選考通過可能性UP!インフラエンジニアの志望動機の書き方|例文あり

選考通過可能性UP!インフラエンジニアの志望動機の書き方|例文あり
社会のあらゆる場面でIT化が進み、ITインフラの構築を担当するインフラエンジニアの需要が高まっています。 インフラエンジニアは新卒からの人気も高いため、志望動機でほかの就活生と差別化し、熱意をいかにアピールできるかが重要です。 この記事では、インフラエンジニアとして就職したい新卒の方向けに、インフラエンジニアの志望動機や選考の突破ポイントについて解説します。

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1.【大前提】インフラエンジニアの職種・仕事を理解してずれがないようにしよう

まず初めに、インフラエンジニアとはどんな仕事なのかを理解して、大前提志望動機とずれないようにしておきましょう。ここでは、そもそもどのような仕事内容なのか解説していきます。

インフラエンジニアの志望動機をゼロベースで考えたい人は、概要や仕事内容、求められる知識・スキルなど、一つずつ理解を深めていきましょう。

そもそもインフラとは、インフラストラクチャー(infrastructure)の略で、日本語では「基盤」「土台」などを意味します。

システム開発を行う際に、サービスを提供するアプリケーションを動作させるためには、まずサーバーなどのコンピュータやOS、ミドルウェアなどが必要です。これらをインフラといい、動作環境の基盤を構築するのがインフラエンジニアです。

インフラエンジニアの仕事内容を概略的にまとめると、インフラの設計、構築、運用・保守になります。

設計

インフラの設計業務は、顧客の要望がまとめられた要件定義書をもとに行われます。

開発するシステムのインフラに必要となる性能や容量などを見積り、サーバーやストレージなどのハードウェア、OSやデータベースなどのミドルウェアを選択し、構成や配置などを設計します。

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構築

インフラの構築業務は、Amazon Web Service(AWS)やMicrosoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)などを用いて、先ほどの工程で作成した設計書通りにハードウェア・ミドルウェアの環境を構築します。

その後、各種パラメーターの設定などを行い、最後に動作確認や性能テストなどを行います。

運用・保守

インフラを構築してシステムが稼働した後は、システムが正常に動作しているかを監視し、トラブル発生時には復旧を行います。ほかにも、ハードウェアの定期的な保守作業などにも対応します。

未経験から業務をスタートする新卒の場合、インフラエンジニアのなかでも初歩的な業務である運用監視から任せられることが多いでしょう。

インフラエンジニアとネットワークエンジニアの違いや関連職種を解説
インフラエンジニアに似た職種として「ネットワークエンジニア」があります。

インフラエンジニアは、ネットワークとサーバーの両方を扱うのに対して、ネットワークエンジニアは、ネットワークの構築や運用に特化したエンジニアです。

ネットワークエンジニアはインフラエンジニアの中に含まれる職種というイメージが強いですが、実際のところ、両者に厳密な定義はありません。企業によってインフラエンジニア・ネットワークエンジニアの業務に対する捉え方は異なるため、インフラエンジニアを目指す際は求人内容をよく確認しましょう。

ネットワークエンジニア以外にもインフラエンジニアに近しい職種がいくつかあるため、それらを簡単に解説します。志望動機を考える際の前提知識として参考にしてください。

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データベースエンジニア

データベースエンジニアは、製品や顧客に関する膨大な情報を保管・活用するために使用されるデータベースにまつわるスペシャリストです。

ほぼすべてのITシステムがデータベースを使用しており、規模や条件などに合わせて適切に構築・運営・管理するのがデータベースエンジニアの主な仕事内容です。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、インフラ設計・構築の中でもクラウドシステムに特化しています。

物理サーバーではなく、インターネットを介してデータセンターに置かれたクラウドシステムを扱う点が特徴的で、インフラエンジニアに含まれるケースも多いでしょう。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、ネットワークエンジニアと反対に、サーバーの構築や運用に特化したエンジニアです。

企業によってはインフラエンジニアの業務に含まれますが、サーバーエンジニアとして採用・活躍している人もいます。

本章で紹介した職種は、より専門的な業務を扱うスペシャリストになるため、インフラエンジニア以上に詳しい知識が欠かせません。

関連記事:新卒でも活躍できる?ネットワークエンジニアのキャリアを解説

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2.インフラエンジニアの書類選考で注目される志望動機に書かれてあること

ここでは、選考通過しやすい志望動機にかかれてあるポイントを紹介します。選考通過しやすい志望動機には共通した特徴があります。人事担当の目を引く志望動機のポイントを紹介しますので、これから志望動機を買おうと検討している方はぜひ参考にしてみてください。

他のエンジニアではなくインフラエンジニアになりたい理由

他の職種ではなく、インフラエンジニアになりたい理由を盛り込んでおくことが大切です。
エンジニアとなると、フロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニアなど、さまざまなエンジニア職種があります。その中でもフロントエンドエンジニアになりたい理由を言語化し、志望動機に盛り込んでおくことが大切です。
エンジニアは業務内容上、ほかの職種の知見や知識を受けやすいので職種変更をしやすくなっています。そんななかでインフラエンジニアになって「やっぱ別のものがいい」と思われて転職・異動になるのは避けたい企業が多いです。そのため、インフラエンジニアになりたい理由、そう思ったきっかけを具体的なエピソードともに志望動機に書いておくことが大切です。

志望した企業が良い理由

志望する企業を選んだ理由を志望動機に盛り込んでおくことも重要です。インフラエンジニアという職種自体は他の企業でも募集されているため、その企業で働きたい理由を詳しく書いておくことが大切になります。
事業内容や文化についてリサーチした上で、その企業を選んだ理由を書くようにしましょう。踏み込んで書きたい場合は、他の企業では実現できないけれど、その企業なら実現できることを書き、そこに携わりたい思いを具体的なエピソードを添えて書くようにしましょう。
他の企業との違いやその企業にしかない魅力を言語化できていると、面接担当により説得力のある志望動機に仕上げることができます。

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上記理由と紐づいた自己理解

インフラエンジニアになりたい理由、その企業を志望した理由を書く際は、自己分析をした上でその理由に紐付いた自分のエピソードを書くことが大切です。
インフラエンジニアになりたい理由や企業の志望動機は、論理的に整合する文章を書くこと自体は可能です。ただそれだけだとご自身の思いが乗っていない志望動機になり、選考官からすると「どうしてあなたがそう思うの?」と懸念を抱いてしまいます。
そのため、きっかけやエピソードを振り返って言語化したうえで、自身の就活の軸を交えて志望動機にもりこむとよいでしょう。
なお、ほかの職種との差別化だけでなく、業界という広い枠組みから差別化して志望動機を展開できると、さらに説得力を持たせられます。

将来のキャリアやビジョン

ご自身の将来のキャリアやビジョンを書き、そのビジョンに対して今志望している会社・職種がなぜ良いのかを書くことも大切です。
というのも、その理由がそのままその企業で働くモチベーションにつながるためです。将来の夢や思いが整理されていると、そこに紐づいた仕事や会社の方が本人のやる気は引き出されます。逆に、マッチしていないと「何のために働いてるんだろう」と疑問に思い、早期離職につながってしまう可能性もあります。そのため、ご自身がその企業で頑張るモチベーションを示すための説得材料として、将来のキャリアとの紐付けを盛り込んでおくことが重要です。

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3.インフラエンジニアの採用担当は選考で何をみている?

続いて、インフラエンジニアの採用担当はどこで選考通過の判断をしているのかを解説します。選考通過のポイントを理解しておくことで、より通過しやすい志望動機、面接対策の準備ができるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。

インフラエンジニアとして活躍する意欲があるかどうか

まず初めに、この人がインフラエンジニアとして活躍する・頑張る意欲があるのかどうかは最重要視しているポイントです。新卒採用は、即戦力ではなく長期的な定着、会社への貢献ができそうかどうかを重視して採用されます。そのため、長い間インフラエンジニアとして努力し続けられるのか、その意欲やモチベーションはどこにあるのかを重視してみる方が多いです。
そのため、インフラエンジニアになりたい理由やエピソードを具体的に書き、選考担当にアピールすることが大切です。

インフラエンジニアとしてポテンシャルがあるかどうか

本人の意欲を見ると同時に、その人がどこまで成長して会社に貢献してくれそうか、ポテンシャルも見られます。どのくらいのスピードでどのくらいの成果を生み出してくれそうかを、志望動機や面接などのタイミングで判断されることになります。このポテンシャルは、どのくらいインフラエンジニアに対して強い思いがあるのか、その思いを通して判断されることが多くなっています。
インフラエンジニアでなければできないことやその企業でないとできないことがあり、かつその思いがエピソードとセットで強い思いとして伝わることで、採用担当者はその人が仕事に熱心に取り組むだろう、努力をかかさないだろうと推測して、ポテンシャルが高いと判断します。
無理やりエピソードを作って志望動機に紐づける必要はありませんが、ご自身がインフラエンジニアになりたい理由を具体的に伝えることで、よりその想いが強く伝わりやすいでしょう。

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その企業にマッチするのかどうか

職種としてマッチするかどうかだけでなく、その企業にマッチするかどうかも選考官に見られるポイントの一つです。いくらインフラエンジニアへの思いが強くてもその企業で働く理由がなければ、何かの拍子にすぐ別の企業へ転職してしまうということもありえます。
企業にマッチしているかどうかは、企業のビジョンや文化、働いている人とのシナジーを通じて判断されます。
静かに黙々と仕事へ集中したいと感じている人が、体育会系のがつがつする会社に入ってしまうとミスマッチが起き、働きづらくなって離職につながってしまうことは想像できる方も多いでしょう。無理に企業の文化に合わせる必要はありませんが、ある程度は企業研究をしておいて、どんな人が多く働いているのかを理解しておくことが大切です。

仕事に対する取り組み方はどのようなものか

その人が仕事に対してどのように取り組むのかも選考官に見られるポイントの一つです。真面目にコツコツと仕事に取り組むのか、精力的に活力あふれる働き方をするのか、適度に息抜きしつつ仕事に向かうのかなど、人によって仕事に向かうスタンスは異なります。正しい働き方や姿勢はなく、チームとして仕事をする以上、チームの輪を乱さない働き方をしないかといった点や、その職場での理想の向き合い方で仕事に向き合いそうなのかという点が見られます。
受験勉強や部活など、これまで取り組んだものとそこでぶつかった壁をどう乗り越えたのかを具体的に伝えることで、選考官がよりその人の仕事への取り組み方をイメージしやすくなります。

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4.インフラエンジニア向け志望動機を書く際のポイント

インフラエンジニアの志望動機を書く際のポイントを4つ解説します。先ほど明確にした4つの項目を組み合わせれば、志望動機を簡単に作れるはずです。

興味を抱いたきっかけや経緯を具体的に書く

一文目に結論を書いた後に、そのように考えたきっかけや興味関心を抱いた出来事・端緒などを伝えましょう。

結論を伝えただけでは「それはどうしてなの」となってしまい、説得力に欠けてしまいます。志望動機の結論を補足する内容として、インフラエンジニアに興味を抱いたきっかけや経緯を具体的に伝えることで、面接官の納得感を得やすくなるでしょう。

質問に対する回答は、続きが気になる論理展開を意識することが重要です。一文目を聞いたら二文目を聞きたくなり、二文目を聞いたら三文目が気になるというように、話の解像度を高める、または具体性を上げるイメージを持ちましょう。

入社後をイメージしやすいエピソードを書く

入社後をイメージしやすくなるような具体的なエピソードを添えるようにしましょう。インフラエンジニアを志望した理由やその企業を選んだ理由を具体的な根拠・エピソードとともに伝えた方がより採用担当へアピールできます。

  • ・いつ

    ・どんな時に

    ・何があったのか

    ・その経験に対してどう感じたのか

    ・そこからどうインフラエンジニアやその企業に志望するに至ったのか

の5点を具体的に伝えることで、エピソードとして伝わりやすくなります。細かく書いた方がよりイメージしやすいので、文字数のことは気にせずできる限り具体的に書くようにしましょう。

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業務内容に貢献できる自己アピールを書く

業務内容に貢献できるアピールを盛り込むようにしましょう。自分がその企業に入ることでどういう貢献ができるのか、どういう仕事をして行きたいのかというビジョンを示すことが重要です。
貢献したい仕事や事業内容でアピールしても構いませんし、働き方や仕事への取り組み方でアピールしても構いません。ポイントとしては、そう感じる根拠を具体的に伝えることです。「誰でも言えそうだな」と思われてしまうと選考担当の目に止まる志望動機にならないので、できる限りあなたらしさが伝わるエピソードを伝えるようにしましょう。

PREP法で結論から書く

志望動機を書く際は、PREP法を意識して書くようにしましょう。PREP法とは、

  • ・Point(結論)

    ・Reason(理由)

    ・Example(具体例)

    ・Point(結論)

という流れで文章を作ることを指します。志望動機は比較的文章として長くなる傾向にあるため、文章構成が複雑になると読み手が読みづらく感じてしまうと同時に、論理性がないと判断されてしまうことがあります。PREP法を意識することで、相手にわかりやすく簡潔に伝えられると同時に、論理的に文章を構成することができるため、選考担当にアピールすることが可能です。

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5.インフラエンジニアの志望動機の例文7選

ここでは、インフラエンジニアの志望動機例文を7つ紹介します。強み別や状況・きっかけ別でパターンを用意しているので、志望動機の流れやエピソードの盛り込み方の参考にしてください。

機械やコンピューターが好きな特徴を押し出す志望動機例

私が貴社を志望した理由は、社会全体を支えるインフラエンジニアの重要性を感じ、大きなやりがいを持って働けると思ったからです。

私は、中学生の頃からパソコンで動画編集することが好きだったのもあり、大学では工学部の情報系学科に入学し、ITを専門で学んでおります。その中でIT業界にはさまざまな職種があることを知り、中でも社会全体のITを支える「インフラエンジニア」に興味を持ちました。

システムの基盤を構築するというインフラエンジニアの仕事を知れば知るほど、重要な役割ということが分かり、ITエンジニアとして社会貢献をしたいと考えるようになりました。なかでも貴社は△△において他社よりも積極的に力を入れており、感銘を受けています。

貴社に入社できた暁には、1日でも早くインフラエンジニアとして活躍できるよう努力いたします。

志望動機のワンポイント解説

最初に結論を掲載して、志望した理由をストレートに伝えましょう。その上で、ITやコンピュータに慣れ親しんでいることをエピソードに盛り込んでいます。他社との差別化を踏まえた志望企業の魅力を伝えることで、より説得力のある内容に仕上がるでしょう。

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コミュニケーション能力を押し出す志望動機例

私は、貴社の教育機関に特化したインフラサービスを提供している点に感銘を受け、志望しました。

私には中学生の妹がおり、教育現場でeラーニングが取り入れられています。しかし、通信環境が悪く、頻繁に通信が止まってしまうと不満を口にしていました。また、在宅ワークをする人も増えており、ネットワーク環境の整備はこれからも重要性が高まると考え、ITインフラに興味を抱くようになりました。

私は高校・大学とバレーボール部でキャプテンを担い、チームを引っ張る立ち回りはもちろん、メンバー一人ひとりとの対話を重視し、密にコミュニケーションをとってきました。当時の部活動で培ったコミュニケーション能力を活かせば、貴社のインフラエンジニアとしても活躍していけると考えています。

足りない知識は勤務時間以外で学習し、持ち前のコミュニケーション能力で顧客との関係性を大切にできるインフラエンジニアとして、貴社に貢献いたします。

志望動機のワンポイント解説

部活動でチームをまとめた経験がある人は、コミュニケーション能力をアピールするのにピッタリです。身の回りの出来事からインフラエンジニアに興味を抱いたというきっかけを盛り込み、学習意欲をアピールしてまとめる流れを参考にしてみてください。

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論理的な思考ができることを押し出す志望動機例

私は、自身の論理的思考力を活かしてスケールの大きなインフラ構築の仕事に携わりたいと思ったことから貴社を志望しました。

私は縁の下の力持ちとして、チームを支える立ち回りのほうが居心地がよいと感じる性格のため、人々の生活を支えるITインフラの構築・運用に興味を抱くようになりました。なかでも貴社は規模の大きなプロジェクトを多数手がけており、入社後は着実に技術の習得を続け、最終的にはチームをまとめる責任者として大きなプロジェクトも推進したいと考えています。

大学では認知心理学の研究室に所属しており、2本の論文を執筆しました。仮説に基づく実験と、実験結果に基づく考察は、論理的思考がなければまとまりません。論文の執筆過程を経て培った論理的思考力を貴社の業務に活かし、1日でも早く貢献できるよう尽力いたします。

志望動機のワンポイント解説

論理的思考力のアピールには、論文の執筆以外にもゼミの発表、アルバイトにおける売上改善に向けた仮説検証、プログラミングの学習など、さまざまなエピソードが使えるはずです。数字で表せる成果が出たエピソードを交えて、説得力のある志望動機にまとめた例文です。

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文系からインフラエンジニアを目指す場合の志望動機例

私は、貴社の地域に根ざして顧客に寄り添う経営方針に魅力を感じたため志望しました。

私は大学で経済学を専攻し、ゼミでは地元の商店街に活気を取り戻すには何ができるか、地域の方と実際に議論を重ねて検討しました。商店街の実情として、IT化がまったくと言っていいほど進んでおらず、売上管理も現金のみであるところがほとんどで、利便性に欠ける印象は否めませんでした。

こうした実情から、IT化の必要性を感じても実際に導入できるかは別問題であること、ITによって解決できる問題は数多く存在することを肌で感じ、ITにまつわる仕事がしたいと考えるようになりました。

私自身、ITに関する知識が足りていないため、現在はITパスポート取得に向けて学習に励んでいます。貴社に入社できた暁には、研修制度だけに頼らず、自身の知識を研鑽するための努力を重ねて、地域に根ざしたインフラエンジニアとして活躍したいです。

志望動機のワンポイント解説

文系出身者の場合、ほかの業界や業種ではなく、インフラエンジニアを志望した理由の明確化が欠かせません。上記の場合は企業の経営方針を志望動機の軸にして、ゼミの経験を絡めた展開になっています。知識不足を補う努力を示し、少しでも好印象を残せるようにすることが重要です。

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未経験からインフラエンジニアを目指す場合の志望動機例

私は専門性の高いスキルを身につけたいと思い、ITシステムに欠かせないインフラに携わる仕事がしたいと考えたことから貴社を志望しました。

IT業界は学習意欲とやる気次第でスキルアップでき、技術革新のスピードも早いことから、学び続けられる人ほど希少価値を上げられるところに魅力を感じています。私自身、プログラミングは未経験ですが、大学3年生のときに参加したインターンシップをきっかけに、エンジニアの業務に興味を抱き、勉強を開始しました。

私は、やると決めたことは必ずやり遂げる性格なので、未経験だからと言って投げ出さず、どのような困難にも立ち向かい、自己研鑽し続けられる自信があります。

貴社に入社できた際は、毎日自身をアップデートさせるつもりで知識を吸収し、インフラエンジニアとして活躍できるよう尽力いたします。

志望動機のワンポイント解説

プログラミング未経験者の場合、自身に適性がある旨や学習意欲が高いこと、最後までやり遂げられる性格であることのアピールが重要です。意欲の高さを数値で表すのは難しいですが、「毎日2時間学習している」「土日に12時間ずつ学習している」などの時間で意欲の高さを伝えてもよいでしょう。

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身近な経験をきっかけにインフラエンジニアを目指した場合の志望動機例

私が貴社を志望した理由は、日々の生活にITインフラが欠かせないと知り、社会への貢献度の高さがやりがいにつながると思ったからです。

私はITエンジニアとして働く兄がおり、就活の相談にのってもらうこともありました。兄がエンジニアを志望した理由は「多くの人に利用してもらえるサービスを作りたい」とのことで、それを聞いた私は、スケールが大きく、生活の裏側を支えるインフラに興味を抱いたことから、インフラエンジニアを目指すことにしました。

私は現在プログラミングスクールに通っており、ネットワークの基礎から学びを深めています。カリキュラムは後半にさしかかり、現在は自らWebアプリケーションの開発をしている最中です。

貴社に入社できた暁には、貪欲に知識を吸収し、1日でも早く貴社に貢献できるよう努力を継続いたします。

志望動機のワンポイント解説

家族がエンジニアとして働く姿をきっかけに、自身もエンジニアを目指した事例ですが、大学やサークルの先輩に影響を受けるケースも想定できるでしょう。興味を持ったきっかけと、知識習得に向けて行動に移していることはワンセットにして伝えることが大切です。

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趣味をきっかけにインフラエンジニアを目指した場合の志望動機例

私は、ライブ配信事業を主力にする貴社の事業領域に魅力を感じたことから貴社を志望しました。

私自身、毎日のようにさまざまなライブ配信を見るのですが、同時接続者数が増えて配信が止まるシーンを目にすることが多く、もったいなさを感じたことがあります。いわゆる「回線が重い」状況ですが、もっと快適にライブ配信を楽しめるようになりたいと思って調べていると、貴社のホームページを拝見し、提供するサービスに感銘を受けました。

私は普段から調べ物をすることが好きで、自分が納得いくまで調べないと気が済まない性格です。この性格を活かして、ITインフラに関する疑問はもちろん、日々の業務で抱いた不明点を一つずつ解消し、着実に知識を習得していきたいと考えています。

貴社に入社できた際は、自身の知的好奇心を活かし、ライブ配信を閲覧するユーザーのさらなる満足度向上に貢献したいです。

志望動機のワンポイント解説

趣味をきっかけに志望動機を構成する際は、自身の熱量も伝えやすいでしょう。上記のように、応募企業の事業領域に感銘を受けた場合は、説得力のある内容としてまとめやすいはずです。

7つの例文を紹介しましたが、いずれも「結論→エピソード→入社後の展望」という展開をベースに作られています。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:新卒向け!IT業界の志望動機作成のコツと書き方を実例つきで解説

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6.インフラエンジニアの志望動機NGパターン3選

ここでは、インフラエンジニアを目指す際に避けたほうがよい志望動機をまとめました。以下の志望動機はマイナスな印象を招く恐れがあるため、自身で書いた内容が当てはまっていないか確認しましょう。

条件を理由にした志望動機

給与や休暇日数などの条件を理由にした志望動機は、「さらに条件のよい企業があれば転職するのでは」と思われてしまいます。例えば、以下の言い回しはしないほうが賢明です。
 

  • ・私は、貴社の「基本給+インセンティブ」の給与体系が大変魅力に感じています

    ・土日祝日は必ず休みで、有給休暇の15日取得率が90%と伺った点が魅力的でした

    ・月間の平均残業時間が5時間と伺い、ワークライフバランスに優れた業務体制が魅力に感じます


上記のような福利厚生を前面に出した志望動機は、面接官からマイナスな印象を持たれる可能性が高いため気をつけましょう。

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教育体制の充実を理由にした志望動機

プログラミング未経験の人で注意すべき内容が、教育体制の充実さを前面に出した志望動機です。教育体制のみを志望動機として伝えると、「スキルが身についたら他社に転職してしまうのでは」と思われる可能性があるため気をつけてください。
 

  • ・3ヶ月間の新入社員研修が魅力的でした

    ・1年間のOJT体制が魅力に感じています

    ・書籍や講座などの知識習得に関する費用を全額負担する体制に魅力を感じました


上記のような「学ばせていただく」姿勢が強い受け身な志望動機は、高評価を獲得できないでしょう。現時点でスキルがない場合、志望動機では入社までに積極的に学ぶ姿勢を示すことが大切です。

例文をそのまま使った志望動機

本記事を含めて、書籍やインターネットで見つけた志望動機の例文をそのまま使うのは避けてください。

応募書類に記載した志望動機を面接で深掘りされた際、うまく回答できないからです。例文はあくまで参考として、志望動機は自分の言葉で考えましょう。

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7.インフラエンジニアに求められるスキルと向いている特徴

最後に、インフラエンジニアに求められるスキルと向いている人の特徴を紹介します。自分がここに向いているかどうか判断すると同時に、足りていないスキルがある場合は習得を目指しておくと良いでしょう。

インフラエンジニアに求められるスキル

インフラエンジニアに求められるスキルは、以下を中心に幅広い内容が求められます。
 

  • ・サーバーやストレージなどのハードウェア周り

    ・OSやデータベースなどのミドルウェア周り

    ・セキュリティ対策

    ・クラウド周り

    ・ネットワーク周り


新卒からインフラエンジニアを目指す場合、まずはハードウェア・ミドルウェア周りの基礎的な知識を中心に習得しましょう。

実務経験を通じて学べることも多い一方で、事前学習でもある程度知識は習得できます。必要性の高い範囲から学びを深めて、インフラエンジニアになるための準備を効率よく進めましょう。

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インフラエンジニアに向いている人の特徴

続いて、インフラエンジニアが向いている人の特徴を3つ解説します。

機械やコンピューターが好き

インフラエンジニアは、コンピューターに関係する深い知識が欠かせません。インフラを構築する際はパソコンの画面上で操作するだけでなく、ルーターやスイッチなどの物理的な機器類を触る場面も多いです。そのため、機械やコンピューターを触るのが好きな人はインフラエンジニアの仕事に向いています。

また、IT関連の技術進歩は目覚ましい速度で進んでいるため、コンピューター関連の知識を勉強し続けるのが苦にならないことも、働くうえで大切な資質です。

コミュニケーション能力がある

インフラエンジニアに限らずエンジニア全般に当てはまりますが、コミュニケーション能力がある人は活躍しやすいでしょう。

インフラエンジニアは、顧客や一緒に働くほかのエンジニアなど、さまざまな人と関わりながら仕事を進めます。

顧客はITの知識があるとは限らないため、誤解が生じないよう分かりやすく説明する気遣いが必要です。また、プロジェクトの規模が大きくなるほど、多くの人とスムーズな意思疎通が求められます。

そのため、コミュニケーション能力が高い人はインフラエンジニアに適性があるといえるでしょう。インフラエンジニアに限らず、エンジニアは一人で黙々と作業するのではなく、さまざまな人と関わりながら仕事をするため、コミュニケーション能力が欠かせないのです。

論理的な思考ができる

論理的思考力がある人も、インフラエンジニアが向いていると言えます。

開発するシステムの機能要件や規模に基づき最適なインフラの設計を行ったり、障害に適切に対応したりするには、ひらめきや思いつきではなく、論理的思考が必要です。

日頃から物事を順序立てて考えられる論理的思考力がある人は、インフラエンジニアに向いている可能性が高いでしょう。

論理的思考力に自信のない人は、日常的に抱く疑問を考え抜いたり、分からないことをしっかり調べたりして「なぜを追求」するのがおすすめです。

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8.まとめ

インフラエンジニアは、ITインフラの設計、構築、運用・保守を行う仕事です。

インフラエンジニアを目指す場合、実務経験のない人は入社意欲や学習意欲、知的好奇心の高さなどを示すことが重要になります。

魅力的な志望動機を書くためには、ほかの職種や競合他社、業界との違いを明確にしてください。応募企業で働きたい理由を差別化できるほど、面接官の評価は高まるはずです。

本記事で紹介した志望動機例文も参考にしながら、自身の経験をうまくアピールしましょう。

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