【新卒就活】IT業界向けの自己PR文の例とアピールポイントを詳しく解説

【新卒就活】IT業界向けの自己PR文の例とアピールポイントを詳しく解説
IT業界に就職を希望しつつも、今の自分のスキル・経験の何をどのようにアピールすれば効果的か分からない方が多いでしょう。また、未経験の方はプログラミングスキルのアピールは必ず必要なのかが気になるところです。 IT業界での就活ではIT分野にあった適性を知った上で、自分にも当てはまる適性を自己PRに盛り込んでいくことが大切です。 本記事では、自己PRを作成する際に盛り込むべき適性から始まり、プログラミングスキルのアピールは必ず必要なのか、IT業界の各職種ごとの例文、面接で上手に伝える方法を解説していきます。 自分で作成した自己PRに自信のない方も、例文や作成ポイントと照らし合わせることにより、よりIT企業にアピールできる形になるヒントにしてみてください。

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1.IT業界向けの自己PRに盛り込むべき適性

自己PRを作成する際には、まずどのような経験やスキルがあるのかをわかりやすく伝える必要があります。加えて、採用する側にとっては個々が持つ思考や対人スキルについても知りたいところです。ここではIT業界向けにおいて盛り込むべき適性について説明します。

IT技術への興味が強い

IT業界の中でも例えば「エンジニア」として働くのであれば、業界や技術に対してどのような興味・関心があるのか、また業務に携わるための知識を持っているのかをアピールする必要があります。具体的には興味を持ったきっかけや、特にどの分野への関心が高いのかということ、そしてIT業界で働くためにこれまでどのようなことを学んできたかということです。

これらをきちんと自己PRすることはどれだけ関心度が高いかを裏付けることにつながり、企業側は日進月歩で変化するIT業界の技術革新に柔軟に対応する適性があるかが判断できます。

ロジカルシンキングができる(論理的思考力がある)

ロジカルシンキング(論理的思考)は、物事の結論や根拠を筋立てて考えることができるスキルです。特にITエンジニアはシステムの開発・設計や顧客との対話などロジカルに進めなければならない場面が多々あります。そのため、企業側としてもロジカルシンキングができることは必須だと考えている場合が多いのです。

大学・大学院生であれば研究分野の実験や論文執筆を通してロジカルに考える習慣を身につけているはずです。そのような経験を具体的に提示すれば適性があることを示せるでしょう。

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コミュニケーション能力が高い

どのような仕事においてもコミュニケーションスキルは重要視されます。特にITエンジニアの場合はあまり話さなくてもよいと捉えられることがありますが、クライアントの要望や課題を聞き取り、適切に対応するために社内チームで円滑にやり取りする能力が必要とされます。

また、IT技術に精通している人だけでなく、まったく知識のない方に向けてわかりやすく伝えなければならない場面も出てくるため、聞く力・話す力の両方が必要不可欠でしょう。ご自身の経験、性格についてエピソードを交えてわかりやすく伝え、コミュニケーション能力が十分に備わっていることをアピールしておいた方がよいでしょう。

ITプロジェクトは基本的にチームで進行していくことが多いため、チームワークを活かした経験もコミュニケーション能力のひとつとなります。どのように協力しあったのかを具体的に伝え、チームの一員として自分で考えその役割を果たしたアピールができると良いでしょう。

学習意欲が高い

IT分野では日々新しい技術やツールがどんどんと出てきます。そんな急速に変化する分野で大事なことが、自ら情報を取りに行く姿勢です。

自らからIT業界のトレンドや最新のニュースを取ろうとする積極性、新しいスキルや新しいツールを取得しようとする姿勢をアピールしましょう。
具体的には、オンラインコースや教材・書籍を通じて自己学習を行った経験のアピールができると良いです。

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2.プログラミングスキルのアピールは必ず必要なのか?

IT業界向けの自己PRにおいて、学生のうちにプログラミングスキルを習得していることは優位になりますが、必ずしもすべての職種への応募において必要というわけではありません。例えば、システムエンジニアの新卒採用でも未経験者を歓迎している企業もあれば、どちらも歓迎しているがスキルがあればより優遇されるという企業もあります。希望する職種の採用条件に学部やスキルの指定がなければ、プログラミングスキルがない場合も臆せずチャレンジしてみましょう。

自己PRにおけるプログラミングスキルのアピールは「書いてない・書かれていない」よりも大切なことがあります。それは「自己PRの内容がプログラミングスキルのアピールのみになってないか」です。新卒でエンジニアを採用したい企業でも、知りたいことはプログラミングスキルだけではなく、前途したような「IT技術への興味」「論理的思考力」「コミュニケーション能力」などのその企業で活躍していけるようなモチベーション・スキル・人柄を持ち合わせているかです。
自己PRでは、プログラミングスキルのアピールは必ずしも必要とは言えませんが、アピールする際はそれだけにならないように気を付けましょう。

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3.エンジニアの自己PR例文の良い例・悪い例と作成ポイント

ここからは例文を用いて、実際にどこに注意して文章を作成していくべきかをIT業界の職種ごとに解説します。課題解決スキルの適性をアピールするエンジニア志望の自己PR文を見比べてみましょう。

(1)エンジニアの自己PR(悪い例)
私は課題を解決する能力に自信があります。これまで友達が困っていたり、アルバイト先でトラブルが起こったりした時には、自ら先頭に立って課題を解決してきました。
この課題解決能力はきっと貴社の業務においても役立てられると思います。

(2)エンジニアの自己PR(良い例)
私の強みは、課題を見つけ積極的に解決に向けて行動していく課題解決能力です。
私は現在、塾講師のアルバイトをしています。講師間で共有する授業の進捗状況は、テキストのページ数と宿題を伝えるだけでした。しかしそれだけでは不十分で、生徒が前回の授業の時にどこでつまずいたのかを共有できていないことが課題でした。

課題を解決するために、私はスプレッドシートで進捗連絡帳を作成し、講師間で生徒の得意・苦手分野などを共有するように促しました。導入後は苦手分野の克服に時間を割くことができるようになり、結果として15人中12人の成績向上を達成しました。

この経験を通して、自ら先頭に立ち課題解決に向けて取り組んでいくスキルを身につけられました。貴社のエンジニア業務においても、この能力を存分に発揮できると考えています。

具体例を交えてアピール

例文(1)のように、課題解決能力に自信がありその実績があるとだけ書いても、採用担当者は具体的にイメージすることができません。一方、例文(2)では、課題解決に至った実際の経験を通してどのような人物なのかを推し測ることができます。自己PRを作成する際には、企業が求める人物像をしっかりとチェックし、ご自身がそれに適った人材であることを示せるエピソードとともにアピールすることが大切です。

1文は簡潔にわかりやすく

1文が長過ぎると内容が伝わりにくいため、短く区切って簡潔にすることが重要です。伝えたいことをすべて書こうとしてつい長くなりがちですが、必要な情報だけを記すようにしましょう。物事を人に伝える基本は「5W1H」です。無駄な表現は極力削ぎ落とすように推敲しましょう。

誤字・脱字を防ぐ

自己PRを書く上で、誤字・脱字は避けなければならないミスです。せっかく良いエピソードを交えた読みやすい文章でも、誤字・脱字があるだけで、採用担当者のあなたに対する評価が下がってしまう可能性があります。誤字・脱字を防ぐには音読してみたり、しばらく時間を置いてから読み返してみたり、誤脱チェックサイトを使うなどして確認するようにしましょう。

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4.プログラマの自己PR例文

ここからは、さきほどの例文で学んだ作成ポイントを抑えつつ、参考にしていきましょう。
新卒でプログラマ志望である自己PRの例文とそのポイントを解説します。

(例文)プログラマの自己PR
わたしは論理的な思考能力とコミュニケーションスキルがあります。具体的なエピソードとしては、子ども向けプログラミングスクールの塾講師をする中で、子どもたちの習熟度を向上させた経験です。

私が講師アルバイトをしているプログラミングスクールでは、1プログラムごとにテストを行う仕組みです。テスト結果の平均点が80点であるプログラムと比較して、40点の平均点を持つプログラムがあることが課題でした。そこで私は解決策として、平均点が40点の難しいコースの補足授業をスクールの運営側に提案し、自分の担当授業で実施させてもらいました。その結果、子どもたちの理解度が向上し、テストの平均点は70点に上昇しました。また、その結果を受けて、スクール運営側は該当プログラムの構成を私の補足授業の内容を盛り込んだものに変更してくれました。

私は講師アルバイトを通して、適切な解決策を考えること、臆せず運営側に積極的なコミュニケーションを取ることが課題を解決するために不可欠であることを学びました。この経験を活かして、貴社のプログラマとして、チームと協力して成果を上げていきたいです。

例文のポイント

  • ・誰かに指示された訳ではなく「40点のプログラムを解決したいと自ら思い行動した」という自発的なエピソードである点が良いでしょう。

    ・40点・70点と具体的な数値を用いている点が具体的です。

    ・「運営側に提案する」という点が積極的なコミュニケーション能力をアピールできています。

    ・締めの言葉で「チームと協力して」という点がコミュニケーション能力を活かしたいという想いを表現できています。

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5.データサイエンティストの自己PR例文

新卒でデータサイエンティスト志望である自己PRの例文とそのポイントを解説します。

(例文)データサイエンティストの自己PR
私はデータ分析能力と自己学習意欲をもっていることが強みです。

昨年、わたしは大学の学園祭委員として、ミスターコンテストの広報を担当しました。
広報などの大きな情報発信をする機会は未経験でしたが、昨年より多くの注目を集めるために、私はSNSマーケティングに関することを書籍や専門家のYouTubeから勉強しました。そこで学んだ情報の中から「発信頻度」「投稿内容」「拡散タイミング」が重要だとわかり、昨年のSNS広報活動の統計を見たところ、「発信頻度」に改善の余地があることがわかりました。SNSの発信頻度・送信時刻を細かく設定し、1ヶ月かけて実行しました。結果、SNSでのミスコン投票数は昨年の1.5倍に増え、ミスターコンテストにより多くの注目を集めることに成功しました。

このような経験から、私は得られたデータをビジネス課題に結びつけられるデータサイエンティストとして、貴社で活躍したいです。

例文のポイント

  • ・400文字以内で自分の強みを2つアピールできています。

    ・自己学習で学んだことを具体的に書くことで、より説得力が感じられます。

    ・最後の締めの言葉でも、データ分析能力と課題を特定する力をしっかりアピールできています。

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6.IT営業・ITコンサルタントの自己PR例文

新卒でIT業界の営業職やコンサルタント職を志望する自己PRの例文とそのポイントを解説します。

(例文)IT営業・ITコンサルタントの自己PR
私の強みは、周りを巻き込み、目標達成に向けて適切な計画を立てられることです。
私は学生時代、バレー部でキャプテンをしていました。県大会での優勝を目標にしていましたが、過去2年間、なかなか決勝までいけない状況が続いていました。私はキャプテンとして、自分たちの課題は顧問の先生に決めてもらった練習を繰り返すことに満足しており、部員全員が優勝への強い気持ちが足りないことだと考えました。そこで、「いつもの練習をどう試合で活かすかみんなで定期的に話す」など、優勝に向けて一緒に考える機会を作りました。そこから「強豪に比べて弱いところを強化する練習を自分たちで考えて行う」ことを呼びかけ、部員全員を巻き込んで、朝練で実施しました。
その結果、最後の県大会にて優勝を勝ち取ることができました。

この経験を活かして、貴社の営業として、周りを巻き込みながら企業の課題解決を行い、高い実績を残していきたいです。

例文のポイント

  • ・IT営業やコンサルタント職に求められる要素の1つである、課題解決能力やリーダーシップをアピールしているできています

    ・数字が求められる職業に対して、高い実績を残していきたいとアピールしています。

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7.自己PR作成準備で押さえるべきポイント

実際に自己PRを作成していく段階では、盛り込む適性を理解した上で押さえておくべきポイントがいくつかあります。ここでは2つのポイントについて説明します。

IT業界の各職種について、仕事内容や特徴を把握する

IT業界に就職する上で、どのような職種が存在するかを認識しておかなければなりません。ITエンジニアという同じ括りであってもシステムエンジニアやプログラマー、社内エンジニアでは担当する業務内容が異なります。まずは、目指す職種にどのような仕事内容や特徴があるのかを調べ、別の業種とどのような関わり合いがあるのかまで調べておくと、IT業界の全体像が把握できるようになるでしょう。

関連記事:IT業界に就職する方法とは!職種や仕事内容について解説

その企業や職種への志望動機を明確にする

業界像が見えてきたら、「なぜその企業がよいのか」を明確にしておく必要があります。数あるIT企業の中でその会社を選んだ理由や企業理念など共感できる点について、また就職したら挑戦してみたいことを自己PRで明らかにすることで、熱意のある志望者だということを伝えられます。また、就活をする他の学生との差別化を図るためにも、前向きでオリジナリティのある志望動機が書けるように練っておいた方がよいでしょう。

関連記事:IT業界志望の新卒生必見!志望動機のポイントと例文をご紹介

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8.IT業界への就活面接で自己PRを上手く伝える方法

IT業界への就活面接で、自己PRを話す際に意識してほしいポイントが以下の4つです。
  • ・結論から伝える

    ・過去の経験から何を学んだのか伝える

    ・学んだことや自分の強みがどのように仕事に活かせるのか伝える

    ・ESや履歴書に書いた内容に合わせて話す


エントリーシートや履歴書に記載するとき同様に、面接でもまずは①結論から述べましょう
自己PRでいう結論は、スキルや人柄などの自分の強みです。
その後に、その強みはどんな経験から得られたのか・どんな経験でその強みが証明されたのかという②エピソード、エピソードで話した経験から③学んだこと、学んだことや自分の強みが④どのように仕事に活かせるのか、の順で伝えましょう。

また、面接官は事前に提出してもらったエントリーシートや履歴書と照らし合わせながら面接を行います。面接でもエントリーシートや履歴書の内容に沿って、話しましょう。もちろん、エントリーシートや履歴書は記入できる文字数が限られているので、書類では伝えきれなかったことを話すことは構いません。どんなことが大変だったのか、それに対してどんな風に努力できたのか、より具体的に伝えられると良いでしょう。

実際にいろんな企業に提出するための自己PRを作成していると、それぞれの企業の求められている適性に合わせて書き分けることもあるでしょう。面接の際にどんな内容を提出したか忘れてしまわないように、自己PRは手元にコピーや文面を控えておきましょう。

自己PRだけではなく、面接で聞かれる質問への備えをしたい方は下記の記事も参考にしてみてください。
関連記事:就活の面接で聞かれる質問とは?回答例もあわせて対策方法を紹介

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9.IT業界向けの自己PR作成で悩んだらレバテックルーキーに相談!

就活は、情報収集をはじめ自己PRの作成や面接対策など多くのことを進めていかなければなりません。それらを学業とともにどのようにこなしていけばよいのか悩む方もいるのではないでしょうか。

そんな時は、ITエンジニア専門の就活エージェント「レバテックルーキー」を利用してみるのも有効な手段です。レバテックルーキーでは業界のプロに就職について相談できるサービスを展開。メガベンチャー企業から急成長を遂げているIT企業まで、自身の適性や希望に合わせた企業を紹介できることが特徴です。また、新規事業や重要なプロジェクトに関するメンバー募集の情報も取り扱っており、専門分野を生かせる求人に出会うことが期待できます。

そして、就活に必要な自己PRの作成やエントリーシートの添削、面接対策なども行っており、就活アドバイザーに内定を勝ち取るためにするべきことを相談しながら就活を進められます。自己PRの作成は、ノウハウを持ったアドバイザーのサポートを受けることでより質の高いものを目指せるでしょう。IT業界へ就職を希望するなら、まずはレバテックルーキーに登録してみてはいかがでしょうか。

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