SE, EE, ME, JDKにJRE…Java初心者が混乱しやすい用語について詳しく解説します学生向け|Java SEとは?概要から利用上の注意点まで解説

最終更新日:2021年7月14日

Javaを学び始めるときに戸惑うことの1つが、Java SEやJDKといった謎の用語ではないでしょうか。それぞれの意味をしっかり理解しておかないと、「試しに使ってみたいけど、どれを選べば良いのかわからない…また今度にしよう…」なんてことになりがちです。
そこで本記事では、インストール時に戸惑いがちなワードについてわかりやすく解説します。バージョンの選び方についても紹介していきますので、これからJavaの学習をスタートしたいという学生の皆様はぜひチェックしてみてください。

1. Java SEってどんなモノ?EEやMEとの違いは?

まずはJava SEとはどんなモノなのか、詳しく解説していきます。

そもそもJavaとは? 

Java SEの解説に入る前に、Javaについて説明します。Javaはプログラミング言語の1つです。汎用性が高く非常に人気のある言語で、基幹システムの開発から組み込みシステムまで「システム」と名のつくありとあらゆるところで使われているといっても過言ではありません。

Javaにはさまざまな機能があらかじめ用意されています。その機能のことを「クラス」と、そして似たようなクラスのセットを「API」と呼びます(Java以外でのクラスやAPIとは若干意味合いが異なるため注意が必要です)。

SEやEE、MEは使えるAPIの種類です。それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。

基本となるのがJava SE(Standard Edition)

Javaの基本となるのがJava SE(Standard Edition)です。一般的なプログラマーが必要とするであろうAPIが一通り揃っています。Java SEを利用すれば、簡単なWebサービスやAndroidアプリ、ちょっとしたシステムの開発などが可能です。

入門用としては十分すぎるほど充実した内容なので、これからJavaを始める方は基本的にJava SEを選ぶことになります。

企業向けのEE、組み込み向けのME

Java SE以外にEEやMEがあります。Java初心者の学生が利用することはほとんどないはずですが、どのような時に使われるのか理解しておきましょう。

まずJava EEですが、EEはEnterprise Edition(企業向けエディション)の略です。Java SEに企業向けのAPIが追加されています。EEのAPIを利用すれば、ECサイトの作成や有償のサービスを提供するといったことが可能です。

一方のMEはMicro Editionの略です。Javaが組み込みデバイスで利用されていることは先に述べた通りですが、組み込み用に特化したAPIを集めたのがこのMEです。

2. JDK?JRE?気になるワードをチェック

これからJavaを利用してみたい初心者はJava SEを入れるべき、というのは理解できたかと思います。しかし、いざJava SEをインストールしようとすると、JDKやJREといった新たなワードにつまずくかもしれません。ここでは、JDKとJREについて詳しく解説していきます。

JDKはJavaの全てがセットになったキット

プログラミングには、プログラムを書くための道具(開発環境)とプログラムを動かすための環境(実行環境)が必要です。

それら道具がセットになったものがJDK(Java Development Kit)です。JDKをインストールすれば、プログラムを書くこともできますし、プログラムを実行することも可能となります。なので、これからJavaを始める人が入れるべきはJava SEのJDKです。

JREはJavaの実行環境

JDKに似た単語としてJREがあります。JREはJava Runtime Environmentの略で、実行環境と呼ばれます。JREをインストールしておけば、Javaのプログラムが実行できるようになります。

例えばサーバー専用マシンなどであれば、そこでプログラミングをすることは基本的にないため、実行環境があれば十分です。そういった場合にはJREのみをインストールすることになります。

Oracle JDKって?

「Java初心者はとりあえずJava SEのJDKをインストールする」ということをお伝えしましたが、JDKについて調べていると次にぶつかりやすいのがOracle JDKやOpenJDKといったワードです。ここでまた「結局どれをインストールすれば?」に逆戻りしないためにも、事前にしっかりと整理しておきましょう。

OracleはJavaを提供している本家本元の企業です。そんなOracleですが、2019年にJavaのライセンスを変更し、Oracle JDKを商用で利用する場合には有償のライセンス契約を求めるようになりました。

とはいえ、個人での利用に関してはこれまで同様に無償で使うことが可能なので、とりあえずJavaを試しに使ってみたい方はOracle JDKで問題ありません。詳細や無償利用時の注意点に関しては次章で詳しく説明します。

一方、OpenJDKはJavaに関するコミュニティで、無償で使えるJDKを提供しています。ちなみにOracleもOpenJDKに参加しています。ややこしいですね…。

「無償があるならそっちを使えばよくない?」といった声も聞こえてきそうですが、Oracle JDKとOpenJDKはまったく同じモノではありません。またOracle JDKであれば最新機能が揃っていますしOracleによるサポートも受けられます。商用での利用を考えた場合、どのJDKを選ぶべきかは悩ましい問題です。

結局どれをインストールすれば良いの?

個人で学習用途に利用したい場合、特に理由が無ければ最新バージョンのOracle JDK(2021年6月現在ではJava SE 16)でOKです。Oracleのダウンロードサイト(※1)で入手できます。

JDKのインストールに関しては、別の記事(※2)に詳細があるので、そちらをご参照ください。

※1参考:ORACLE Java SE Downloads
※2参考:学生向けjava入門|特徴や学習方法などを徹底解説

3. 学生向け|Java SEの利用上の注意点

続いては、Java SE利用上の注意点についてご紹介していきます。

Java SEの利用ってお金がかかるの?

学生が個人で学習用としてJava SEのJDKをインストールする分には費用は発生しません。OracleのJava SEに関するドキュメント(※)にも『個人での利用や開発での利用などには無償で使用できます。』と明記されています。

ダウンロード時に個人情報やクレジットカード情報を入力するといったこともないので、安心してインストールしてください。

ただし、Oracle JDKを使って「試しにアルバイト先のWebサイトを作ってみたら上手くできたから公開してみる」となると話は別です。この場合は宣伝活動にあたるため、商用利用となる可能性があります。そういった場合にはOpenJDKの利用なども視野に入れましょう。

※参考:Java SE ドキュメント 概要

大学内で使いたい場合は情報処理センターなどに確認を

大学内のパソコンで、研究用途としてJavaを使ってみたいという場合にも注意が必要です。
研究内容や使い方によっては商用利用となる可能性があります。商用利用であれば有償のライセンス契約が必要です。まずは、指導教官や学内の情報処理センターなどに確認するようにしてください。

4. まとめ

Javaの基本となるのがJava SE(Standard Edition)です。一般的なプログラマーが必要とするであろうAPIが一通り揃っており、簡単なWebサービスやAndroidアプリ、ちょっとしたシステムの開発などが可能です。これからJavaを始める方は基本的にJava SEを選べば問題ないでしょう。

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