
しかし情報系の知識・スキルを活かせる就職先にはどのような企業があるのか、気になっている方も多いでしょう。そこで本記事では、情報系出身の方におすすめな企業についてランキング形式でご紹介します。将来のキャリアビジョンを踏まえた就職先選びの参考として役立ててみてください。
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1.情報系はIT企業の就職に有利
情報系出身の学生は、基礎的なIT知識が身についていると評価されるおかげで、IT企業を中心に就活を有利に進められるメリットがあります。IT業界以外で働く場合でも、現代では業務を進めるためにIT知識は必要不可欠なので、多くの企業が積極的に採用しようとする傾向にあるのです。
その中でもIT業界の企業は、将来性が明るく高収入・好待遇のポジションも多いので、情報系出身の方からは高い人気を誇ります。情報系で学んだ知識も活かしやすく、情報系以外出身のライバルと差別化できるため、内定を取りやすいのも魅力です。
特に理系の情報学部・情報学科出身の学生は、プログラミングスキルやIT技術をアピールすることで、即戦力採用を目指すこともできるでしょう。文系の情報学部・情報学科出身の方も、これまでの研究内容に加えてプログラミングスキルなどを独学しておくことにより、好条件の企業へ就職できるチャンスがあります。
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2.情報系向けおすすめ就職企業ランキング
次に、情報系出身の方におすすめの就職先として、以下の5つの企業についてご紹介しましょう。
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・株式会社NTTデータ
・楽天グループ株式会社
・Sky株式会社
・株式会社ジャストシステム
・株式会社野村総合研究所
いずれも情報系からの就職人気が高く、知名度や平均年収の高さから応募する学生が絶えない企業でもあります。順番に解説しますので、就職先選びの参考にしてみてください。
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、2024年3月期の有価証券報告書にて、4兆3,673億円を記録している業界大手のIT企業です。NTTグループを代表する企業であり、現代のIT社会を支えるITインフラ・通信インフラを手掛けます。金融業界や官公庁のクライアント企業に対するコンサルティングサービスも展開しており、情報系の研究を活かしやすい風土があります。
新入社員向けの研修は、独自の研修施設「NTT DATA 駒場研修センター」で実施され、社内に蓄積されたノウハウをもとにした充実したカリキュラムを受けられる環境です。テレワークを中心とした自由度の高い働き方も推進されているなど、大手企業ならではの手厚い福利厚生のもとで活躍したい方に向いています。
楽天グループ株式会社
楽天グループ株式会社は、「楽天市場」「楽天モバイル」に代表されるさまざまなIT関連サービスを展開する企業です。楽天カード株式会社・楽天証券株式会社・楽天ヴィッセル神戸株式会社といった企業を傘下に収め、Eコマース以外にも多種多様な分野で優れた実績を残しています。
楽天グループ株式会社では、英語が社内共通語として用いられていることが有名で、情報系・IT系の職種も例外ではありません。新卒採用ではTOEIC800点以上のスコアが合格の目安とされるので、英語力を磨くことも不可欠です。無料のカフェテリアや社内託児所が充実しているなど、福利厚生を重視して就職先を選びたい方にも適しています。
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Sky株式会社
Sky株式会社は、『好働力』という採用コンセプトを掲げるIT企業で、非上場ながら幅広い分野で事業展開していることが大きな特徴です。新卒採用では、300名という大量募集を行っており、情報系の学生からも高い人気を誇ります。開発職・評価/検証・インフラエンジニアなど、10職種以上での募集を行っているのも特徴で、興味のある分野に合わせて就職先を選べる企業でもあります。
同社では従業員満足(ES)が顧客満足(CS)に直結するという考えのもとで、社員一人ひとりが働きやすい職場環境を整備しています。サービス残業禁止を徹底する仕組みや、多角的な人事評価を行う360度評価制度などを導入し、働きがいを実感できるホワイト企業を目指している企業です。
株式会社ジャストシステム
株式会社ジャストシステムは、日本語入力ソフトの「ATOK」やタブレットで学べる通信教育「スマイルゼミ」などのサービスを展開する企業で、社員の平均年収が高いことで知られる情報系では人気の就職先です。2024年3月期の有価証券報告書では、社員の平均年収は約1,428万円と、非常に高水準であることがわかります。営業利益を社員へ分配する「利益還元制度」により、若手でも高収入を得られるチャンスが豊富なのです。
業績が安定しやすい法人向けのITサービスを中心に展開している企業なので、安定して働ける環境を選びたい方に向いています。女性管理職比率は全国平均の9.8%を上回る15.9%となっているほか、女性の育児休業取得率は100%を達成するなど、女性が働きやすい環境が整っているのも特徴です。
株式会社野村総合研究所
株式会社野村総合研究所は、2024年3月期のデータで平均年収が約1,271万円と報告されている高年収の就職先であり、主に大企業や官公庁向けに「経営コンサルティング事業」「ITソリューション事業」という2つの事業を展開しています。女性の代表取締役社長のもとで、女性にとって働きやすい職場づくりが進められており、性別を問わず活躍できる社風があります。
同社は人材育成に特に力を入れている企業としても有名で、新人研修は約60日、年間300講座にのぼる研修を受講できる環境が整っています。社員一人あたりの年間平均研修予算は39.3万円と、十分なコストをかけて社員の成長を応援しているのが魅力です。
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3.情報系から目指せるおすすめ業界
ここからは情報系からの就職先として最適な4つの業界についてご紹介します。
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・IT業界
・通信業界
・メーカー業界
・金融業界
これらの業界に属する企業であれば、情報系の強みを活かして好条件の内定を取りやすくなるため、企業選びの参考にしてみてください。
IT業界
クライアント企業の依頼に応じてシステム・アプリの開発を手掛けるIT業界は、情報系の研究内容を最も活かしやすい就職先です。エンジニアやプログラマーとして入社した上で、プログラミングスキルやIT知識を駆使してITサービスの開発に携わります。ITサービスの開発には安定した需要があり、AIの普及やDXの推進といった背景から、将来性も明るい業界となっています。
情報系を専攻してきた方であれば企業からの評価も高まりやすく、理系・文系を問わず就活を有利に進められるのも魅力です。好調な業績を反映して高収入・好待遇の求人を募集している企業も多く、労働環境重視で就職先を決めたい方におすすめです。
通信業界
4G・5Gや光回線といった通信インフラを手掛ける通信業界においても、情報系の学生は重宝されます。プログラミングやIT技術に熟知した学生はもちろん、通信インフラについての知識が豊富な学生が優遇される傾向にあるため、これまでの専攻や研究内容がマッチする方であれば好条件のオファーを獲得できるでしょう。
現代において通信インフラは、電気・ガス・水道と同じように生活に欠かせない社会インフラとなっているため、今後需要が低下することは考えにくく、安定した働き方を実現できるのが魅力です。
メーカー業界
メーカー業界では、家電や自動車などを制御する組み込みシステムを開発するエンジニアの需要があります。情報系の知見を活かしてものづくりに携われることが大きな魅力で、自分が手掛けた製品を街中で何度も目にする機会があることから、やりがい重視で就職先を選びたい方にも向いています。
また、AI搭載の家電や自動運転技術などの開発においても、情報系出身のエンジニアが活躍します。今後の将来性にも期待が集まっている分野なので、成長著しい業界で働きたい方にもおすすめです。
金融業界
金融業界では、銀行で用いられる金融システムやクレジットカードの決済システムなど、大規模なシステム開発プロジェクトにおいて情報系出身のエンジニアが重宝されています。大規模プロジェクトでは多くの人手が必要とされるためエンジニアの需要が高く、高額な予算が動くおかげで高収入を狙いやすいメリットがあります。
金融機関が扱うシステムを手掛けることから、信頼性の高いシステムを構築するプレッシャーがあるほか、急なトラブル・不具合が発生した際には緊急対応を求められることに注意が必要ですが、大規模なプロジェクトに携わりながらエンジニア・プログラマーとしての実績を増やしたい方に適しています。
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4.情報系の強みを活かしやすい人気職種
情報系からの就職を考える時には、就職先となる業界・企業だけではなく、携わる仕事内容や職種選びが重要となります。入社後のミスマッチを減らすためにも、下記のような情報系の人気職種についての理解を深めておくと良いでしょう。
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・システムエンジニア
・プログラマー
・ITコンサルタント
それぞれの職種を順番に解説しますので、職種選びの参考にしてみてください。
システムエンジニア
システムエンジニアは、クライアント企業へのヒアリングや要件定義、システム設計などを担当する職種です。システム開発プロジェクトにおけるすべての工程に携わるのが特徴で、プログラマーが手掛けたプログラムのテスト作業を担当することもあります。クライアント企業とのやり取りや、プログラマーチームとの調整が発生する業務であり、情報系の知識に加えてコミュニケーションスキルが必要とされる就職先です。
原則としてシステムエンジニアは、プログラミングの現場でコードを書く機会は少ないですが、システム設計のためにプログラミングスキルは必須です。ベンチャー企業などの就職先によっては、システムエンジニアがプログラマーの仕事を兼ねているケースもあるので、入社後の仕事内容は十分に確認しておきましょう。
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プログラマー
プログラマーは、システムエンジニアが作成する仕様書・設計書をもとに、システム開発の現場でコードを書くのが仕事です。プログラミングスキルを駆使して活躍するIT業界では代表的な職種の一つで、パソコンに向かってコツコツと作業する働き方が中心となります。人手不足が叫ばれるIT業界の中では特に人材が不足している職種であり、高いプログラミングスキルを身につけることで安定した需要を見込むことができます。
必要とされるプログラミングスキルは企業によって異なり、Web開発であればHTML/CSSやJavaScript、組み込みシステム開発ならJavaやC言語、スマホアプリ開発においてはSwift・Kotlinなどが用いられます。情報系からの就活の際には、就職先でどの言語を使うのかをリサーチした上で、プログラミング学習をスタートするのが大切です。
おすすめ記事:新卒でプログラマーになるには?未経験でもなれる?就活に向けてやるべきこと
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、情報系の強みを活かして活躍できる職種で、システム導入の提案を通じて企業の経営課題を解決するのが仕事です。クライアント企業に最適な業務システムを導入することで、生産性向上や業務効率化を果たし、売上・利益アップを目指す立場となっています。
ITコンサルタントとして活躍するためには、情報系の幅広い知識が必要とされるため、情報系出身の方に最適な就職先の一つです。企業経営に関わる仕事内容に携わることから、高収入・好待遇の求人も多く、年収アップを叶えたい方にもおすすめです。
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5.情報系から第一志望企業に就職するための就活対策
最後に、情報系出身の方が第一志望の企業から内定を取るための就活対策についてご紹介します。
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・徹底した自己分析に取り組む
・理想のキャリアパスから就職先を絞り込む
・プロの意見や内定者ESを参考に就活対策を始める
一つひとつ詳しく解説しますので、後悔しない就活を果たすためにぜひ参考にしてみてください。
徹底した自己分析に取り組む
情報系からの就活を成功させるためには、徹底した自己分析に取り組むことが欠かせません。自分が将来どのようなキャリアを歩みたいのか、どのような分野に興味・関心があるのかをもとにして、就職先を見極めるのがコツです。自己分析が不足してしまうと、入社後にミスマッチを起こして早期退職してしまう可能性が高まるほか、選考においても一貫性がない人物と評価され、内定を取りにくくなるデメリットがあります。時には情報系に限らず、営業やコンサルタントなどの職種も視野に入れながら、自己分析に取り組んでみましょう。
理想のキャリアパスから就職先を絞り込む
十分な自己分析に取り組むことができたら、自分自身の希望や興味・関心に合わせて業界研究・職種研究に取り組みましょう。業界研究・職種研究の際には、まず将来の理想のキャリアパスを定め、ゴールから逆算するようにキャリアプランを考えるのがおすすめです。たとえば、将来は金融系に強いITコンサルタントとして活躍したい場合には、まずは金融業界のエンジニアからスタートして、業務システム開発を手掛ける企業でキャリアの幅を広げ、独立を目指すといったキャリアプランが考えられます。こうした理想のキャリアパスから逆算して考えることにより、自分にとって最適な就職先を見極めやすくなるでしょう。
プロの意見や内定者ESを参考に就活対策を始める
自己分析・企業研究を踏まえて就活を始める際には、自分一人だけでがんばるのではなく、プロの意見を参考にしたり内定者ESをお手本にしたりしながら就活対策に取り組むのがコツです。たとえばIT業界に強い就活サイトを活用して、プロのアドバイザーの意見を参考にしながら就活に取り組むと、自分の強みを客観的に把握しながら就活に臨めるメリットがあります。アドバイザーやエージェントを積極的に活用しながら、チームで就活を成功させる意識を持つと良いでしょう。
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6.まとめ
情報系の就職では、IT企業をはじめとするさまざまな業界で有利に就活を進められる傾向にあります。基礎的なIT知識やプログラミングスキルが身についており、即戦力で活躍できる人材と評価されるからです。そのため本記事で解説してきた情報系のおすすめ就活企業の内定を取ることも十分に可能で、IT業界・通信業界・メーカー業界・金融業界などに就職する選択肢もあります。
情報系からの就活を成功させるためには、徹底した自己分析・企業研究に取り組み、理想のキャリアパスから逆算しながら就職先を絞り込むのが効果的です。自分一人だけで就活に臨むのではなく、プロのアドバイザーやエージェントを活用しながら就活対策に取り組むのも有効なので、ぜひ実践してみてください。
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