株式会社Eストアーを20年以上支えてきたレガシーシステムの大プロジェクト。変革期に入社する魅力は

株式会社Eストアーを20年以上支えてきたレガシーシステムの大プロジェクト。変革期に入社する魅力は
ネットショップのパイオニアである株式会社Eストアーに入社し、創業時から長い歴史を持つシステムと向き合う大野さん。学生時代のアルバイト経験から自分の主体性やサポート力に気づき、それらの特性を活かせる環境でキャリアを構築している。

入社1年目から、20年以上稼働を続けるシステムのAWS移行というビッグプロジェクトに携わるだけでなく、若手ながらマネジメントに抜擢されるなど日々躍進し続ける大野さんに、エンジニアを志すまでの経緯や仕事への向き合い方、そして今後挑戦したい目標についてお話を伺った。

■企業紹介

1999年より、専門店スタイル(D2C)のEC事業を軸として事業展開。小規模から大規模まで幅広いEC事業者の皆さまに、高性能で安全なECシステムを提供するにとどまらず、24時間365日の監視とサポート体制や、専任のコンサルティングチーム、マーケティング支援など、ECに係るすべての領域においてサービスを展開しています。また、HOI(ハンズオンインキュベーション)事業として、オンリーワンの価値ある商材を持つ企業に、弊社のEC事業領域のノウハウや資金サポートを提供することで事業にコミットし、共に成長することを目指す事業を積極的に展開しています。

■お話を伺った方

職種 エンジニア
名前 大野 透(おおの とおる)さん
経歴 日本大学 工学部 情報工学科を卒業後、2022年に株式会社Eストアーへ新卒入社。現在はAWSを利用したサーバーのクラウド化プロジェクトを担当。

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1.培った主体性を武器に、組織の大変革期に飛び込む

――学生時代はどんな勉強をされていましたか?

大野 人工衛星から取得した地球観測データを扱い、災害による変化を分析する研究室に所属していました。人工衛星から地球に向けてレーザーを放ち、その反射データを解析することで、山火事による緑地面積の減少や、火山噴火による火山灰の影響範囲などを観測する研究をしていたんです。

この研究室を選んだきっかけは、もともとはその研究室の教授の授業を受講していたのですが、その教授が元JAXAだったり、南極を冒険したことがあったりと、とにかく面白い経歴を持つ人だったので、そこから興味を持って研究室に入りました。

――学業以外に打ち込んでいたことはありますか?

大野 学生時代は、主に学園祭の実行委員とアルバイトに取り組んでいました。
実行委員では企画部というところに所属して、学園祭の出し物や予算の決定、企画書の制作、買い出しなど幅広く担当していましたね。

飲食店のアルバイトは大学1年生の夏から始めて卒業まで続けていたので、学生時代に1番打ち込んでいたと言っても過言ではないかもしれません。最初は皿洗いからのスタートだったのですが、そこから徐々に任される仕事の幅が広がっていき、店長やスタッフから信頼されていると実感できるのが嬉しかったですね。
ほかのスタッフが大変そうだと思ったら、特に指示されていなくても自分から動いて手助けするようにしていたのですが、それを見ていた店長は「この人は自分で動いていくれるから、仕事内容は本人の判断に任せよう」と思ってくれたようで、私だけ特定のポジションがない状態でシフトに入っていました(笑)。
その時々で何が必要かを常に俯瞰して考えながら働いていたので、いま振り返ってみるとそこで主体性が磨かれたのだと思いますし、やはり自分は誰かのサポート役が合っているんだなと認識できる経験でした。

――そのアルバイトでは、具体的にどのようなサポートをしたのですか?

大野 ちょうど働いていた頃にアルバイト先で組織的な改編があり、タブレット式のレジが導入されて、これまで現金のみだった決済方法に電子決済やクレジットカードが追加された時期があったんです。年配のスタッフが多い職場だったので、なかなか新しいシステムに対応できず、現場が混乱状態になりました。

私が新しいシステムの説明役を担当することになったのですが、ちょっとしたトラブルや疑問が出るたびに呼び出されて仕事の手が止まってしまうので、これは仕組みから改善するべきだと思い対策を考えました。

私はシステムのマニュアルを読み込んで、誰が読んでも理解しやすい手順書を作ってレジ横に貼り、何かトラブルが起こったときでもスタッフが各自で対処できるよう、対処法を書いたメモも用意しました。私がその場にいなくても解決できる仕組みを作ったことで、自分もスタッフも余計な手間が減ってお互いに楽になったと思います。

――ちなみにエンジニアを志したきっかけは何だったのでしょうか?

大野 小学校高学年くらいからパソコンを触るのが好きだったので、その頃から「パソコンを使った仕事をするんじゃないか」とぼんやりと考えていました。もちろん動画を見たりするのも好きですが、ゲームへの興味から派生して、当時からいじることも好きでしたね。大学では情報系の学部に進学して、そこでプログラミングに触れたときに「やっぱり面白い」と感じ、本格的にエンジニアの道に進もうと決めました。

――プログラミングのどういったところに面白さを感じましたか?

大野 コーディングで分からないところが出てきて、それを理解して解消したときに純粋に面白さを感じました。元々数学が好きだったのですが、分からない問題が解けると嬉しい感覚とプログラミングが似ていたので、楽しかったです。自分で書いたコードが反映されて、実際に動くところまで目にできると「やりきったぞ」という達成感がありますね。
 

――ありがとうございます。続いて、就活についてお聞かせください。

大野 就活では特に業界は絞らず、気になった会社がどういう仕事をしているのか実際に聞きにいくようにしていました。主にSIerや事業会社などで話を聞いていましたね。

企業選びでは、自分がチャレンジできる環境があることを軸にしていました。大企業で決まりきった仕事をするよりも、多少辛くても難易度の高い案件に積極的に挑戦して、主体性を発揮して成長できる環境を選びたかったんです。いろいろと企業を見て、最終的には自社開発を行っている事業会社に絞って就職先を探しました。

――なぜ事業会社に絞ったのですか?

大野 SIerは業務範囲が広く、担当する案件が転々とするイメージがあったので、その都度自分がやりたいことの軸がブレる懸念があって避けたいなと考えていました。一方、自社開発であればそこまで軸がブレることもないかなと。

事業会社のほかにゲーム会社も受けていたんですが、ゲーム好きな私にとって、作り手に回って仕事にしてしまうと純粋に楽しめなくなるんじゃないかと心配があって、最初から就職は考えていませんでした。

――最終的にEストアーに決めた理由について教えてください。

大野 ネットショップのパイオニアである企業で、20年以上稼働しているシステムの変革に関われるという点と、ちょうど組織が大変革されて1年も経っていない時期だったので、今なら新しいことにチャレンジして経験を積めそうだと思ったのが決め手でした。

昔好きだったアニメがあるんですが、地方だとどうしてもアニメのグッズが売っていないことが多く、ネットショップで購入するのが当たり前だったんです。そのため子どものころからネットショップは身近な存在で、お世話になった分、業界に恩返しができたらいいなと考えていたのも入社を決めた大きな要因ですね。

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2.創業以来稼働する、レガシーシステムの移行プロジェクトに挑戦中

――続いて、入社後の業務についてお聞かせください。

大野 研修期間を終えて、入社半年後くらいからAWSへのシステム移行案件を担当しています。既存のシステムは、創業以来稼働しているいわゆる「レガシーシステム」で、たくさんの機能がまとまっているのですが、これを機能ごとに切り分けてクラウドに移行するという一大プロジェクトに携わっています。人数規模としては、ベトナムの子会社や協力会社を含めて30人前後のチームで取り組んでいます。

その他にも、オートスケーリングという仕組みに対応した環境を作るプロジェクトでマネジメントを行っています。オートスケーリングというのは、お店に入ってきた客数が増えると、レジの台数が自動的に増えるような仕組みのことです。私はそのプロジェクトでタスクや進捗、スケジュールの管理などのマネジメントを行っています。ベトナムにいるメンバーについてはブリッジエンジニア(海外企業と日本企業の橋渡しをするエンジニア)がマネジメントを担当しているので、私は主に日本側のメンバー2名をマネジメントしています。

AWS移行とオートスケーリングはどちらもシステムへの影響が大きいプロジェクトなので、そこにやりがいを感じますね。特にAWS移行は、20年稼働しているシステムを根幹から見直すようなプロジェクトで、古いコードに触れながらシステムの歴史を勉強できる機会もあり、とても楽しいです。

――難易度が高そうですが、そのようなプロジェクトに新卒の方をマネージャーとしてアサインするのはよくあることなのでしょうか?

大野 そうですね、Eストアーではよくあることだと思います。創業者の石村が、「ECサイトを利用する若い世代にこそ、もっと開発や営業の現場に出てほしい」という考えを持っているので、難易度が高いプロジェクトに若手をあえてアサインし、そこで挑戦させることが多いですね。

なので、私がマネージャーとして指名されたのも、若手をどんどん挑戦させて成長させようという創業者の意向があったのではないでしょうか。私自身としては当初、「いきなりマネジメントはまだ早いんじゃないか」とも思ったのですが、きっとこれも良い経験になるだろうと思い、思い切って挑戦してみました。

――どんな時に仕事の楽しさを感じますか?

大野 AWSの移行プロジェクトで、API(Application Programming Interface)をたくさん作っていた時期が楽しかったですね。
既存のシステムの動きを理解した上で、機能ごとに既存システムと同じ動きをするAPIをいくつも作る時期があって、そのときは自分が作ったAPIが目に見えて増えていくのを実感できたので、楽しかったです。これは先にお話しした「プログラミングを面白いと思う理由」ともリンクしていて、私がずっと楽しいと感じていたものづくりに関われる喜びや、形あるものを作ったという達成感を味わうことができました。

Eストアーは自社開発なので、新しい機能を次々と作っていくことはできないのですが、事業や会社そのものへの影響が大きい大型プロジェクトに関わることができるので、新人のうちからものづくりの楽しさややりがいを強く感じられると思います。

ーーレガシーなシステムに携われる魅力って何でしょうか?

大野 どこの会社でもできる経験ではないので、その経験の貴重さというのはやはり大きいですね。

他には、進めていく中でレガシーシステム特有のいろいろな課題にぶつかるんですよ。これは「バージョンの壁」とも言われるのですが、ずっと整備やアップデートされていなかったものを最新のものに上げようとしたときに、さまざまな障害が起きるんです。なのでそれらを改善しきった上で、最新のものにしていきます。難易度が高い分、達成できたときはすごく嬉しいですし、やりがいがあって楽しいんですよね。

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3.「エラーにするのが正解?」疑問を持ち続ける姿勢が大事な理由

――今後の展望についてお聞かせください。

大野 今取り組んでいるプロジェクトが落ちつくと、稼働しているシステムが丸ごと新しいものに置き換わって、機能のカスタマイズがしやすくなるんです。それを活かして新しいシステム開発や新規サービスの追加などをやりたいですね。

キャリアの面でいうと、今後は開発とマネジメント両方をできるようになりたいと思っています。マネジメントでは直接開発に関わることはないのですが、一つの目的に向かって計画を立てて、スケジュール通りに目標を達成したときに面白味を感じました。

――株式会社Eストアーを志望する新卒の方に期待することはありますか?

大野 そうですね、何事にも興味を持って課題に取り組める方がいいと思います。エラーや既存の仕組みに対して疑問を持つことは大切なので。

これは私の実際の経験なのですが、Eストアーのとあるシステムで、郵便番号を打つと市区町村までの住所を出してくれる機能を見たときに「どうして市区町村までしか出ないんだろう」と疑問に思ったことがあったんです。気になって調べてみたら、どうやら市区町村以降の住所は頻繁に更新されるらしいんですね。住所を最後まで表示するとその都度システム側も更新しなければならないから、滅多に変わらない市区町村まで表示して、あとは手入力させる仕組みになっていることが分かりました。

そういった小さなことも、疑問を持って調べることで、どういう変遷で今のシステムになったのかを探るきっかけになるんですね。なので、どんな事象に対しても一度立ち止まって、「何でこんな仕組みなっているんだろう」と考える習慣や、一見よさそうに見えるものでも「もっと何かほかにないのかな」と考える時間をつくると、さまざまな気づきが得られ、エンジニアとしての成長も促進されると思いますね。

――最後に、株式会社Eストアーへのエントリーを考えている学生さんに向けてメッセージをお願いします。

大野 現在のシステムが20年間開発し続けてきたシステムということもあって、「どんどん新しい機能を創っていこう」といったスピード感のある仕事はなかなかすぐにできないかもしれません。一方で、新人でも大きなプロジェクトの中で主体性を発揮させてもらえますし、時間をかけてヘビーにテストをしたり入念に調査をしながら進めたりと、影響範囲の大きい大工事だからこそ得られる知見や成長があると考えています。

Eストアーは、主体性を持って仕事したい方や、やりたいことの軸をしっかり持っている方にとって、とても良い環境だと思います。20年前から稼働しているシステムに触れる機会は他の企業では中々ないと思うので、ネットショップの老舗として業界を先導するEストアーに少しでも興味があれば、ぜひエントリーしてください。

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