」となる可能性は少ないでしょう。

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9.インフラエンジニアへの転職を成功させるコツ

インフラエンジニアへの転職を成功させるコツについて、2つ解説します。

スキル向上と資格取得を進める

転職を成功させるためには、最新の技術トレンドや業界の要件に適したスキルを身につけることが重要です。AWSやLinux、ネットワークなど、関連する技術に対する習熟度を高めておきましょう。

例えば、先ほどご紹介した「AWS 認定ソリューションアーキテクト」や「CCNA」などの資格試験の習得は、インフラエンジニアへ転職する際のアピールポイントとなります。

未経験からインフラエンジニアへの転職を考えている方は、エンジニア就職を目指すスクールの利用を検討することもおすすめです。

つながりと情報収集を積極的に行う

インフラエンジニアを始め、エンジニア転職においては業界内のプロフェッショナルとつながりを築くことも有効な方法です。

業界イベント・セミナーへの参加などを通じて、企業やポジションに関する情報を集めて転職活動に役立てましょう。LinkedInなどのビジネス系SNSの活用もおすすめです。

エージェントとの連携など、積極的なアプローチを行うことで適した転職先を見つけやすくなります。

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10.まとめ

インフラエンジニアは、IT化には欠かせないインフラストラクチャーの設計や構築、運用・保守を行う職種です。その業務は、ヒアリングから構築、保守まで多岐にわたります。

そのため、インフラエンジニアとして活躍するためには、知識や技術力だけでなく、知的好奇心や忍耐力、コミュニケーション能力なども重要です。

インフラエンジニアへの就職・転職をお考えの方は、求められるスキルの向上や資格取得などを進めることで、キャリアを築きやすくなるでしょう。

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