ホワイトハッカー志望者が大学で必ず学ぶべきことをご紹介

ホワイトハッカー志望者が大学で必ず学ぶべきことをご紹介
IT技術が進歩したことで、ネットを介した犯罪も増えています。そのような問題を対策するためのプロのエンジニアがホワイトハッカーです。新卒でホワイトハッカーになることは難しいですが、将来的にホワイトハッカーへキャリアを進めるために、大学のうちからどのような準備を行えばよいでしょうか。 ここでは、ホワイトハッカーの仕事内容、年収、ブラックハッカーとの違い、適性、そしてホワイトハッカーになるために大学でやるべきことについて解説します。

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1. ホワイトハッカーとは

ホワイトハッカーの仕事内容、年収、ブラックハッカーとの違い、そして新卒でもなれるかどうかについて解説します。

ホワイトハッカーの仕事内容

ホワイトハッカーとは、コンピュータに関する知識と技術を用いてシステムにセキュリティ対策を施すエンジニアです。具体的には、サイバー攻撃などを予防する目的でシステムに侵入し、安全性のテストなどを行います。

近年、IT技術が様々な業界で活用されるようになるとともに、悪意のあるハッカーによるサイバー攻撃が世界中で増えています。システムや情報を守るためにホワイトハッカーの需要は益々高まっており、非常に将来性のある職業であると言えます。

ホワイトハッカーの年収

ホワイトハッカーの平均年収は600万円以上と言われており、資格の有無や経験値によっては1000万円を超える場合もあります。このような高い水準になる理由は、ホワイトハッカーに求められるスキルが広範囲でとても多いことや、世界的な需要に対して人材の供給が少ないことなどが考えられます。

ホワイトハッカーとブラックハッカーの違い

本来「ハッカー」は、プログラミングのプロフェショナルや、プログラミングに熱中する人などを表す言葉であり、決してネガティブな意味はありません。したがって、全てのハッカーが悪事を働く人間ではないということです。

悪意を持ってシステムに侵入するようなハッカーを区別するために作られた言葉が「ブラックハッカー」です。ブラックハッカーは、ホワイトハッカーと同様の技術を持っていますが、それをお金を稼ぐためや特定の国・組織を攻撃する犯罪のために使ってしまう人のことを指します。

新卒でもホワイトハッカーになれるのか

原則、新卒でホワイトハッカーになれるというケースはほとんどありません。最も一般的な方法は、セキュリティエンジニアからキャリアアップするというものです。セキュリティエンジニアとは、企業の重要な情報を安全に保管するためのシステムを構築・運用・保守する専門のエンジニアを指します。

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2. ホワイトハッカーの適性4選

次に、ホワイトハッカーの適性について解説します。

論理的思考力がある

コンピュータに関わるIT技術は、基本的に論理的思考力がなければ扱うことができません。例えばプログラミングの場合、ロジックが通っているプログラムを書かなければコンピュータは理解することができず、バグやエラーが発生します。仕事において感覚的に物事を判断してしまう人は、ホワイトハッカーには向いていないと言えるでしょう。

コミュニケーション能力がある

ハッカーは「一人でひたすらコンピュータと向き合って仕事する」というイメージを持たれていることが多いでしょう。しかし実際には、一緒に働くエンジニア同士のやり取りをスムーズに行うため、また企業の意思決定権を持つ層の人に対して「なぜそのようなセキュリティ対策が必要なのか」などを分かりやすく解説するために、高いコミュニケーション能力が必要です。

強い正義感がある

ホワイトハッカーは情報セキュリティのプロフェッショナルであるため、正義感の強い人こそ適性があると言えます。個人情報の保護やコンプライアンスなどをないがしろにするようないいかげんな人物では、組織からの信頼も得られず、ホワイトハッカーは務まりません。

高い技術力がある

ホワイトハッカーとして活躍するためには、最低でも下記のようなスキル・知識が必要になります。
 

  • ・プログラミング

    ・サーバー関連

    ・OS関連

    ・セキュリティ関連

    ・ネットワーク関連

    ・IT関連の法令
     

また、上記のスキル・知識を一度身に付ければ良いというわけではありません。IT業界は非常に速いスピードで進化しており、悪意を持ったハッカーの技術も常に変化しています。したがって、ホワイトハッカーは常に最新の技術・情報を積極的に学び続け、高い技術力を維持し続ける努力をしなければいけません。

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3. ホワイトハッカーになるために大学で学ぶべきこと3選

最後に、ホワイトハッカーになるために大学で学ぶべきこと3選について解説します。

情報系の講義を受ける(情報工学、計算機工学)

情報系の学問では、データ収集・解析、コンピュータの計算方法に関するアルゴリズム論、または計算機工学について学ぶことができます。コンピュータを使った実習も含まれている場合もあり、プログラミング言語を勉強し実際にシステム・ソフトウェアの開発を行います。情報学の講義を受けることで、コンピュータがそもそもどのような理論で機能しているのかについての基礎的な知識から理解を深めることが可能です。

プログラミングの学習

ホワイトハッカーを目指す場合は、特にC・C++言語を学習することをおすすめします。C・C++言語は、様々なプログラミング言語の元となっており、幅広い知識とセキュリティに配慮したシステム開発を行うホワイトハッカーには必須の言語であると言えます。
ただし、C・C++言語は習得の難易度が比較的高い言語です。プログラミング初心者の場合は、他の難易度の低い言語からまず習得することや、プログラミングスクールに通って勉強することをおすすめします。

資格の取得

ホワイトハッカーになるために必須の資格はありませんが、取得することで就職・転職活動を有利に進めることができます。具体的には、下記の三つの資格を大学在学中に取得することをおすすめします。


情報処理安全確保支援士試験とは、情報システムの脅威分析、セキュリティマネジメント、内部不正防止などに関する知識・技能を認定する国家資格です。ただし、合格率は平成30年秋期で18.5%と難易度が非常に高い試験であるため、相応の準備が必要になります。

CISCO技術者認定とは、世界有数のネットワーク関連機器メーカーである「シスコシステムズ社」が実施する、ネットワークに関する技能を認定する民間試験です。試験の難易度は5段階に分かれており、その中でも大学生でも狙えるレベルは2つ目のグレードである「アソシエイト」と言われています。

基本情報技術者試験は「ITエンジニアの登竜門」と呼ばれており、システム・データベース・ネットワーク・情報セキュリティなど、IT業界で働く上で必要になる幅広い知識を持っていることを認定する国家資格です。

※参考:アイテック IT人材教育研究部「平成 30 年秋期 情報処理安全確保支援士試験合格発表 分析コメントと今後の対策」

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4.  まとめ

ホワイトハッカーとは、コンピュータに関する知識と技術を用いてシステムにセキュリティ対策を施すエンジニアです。多様化するサイバー攻撃からシステムや情報を守るためにホワイトハッカーの需要は益々高まっており、非常に将来性のある職業だといえるでしょう。ただし、新卒でホワイトハッカーを目指すことは難しいため、まずはセキュリティエンジニアとしてキャリアを積むことをおすすめします。大学生のうちからプログラミング学習がIT関連資格の取得をすすめておくことで、希望するキャリアの形成がしやすくなるでしょう。

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