就活準備は何から始める?時期別のスケジュールややるべき対策を解説

就活準備は何から始める?時期別のスケジュールややるべき対策を解説
「就活は何から始めればよいのだろう」と悩んでいる就活生も多いでしょう。就活では、自己分析や企業研究、選考対策など、準備すべき項目は多いため、早めに取りかかることが重要です。 この記事では、就活のスケジュールを踏まえてやるべき準備をステップごとに解説します。就活を成功に導くコツもまとめたので、安心かつ効率的に就活を進められるよう、本記事を参考にして入念に準備しましょう。

 

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1. 就活を何から始めるか分からない人必見!具体的な流れ

社会人経験のない学生にとって、就活は未知の取り組みであり「いつ何をすればよいのか分からない」と悩む人も多いでしょう。就活は、エントリーシート(ES)や履歴書といった慣れない書類作成や面接対策など、取り組む項目が複数あります。

そのため、まずは全体のスケジュールを把握し、一つひとつの行動レベルに落とし込むことが重要です。政府が公表した「2025年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方(7p)」によると、政府は基本的に以下のスケジュールに沿って採用活動を行うよう、企業に要請しています。
 

  • ・ 広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降

    ・ 採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降

    ・ 正式な内定日:卒業・修了年度の10 月1日以降


上記の日程を考慮しない企業はあるものの、基本スケジュールに沿って採用選考を行う会社も少なくありません。ここでは、上記の要請に基づき、就活の一般的な流れを時期別に解説するので、参考にしてください。

関連記事:IT企業へ新卒就職するためには?自分に合った業界・職種を見つけて就活しよう
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大学3年(大学院1年)生の4~6月

大学3年(大学院1年)生の春ごろには、サマーインターンシップの募集を出す企業が増えます。募集には期限があるので、乗り遅れないよう大学3年(大学院1年)の春までに自己分析や企業研究を進めておきましょう。

また、企業によって募集を告知する時期は異なるため、情報を見逃さないよう、こまめに企業ホームページや就活サイトをチェックしておくのがおすすめです。

就活を進めるなかで方向性に違和感を抱き、志望業界を変えるといったケースもあり得ます。この時期から就活を始めておけば、方向転換したい場合も進路を変更しやすいでしょう。

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大学3年(大学院1年)生の7~8月

大学3年(大学院1年)生の夏ごろには、サマーインターンシップが開催されます。オータムインターンシップの募集も始まるため、夏休み期間中に学業の進捗確認やアルバイトの勤務時間などを調整しておくのがおすすめです。

また、この時期からOB・OG訪問を始めるのもよいでしょう。年度末~年度始めは繁忙期な企業も多いため、OB・OGにとって比較的負担になりにくいと考えられます。

大学3年(大学院1年)生の9~11月

大学3年(大学院1年)生の秋ごろは、オータムインターンシップへの参加や、ウインターインターンシップに応募する時期です。サマーインターンシップに参加した人は、内容を振り返り自分の方向性を確認したり、課題を見つけて次のステップにつなげたりすることも欠かせません。

学業やアルバイトとの調整が本格的に必要になってくる時期ともいえるので、スケジュール管理をしっかり行うのが大切です。

大学3年(大学院1年)生の12~2月

就活が本格化する直前の、大学3年(大学院1年)生の冬には、ウインターインターンシップへの参加や、筆記試験・面接などへの対策を進めます。

就活開始の直前になって慌てることのないよう、自己分析や業界・企業研究は大学3年(大学院1年)生の冬までに終わらせておき、復習するのがおすすめです。

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大学3~4年(大学院1~2年)生の3~5月

大学3~4年(大学院1~2年)生の3月以降は就活が本格的に始まり、企業へのエントリーが開始されたり、説明会が多く開催されたりします。

企業の選考への応募や説明会への参加申し込みを「エントリー」というのが一般的です。ただし、企業に興味があると意思表示することを「プレエントリー」、選考に応募することを「本エントリー」と呼ぶこともあるので、混乱しないよう内容をしっかり確認しましょう。

企業にエントリーする際のエントリーシートは、郵送またはインターネット経由で提出するケースが基本です。人によっては複数の企業にエントリーして選考を受けますが、提出期限の超過や説明会参加などのスケジュールが重ならないよう注意してください。

エントリーしなければ選考案内が届かないため、気になる企業にはエントリーしておくのがおすすめです。ただし、「内定がほしいから」とやみくもに応募するのではなく、自己分析や企業研究で得た就活の軸に基づき応募しましょう。

大学4年(大学院2年)生の6月~9月

大学4年(大学院2年)生の6月以降は、選考が進み内々定を獲得する時期です。書類選考を通過したら面接に呼ばれます。企業によって面接回数は異なりますが、一次面接から最終面接まで、合計3回行われるのが一般的です。

なお、この時期に内々定をもらえていなくても、焦ることはありません。内定者の辞退などにより、採用計画通りに人材を確保できなかった企業が二次募集を行うケースや、通年採用している企業があります。

ただし、これまでの就活を振り返り、改善を加えながら選考を進めるのが大切です。

大学4年(大学院2年)生の10月以降

大学4年(大学院2年)生の10月以降に内定式が行われ、採用が確定します。

内定は「入社を保証する」という企業の意思表示であり、正当な理由がない限り、内定取り消しにはペナルティが発生することもあるようです。一方で、学生としては職業選択の自由があることから、内定を承諾したあとでも辞退できます。

ただし、企業は採用決定後、社会保険の加入手続きや書類準備などを行うため、内定を辞退すると少なからず迷惑がかかります。その企業に入社する見込みがないのであれば、早めに内定辞退の連絡をしましょう。

なお、内定を承諾するかすぐに決められない場合は、状況を説明したうえで、内定承諾を一定期間保留させてもらう方法もあります。

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2. 就活を始める時期や内々定をもらう時期

基本的なスケジュールは上述のとおりですが、実際の就活を始めるタイミングや内々定が出る時期は異なる場合も少なくありません。ここでは、統計データから就活のスタート時期や内々定をもらう時期について解説します。

就活を始める時期

内閣府が公表した「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(73p)」によると、就活が始まったと考える時期で最も多かったのは、大学3年(大学院1年)の9月以前という結果でした。
 

(引用:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(73p)

また、同調査(45p)では、企業説明会やセミナーなどに最初に参加した時期が大学3年(大学院1年)の9月以前に集中しています。業界や企業によって採用スケジュールは異なるものの、就活のスタートは年々早まっているようです。

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内々定をもらう時期

先述した調査(61p)によると、就活で最初に内々定を受けた時期は、大学4年の4月が最も多い結果でした。大学院生は、修士1年の3月から2年の4月がほぼ同割合で最多となっています。
 

(引用:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(61p)

3月以前に内々定を獲得している人も一定数いることから、就活を始める時期に早すぎることはありません。就活準備を始めていない大学3年生や大学院1年生は、現時点でできることから取りかかるのがおすすめです。

IT企業の選考は早期に始まる傾向がある

IT企業は政府が要請しているスケジュールよりも早く、採用・選考活動を開始する傾向があります。IT業には、経団連に加入していないベンチャーや中小企業が多いことが理由の一つです。

一般的なスケジュールに沿わず、大学3年生の秋ごろに内定を出し始める企業もあるので、志望先の採用スケジュールを入念に確認しましょう。

採用に関する広報活動の解禁日になると、学生が一斉に就活を始めるため、準備ができている人ほどよいスタートを切れます。スタートに乗り遅れると、志望企業の募集期限に間に合わないといった事態を招く恐れもあるので注意してください。

焦る必要はありませんが、一つひとつの情報を整理してスケジュールを立てることが重要です。

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3. 年次別のおすすめ就活アクション

年次や時期によって、就活への取り組み方が変わります。自分の学年で何をしておくべきか把握しておけば、就活を本格的に始める際もスムーズに取り組めるでしょう。ここでは、就活を始める場合の年次や時期別のおすすめアクションを解説します。

大学1~2年次は学生生活を満喫するのがおすすめ

大学1~2年の間にできる就活準備もありますが、メインは学生生活の充実に視点を置くとよいでしょう。なぜなら、学生生活でしか体験できないことがあり、体験を通じて自分のやりたい仕事や将来の方向性が見つかる可能性もあるからです。

また、就活では自分の経験をもとに自己PRなどを作成したり、選考で「学生時代に頑張ったことは何か」と問われたりすることもあります。

就活のために学生生活を送るわけではありませんが、学生のなかには、いざ就活が始まった際に「自分には何の経験もない」と後悔する人もいるようです。そのため、今の時点から興味のあることややってみたいことを経験しておきましょう。

大学3年次の春には自己分析や企業研究を始める

遅くとも大学3年生の春ごろには、自己分析を本格的に始めたり、業界・企業分析を進めたりしましょう。「就活開始まで1年もある」と思い行動しないでいると、あっという間に時間が過ぎ、結局何も手をつけていない状態にもなりかねません。

就活は、慣れない作業による疲労や、面倒に思うこともありますが、少しずつでも行動すれば習慣化できます。仕事においても、煩雑だと思うような仕事に出会う場合があるでしょう。その際、取り組みたくないからといって放置はできません。気持ちのコントロール方法を身につけるためにも、早い段階から準備に取りかかりましょう。

大学3年の冬に就活を何もしてないならポイントを絞る

大学3年生の冬ごろに就活準備を何もしていない場合、慌てる必要はありませんが、ポイントを絞った行動が大切です。たとえば、幅広い業界を見るのではなく、最初からある程度分野を絞ったり、就活セミナーに参加して、必要な情報を効率よく収集したりするとよいでしょう。

大学3年生の冬には、すでに選考を始めている企業もあるため、乗り遅れないよう迅速に行動することが鍵となります。大学のキャリアセンターや就活エージェントなども活用すれば、自分に合った企業を見つけやすいので、利用を検討してみてください。

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4. 就活を何から始めるか悩んだときの進め方10ステップ

就活を何から始めるか分からない場合、「自己分析」「インターンシップ」など、ステップに分けて取り組むのがおすすめです。ここでは、就活準備を進めるためのステップを10項目に分けて解説します。

ステップ1:自己分析を行う

就活を何から始めるべきか分からないときは、まず自己分析を行うのがおすすめです。自己分析では、自分の頑張ってきたことや身につけた能力などを客観的に把握し、適切な働く環境を選ぶために行います。

自分について知らなければ、どの企業が適性に合っているかも分かりません。自己分析をすれば自分への理解が深まり、就活の軸やアピールポイントを見つけられ、自分に合った方向性が明確になるでしょう。

自己分析には、主に以下のような手法があります。
 

  • ・自分史で自分の過去を時系列に書き出す

    ・モチベーショングラフで、自分の気持ちが高まった出来事や辛かったことを可視化する

    ・マインドマップで「なぜ」を繰り返し、自分の気持ちや出来事を深掘りする

    ・他己分析で客観的な意見を聞く など


過去の経験や価値観を振り返って整理し、面接で適切にアウトプットするためには、事前準備が欠かせません。自分の経験や強みといった特徴を頭で考えるだけでなく、言語化して書き出してみると情報を整理できます。

また、自身のことは把握しにくい部分もあるため、身近な人やキャリアセンターの職員などに、自分の印象を聞くのもよいでしょう。

自己理解が進めば、得意なことはもちろん、苦手な部分や避けたほうがよい仕事も判明し、進路に悩みにくくなります。自己分析は予想以上に時間がかかる場合もあるので、本格的に就活が始まる前に済ませておくのが理想的です。

ステップ2:業界・企業研究をする

自己分析が済んだら、どのような企業や業界にエントリーするか考えてみてください。業界・企業研究も、自分に合う就職先の選択に欠かせません。

仕事内容はもちろん、働き方や雇用条件も念入りに調べましょう。1冊のノートに調べた項目を書き出し、企業情報を記入していけば、比較や読み返す際にも便利です。

基本的な情報は、企業のWebサイトや求人票から収集できます。さらに、業界地図や就活四季報などを参考に、より詳しい情報や自分がやりがいを持てそうな仕事を調べてみるとよいでしょう。多くの企業や仕事を知っているほど、自分が納得できる進路を見つけやすくなります。

業界研究は、まず広く浅く調べるのがおすすめです。そのなかで、興味関心を持った業界の現状や将来性などを深掘りしてください。

また、企業研究では、興味を持った企業で求められる人物像や、活躍している人の特徴についても調べておくとよいでしょう。志望動機や自己PRの作成に活用できるうえ、自己分析の結果と照らし合わせてミスマッチを回避できます。

業界・企業研究も自己分析と同様に、就活が本格化する前に終わらせておきたい準備の一つです。特に、IT業界志望であれば、大学3年生の夏までに準備しておくことをおすすめします。

関連記事:就活の企業選びを5ステップで詳しく解説!|いつまでに終わらせるべき?

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ステップ3:インターンシップに参加する

就活では、インターンシップに参加することも重要です。インターンシップとは、企業での就業体験を指します。

大学3年次の6月ごろから募集が始まるため、自己分析や業界・企業研究と並行しながら参加するとよいでしょう。主に夏~冬の間にそれぞれの会社で複数回行われ、選考の有無や開催内容は企業によって異なります。

厚生労働省が公表した「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります」によると、一定の基準を満たすインターンシップに参加した学生の情報を、企業は広報活動や採用選考活動に使用できるよう見直されました。

そのため、インターンシップには、就活を有利に進めたり、自分の適性を把握できたりするメリットがあります。インターンシップのメリットは、以下で詳しく解説するので参考にしてください。

インターンシップに参加するメリット

インターンシップに参加する主なメリットは以下のとおりです。
 

  • ・就職活動に有利に働く場合がある:インターンシップを通じて早期選考の案内が届くケースや、エントリーシートの提出、面接が免除される場合がある

    ・自己の適性や課題を見直せる:現場を体験することで実際の仕事内容を把握でき、志望業界や企業に自分が向いているのかを確かめられる

    ・気になる業種に必要なスキルが分かる:社会人のマナーを学んだり、アルバイトとは異なる実務に近い体験ができたりして、自分に足りないスキルが何か分かることもある

    ・他校の学生や社会人との人脈ができる:学生同士で有益な情報の交換や、社会人の先輩とのつながりができる

    ・より深い業界や企業研究ができる:職場の現状や実際に働いている社員から仕事のやりがいを聞くなど、リアルな情報を得られるため、業界や企業への理解度が高まる


インターンシップに参加した経験談を就活の面接での回答に盛り込むと、内容に説得力が増し、入社に対する真剣味も伝わるでしょう。

また、インターンシップは就活生のメリットだけでなく、企業にも就職後のミスマッチを避けられるメリットがあります。就職後のミスマッチは、早期離職やモチベーションの低下を招く恐れがあり、企業と就活生どちらにとっても手痛いものです。

企業にとって社員の早期離職は、イメージの低下や人員不足につながりかねません。学生にとっても、就活を頑張って得た職を手放すことになり、次の就職に対して不安を招く可能性があるでしょう。

できる限りミスマッチを防ぐために、インターンシップを活用する企業や就活生が増えています。

関連記事:おすすめエンジニアインターンシップ15選|選び方がわからなくてもこれを見れば大丈夫!

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ステップ4:OB・OG訪問を実施する

就活準備では、自分が志望する企業で働く先輩社員を訪問するのも重要です。OB・OG訪問を実施する時期は決まっていないため、早めに行うと企業研究に役立ちます。

OB・OG訪問は、基本的に一対一で行うので、企業説明会や面接で聞きにくい込み入った話も聞けるのがポイントです。たとえば、休暇制度・福利厚生といった待遇面や、働きやすい環境かどうかなど、リアルな実情を聞けるでしょう。

また、OB・OGは就活経験者であり、自分の希望する会社に入社しているため、就活アドバイスを求めることも可能です。どのような対策をしたのかや、面接で何を聞かれたかなどを質問すれば、答えられる範囲でアドバイスをもらえるでしょう。

OB・OG訪問をしたい場合、主に以下のような経路から依頼します。
 

  • ・大学のキャリアセンターに紹介を依頼する

    ・企業に直接連絡し、OBやOGを紹介してもらう

    ・OBやOG訪問専用の支援サービスを利用する など


OB・OG訪問を行う際は、メールや電話のかけ方はもちろん、当日の話し方や姿勢といったマナーにも気をつけてください。最低限のマナーが備わっていない場合、OB・OGからの印象が悪くなり、質問への回答にも影響する恐れがあります。OB・OG訪問を有意義な時間にするためにも、社会人としてのマナーを意識して訪問しましょう。

ステップ5:企業説明会に参加する

企業説明会への参加も、重要な就活準備です。就活の基本スケジュールでは、大学3年次の3月から説明会が行われ、エントリーシートの受付を条件に説明会の参加を許可する企業もあります。

しかし、早期選考を行う企業では説明会も早まるので、自分が就職したい企業の情報を常にチェックするのが大切です。

業界によっては、複数の企業が合同で行う場合や、新型コロナウイルスの蔓延を経て、Web上で説明会を開催する企業も少なくありません。就活サイトや企業のホームページに情報が記載されているため、欠かさずチェックしましょう。

企業説明会では、事業内容や社内制度などの紹介があります。企業研究をある程度進めたうえで説明会に参加すれば、認識に誤りがないか確認したり、自分に適している会社かどうか見極める判断材料になったりするでしょう。

企業について分からないことを質問するチャンスでもあるため、興味のある会社や業界の説明会には必ず参加するのがおすすめです。

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ステップ6:エントリーシートや履歴書に取りかかる

エントリーシートや履歴書の作成も、大学3年生の6月ごろから取りかかるとよいでしょう。エントリーシートと履歴書は、目的や記載内容が異なるため、準備できる範囲も変わります。

エントリーシートは主に、自分の将来性やポテンシャルについてアピールするのがメインです。社会人経験者と異なり、学生は即戦力となる実績や技術を持っているケースが少ないため、新卒採用ではどのような人柄なのかを問われます。

エントリーシートは企業によって様式が異なりますが、志望動機や自己PRといった項目は頻出質問のため、事前に内容を考えておくとよいでしょう。

一方、履歴書は自分の学歴や資格など、個人の経歴を既定のシートに記入します。採用選考のために使用するだけでなく、入社後も保管される書類です。履歴書は企業の指定がない限り、市販の用紙を使えるため、事前に準備しやすいでしょう。

エントリーシートや履歴書は選考の第一関門であり、内容次第で面接に進めるかどうかが決まります。そのため、一度書き終えて完璧だと思わず、ブラッシュアップを続けることが重要です。

エントリーシートや履歴書は重要性が高く、作成に時間がかかるため、後回しにせずにできるだけ早い段階で着手することをおすすめします。なお、作成したエントリーシートや履歴書の内容は面接で深掘りされることを想定し、内容に食い違いが起きないためにもコピーを取っておくと安心です。

ステップ7:筆記試験の対策をする

どのような業界でも自社が求める人材かどうかを見極めるために、基本的に筆記試験が行われるので、対策が欠かせません。筆記試験は、以下のような能力を確認しています。
 

  • ・文章読解力

    ・計算力

    ・思考力

    ・一般常識力

    ・性格適性検査 など


上記以外にも、業界によっては英語や時事を問われる場合があるため、志望先が実施する選考課題の傾向や過去問の対策をしておくことが大切です。試験の対策本やアプリを活用すると、問題の予習復習がしやすいでしょう。

関連記事:SEの適性検査はどんな問題が出る?対策方法を解説

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ステップ8:面接対策をする

本格的に就活をスタートするまでに、面接対策も進めておくのがおすすめです。面接にはさまざまな形式があり、どの方法で選考を行うかは企業によって異なります。具体的な面接の形式は以下のとおりです。
 

  • ・個人面接

    ・集団面接

    ・グループディスカッション

    ・プレゼンテーション型面接 など


面接対策を充実させるためにも、自己分析や業界・企業研究を終わらせ、土台がある状態で練習しましょう。説得力があり、面接官をうならせる回答をするには、自分や応募先についての理解度が重要です。何も知らなければ、自分と企業の方向性が食い違うアピール内容になりかねません。

面接対策では、定番の質問や想定質問を考え、回答の練習をします。面接対策セミナーなどに参加し、本番を想定した練習を行うのも効果的です。質問への回答内容はもちろん、面接で必要なマナーや答え方もアドバイスをもらえます。

関連記事:就活生向け!面接での逆質問例6選 逆質問を成功させるポイントとは

ステップ9:就活に必要なアイテムを揃える

就活では、選考に必要なアイテムの準備も欠かせません。たとえば、以下のアイテムを揃えるのがおすすめです。
 

  • ・スーツ一式

    ・A4サイズの書類が入る鞄

    ・腕時計

    ・証明写真

    ・印鑑 など


インターンシップの選考面接でスーツを着用する可能性や、証明写真や印鑑は手元に届くまで時間がかかる場合もあるため、早めに準備しましょう。

ステップ10:就活サイトや逆求人サイトに登録する

就活を何から始めればよいか分からない人は、就活サイトや逆求人サイトに登録しておくのがおすすめです。

就活サイトでは、自分が希望する給与や待遇などの項目を選び、企業の情報を閲覧できます。また、就活サイトにはインターンシップの情報も掲載されているため、準備段階から頻繁に確認するとよいでしょう。

逆求人サイトでは、自分のプロフィールを閲覧した企業から、選考へのオファーが届きます。プロフィールを充実させる必要はありますが、自分の知らない業界や企業と出会える機会につながるでしょう。

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5. 就活を成功させるコツ

就活における成功の定義は人によって異なりますが、就職後に後悔しないためには「就活準備は早めに取り組む」「インターンシップに参加する」などの行動が大切です。ここでは、就活を成功に導くためのコツを解説します。

早めに就活の準備に取りかかる

就活を成功に導くために、早い段階から就活準備を行うことが重要です。自己分析や企業研究といった就活の軸となる部分はもちろん、あらかじめ質問が予想できるエントリーシートの内容などは、早めに準備しておきましょう。

早めに就活準備を行えば、気づいていなかった項目や、自分に必要なことが見つかったりするなど、より対策を強化できます。時間や気持ちに余裕が生まれ、就活が本格的に始まる時期を迎えても、慌てずに対応できるでしょう。

スケジュール管理を綿密に行う

就活全体の流れを把握し、日々のスケジュールをしっかり管理することも欠かせません。就活では、企業説明会への参加やOB・OG訪問といった選考準備はもちろん、試験や面接の予定が次々に入るでしょう。

スケジュール管理を疎かにしていると、学業やアルバイトとの両立がうまくいかない恐れがあります。本記事で解説した時期別のやるべき準備を参考にして、逆算してスケジュールを立てるのもおすすめです。

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インターンシップにできる限り参加する

自分が興味のある業界や企業のインターンシップには、積極的に参加していくのも重要です。前述のように、一定の基準を満たしたインターンシップに参加した学生の情報について、企業は選考に活用できると明言されています。

企業は優秀な学生を早期に確保したいと考えており、今までもインターンシップの成績によって早期内定を出すケースはありました。今後はより多くの企業が、採用活動においてインターンシップの成績を重視し、選考にも影響すると予想できます。

就活生にとっても、早期選考の案内が届くといったさまざまなメリットがあるため、インターンシップに参加すれば就活を有利に運びやすくなるでしょう。

内定はゴールではなくスタートであると心得る

就活を成功させるために、内定はあくまでも一つの通過点であり、社会人としてのスタートだと心得ることが大切です。企業は学生に対して、将来をしっかり見据えて長期間活躍してくれる人を採用したいと考えています。

しかし、内定をゴールと考えている場合、就職後の仕事に対するモチベーションへの影響や、ミスマッチにつながった結果、早期離職にもなりかねません。自分がどのような仕事をしていきたいかという軸や、就職後のビジョンが明確な就活生ほど成功に近づけるでしょう。

面倒だと思うことほど真面目に取り組む

就活を成功させるためには、面倒くさがらずに取り組むことも欠かせません。就活は自己分析や企業研究といった基礎固めから、エントリーシートや履歴書の作成など、取り組む項目が多くあります。

必要なこととはいえ、多数の企業に応募すれば、選考をこなすだけでも面倒に思えるものです。就活が長期化するにつれて、「こんなことをして何になるのだろう」と思ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、面倒な気持ちが出てくれば、気の緩みにつながります。就活に本気で向き合いにくくなり、書類作成で手を抜いたり、面接でやる気のない印象を与えてしまったりする恐れもあるでしょう。

就活中は多忙を極めますが、長くても数ヶ月で終わります。自分に合った企業に就職するためにも、気を抜かずに最後まで本気でやり抜きましょう。

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6. 分野選択に迷ったら市場が拡大している業界がおすすめ

就職したい業界や分野が定まらない場合は、IT業界を目指してみるのもおすすめです。IT化が進む時代において、人材不足に悩んでいるIT企業もあります。

採用が活発化しているため、やる気のある人材なら、ITに関する知識がなくても積極的に内定を出す企業も少なくありません。そのため、どの業界に進むか悩んでいる人は、市場が拡大傾向にあるIT業界を選択肢に入れるとよいでしょう。

ここでは、ITに関する知識が少ない状態でもIT業界で活躍できる理由を解説します。

IT業界なら文系や未経験者でも活躍できる

IT業界は人手不足のため、文系出身者やプログラミング未経験者でも歓迎する企業は多くあります。独立行政法人情報処理推進機構が公表した「IT人材白書2020(190p)」によると、AIやIoTといった先端ITに従事する人の最終学歴は、IT・情報系以外の文系出身者が30.2%でした。

ITと聞くと、理系の難しい知識が必要な印象を持つかもしれませんが、入社後に研修を行う企業も多いため、知識やスキルの習得は可能です。

また、IT業界では文系のスキルや知識が活きる場面もあります。パソコンに向かうことだけがIT業界の仕事ではなく、業務によっては顧客との会話が必要になるケースも多いです。

たとえば、システムの要件定義の工程では、顧客のニーズを細かく聞き出すコミュニケーション能力が欠かせません。ほかにも、文章力・読解力、英語のスキルといった文系出身者だからこそ活かせる能力も、IT業界では役立ちます。そのため、文系出身者や未経験者でも、仕事に求められるスキルとやる気さえあれば、IT業界でも重宝されるのです。

IT業界への就職を視野に入れる場合、本格的な就活が始まるまでに、プログラミング言語をある程度習得しておくことをおすすめします。もちろん、プログラミング学習と並行して、就活準備やインターンシップへの参加も忘れず行いましょう。

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7. まとめ

就活を何から始めるか迷った際、まずは全体のスケジュールを把握し、時期別に何をすべきか計画を立て、対策するのが大切です。ただし、早期選考を行う企業もあるため、自分の志望業界や会社の選考情報はしっかりキャッチしましょう。

また、インターンシップに参加したり、面倒なことほど真面目に取り組んだりするのも重要です。自己や企業への理解度を深め、就職の方向性が固まれば、自分に合った企業への就職に近づけます。

本記事を参考に、自分の現状に合わせて就活スケジュールを組み、選考対策を進めましょう。

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