コンサルタントの自己PRを作成するコツ!アピールできる強みを例文とともに解説

コンサルタントの自己PRを作成するコツ!アピールできる強みを例文とともに解説
コンサルタントとして就職を目指すなら、入社後の業務にも活かせる経験やスキルを自己PRでアピールすることが大切です。コンサルタント募集の選考で企業が評価しているのは、自社の社風・風土へのマッチ度や、自分の考えをわかりやすく伝えるスキルなどの部分です。

学生時代の経験を通じて、他者の課題を解決したエピソードや、組織に対してプレゼンしたエピソードは、コンサルタントとしての資質にもつながるため高く評価されやすい強みです。こうした長所を自己PRにも盛り込みながらアピールできれば、就職難易度の高いコンサルティング企業からも内定を獲得しやすくなるでしょう。

本記事では、コンサルタントの自己PRを作成するコツについて、企業に評価されやすいポイントやアピールしやすい強み・長所とともに解説します。アピールしたいスキル別に自己PRの例文についてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

1.コンサルタントの自己PRで企業に評価されるポイント

戦略コンサルティングやITコンサルティングを手掛ける企業では、エントリーシート・面接の自己PRにおいて次のような項目が重点的に評価されます。
 

  • ・自社の社風・風土へのマッチ度

    ・自分の考え・経験をわかりやすく伝えるスキル

    ・基礎的な文章力・論理的思考力


順番に解説しますので、企業が見ているポイントを踏まえて自己PR作成に取り組んでみましょう。

自社の社風・風土へのマッチ度

コンサルタントの自己PRで企業が評価しているポイントとして、自社の社風・風土へのマッチ度が挙げられます。特に新卒・未経験からコンサルタントを目指す場合、スキル面よりも人物面を評価するポテンシャル採用を実施する企業が多いため、自社とのマッチングを何よりも重視するケースが多いです。

求める人物像に沿った人物であることや、職場の雰囲気や人間関係にマッチする人物であることが重点的に評価されるので、自己PRを作成する時には応募企業の組織文化をしっかりと理解しておく必要があります。深く企業研究に取り組むために、サマーインターンなどの就活イベントにも積極的に参加して、企業の内部を知る機会を大切にしましょう。

自分の考え・経験をわかりやすく伝えるスキル

コンサルタントはクライアント企業に対して経営課題の解決のための提案を行う職種であり、プレゼン力や提案力が何よりも重視されます。自己PRの文章や面接での受け答えでも、物事をわかりやすく伝えられるかどうかが重点的に評価されます。自己PRでは自分自身の過去の経験や考えをアピールすることが多いですが、そうしたアピールを通じて説得力が感じられるかどうかが重要になるのです。

コンサルタントとして評価される自己PRを作るためには、相手の立場になった読みやすい文章や、結論ファーストの論理的な受け答えを心掛けるのが効果的です。ES添削や模擬面接を繰り返し受けながら、コンサルタントとしての資質をアピールできるような自己PRを準備しましょう。

基礎的な文章力・論理的思考力

コンサルタント選考の自己PRでは、基礎的な文章力や論理的思考力もチェックされています。コンサルタントとしてクライアント企業からの信頼を獲得し、円滑に業務を進めるためには、論理的な表現や文章で伝えることが欠かせないからです。コンサルタントとして必要となる知識やスキルについては新人研修で指導することができますが、文章力や論理的思考力については長年の積み重ねが反映されるため、一朝一夕には指導できないスキルと判断されます。

そのためコンサルタントの自己PRでは、高いスキルを持っているかどうかよりも、最低限の文章力や論理的思考力で、読み手に信頼感を与えるような書き方ができているかが重視されるのです。基礎的な文章力や論理的思考力は、コンサルタント以外の職種・業界に応募する時にも高く評価されやすいスキルなので、就活対策として早めに磨いておくと良いでしょう。

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2.コンサルタントの自己PRでアピールしやすい強み・長所

次に、コンサルタントの自己PRでどのような強みをアピールしたら良いのか迷っている方向けに、自己PRのテーマとして書きやすい長所についてご紹介します。
 

  • ・他者の課題を見つけて解決した経験

    ・組織に対する提案・プレゼンの経験

    ・チームのリーダー・マネージャーを務めた経験


上記のような経験があるとコンサルタントの採用では好印象を持たれやすくなるので、積極的に自己PRに盛り込んでみましょう。

他者の課題を見つけて解決した経験

コンサルタントの自己PRでアピールしやすい強みとして、他者の課題を見つけて解決した経験が挙げられます。相手が抱える問題の解決は、まさにコンサルタントが日々の業務で取り組む内容そのものであり、コンサルタントとしての資質がある人物であることをアピールできます。

たとえばパソコンの操作方法に悩む同級生に、Excelの扱い方をアドバイスするなど。スマホの選び方がわからない両親のために、スマホの機能として必要なものをヒアリングした上で、おすすめの機種をプレゼンする経験もコンサルタントの評価に直結します。コンサルタントに就職するための自己PRを作る時には、まずこうしたエピソードを盛り込めないか考えてみましょう。

組織に対する提案・プレゼンの経験

コンサルタントの自己PRで効果的な強みとして、自分が所属する組織に対する提案やプレゼンを行った経験が挙げられます。部活動やサークル活動において部長に新たな取り組みを提案したり、アルバイト先で売上向上のための施策をプレゼンしたりするエピソードが挙げられます。こうした経験もコンサルタントとしての業務に結びつくエピソードなので、コンサルタントへの適性が高い人物と評価されます。

提案やプレゼンの結果が伴っているかどうかが重視されるわけではないため、たとえうまくいかなかった提案・プレゼンだったとしても、コンサルタントの自己PRのアピール材料として盛り込んでみてください。

チームのリーダー・マネージャーを務めた経験

コンサルタントの自己PRで好印象を与えられる強みとして、チームのリーダーやマネジメントを務めた経験を伝えるのもおすすめです。コンサルタントとして企業に入社後も活躍するためには、各案件のチームリーダーやマネージャーとして、プロジェクトを成功に導く能力が求められます。部下や後輩を適切に動かし、プロジェクト全体を客観的に見ながら指示を出せる人物は、コンサルティング企業の管理職や幹部候補としての高いポテンシャルを持っていると判断されます。

リーダーシップやマネジメントスキルは、コンサルタントに限らず多くの職種・業界でも役立つスキルなので、積極的に自己PRに盛り込んでみてください。

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3.コンサルタントの自己PRの書き方のコツ

ここからは、コンサルタントを目指す方が自己PRを書く時のコツについて解説します。
 

  • ・実体験のエピソードを盛り込む

    ・客観的な事実・数字でアピールする

    ・求める人物像に沿ってアピールする


どのような強みを扱うとしても、上記のポイントを踏まえて自己PRを作成することで企業からの高評価につながります。それぞれ詳しくご紹介しましょう。

実体験のエピソードを盛り込む

コンサルタントに応募する時の自己PRでは、なるべく実体験をそのままエピソードとして盛り込むのがおすすめです。自己PRではライバルとの差別化のために具体的なエピソードを用いるのが効果的ですが、バイトリーダーとしての経験やサークルの副代表の経験など、就活生がよく使用するエピソードは採用担当者には刺さりにくい自己PRになってしまいます。

そうではなく、周囲では自分しか経験したことがないようなオリジナリティあるエピソードを盛り込みながら自己PRを作成するのがおすすめです。奇抜なエピソードを選んで目立とうとする必要はありませんので、コンサルタントとしての適性をアピールしつつ、面接官がもっと詳しく話を聞きたくなるようなエピソードをもとに書いてみましょう。

客観的な事実・数字でアピールする

コンサルタント選考に提出する自己PRでは、客観的な事実・数字を使ってアピールするのも有効です。エビデンス(証拠)をベースとして提案することは、コンサルタントに求められる資質の一つなので、自己PRでも積極的に取り入れたいテクニックです。主観的な意見や感想だけではなく、客観的なデータを用いることで、自己PRの説得力が高まり志望意欲の高い学生という印象を与えられるメリットもあります。

たとえば、取得した資格を正確に表記したり、プログラミングスキルの学習に費やした期間について数字を用いて書いたりするだけでも効果があるので、ぜひ実践してみてください。

求める人物像に沿ってアピールする

コンサルタントの自己PRを作成する時には、応募する企業の「求める人物像」に沿ってアピールするのもおすすめです。企業が発信している求める人物像は、現場の最前線で活躍している社員の特徴を集めて作成するのが一般的です。求める人物像の項目に沿った自己PRを心掛けることで、入社後すぐに活躍できるポテンシャルをアピールできます。

企業の求める人物像を把握しておくことは、志望動機やガクチカなど、自己PR以外の項目でも説得力あるアピールを作るのに役立つので、必ず押さえておきましょう。

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4.【スキル別】コンサルタントの自己PR例文

ここからはコンサルタント就職でアピールしたいスキル別に、具体的な自己PR例文をご紹介しましょう。
 

  • ・論理的思考力を自己PRする例文

    ・プレゼンスキルを自己PRする例文

    ・コミュニケーションスキルを自己PRする例文


下記の3つの例文を順番に解説しますので、自己PR作成の参考にしてみてください。

論理的思考力を自己PRする例文

「私は物事を筋道立てて考える論理的思考力に自信があります。

大学のゼミ活動では経済学のテーマについて、メンバー同士でディスカッションを行う中で、どうしても準備が進まない友人のサポートを行ったことがありました。まずは友人がなぜディスカッションの準備が進まないのかをヒアリングした上で、どのように対策すれば良いのかを一緒に考えて解決策を提示したことで、メンバー全員で質の高いディスカッションを行うことができた経験があります。

この経験を活かし、貴社に入社した際にも論理的思考力を武器として、クライアント企業に信頼されるITコンサルタントとして活躍したいと考えています。」

プレゼンスキルを自己PRする例文

「私は予備知識を持たない相手に対してわかりやすく伝えるプレゼンテーションスキルが強みです。

私は大学生活で、学内でのIT活用についてのセミナーを開催したことがありました。友人同士のつながりで集まった小規模なセミナーでしたが、事前に参加するメンバーのITリテラシーについて調査しながら、どうすればパソコンに苦手意識を持った友人にパソコン操作を教えられるかを考え、イラストを駆使した資料を使ってプレゼンを行いました。

その結果、友人たちにはパソコン操作に慣れることができて就活にも役立ったという評価をもらい、自分のプレゼンスキルに自信を持つようになりました。貴社の戦略コンサルタントとして入社した際には、自分の強みであるプレゼンスキルをさらに伸ばしながら活躍していきたいです。」

コミュニケーションスキルを自己PRする例文

「私はコンビニエンスストアのアルバイトで培ったコミュニケーションスキルに自信を持っています。

私が勤務したコンビニエンスストアでは、宅配便や切手・ハガキ、商品券やタバコを含めた、さまざまな商品・サービスを扱っており、働き始めた当初は仕事を覚えるのに大変苦労したことが記憶に残っています。そんな時に先輩にアドバイスを求めたところ、常連のお客様と結びつけて仕事を覚えると良いという意見をもらいました。

その言葉をきっかけに、常連のお客様と結びつけながら、宅配便の作業の流れやタバコの銘柄などを覚えるようにした結果、仕事がスムーズになっただけではなく常連・新規問わず多くのお客様から感謝されるようになりました。当時の学びと自分の強みを貴社のコンサルタントの業務にも活かしながら、いち早くチームをリードするような成績を収めて活躍したいと考えています。」

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5.コンサルタントの自己PRが見つからない場合の対処法

最後に、コンサルタントに応募する時の自己PRが見つからない場合に試したい対処法についてもご紹介します。
 

  • ・他己分析を依頼する

    ・入社後の仕事内容への理解を深める

    ・コンサルタント就職に強い就活サイトを活用する


自己PRがなかなか思いつかない場合には、これらの対処法を実践してみてください。

他己分析を依頼する

コンサルタントに応募する時の説得力ある自己PRを作るためには、自分の周囲の人に他己分析を依頼して、自己分析を深めるのもおすすめです。他己分析は、友人や家族、アルバイト先の先輩などに自分の強み・弱みなどがどんな部分なのかを質問することを指します。自分自身が考えている自分の強みだけではなく、客観的な意見も参考にすることで、自己PRに役立つアピールポイントが見つかりやすくなるメリットがあります。

他己分析に取り組む時には、長年自分を知っている家族・兄弟のほか、知り合ってから数ヶ月ほどのアルバイト先のメンバーなど、さまざまな関係性の相手に話を聞いてみると、より客観的な意見を集めることができるでしょう。

入社後の仕事内容への理解を深める

コンサルタントになるための自己PRを書く時には、入社後に担当する仕事内容への理解を深めておくことも有効です。コンサルタントとして採用された後、どのような仕事に携わるのかを把握しておけば、学生時代のどのようなエピソードがアピールポイントになるのか、目処を立てやすくなるからです。たとえば金融業界に強いITコンサルティング企業に応募する場合には、簿記の資格や独学で取り組んだ会計士の知識が活かせる…といったケースも考えられます。

入社後の仕事内容を理解しておくことは、自分がやりたい仕事にマッチした職場かどうかを判断するためにも役立つので、企業研究・職種研究を兼ねて具体的な仕事内容を理解しておきましょう。

コンサルタント就職に強い就活サイトを活用する

コンサルタント就職に向けて説得力ある自己PRを作成して、就活を有利に進めたい場合には、コンサルタント就職に強い就活サイトを活用するのもおすすめです。コンサルタント志望者への就活支援に力を入れている就活サイトなら、コンサル業界に詳しいアドバイザーからのES添削や面接対策を受けることができるので、自分一人だけで就活に取り組む場合よりも内定を獲得しやすくなるメリットがあります。

これまで総合型の就活サイトしか使ってこなかった方は、コンサル業界やIT業界に特化した就活サイトも活用してみてください。

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6.まとめ

コンサルタント職へ応募する時の自己PRでは、企業は学生のエントリーシートや履歴書を通じて、自社の社風・風土へのマッチ度や物事をわかりやすく伝えるスキルを評価しようとする傾向にあります。コンサルティング企業への入社を目指して自己PRを作るのであれば、他社の課題を見つけて解決した経験や、組織に対して提案・プレゼンした経験をアピールすると良いでしょう。

コンサルタントの仕事内容や役割に結びつく自己PRが見つからない場合には、自己分析を深めるために他己分析を依頼したり、入社後の仕事内容について詳しくリサーチしたりするのも有効です。本記事でご紹介してきた自己PR例文も参考にしながら、企業から高く評価される自己PRを作成してみてください。

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