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1.インフラエンジニアの就活でAWSスキルが評価される理由
インフラエンジニアとして就職する際には、AWSスキルを持っているかどうかが重視される傾向にあります。AWSは、アマゾン社が提供しているクラウドサービスであり、AWSを利用することで自社のITインフラをクラウド環境で構築することが可能です。クラウド環境でITインフラを構築することは、企業の業務効率化にも直結することから、インフラエンジニアに対してAWSスキルが求められることが多くなっているのです。
ここではインフラエンジニアの就活でAWSスキルが評価される理由について、以下の3つの観点から深掘りして解説します。
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・オンプレミス環境からクラウド環境への移行が進んでいるため
・主要なクラウドサービスの中で高いシェアを誇るため
・AWSを扱えるインフラエンジニアが不足しているため
これらを踏まえながら、就活を見据えたスキルアップに取り組むようにしましょう。
関連記事:新卒でインフラエンジニアになれる?インフラエンジニアの仕事内容や職種を徹底解説
オンプレミス環境からクラウド環境への移行が進んでいるため
インフラエンジニアにAWSスキルが求められる背景として、企業のITインフラがオンプレミス環境からクラウド環境へと移行していることが挙げられます。従来は企業のオフィスにサーバールームを設けて、物理的なサーバー機器・ネットワーク機器を設置する、オンプレミス環境が主流でした。
しかし近年では、コスト削減や利便性向上の観点から、オンプレミス環境からクラウド環境へと切り替える傾向が強まっています。それに伴ってクラウドサービスの設定や操作に長けた、AWSスキルを持ったインフラエンジニアが重宝されるようになっているのです。
主要なクラウドサービスの中で高いシェアを誇るため
インフラエンジニアが扱うクラウドサービスの中でも、AWSは高いシェアを誇る製品です。アメリカのSynergy Research Group社が公表した調査によれば、2023年第4四半期において、クラウドインフラのシェアの上位を占めるのはAWS(31%)、Azure(24%)、GCP(11%)の3製品となっていました。
これらの中でもトップのシェアを誇るのがAWSで、国内でも高いシェア率を獲得していることから、インフラエンジニアの業務においてもAWSスキルが活かされる場面が多くなっています。AzureやGCPといったクラウドサービスについての知識を身につけることも有効ですが、就職先ではAWSスキルの方が重宝されてしまうケースも少なくないため注意しましょう。
AWSを扱えるインフラエンジニアが不足しているため
業界で高いシェアを誇るAWSですが、ITインフラ構築のニーズに対して十分なスキルを持ったインフラエンジニアの数が不足していることも、AWSスキルが高く評価される一因となっています。IT業界では慢性的な人手不足から売り手市場が続いており、インフラエンジニアもその例外ではありません。
即戦力として活躍できる経験豊富なインフラエンジニアで、かつAWSを扱うスキルを持った人材は、非常に希少性が高いと企業は判断します。そのためAWSスキルを習得しておくことは、インフラエンジニアとしての就活を有利に進めるアピールポイントになりやすいのです。
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2.AWSとは?
そもそもAWSとは、Amazon社が提供しているクラウドサービスのことを指し、"Amazon Web Services"の頭文字を取ってAWSと呼ばれます。もともとはAmazon社が自社サービスのために構築したインフラを、2006年から他社にも提供し始めたという経緯があります。サーバー・ストレージ・データベースといった共有のITインフラを提供する「パブリッククラウド」と呼ばれる製品で、提供しているサービスは数百件にのぼるとされています。
パブリッククラウドを活用することによって社内でITインフラを管理する手間が不要になり、コスト削減や業務効率化にもつながることから、オンプレミスからクラウドへの流れが急速に進んでいます。その中でも高いシェアを誇るAWSは、代表的なクラウドサービスとして認知されているのです。
企業がAWSを活用する理由
企業がAWSを活用することで、ITインフラの構築・運用にかかるコストを大幅に削減できるメリットがあります。従来の物理的なITインフラを構築する場合、高額な初期費用と維持費用が発生しますが、AWSであれば安価なコストで導入できるほか、利用料金は従量課金制なので、利用した分だけ費用が発生する仕組みです。ITサービスの開始当初は最小限のコストでスタートして、ユーザーの増加に合わせて機能を追加することも可能なので、企業にとって非常に利便性の高いサービスなのです。
また、AWSを利用することにより、世界トップシェアを誇るAmazon社が提供する強固なセキュリティを利用できるメリットもあります。AWSには長年にわたり大きなトラブルに見舞われることなく運営を続けてきた実績があるため、高い機密性を持ったデータを扱う際にも独自のITインフラで独自のセキュリティ対策を行うのではなく、AWSを活用した方が安心であると判断されるのです。
以上のようなメリットから、企業がAWSを使う理由が増えており、AWSスキルを持ったインフラエンジニアの需要も高まっているのです。
AWSエンジニアとは?
インフラエンジニアの中でも、豊富なAWSスキルを持った人材を「AWSエンジニア」と呼ぶことがあります。AWSエンジニアの求人では、AWSの各種サービスの中から最適な機能・組み合わせを選定し、リソースや設定を決める仕事内容が含まれるのが一般的です。要件に合わせてAWSサービスを構築し、保守・運用のフェーズでもAWSの各種設定やメンテナンスを担当します。
提供しているサービス・機能が増え続けているAWSを無駄なく活用するためには、必要な要件を明確にした上で、最適な構成でAWSを申し込む必要があります。豊富な知識と実務経験が求められる職種なので、インフラエンジニアやクラウドエンジニアではなく、AWSに特化したAWSエンジニアのニーズも上昇しているのです。
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3.インフラエンジニアがAWSスキルを身につけるメリット
次に、インフラエンジニアがAWSスキルを身につけることで得られるメリットについて、下記の3つの観点からご紹介します。
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・年収アップにつながる
・リモートワーク・在宅勤務がしやすくなる
・海外企業・外資系企業でも活躍できる
就活に向けたスキルアップに取り組もうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
年収アップにつながる
インフラエンジニアがAWSスキルを身につけることで、エンジニアとしての市場価値が高まり、高年収・好待遇を得られるチャンスを掴むことができます。AWSスキルを活用することで対応できる業務の幅が広がり、責任の大きな仕事を任されることで、年収アップを叶えやすくなるのです。
AWSスキルを備えたインフラエンジニアは、クラウドサービスの扱いに長けたクラウドエンジニアに分類されます。クラウドエンジニアは、インフラエンジニアなどのほかのエンジニア系職種と比べても高年収が得られる職種として知られているため、年収を重視して職種選びがしたい方にもおすすめです。
リモートワーク・在宅勤務がしやすくなる
インフラエンジニアがAWSスキルを習得することで、リモートワーク・在宅勤務がしやすくなるメリットもあります。従来のインフラエンジニアの場合、企業のサーバールームに常駐して働く必要がありましたが、AWSスキルを活用したクラウドエンジニアとして入社することで、パソコンとインターネット環境があれば場所を問わずに働けるようになります。
インフラエンジニアは、これまでリモートワークとの相性が悪い職種とされてきましたが、クラウドの普及によって自由度の高い働き方を実現しやすくなっています。インフラエンジニアに興味があり、在宅勤務などの自由度の高い働き方を目指したい方は、積極的にAWSスキルを習得しておきましょう。
海外企業・外資系企業でも活躍できる
AWSスキルは世界共通であり、海外企業や外資系企業でも高く評価されるスキルなので、将来はグローバルな舞台で活躍したいと考える方にもおすすめです。AWSは世界トップのシェアを誇っており、AWSスキルを活かせば国内だけではなく、海外で活躍できるチャンスも得られます。
国内と比べると海外の企業の方が、年収・待遇が良い傾向にあり、最新の技術やスキルを学べるチャンスも豊富です。インフラエンジニアとしてのスキルを活かし、国内外を問わず働いてみたい方は、ぜひAWSスキルの習得を目指してみてください。
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4.インフラエンジニアが習得したいAWSスキル・知識
次に、インフラエンジニアが習得したいAWSスキルの具体的な内容について、下記の4つのポイントごとにご紹介します。
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・クラウドサービスについての基礎知識
・AWSの製品・サービスについての知識
・AWSを用いたインフラ設計・構築スキル
・オンプレミス環境からAWSへの移行スキル
具体的にどのようなAWSスキルを身につけたら良いのか迷う方は、ぜひ参考にしてみてください。
クラウドサービスについての基礎知識
AWSを扱えるインフラエンジニアとして活躍するためには、クラウドサービスについての基礎知識を身につけておく必要があります。AWSのようなパブリッククラウドがどのような仕組みで稼働しているのか、なぜオンプレミスではなくクラウドを選ぶべきなのかについて、ITを専門としない相手に対してもわかりやすく説明できる知識が求められます。
インフラエンジニアの仕事内容には、クライアント企業に最適なクラウドサービスや機能を提案する業務も含まれます。その際に、なぜ他者のクラウドサービスではなくAWSが適しているのか、なぜその機能・スペックが最適なのかを説明できると、クライアント企業に信用されるインフラエンジニアを目指せるでしょう。
AWSの製品・サービスについての知識
AWSを強みとするインフラエンジニアになるのであれば、AWSが提供している各種サービスについての知識も押さえておくと良いでしょう。AWSには多種多様なサービスが存在しますが、データベース運用に用いる「RDS」、Webサイト構築で使用する「EC2」、クラウド上で統合開発環境を構築できる「Cloud9」などは、特に人気のサービスとなっています。
これらのサービスについて熟知したインフラエンジニアは、クライアント企業の目的・希望に合わせたAWSの構成を提案できるので、市場価値の高いエンジニアと評価されます。ただしAWSは機能・サービスの更新が行われるため、常に最新情報を収集する必要があることに注意しましょう。
AWSを用いたインフラ設計・構築スキル
AWSを用いてクライアント企業が求めるITインフラを設計・構築するスキルも、インフラエンジニアが身につけておきたいスキルです。AWSを通じて、社内サーバー・ネットワークを構築するまでの作業を担当できることは、AWSを扱うのに必須のスキルです。作業の流れを知識として身につけるだけではなく、試用プランを活用して実際にサーバー構築までを経験しておくと、選考では有利に働きます。
EC2などの仮想マシンを用いる場合には、ミドルウェアのインストールなど、実際に稼働させるまでの操作も習得しておくのが望ましいです。AWSを使ったインフラ構築については、公式のドキュメントや設計ガイドも用意されているので、随時チェックしながらスキルアップに取り組むと良いでしょう。
オンプレミス環境からAWSへの移行スキル
インフラエンジニアに求められるAWSスキルとして、オンプレミス環境からの移行スキルも挙げられます。これまで企業のサーバールームで運用していたITインフラを、AWSでの運用に切り替えるためのスキルは、近年において特に重宝されています。オンプレミス環境を選択している企業では、機密情報を扱っているなどの事情を抱えているケースが多いです。
そうしたクライアント企業の事情を汲み取りながら、オンプレミス環境でのスペック・設定を維持しながら、セキュリティ対策にも配慮しつつAWSへ移行できるインフラエンジニアは、市場価値の高い人材とみなされるでしょう。
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5.インフラエンジニアが未経験からAWSスキルを習得する方法
最後に、インフラエンジニアが未経験からAWSスキルを習得して就活に活かすために、押さえておきたい勉強法についてご紹介します。
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・AWSトレーニングを通じて学ぶ
・AWS認定資格を取得する
・市販の書籍を使って勉強する
これらの方法を活用しながら、AWSスキルを磨いてみましょう。
AWSトレーニングを通じて学ぶ
AWSは、公式の「AWSトレーニング」を用意して、インフラエンジニア・クラウドエンジニアのスキルアップを支援しています。一部日本語に対応していないコンテンツも存在するものの、無料で600以上のコース・学習プランを利用できるので、コストをかけずにスキルアップするのに最適です。初心者向けのオンラインセミナーなども視聴できるので、AWSスキルを学ぶ最初の一歩として活用してみましょう。
AWS認定資格を取得する
AWSでは、履歴書に記載できる「AWS認定資格」も用意されています。AWSの初心者向けには「AWS Certified Cloud Practitioner」という資格が最適で、認定資格を取得しておくことで高いAWSスキルを持ったインフラエンジニアであることをアピールできます。資格取得を通じてアウトプット学習に取り組むことにより、AWSトレーニングでインプット学習するだけの場合と比べて記憶の定着を図りやすくなるので、積極的に受験してみてください。
市販の書籍を使って勉強する
AWSトレーニングだけでは理解が進まない場合や、英語が苦手で公式コンテンツを活用するのが難しい場合には、市販の書籍を使って勉強するのも良いでしょう。AWS初心者向けに、わかりやすく情報がまとめられた書籍も多く出版されています。ただし、AWSは常にアップデートされており、数年前に出版された書籍では情報が古くなっている可能性もあるためご注意ください。
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6.まとめ
近年のクラウド化への流れにより、インフラエンジニアの選考ではAWSスキルが評価されやすくなっています。主要なクラウドサービスの中でトップシェアを誇り、需要に対して人材が不足していることからも、AWSスキルを備えたインフラエンジニアは、高収入・好待遇で迎えられるチャンスが豊富なのです。
AWSを扱えるインフラエンジニアになるために、クラウドサービス全般についての知識や、AWSの各サービスについての知識、AWSを用いたインフラ構築についてのスキルなどを習得しておくのが望ましいです。AWSは公式でトレーニング・認定資格を用意しているので、これらのコンテンツを活用しながらスキルアップに取り組んでみましょう。
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